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Octoberは「10」月なのに、なぜ「8」を意味するOctoがつくの?

英語で「十月」は「October」ですね。
「October」の「Octo」はラテン語で「8」を意味します。「Oct」がつく単語は他にもあり、西洋音楽における8度音程の「Octave(オクターブ)」や炭素数8の炭化水素であるガソリンなどの燃料の成分の中に存在する「Octane(オクタン)」、そしてタコの「Octopus(オクトパス)」などなど。いずれも8を意味する「Oct」がつく単語です。
その中の単語で私が以前から「おや?」と気になっていた単語があります。それは「October(十月)」です。8月ではなく10月!?なぜ?そんな疑問を抱き、なんとも不思議な事実に気づいたわけです。


古代ローマの暦に由来するOctober

紀元前8世紀頃、当時のローマの王であるロムルス王が制定したローマ暦では、1年を 10ヵ月に分けたそうです。1月ではなく3月が1年の始まりだったようです。3月を1番目の月とし、順に数えていくとちょうど8番目の月が現在の暦のOctober(十月)にあたります。9月のSeptemberは7番目ですし、11月のNovemberは9番目、12月のDecemberは10番目の月を意味します。数字だけ見ているとなんだか頭がこんがらがりますね。


 1番目の月となる3月はMarius(軍神の名マルスから由来)→「March」
 2番目となる現在の暦4月はAprilis(美の女神ウェヌスから由来、アプロディーテーと同一視)→April
3番目となる現在の暦の5月はMaius(農業豊穣の神マイアから由来)→May
4番目となる現在の暦の6月はJunius(結婚生活を守護する女神ユーノーから由来)→Juneとなります。

5番目以降はちょっといい加減!?とも言えるシンプルな名付け方で、5番目、6番目、7番目...と名付けられ、
5番目の月の意味のQuīntīlis(クィーンティーリス)→現在の暦の7月July
6番目の月の意味のSextīlis(セクスティーリス)→現在の暦の8月August
7番目の月の意味のSeptember(セプテンベル)→現在の暦の9月September
8番目の月の意味のOctōber(オクトーベル)→現在の暦の10月October
9番目の月の意味のNovember(ノウェンベル)→現在の暦の11月November
10番目の月の意味のDecember(デケンベル)→現在の暦の12月December
と、このようになりました。
ローマ暦は後に、ローマ神話の神「Janus(ヤヌス)」に由来のJanuary(1月)、浄罪と贖罪の神フェブルスの月のFebruārius(フェブルアーリウス)から→February(2月)となったそうです。また、QuīntīlisとSextīlisは改名されました。

*上記の月の由来は、ウィキペディアやネットに掲載された情報をもとにまとめたものです。

Octoberは「8番目の月」と言う意味だったんですね。Octoberは十月なのに、8を意味する「Octo」がつくこともこれで理解できました。なるほどです。ふとした疑問から、調べてみると様々なことがわかり広がって、とても面白いですね。


「十月のオクトパス」社名の由来は、このOctoberとOctopusのふとした気づきを社名に。

私たちが運営する株式会社十月のオクトパスは、この8月ではなく10月!?「おや?」と気になっていたふとした疑問「October(十月)」から名付けました。
ふとした疑問や気づきが、学びのきっかけとなり、自分の、私たちの世界が、大きく広がっていくのではないかと考えています。何?なぜ?は、創造することの源なのです。


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つくる面白さ、創造する楽しさ

十月のオクトパスでは、アートプロジェクト/ワークショップやクレイによりキャラクターデザイン、映像制作、クリエイティブな事業を通して、つくる面白さ、創造する楽しさを知っていただく、きかっけづくりを行います。私たちの活動はウェブサイトやYouTubeチャンネルをご覧ください。








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