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いしかわ自然学校 noteマガジン

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いしかわ自然学校のインストラクター・受講生・OBによるインタープリテーションライフのウェブマガジンです。
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2021年12月の記事一覧

モズに学ぶ生存戦略 やはり計画的な男子はモテるらしい

ゲストハウスの庭の剪定をしていた所、そこら中の枝にカエルや虫が突き刺さっているのを発見しました。 これはモズという鳥の習性の「モズのはやにえ」で、冬の保存食を蓄える行動です。秋から冬にかけてモズは冬で餌が枯渇する時期をみこして保存食として木々に虫やトカゲ、カエルなどを突き刺すのです。 ミイラ化したカエルを見つけたときには結構びっくりしますね。 オスが魅力をあげる秘密はやにえで蓄えた餌を利用して、寒気の厳しい時期を乗り越えたオスは十分な栄養をとって声帯が発達し、栄養不足の

初雪、降りました

ゲストハウス黒崎BASEが拠点を構える加賀市黒崎町は沿岸沿いの町なので、最近はドカンと雪は積もらないのですが昨日から今朝にかけてなかなかの吹雪です。昼ごろ落ち着いてご覧のようにしんなり積もっています。 庭先のたぬきの置物も寒そうですね。今年は庭木の前提をしっかり行なったのですが、金沢のように雪吊りまではできませんでした、しかししっかり前提したことで落葉した気でも気持ち悪い枝の絡みなどはなくスッキリしているのですが、これは完全に玄人目線ですかね。 今年で住居のメイン拠点とし

絵本読み聞かせ①「わたしたちのカメムシずかん」やっかいものが宝ものになった話

* * * * * *  近所の小学校で図書ボランティアをやっています。 毎週月曜日の朝には、15分の読み聞かせ。 今年は6年生と特別支援学級の担当です♪ ここでは、読み聞かせした絵本の紹介をしていきます。​ * * * * * *  岩手県の北上山地山麓に暮らしていた頃、小中学校の学校図書館支援員という仕事をしていました。 2つの小学校と1つの中学校の担当で、図書室の整備、装飾、読書支援の取り組み…など、幅広く子どもたちと本を繋ぐことに携わらせていただた幸せな時間でした。

オリーブの生垣づくりを計画〜その3〜

今の所、順当に計画が進んでいます。 前回までに植えるオリーブの種類を選定し、マンザニロ・ミッション・ネバディロブロンコという三種類の品種を仕入れることとなりました。 ですが植えるところの整備が終わらず、目処が立たないという問題が発生しています。 田舎あるあるの土地の名義問題祖父の代から続くnorinity家ですが、田舎であるあるの土地の登記問題で、お隣の畑の土地との境目が明確でないという自体です。 末代まで影響することや、樹木を植えてしまうと育った部分まで根が出てしま

オリーブの生垣づくりを計画〜その2〜

前回の続きです。知り合いのガーデンプランナーさんに問い合わせて直近でお手頃のオリーブの品種をリサーチしてもらいました。 なかなか奥深い世界のようで、樹齢が長かったりブランド価値の高いものはとんでもない値段がします。とりあえず以下の三種が候補として上がりました。 ネバディロブロンコスペイン原産のオリーブオイル用の品種。半直立型〜開帳型の樹形で他の種類のオリーブと比べると葉の裏が緑がかってて鮮やかな生垣としても優秀な品種。果肉の柔らかい2〜2.5gの小さめの果実なのでピクルス

オリーブの生垣づくりを計画〜その1〜

ゲストハウス黒崎BASEもぼちぼち7年目にさしかかりました。一族の代々で祖父の住んでいた古民家を改修した当ゲストハウスですが、併設された母屋は今では仕事の事務所であり、住まいでもあります。 祖父は実る木が好きだったということですが長い年月をかけて庭の松やら果樹やらはだいぶ枯れてしまいました。剪定をしないとここまで雑草に食い潰されるんですね。 表題の通りオリーブの生垣をつくって土地の境界をいい感じに分けつつオサレでありながら収穫もできる庭木を育てたいと企画しています。 ま

しめ縄作りーその2

今日もマコモ藁を使ったしめ縄作りワークショップを開催しました 何回か作ったことのある人ですから、作り出すと早かったです それぞれに、個性のある形で、世界に1つのしめ飾りを楽しんでいました やっぱり、手作りは味があっていいなぁ よい年を迎えられそうです

しめ縄作りーその1

お正月に向けて、マコモ藁を使った、しめ縄作りワークショップを開催しました 今年のマコモ藁は、長めで2mくらいあったので、継ぎ足ししなくても2重輪のものが作れました 飾りつけは人それぞれ好きなように それぞれに、新しい年を迎える気持ちを込めて作られていました 月曜日にもう一回やる予定です

竹の間伐材の活用用途を考える〜その2〜

前回に引き続き竹の間伐材の活用を探っています。本日は石川県の地場産業センターにて竹を使ったシェルターの作品が展示されていたのでこのようなシェルターキットを作るのはアリだなあと思いました。 エアビーの体験ツアーでも似たようなエモいシェルターがイメージに使われていたので試作を重ねてかまくらのような感じのやつを作ってみてもいいかもしれませんね。学びです。

竹の伐採体験

先週末いしかわ自然学校の受講メンバーとイベント準備の為、竹の伐採体験をしてきました! 竹は成長スピードが早い為、定期的に伐採する必要があるそうですが、竹を切るのは思っていた以上に大変な作業であることが分かりました💦 また、節から出ている枝を切る枝打ち作業など、ホームセンターで売っているような状態にするまでにも色々な工程があると初めて知りました。 他にも、伐採した後の竹は水分や養分が多く含んでいる為腐りやすいので、適切な処置や時期がある事など学びの多い1日でした。 娘は最

実習生の姿から

職場に保育実習生が来てた。 本日最終日。涙ぐむ実習生に(あんな頃もあったなあ)と。いや、そういえば「私も今年は実習生だ!」と気づく。 謙虚にひたむきに失敗しながらもコツコツ向き合う実習生には私の方が『学ぶ姿勢の良さ』を教えられたよ。 【ラストの指導欄】 「これからもいっぱいワクワクしてチャレンジして失敗もいっぱいして心増やしていこうね!子どもをよく見て子どもに教えてもらおうね。」自分にも言いたいことば。 で、私たち2021期生、3月の『いしかわ自然学校インストラクターズ

能登ヒバの木材チップをいただいた

いしかわ自然学校の繋がりで能登ヒバ(アテ)の木材チップを大量にいただきました。 物量で言うと2トントラックにギリギリ詰めるくらいの量です。 ヒノキ系のヒバは香りが強く、虫除けやとしても効果があり耐水防腐に非常に強いことで定評があります。 チップとしての活用方法は多岐に渡り、主にガーデンのマルチングや除草も兼ねた舗装、靴だなやクローゼットの防虫などに利用できます。 もうちょっと変わった方法としてはスモーク料理やお風呂の香り付けでも利用できそうですね。

間伐材を使った竹チップ作り

前回に引き続き、間伐材の竹を活用したいと思いチップを作りました。 ガーデンシュレッダーはRYOBIのものを活用しました。30,000円台でここまでしっかり竹をシュレッドできるのはなかなか良いのではないでしょうか。

間伐した竹で柵の材料をつくる

ホームセンターには竹割器という竹専用の工具があり、青竹を効率よく等分で割ることができます。 これからいろいろな種類の竹柵作りをしてみよえと思うので、間伐した竹の有効活用として期待したいところです。 乾かす際は剃らないように補正しながら行うのが資材作りのコツのようですね。