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ハガキを見ると蘇るあの時の気持ち…


何年か前


「書いた作品、うちに置かない?」


そう言って
期間を決めて置かせていただいた
私の作品


手に取りやすく
お手頃価格


期間を過ぎたので
残った作品と売り上げ金を
受け取りに行ったの


一枚も売れてなくて
お情けで店主が一枚…


買ってくれてた


チャリン って
小銭の音がして…


やっぱり私はダメなんだ…
売れるわけないか…


小銭を握りしめて
足早にお店をあとにした


ハガキを見るたびに
思い出す
あの時の気持ち…

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