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店長カスタムどうする?

この記事では、今話題の店長カスタムについてを記していこうと思います。店長カスタムという機能自体が一般の打ち手(客)には公表されていないことから、この情報の殆どがホール側の人間による発信です。このような情報が打ち手に届くことは有難い限りですが、その殆どがホール側に有用な内容になってしまっています。
本記事では打ち手側の立場から、独自の視点で店長カスタムについてを記していこうと思います。

店長カスタム

店長カスタムの歴史は約2年ほどで、サミーの「物語シリーズセカンドシーズン」から搭載されています。そこから現在に至るまで、他メーカーから店長カスタム搭載機種が登場することはなく、つい最近までは話題にもあがりませんでした。しかし、アデリオン製の店長カスタムが搭載されたデビルメイクライ5が2022年3月に登場したことで、再び店長カスタムが話題となっています。

今、5号機エヴァ孫から主流となっていた小役カウントによる設定判別の時代が終わろうとしているのかもしれません。ホール攻略をメインに立ち回り、プレイ中に出現する示唆演出の種類によって、その根拠の正否を判断する時代へと移行してきています。今後、店長カスタム機能搭載機種が増えていけば、これを利用した設定看破が主流となる時代が到来するのだと思います。そうなれば、ホール側もこれを利用した戦略を立ててくることは間違いありません。このように考えますと、店長カスタムを知ることは欠かすことができない重要な知識だと言えます。今回のアデリオン性の店長カスタムは、ホール側にとって都合よく作られており、今後の店長カスタムの基本となる可能性は高いと感じています。情報情報強者のみが生き残れる世界です。ガセ情報や噂話やオカルトに惑わされることなく、正しい情報収集をおこない、深く理解するよう心がけて下さい。

この記事では、店長カスタムを「このモードを使うと、こんな風に示唆が出る」「このモードを使うと、示唆が殆どでない」「このモードとこのモードとでは、こんな風に示唆出現頻度に違いがある」などのモードの詳細についての記述は致しません。また、ホール側の使い方としての「この時間帯にこのモードを使うと、打ち手はヤメづらくなり、余計な投資増に繋がる」「この時間帯にこのモードを使うと、ライトユーザー層の射幸心を煽れる」「この設定にこのモードを合わせると、設定判別に迷いが生じる」「このモードを使い、この示唆が頻発すれば、ヤメたくてもヤメられない状況が作れる」などの詳細についても記述は致しません。そこまで記述するとなれば、この記事を有料にせざるを得なくなり、かなりの時間を要してしまいますし、打ち手の目に触れる頻度も減ってしまいます。この手の情報はそれでは意味がないと考えます。従って、これらの詳細については各自がネットなどで調べ、きちんと内容を理解して、それを有意義に使えるよう深掘りして下さい。

先ず、約2年前から複数のサミー機種に搭載されているサミー製の店長カスタムについて簡単に見て行きましょう。

サミー製店長カスタム

①1Gから1000G単位示唆発生率の調整が可能
②1区間のみの使用が可能
③カスタムは全4段階

なし:通常確率にて示唆演出発生
1:必ず銅トロフィーが出現
2:出現させることができるトロフィーがランダムで出現
3:最上位のトロフィーが必ず出現

搭載機種につきましては、各自で調べて把握して下さい。

次に、今話題となっているアデリオン製の店長カスタムについて見ていきましょう。アデリオンという会社ですが、バイオハザード7で知った人が殆どだと思います。エンターライズと同様にCAPCOMの完全子会社であり、ユニバーサルグループとの合弁会社でもあります。

◉アデリオン製店長カスタム

①時間単位で最大4つまで示唆演出の調整が可能
②1つのみ(1時間のみ)の使用も可能
③サブ液晶の表示設定は時刻設定とは独立していて「ありorなし」の2種類しか設定できない。
④設定時刻外はモードOFF扱い
⑤示唆のモードは全6段階

サミー製の店長カスタムでは示唆の発生頻度の調整をゲーム数(1000G単位)で設定していましたが、アデリオン製の店長カスタムでは示唆の調整が時間(1時間単位)になりました。
これにより稼働・非稼働を問わず、開店から閉店までの設定示唆出現頻度などをホール側が自由に演出できるようになったということです。ホールにとっては使い勝手のいい店長カスタムになったと言えます。

店長カスタムについての私的見解

以前からあるサミー製の店長カスタム、今回話題となっているアデリオン製の店長カスタム、そして増えていくであろう他メーカーの店長カスタム、どれも打ち手にとって不利なものだとネガティブに捉えています。そもそも客が勝ちやすくなる機能を搭載するはずはありません。店長カスタムの使い道と言えば、こんな感じでしょうか。

・プロ・エナ・軍団といったホールにとって邪魔な存在を排除する
・客を集め、客を留まらせ、少しでも長く稼働してもらう
・客の射幸心や期待感を煽り、少しでも多く金を使ってもらう

情報発信者の中には「店長カスタムを上手く利用すれば仕事帰りのスロリーマンも土日スロッターもオスイチで高設定示唆をゲットできる」「店長カスタムは客ホールとがWinWinになれる画期的な機能だ」的な発言や記述をする人もおりますが、そんなに簡単ではないと思います。結局、情報強者は今まで通りに金を得て、情報弱者は今まで以上に金を搾取される結果になることが予測できます。

話は少し逸れますが、つい先日(2022年4月3日)、私達の仲間のD君が6年通ったホールを出禁になりました。法に触れることをしたわけでもなく、ハウスルールにも気をつけているような人間です。ホール内には留まらず、駐車場とホールを定期的に行き来するように心がけ、できる限り通路に立ち止まることはせず、ホール内での目立つ徘徊は避け、データを確認は可能な限り何気なくしていたようです。それでも出禁になりました。1〜3月(3ヶ月合計)で116万円以上のプラス収支だったようです。結局は収支と行動とを総合的見て、プロと判断されたことが要因のようです。最近、出禁の話を良く耳にします。業界がプロ・エナ・軍団を排除する方向に舵を切りはじめているように感じます。出禁については改めて別記事を用意しようと考えています。
ホールは常勝組を敵視しているとまでは言いませんが、好んではいませんよね。ホールとしては、毎日がライトユーザーで賑わうアミューズメントホールを目指しているわけで、一部の人間だけが勝ち続けることは好みません。全客が養分、楽しく負けて、毎日来店、これが理想です。美味しいところだけをペロっと持っていくようなプロ・エナ・軍団は邪魔だということです。パチスロのガックン対策やパチンコの右打ち時の止め打ち禁止がその証です。メーカーが技術介入機を作り、ホールはそれを導入しているわけですから、想定内の技術介入は認めています。しかし、想定外の技術介入により、ホールの利益を削られることは認められないということです。何とも我儘で身勝手だとは思いませんか?パチンコのハンドルにはウエイトボタン(パチンコのハンドルについているボタンで、ハンドルを右に回していても、ウエイトボタンを押していると玉は打ち出されない)が付いていますよね?右打ち中にこの備え付きの機能を使うなと言っているのです。パチンコの止め打ち禁止というのは、パチスロで一枚がけボタンがついているのに一枚がけを禁止しているようなものです。台に備え付けられた灰皿に蓋をして「これは使うな」と同じ感覚で、客の努力による技術介入を禁止しているのです。ハウスルールで「プロやグループ打ちの禁止や張り付きや徘徊などのハイエナ行為の禁止」などを謳っているホールは多くあり、ホール側にとってプロ・エナ・軍団などの常勝組は、邪魔な存在だということを理解しておきましょう。
かなり話が逸れましたが、店長カスタムが客にとって有用に使われることは皆無だということです。WinWinの関係などあり得ない話で、いかに客をパチスロに嵌めていくか、正に店長の腕の見せどころといった感じでしょうか。今までの設定配分に加え、示唆演出まで操作できるワケですから、今後の機種の全てにアデリオン性の店長カスタムを搭載して欲しいという店長は多いと思います。

有料記事「ジャグラーで勝つ」にも記していますが、ホールというか業界を信用することはできません。過去の悪事を考えれば当然のことです。裏物・遠隔操作・ジェットカット・返し操作・釘曲げ・サクラなどがあったという事実は曲げられません。遠隔について「技術的には可能だが、リスクを考えれば今は99.9%ない」と良く目にしますが、大抵が業界側の発信ですし、犯罪者はリスクなんて考えず私利私欲のために行動します。リスクなんて考えもしませんし、一般的な常識で犯罪者の考えを測ることはできません。
そう考えますと、裏モード付き店長カスタム的なものが出てきても不思議はありません。コマンド入力で裏モードになり、実際は設定1なのに「設定1否定」「偶数示唆」「設定246確定」「高設定示唆」などの示唆演出を出現させることができれば、打ち手に成す術はありません。これは単なる私の妄想ではありますが、あながち間違っていないかもという思いもあります。店長カスタムは示唆演出を調整できるもので、演出はサブ基盤で管理しており、保通協の出玉試験とは無関係です。これはヤバいと気づくところです。設定Lを知らないフリをして使うようなホールです。バレればヒューマンエラーで片付けるようなホールです。疑ってかかっても損はありません。
実際、ホール側は知っていても打ち手側は知らない情報って山ほどあります。今回の店長カスタムも、メーカーやホールから公式に情報公開があったワケではありません。ホール内部からの情報流出です。私はこの情報流出ですら、もしかしたら業界の故意の仕掛けかもしれないとまで考えています。それ程に業界の裏の顔は黒いということです。

今回、店長カスタムが話題になっていることから記事にしましたが、情報は鵜呑みにせず、納得いくまで自ら精査して下さい。店長カスタムについて考える時「この情報漏洩は業界の故意の仕業かもしれない」「店長カスタムには裏モードがあるかもしれない」「店長カスタムはホールにとって有用な機能である」「店長カスタムは客にとっては危険な機能である」と疑念を持ちつつ、店長カスタムを逆手に取り、利用してやろうという心構えが大切になると思います。


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