ニコモ

さっき帰宅してごはん食べながら録画したRの法則を適当に観ていたらファンキー加藤さんのMVにニコモの黒崎レイナさんが出ていてちょっとびっくりしました。ぼくは黒崎さんの憂いのある感じが結構好きなんですが、この子、「ニコラ」の誌面にあまり出てこないんです。でも、ニコモで誌面登場頻度が少なかった(少ない)能年玲奈さん、山本舞香さん、黒崎さんなどには共通して影というか、憂いのある大物特有のオーラのようなものを感じています(山本さんしか生でみたことがないのであくまでぼくのメディアを通して得た経験からの想像です。(山本さんが今年に「装苑」に載ったときは「ニコラ」よりもハマってたように思います))。

最近本屋さんで「GINZA」と「月刊オーディション」を立ち読みしていたらどちらにもニコラが取り上げられていて、片方の誌面に「元気で明るく、読者の中学生が友だちになりたくなるような女の子がニコラ編集部の求める人材」、みたいな記述がありました。ニコラ編集部の求める人材=日本の中学生に好かれる人材=資本主義の多数決、なのかしら、とか思ったり。(雑誌が売れない時代にニコラの発行部数21万部(!))

そりゃそうだ、中学生には憂いとか暗さの良さは伝わりにくいだろうからトップモデルに比べて誌面登場機会が少ないのは仕方ないのでしょう。でも、ぼくは中学生ではないので憂いを帯びた子も好きですし、山本さんの今年のニコラ卒業式でのコメント「もっとみんなと仲良くなりたかった。」は、ニコモピラミッド、ニコモカーストを表象・象徴した素晴らしいコメントに違いないと思います(そのあたりはニコラ創刊時の編集長・宮本和英さんのTweetや記事「みんなニコモだった!」に詳しいですね)。

ニコラトップモデルの底知れない明るさみたいなものには危うさを感じる時があります。常に明るく前向きでいなければいけない暗黙の強迫観念みたいなものがプレッシャーになっているんじゃないかなあ、みたいな。(まあ、無いのかもしれませんね。すごいですね。)

たらたら書いておいて何が言いたいかというと、「かわいくて明るくて前向きで負けず嫌いな彼女は、持ち前の性格と努力が実ってニコラのトップモデルになれたし、ローティーン向け洋服ブランドのイメージモデルにもなれたけれども、同世代の憧れ的存在のニコモトップモデルでも(だからこそ)当たり前に悩みや落ち込むことがあるはずで、あからさまに影のある子だけに影があるわけではない。」ということです。話がすこしズレますが彼女がニコラを卒業したらより広い世界の本質みたいなものに気づくはずです。それから彼女がどうなるのか、とても楽しみにしています。初のニコラ副部長に明るい未来が待っていますように。祈りをこめて。

(ぼくはべつにニコラに詳しいわけではないですし、今日ぼくが家に帰ってからRの法則観てる間にした妄想なので、誰も、何も、気に留めないでくださいね。おやすみなさいzz)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?