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保育士試験 造形のための準備・練習

こんにちは。
norionigirinekoです。
R4年後期保育士試験を初受験、心理学を落とし、翌R5年前期で筆記合格。
実技試験で造形を選択し、47点で合格しました。
練習はR4年後期から進めていたので期間としては半年ありました。
(途中中弛みや心理学の勉強をしており描くのをお休みしています。)
ここでは造形試験を受けるために準備したこと、練習したことをお伝えします。

その前にまず私のことですが、美大を出ておりある程度描くためのノウハウがあります。
そして絵を上手く描きたいオタク気質でもあります。
この造形試験に向けてかなりの枚数を描きました。(100枚以上あります。)
ですので準備前からかなり偏りがあり、参考になるのか不安ですが「保育士試験の造形」として学び得たことをまとめてお伝えしたいと思います!
どうぞよろしくお願いします。




1.準備した道具など

⚪︎最初に用意したもの⚪︎
・コピー用紙
・ウィンザー&ニュートン12色セット
・Uniの消しゴム

⚪︎買い足して最終的に揃えた色鉛筆⚪︎
下描き/輪郭用…トンボ ちゃいろ 1500-31
人物や背景に使う色鉛筆
 全体
…カリスマカラー サンド PC940
 床、地面、机… カリスマカラー ゴールデンロッド PC1034
        カリスマカラー サンバーストイエロー PC917
 背景… ホルベイン ローズピンク OP429
    カリスマカラー カーマインレッド PC926
    カリスマカラー ライラック PC956
    カリスマカラー エレクトリックブルー PC1040
    カリスマカラー ライトアクア PC992
    ホルベイン ミントグリーン OP274
    カリスマカラー アップルグリーン PC912
    ホルベイン マラカイトグリーン OP255
    ホルベイン フォレストグリーン OP267
    カリスマカラー ゴールデンロッド PC1034
 人物の肌… ホルベイン アプリコット OP131
 … カリスマカラー ピンクローズ PC1018
   カリスマカラー カーマインレッド PC926
   カリスマカラー ジェイドグリーン PC1021
   ホルベイン ピーコックブルー OP340
   カリスマカラー ライトアクア PC992
   カリスマカラー アップルグリーン PC912
   カリスマカラー サンバーストイエロー PC917
   ニュートン オレンジ
   ニュートン トゥルーブルー

描きながら揃えた色たち

練習用の紙は最初コピー用紙に描いてましたが、試験の用紙に近いもの(ケント紙)を購入しました。

・ミューズ ケント紙 ミューズケントブロック B5大 #150 20枚入 K-6655
 (amazonで購入)

いい紙だったので少し高めです。
試験の時の紙は、この紙よりもツルツルで色がのりにくい、少し安めの紙、といった感触でした。

あと用意したものは以下になります。
・落下防止のタオル
・色鉛筆削り

机の上に広げたり立てられる筆箱だったりとみなさんさまざまなスタイルでした。
自分に合った方法で早めに決めておくと良いかと思います。



2.練習について

最初に描いたのは先生と子どもたちの等身や動作です。

最初に描いた等身の人物(R4年)


いろんなシチュエーション。こちらもR4年


R5年筆記試験合格見込み後の等身練習


年齢別に描いた子ども(R5年)


季節的なものの描写の練習(R5年)
七夕に「合格しますように」って書いてある 笑


実習理論に出てきそうな技法の練習(R5年)


次に実際試験で使う大きさ(19cm四方)で描く練習をしました。

R4年後期序盤に描いたもの(過去問)


R5年前期中盤で描いたもの(過去問)
子どもがでかいな…汗

R4年後期に描き始めた絵は等身は忠実ですが、色使いや人の大きさなど、空間が多く少し寂しさを感じますね。
R5年も初期は色が弱い&小さめだったのですが、あることがきっかけでガラッと変わりました。

長くなりそうなので別の機会にできればお伝えします…


描き初めは時間がオーバーしていましたが、背景や人物の位置など自分なりのパターンを作りながら完成させていくようにしました。
初期とは背景が違いますが、描くうちに固定化した最終形が下記になります。

背景の固定化①(保育室内とホール)


背景の固定化②(手洗い場/玄関)


背景の固定化③(室内から園庭/園庭)


描き慣れた頃に45分で描き上げる練習もしていきました。
サムネイル(構図を決めたりするのに問題用紙に小さく描く下書き前の絵。)に5分くらい
下書き(線画)に15〜20分くらい
色つけに15分くらい
仕上げ・塗り残しチェックに5分くらい
こうして書くと本当に時間ないですよね…

45分で何とか描けるようになった頃、保育士試験の造形で活躍されている講師に採点を申し込みました。
私は桜子先生に出会う前から通信の教材で勉強しており、そこでは実技も採点してもらえたので活用させていただきました。
それと桜子先生のbouquetでも講師の方に採点をしてもらいました。
これは本当にやって良かったと思っています。
何せ採点の基準が想定しかないので、描いている時も判断がどうしても鈍るのです。
技術ばかりに走ってはダメ、45分以内に描かなくてはダメ、指針のような雰囲気と保育士の立ち回りを考えながら描かなくてはダメ…。
いやわかるけど…じゃあ具体的にどこをどうすりゃいいのかな?!とひとりで描いていてぐるぐる悩んでしまいました。
同志に見せ合うのはものすごく励みになるし勉強になります。
しかし同志なのでみんなまだ合格していない(当たり前ですが)、合格者に聞くのも安心はするけど…このまま進めていいのか不安が残る…
この不安を解消するためにもプロの方に見てもらおう!と思い、利用できる範囲で採点してもらいました。
返ってきた採点(採点というより評価ですかね)でズーンともなりましたが
弱点がわかって良かったです!
プロ講師に見てもらう、オススメです!!



3.練習の頻度

仕事もしており、毎日1枚描くとなると、最低でも45分は時間を割り当てなければならないのでなかなか難しいですよね。
絵を描くのは好きですが、時間がかかるので毎日は大変だった気がします。
握力あんまりないので手が疲れました。
土日は時間をかけられる環境だったので、週末に3、4枚描いていました。
実技はもう一つ選択するのでそちらの練習もあり、造形の練習ばかりというわけにもいかないのですよね。
もう一つの実技は音楽を選択していたので、昼や夕方までに音楽、夜に造形の練習が多かったと思います。
どんな実技を選んでもなのですが、練習すればするほど上達するので、できるだけ練習に励んでくださいね!



4.描くときに心がけたいこと

保育の場面を描く試験は、「その場面の保育をイメージできているか」がとても重要だと思います。
絵の上手さはもちろんとてもプラスにはなりますが、そこだけに拘らず、保育所保育指針に書いてあることを常に意識しましょう。

温かい環境の中で楽しく、安全に過ごす子どもたち…



5.まとめ

造形は言語、音楽とは違って即戦力的なものを判断されるというよりは、保育士としてのイメージができているかを絵で伝える試験なのではと思います。
そのためには多少の画力はいりますし、時間も決まっています。
イメージを相手(採点者)に伝えられるよう、練習を重ねてくださいね。

最後に
揃えた道具や45分で描いたもの、時短方法などを動画にしているので時間がある時参考にしてみてください。

上記の方法が合わない方や参考にならない方もいらっしゃると思います。
ポイントでも参考になるところがあれば嬉しいです。
応援しています!!

https://www.youtube.com/@norionigirineko


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