庭のオリーブの樹に蝉の脱け殻がついている
肉体を脱ぎ捨てて行ってしまった母のよう
あんなにもあっさりゆけるものだろうか
今でも夢ならいいのにと

白い布に包まれたお骨を見ると現実に引き戻される
泣きながらお祈りをしてるわたし

いつまで経っても涙がこぼれる
母はいつも一緒なのに

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