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真っ赤な夕日

夕焼けは誰に寄り添うの
真っ赤に燃える夕日の中を
わたしはまた母を探している
あの中に母がいるような

忘れかけたつもりでいた
本当は忘れられない
真っ赤な夕日
その中に母を探す

昔息子が幼い頃
あまりにも赤い夕日に思わず声を上げる
「ものすごく綺麗だよ」
息子に教えている
息子も外に出て夕焼けを見つめていた
「本当だね」って

あの時の夕焼けは私に寄り添ってくれていた

今日買い物の帰り道
空を見上げる
あの赤い夕日はいなかった

真っ暗な家の鍵を開け
「ただいま」と呟いた
「おかえり」母の声が聞こえた気がした

もういないのに


小牧さん、今週は忘れませんでした。

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