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ありがとう/CROWN POP8周年記念ライブ「888」

2023年8月8日。
CROWN POP結成8周年記念日
そして
8周年記念ライブ「888」開催日

僕らは時間の中に生きていて、それを疑う人なんていないけれど。でも時間を見ることができる人もどこにもいません。今は今でしかなくて、過去は過去でしかなく、未来は未来でしかない
僕らは時間の中に生きていて……それはつねに今に縛られつづけているということでもあります

でもその今を導いてくれたのは過去であり、今をよりよく活かすのは未来であり。やはり僕らは時間の中に生きているのです

今日のライブ「888」
2階席はライブ全編撮影可能席で、ライブ終了後、その席から撮影していたポッパーさんと世間話をしていたら、「今日は6,000枚撮った」とか「1万数千枚撮った」とか。ものすごい枚数!!
でもおよそ2時間(ぐらいだったのかな?)のライブは、そうして切り取られた「今」が数千、数万、数百万……と積み重なってできた2時間だったわけです。僕らはその連続する「今」をずっと楽しませてもらったわけです

で、「888」の、その数えきれない「今」は、すべてが楽しく弾け飛んでいて、どの瞬間を思い出そうとしても「楽しい!!」が思い浮かんでしまって、細かな記憶にまでたどりつけません。
そのぐらい「楽しい」に満ち満ちたライブだったなと、終わって何時間も経った今でもそう思います。

セットリスト
0.opening SE
1.DRINK TIME
2.たけのこにょっき
3.Change the world!
MC
4.真っ白片思い
5.光るラムネ
6.午後四時ごろの好きです
7.ダンス(メンバーソロ&5人/ソロダンス時、背景にメンバー紹介映像)
8.Real☓live
9.応援SONG
10.僕らの証
(過去写真紹介コーナー)
11.恋は月曜日
12.初めての終わり
13.キミリプホリック
MC
14.君にThank you!!(新曲)
アンコール
En 1.NARIYAMANAI
MC(今日の感想)
En 2.POPPER TIME
En 3.夏キラリ☆
ダブルアンコール(完全予定外)
あいさつのみ

今日は一曲目から会場が一体感に満ちあふれていて、それは「DRINK TIME」の冒頭「いっせーの、かんぱーい!!」からそんなだったので、選曲の妙というよりは、なんらか別の理由があるんだろうと思うのですが、それが
・メンバー全員登場した開演直前の影ナレで軽く声出ししたからなのか
・OPENING SEがちょっと長めだった(でしたよね?違う??)からなのか
・新衣装に身を包んだメンバーのビジュアルが桁違いに可愛らしかったからなのか
・8周年記念日当日ということでポッパー全員が気合いに満ち溢れていたのか
あるいは
・遅々として進まない物販列に並ばされすぎて、全員鬱憤がたまっていて、それが冒頭から爆発したのか……

最後のは冗談としても、きっと理由は一つではなくて、いろいろなものが混ざり合ってのことなんだろうと思うのですが、とにかく「DRINK TIME」の頭から会場の盛り上がりはMAX。ライブ開始5秒で、絶対今日のライブは盛り上がるって確信できるぐらいの雰囲気にあふれていました。

それがステージ上にも伝わったのか、メンバーの顔も晴れやかで、りなてぃーもいぶいぶも、さほるんも、あいたんも、みぃあちゃんも、みんな笑顔に満ちあふれています。
8周年の感謝とか覚悟とか、これまでの軌跡とか、そんなことよりも、
「今日を楽しむぞ!!!!!」
という空気。それが渋谷のduo music exchange にあふれだします。

その空気をそのまま、あるいは、さらに育てるかのように2曲目は「たけのこにょっき」。会場全体が一体となってにょきにょきすると、3曲目は「Change the world!」
楽しくて盛り上がる楽曲で「888」はこれ以上ないスタートを決めます。

メンバーの自己紹介や今日のライブに向けた想いを伝えてくれるMC、そして次のブロックへ。もちろん「真っ白」も「四時すき」も最高なんだけど、ここはなんといっても「光るラムネ」ですよね。

ただただ美しかった。
切なくきらめく曲に合わせてメンバーが舞い、歌う姿は、どこか夏の憂いを帯びたような表情も、しなやかな動作も、どこまでも気持ちが行き届いているかのように伸びる指先も。

ステージに広がる5人全員がただただ美しくて、ステージ全体を捉えられない自分の視野の狭さがどれだけもどかしいか!!

8周年記念ライブなので、もっと過去に焦点を当てるやり方もあると思うんです。
でも過去を感じせるような演出は、途中に挟まれていたメンバーの過去(主に2018年ごろ)の写真紹介と、本編終了後(アンコール中)に流れた過去の動画(BGMは手のひらに青空(←やばい、はっきりおぼえてない。違うかも)のインストゥルメンタル)ぐらいで、本編の構成にはあまり過去を振り返る要素はないような構成で。
それよりもこのライブが描き出すのは「今」の連続であり、これまで積み上げてきた無数の時間ではなく、これから先に積み重ねていくものでもなく、盛り上がる曲も、美しい曲も、ひたすらに「今」を見つめよう。過去も未来も、そのあとに考えればいいよ。まずは「今」を楽しもう。

そういう空気で、本編は進んでいった気がします。

「四時すき」のあとには、DANCE TIME
昨年の「神田にて」や、今年4月の「TPP」にもありましたが、クラポ単独ライブで見られるソロダンス好きなんですよね。準備はきっと大変だと思うけれど、もっと長い時間見ていたいぐらい好き。

今回は5人のダンス→メンバーのソロ→そして再び5人の順で、ソロダンスの際にはステージ後方にメンバー紹介の短いVTRが流れる演出となっていました。個々のプロフィールも文章で紹介されていたけど、さほるんのプロフィールは「特徴:田中。」でしたね(笑)

ステージは「Real☓live」「応援SONG」「僕らの証」と、かっこいいゾーン(?)。「僕らの証」は久しぶりですねー。
正直、ここのところずっと披露されてこなかったので、「888」まで温存してるんだろうなという空気は感じていて、だからこそ、終盤のすごくエモーショナルなところで使ってくるのかななんて思ってもいたんですけど、やや終盤よりとはいえ、ほぼ中盤での起用。意外でした。

メンバーのその後のMCで、「僕らの証はすごく大切な曲で、今日はどうしてもやりたかった」みたいな話をしていましたし、もちろん何曲目に歌われるかなんてことは関係なく、最高にかっこよくて、今日もすごく感情を揺さぶられるようなパフォーマンスで、心を打たれたわけです。ほんと素敵な曲。

ただライブが終わって全体を見渡してみたときに、この曲を終盤ではなく中盤にもってきたのは、やはり「今日はみんなで楽しもう!!」という意味合いがあったのかなというようなことも感じます。
終盤に持ってくると、それだけで雰囲気を作ってしまうパワーがある曲ですもんね。

メンバーの過去写真コーナーは、あんまり触れてほしくないメンバーもいそうなので、「どの写真もかわいかったよー」ということで(笑)。

ここからは「キュンキュンしてもらおうと思います」のブロック。
「恋月」も「初めての終わり」もかわいらしすぎるんですよ、ほんと。そして、今日初披露となった青い衣装が5人全員すごく似合っていて素敵で、メンバーそれぞれ少しずつ異なる首元の飾りも鮮やかですし、清涼感あふれるデザインもほんとさわやかで。3カ月連続リリースのうち2作「恋は月曜日」と「初めての終わり」に共通した恋の切なさが、さわやかな風に乗って我々に吹きつけてきます。

そのまま青空をイメージさせる「キミリプホリック」がさらなるさわやかさを届けてくれて、そして本編ラストは新曲の「君にThank you!!」

あいたんがライブ後のスタコミュで

今回はみんなに届ける曲だから

と話してましたが、ステージの上から我々にあふれるほどの「ありがとう」を伝えてくれる素敵な楽曲。むしろ、こちらがどれだけの「ありがとう」を伝えなければならないのか。
CROWN POPの5人には、こんなに素晴らしい世界を見せてもらえて、何千回、何万回の「ありがとう」を口にしたところで、それだけでは全然足りないなといつも思ってるのに……。

「ありがとう」だけじゃなくて、CROWN POPの5人の周りには、いつもあたたかな空気が満ちている気がします。品があって、思いやりがあって、笑顔と朗らかさに満ちていて、歌やダンスが上手というのも彼女たちの特長だけれど、それだけじゃなくてクラポの5人じゃなければ醸し出せない空気がある。それがどこまでもあたたかくて愛おしい。
まだ一回聴いただけだけど、「君にThank you!!」はそんなクラポらしい楽曲な気がします。

アンコール中は↑に書いたように、過去のかわいらしい様子や切ない様子の動画が流れて、そして定番(?)「NARIYAMANAI」へ。
そしてMCで今日の感想ですが、メンバーみんな自分の番になると涙をこらえる様子を見せながら、メンバー同士の絆や周囲の人々への感謝、ポッパーへの好きという想いなどを語ってくれます。

ほんと5人全員が泣きそうな雰囲気だったんだけど、懸命にこらえていて、もしかしたらライブを湿っぽいものにしたくない、楽しい空気でフィニッシュするんだ!そんな気持ちがあったのかもしれませんね。

そんな気持ちを反映するかのように、アンコール2曲目は「POPPER TIME」。久々!!
メンバーとポッパーが一緒に踊りながら楽しめる曲ですよね。めちゃくちゃ楽しい!!!!!

そして大ラスは、先日ダンス&コール動画が公開された「夏キラリ☆」。もはや盛り上がる以外の選択肢があるでしょうか(いや、ない)。

会場全体のポッパーが喉も枯れよとばかりに声援を送り、メンバーも一挙手一投足、ひと声ひと声にあふれるばかりの想いを満たし、そこにいる全員の気持ちが一つになって、CROWN POPのライブじゃなければ生まれ得ない極上の「楽しい」が濃密にライブハウス全体に満ちていきます。
過去も未来もすっ飛ばして、今を、今だけを思いっきり楽しむ。そして、その「今」が永遠に連続していくかもしれない、連続していってほしいと願いたくなるような、そんな最上級の「楽しい」

りなてぃーが、いぶいぶが、さほるんが、あいたんが、みぃあちゃんが、この日のために構成を考え、レッスンやリハーサルを重ね、過去を振り返る重さでもなく、未来を切り開く強さでもなく、今を輝かせる楽しさだけにフォーカスして作り上げてくれた「888」

本当に素晴らしいライブでしたし、聞いたわけじゃないからわかんないけど、あの場にいた全員、誰一人残らず「楽しい!!」って感じてたんじゃないでしょうか。
本当に最高のライブでした。

8月8日になる前日、お祝いツイート用の文面を考えてたときに、そういえば自分は2015年の8月に何してたんだろうなって、過去の記録をちょろっと振り返ってみたんです。

そうしたら2015年の8月は紅茶を販売する会社を立ち上げた時期でした。それまでもずっと紅茶好きでイベントなんかも開催してたけど、立場的にアマチュアからプロに変わった時期。まあ、その会社はすぐにつぶれて(笑)、自分には苦い記憶しか残っていない出来事なんですが、でもそれがあったから今の自分があるのは間違いなくて。
人生って至るところに分かれ道があって、右を選ぶか左を選ぶか、あるいはどちらかを選ばざるを得ない状況もあったりして、往々にして「右に行っておけばよかったのかな」「左に行きたかったのにな」なんて後悔をしてしまったり、唇を噛んでしまうこともあるものです。
自分だって、あのとき会社なんてつくってなければ、悔しい思いをしないですんだかもしれないし、大切な縁を失わずに済んだかもしれない。

けれど、その分かれ道の選択を後悔しないですむようにするのは、今の自分なんですよね。今を最高に楽しむことができるのであれば、あのとき右を選んだことは間違ってなかったってことになるのかもしれませんし。

「888」でCROWN POPは最高に楽しい「今」を何万、何百万の瞬間の積み重ねで我々に届けてくれたような気がします。
それは、これまでのCROWN POPの8年の歩みが素晴らしいものであった証にほかならないし、そしてこれから輝かしい未来を歩むであろう希望の礎にもなるはずです。

里菜さん
三田美吹さん
田中咲帆さん
藤田愛理さん
雪月心愛さん

本当に素敵な時間をありがとうございました。
CROWN POPという素敵な素敵なグループのファンになることができて、とても幸せな気持ちです。これからも伝えきれない「ありがとう」を、ずっとずっと伝えていきたいと思います。

上のツイートの動画にある「君にThank you!!」の歌詞にある「今日はちゃんと『ありがとう』って言うよ」は、こちらのセリフなんですよね。
これからもちゃんと「ありがとう」って言い続けますね。

素敵なライブをありがとう
いつも笑顔で迎えてくれてありがとう
素敵な歌をありがとう
CROWN POPでいてくれてありがとう

次の節目は10周年かななんて話も今日はありましたが、そのときは、もっともっと多くの人とCROWN POPの世界をともにできますように。楽しみにしてますね。


さて、そんなCROWN POPは9月2日から全国ツアー「#クラポかわいい 全国拡散ツアー」を開催します。
今回「888」に参加できなかった方でも、必ず楽しめる素敵な時間が待っています。北海道から沖縄まで、全国各地方合計10ヵ所をまわるので、ぜひぜひクラポの熱くてあたたかな世界を楽しんでください!!


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