見出し画像

DEKMANTEL '23 / Radar Stage Crew Interview

インタビュー内容

―Dekmantelのステージをオーガナイズするのは初めてですよね

はい。と言っても、私たち自身はステージをオーガナイズしているわけではなく、撮影を担当しています。私たちはベルリンから来たビデオのチームで、今回コラボレーションの話を初めて頂きました。

―Dekmantel以外に今までこのようなフェスティバルに参加したことはありますか。

はい、私たちはBoiler Roomとも何年もコラボレーションしてきたこともありますが、いくつかのチームに分かれて、これまで複数のフェスティバルに関わっています。

―Dekmantelでのオーディエンスのリアクションはどうですか。

最高ですよ。ステージを全く新しく作り変えて、構造を変更したこともあるかもしれませんが、オーディエンスのエネルギーでフロアがいつも揺れている感じがします。

―このステージの構造のコンセプトは何ですか。

ステージは私たちがデザインしたわけではないのですが、(フロアが)異なるレベル(階)に分かれていて、人々がまるでオーディトリアム(劇場)にいるかのように様々な階からDJを眺めることができ、複数の異なるレベルからレイブを経験できるようなものになっている、と解釈しています。建築的にも、工事用の足場を組んで作っていうるようなフロアなので、金属の生々しさが伝わってくるのが面白いですよね。

―オランダのオーディエンスとベルリンのオーディエンスに違いはありましたか。

もちろんフェスティバルによっても、DJによってもオーディエンスは変わってくるのですが、オランダのレイバーたちは非常にエネルギーに満ちていると思いました。

―今回、特に大変だったことはありますか。

天気はひどかったですね。水が落ちてきたり、フロアがぬかるんだりとありましたが、何とかしのぎました。それ以外は問題なかったですよ。

ベルリン拠点のストリーミングスタジオHÖRのステージ

今年の「Dekmantel」でひときわ注目が高かったのがRadarステージだ。ここは2013年から2022年まで「Boiler Room」のステージとなっていたのだが、今回から新たに、ベルリン拠点のストリーミングスタジオHÖRのステージとなった。HÖRは最近ロンドンにもポップアップ・スタジオを立ち上げる等、現在、最も勢いのある配信プラットフォームだ。当然、このステージでのセットはすべてHÖRで生放送されていた。「Boiler Room」からHÖRに単に配信のプラットフォームが変わっただけでなく、ステージの作りにも大きな変化が見られた。DJブースを取り囲むように、建設現場で使われる足場がジャングルジムのような形に組まれており、お客さんはDJと同じ下のフロアで踊ることもできるし、上の段に登って、2階、3階に位置する高さから、ブースを見下ろしながら踊ることもできる。このような複数のレベルから構成されるフロアは野外フェスティバルでは珍しいのではないだろうか。
引用元:https://tokion.jp/2023/10/21/report-dekmantel-festival-2023/

最終日のみならず、今回のDEKMANTELで最も盛り上がったフロアはRADARだろう。


このフロアは元々あのBoiler Roomのステージだった。もはや伝説と化していたDEKMANTEL x Boiler Roomフロアから世界へ飛びたったアーティストも数多くいるのも事実だ。その跡を継いだのは今や押しも押されぬベルリン発のダンスミュージックに特化したオンラインラジオ局HÖR。
このフロアはとにかく迫力が凄かった。DJブースとフロアの周り360度を二段の足場で囲まれ、コロシアムの中にあるステージのようだった。満員になるとフロアの全方位から異様な熱気が発せられ、否が応でもオーディエンスは狂喜乱舞してしまっているように映った。もちろん、このステージでのセットはすべてHÖRで生放送された。
引用元:https://clubberia.com/ja/reports/2389-dekmantel-festival-2023/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?