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歯の卵が育たない

それらは具体的には3歳の奥歯ままランドセルを背負い4年間学校へ行く事態。6歳の奥歯のまま2年ほど中学へ通学し第二次性徴期を迎えようとする…というアンバランスです。

もっと詳しく言えば『子供達の歯の卵が育たない』ということが頻繁に見られるようになっている、です。乳歯にも永久歯にも見られています。
これは園や学校検診ではわかりません。昭和30-40年に必要だった学校検診の方式が今も脈々と続いています。それは虫歯が大量に見られ歯科医院も少なかった時代の流れです。
そのおかげもあり、それからざっと50年後の現代の子供達は虫歯が早期に発見され予防が確率したことで虫歯は減ったと言えるでしょう。しかしその頃に必要だった虫歯検診をされていた子供達はもう50-60代になったわけです。その方式が今も当てはめられているのはどうでしょう。
現代の子供達は歯の診査には適切なレントゲン診査が必要になっています。これは園や学校検診に任せておけない部分です。新しい方式へ変更が必要です。点のチェックではなく線でのチェック、つまり1-2年の継続した経過観察とその間の生活改善を必要とします。園や学校検診では全く不足です。
3歳で乳歯列の噛み合わせができ、6歳で永久歯が生え始める、という教科書で歯科医師国家試験を受け歯科医師になった人々がそれをそのまま信じて実行していると現代の流れに遅れてしまいます。それはその時はそれで良かったかもしれません。けれども今は違います。その時代の流れを読めているかどうか。
正直診ていてその卵の発育の遅れや停止には違和感がありすぎるのです。


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