海外赴任が決まったので、レポートnoteを始めました
はじめまして、norippy です。
学生時代から『いつかは海外赴任』と思っていたものの、なかなかチャンスが貰えない人生を歩んでおりましたが、実は5月末から中国の広州に海外赴任することになりました!
言葉もそんな通じないし文化も違う、色々な意味で刺激が多い生活が始まるので、記録せずに過ごすのはもったいない…ということで、行ったところやチャレンジした事などをnoteでレポートとしてまとめようと思い、この記事を書き始めています。
いきなり内容書き始めてもわからないし、自己分析も兼ねた自己紹介と、中国でやってみたいことを最初の記事にしてみます。
norippyってどんな人?
現在は自動車メーカーで働いており、実験部隊のメンバーとしてコネクティッドカーサービスの開発や評価を行うエンジニアのお仕事をしてます。
企画が考えたアイデアをより具体化して要件として、設計に依頼。それをもとに設計が作ったものを評価するというのが主な仕事で、具体的にGUIやシーケンスが使いやすくするための要件定義と評価。パワポやエクセルを使った退屈な仕事も多いですが、個人でアプリやハードウェアの試作を作って”こんなの作りたいんだ!”と共有してバシバシ仕様を決めてくような仕事をさせて貰っているので、結果楽しく仕事をしてます
プライベートではrino productsという個人メーカー活動をしています。
”自分がユーザーとして欲しいものを作る”をコンセプトにモノづくりをしています。最初は一点モノでモノづくりのコンテストやMaker Faireに出すということからスタートし、最近では小ロットで量産を行い、boothやヤフオクで販売してます。
ニッチなのものを作っているので、バズることも、派手さもないですが、「こんなのが欲しかった!」と喜んで使ってくれる人がいるので、その期待に応えられるよう活動を続けています。
今までどんな仕事をしてきたのか?
そんな今の会社は4社目で、今まで色んな仕事をしてきました。
社会人になって10年ちょっとですが、転職いっぱいしていますね。この前も友人に「気づいたら会社変わってる」と言われました。確かにそうかもしれません。よく生きているなと思う時もあります。
1社目: 楽器メーカー
最初は楽器メーカーでDAW向けのオーディオインターフェースの筐体設計に従事。家電系の設計業務は設計者がそのまま工場に行き量産立ち上げまで面倒を見る事になる事が多いと思います。ありがたいことに一人で組み立てジクを作ったり手順書を書いて工場立ち上げを行うな等、基板の設計と組み込みソフトウェアの開発以外に携わる事ができ ”ハードウェアの開発とは何たるか”をガッツリ学びました。
一部ではありますが、これらの商品の筐体設計と量産立ち上げをやらせていただきました。
•UR44
•RMio64-D
2社目 : 自動車メーカー
まだ20代後半で尖っていたこともあり、『自分の人生、これを続けていくことは無理だ』と思い、即辞めました。5ヶ月くらいしかいなかったです。
図面は自分で書かなくていいし、仕様もそこまで深く考えない仕事でした。色々仕様考えてまとめて上司に相談したら『これは外部の会社で考えればいい』というエンジニアリングしなくていいよと言われて「この仕事何だろ。無理だ」と考えてしまい、続けるのが無理でした。根本的に考え方が合わなかったので辞めるしかありませんでした・・・。
3社目 : ロボットベンチャー"ユカイ工学"
ここで今まで触れてこなかった色々な技術を覚えました。
元々1社目で自分一人でプロトタイプを作るという研修があり、マイコンのプログラム書いて簡単なハードウェアを作る経験があったので、それをとっかかりにこの会社では筐体設計はもちろんのこと、PCBの設計や組み込みソフトの開発、スマホアプリ(iOS)の開発をやってきました。基本プロトタイプが多かったですが、自社製品の設計だけでなくPMや、商品の企画をすることもでき、自分にマッチした仕事でした。
ユカイ工学のnoteにもちょっとだけ登場しています。
このユカイ工学にいる時に学生時代から考えていた”起業”を意識するようになり、その一歩としてrino productsを始めました。
中国に行ったら何をするのか?
もちろん海外赴任なので会社員としての仕事は行いますが、ここではプライベートで行いたいこと、特にnoteでレポートとして残していきたいような事は何かをまとめてみます。
Alibabaで繋がりを作った企業の担当者に会いに行く
rino productsの活動は中国でも続けます。特に今まで行ってきた小ロット製造を帰ってきてから加速させるための活動を行いたいと思います。そのために、担当者に会うことは絶対にやろうと思っています。チャットやメールベースで打ち合わせを行い、金属加工だけでなくアルマイトなどの表面処理もお願いしてきましたが、正直他にはどんな加工ができるのか、アルマイトならどんな色の実績があるのかは見に行かないとわかりません。運がいいことにそんなサプライヤーは深圳や東莞と広州の近く。実際に行くことで次のモノづくりのクオリティUPや設計データを渡せば組み立ても行なってくれるようなモノづくりネットワーク構築を図ります。
中国の自動車、モビリティ事情を学ぶ
中国の自動車というと「パチモン」のようなイメージを持っている方もいるかと思います。クオリティはよくわかりませんが、実は独自の進化をしていて面白いです。
特にコネクティッドサービスや車内のエンターテイメントはテスラと引けを取らないような機能が搭載されています。中国は車のレギュレーションが多くないため、特に車内でできることに関しては自由度が高いという特徴があります。例えばnioというメーカーのnomiというロボット。車にロボットを搭載して販売しています。
今までこういったロボットはコンセプトで存在していましたが、量産車に搭載というメーカーはありませんでした。こういう独自の進化をしている世界が中国にはあります。これを近くで見れるのは楽しみしかありません。
車だけでなく電動スクーターのようなモビリティも中国は当たり前のように使われているので、みんながどんなふうに使っているのか、そんなモビリティ事情も見てきたいと思います。
さいごに
これからチャレンジした事、学んだ事を後で見返せるようにまとめていくので楽しみにしていただけると幸いです。
次は・・・出向の大変さについてまとめてみようかな