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月刊しごとバー「アフロ農家DJナイト」

月刊しごとバー
2019年11月号は「アフロ農家DJナイト」

ゲスト:坂尾 英彦さん

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代々続く農家の12代目として生まれた、坂尾さん。
千葉県銚子市の農園「ヘネリーファーム」で冬と春はキャベツ、夏はトウモロコシを中心に栽培しています。

坂尾さんは高校卒業後、家業である農業に就きますが
「毎日同じ作業の繰り返しでつまらなく感じた」そうです。
好きなファッションや音楽に没頭。やがて上京し、アルバイトをしながら夜はクラブDJとしての活動する日々。DJをするにはレコードが必要ですが、日本で買うと高い…。
現地で買うと安いことを知り、アメリカへ渡りレコードや服を買いつけるように。それが高じてネット通販や実店舗での輸入販売業を営むようになります。

しかし、徐々に「価格競争に巻き込まれている」感覚に陥いります。
ネット販売は価格の比較が容易にできるため、
「比較されない、オリジナルの商品ってなんだろう」と考えた時、
昔から「坂尾さんのところのキャベツは美味しい」と言われてきたこと思い出します。

同じ品種のキャベツであっても、気候や土壌の質、そして“手の入れ方”で味が変わる…
「農業ってオリジナル!!!」そう気づいたそうです。


今では、生産の傍ら農園でとれる野菜をブランド化、「アフロコーン」「アフロキャベツ」の名前で自ら販売しています。さらに、産地ロスを減らすための加工品開発にも着手。また「収穫体験」を受け入れ、多くの人に農業の楽しさを伝えています。
DJの経験を活かし、銚子市で音楽イベントを開催したり、農家古民家宿をはじめるなど、農家の枠組みにとらわれず広く「農業」や「銚子市」の魅力的を発信されています。

ちなみにアフロヘアは、農家を受け継ぐと決意したときに巻いたそうです!!
(農業は自由→自由の象徴=アフロ!!!)


リトルトーキョー の”しごとバー”とは

いろんな分野で活躍している方をゲストとしてお招きし、お酒を飲みながら、ゲストと一緒に会話するイベントです。話を聞いているだけでもいいし、積極的に会話に参加することもできます。参加者同士で会話が盛り上がることもあるかもしれません。気になるテーマやゲストがいたら、気軽に参加してください。

トークイベントの内容を4コマ漫画にして毎月1本、一年間お届けします。

聞き手: 今井夕華さん
編集・デザイン: 石黒真樹

COMICALIFE
どんなことも描いてゆく。#のり漫

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