修正大血管転位と診断されて0 ~序章~

前置き


2022年、現在36歳となりました。
なぜ急にこの記事を書こうと思ったのか。序章ではそれについて書いていきます。

まずお伝えしたいのは、先天性の心臓病を持った私の現在の生活は健常者と全く同じという事です。
健康なんじゃん!と思われるかもしれません。見た目上はそう見えます。
生活上この病気で苦しめられたり、日常的に何か不便があるということもありません。
私自身、”普段は病気の事を忘れるくらい何もない”ので、同じ病気の人と比べるとかなり恵まれている部類に入ると思います。

今は半年に一回のペースで定期検診を受け状態を確認しています。これを中学一年生の時からしていて、そこから約20年進行や特出すべき症状の変化は見られませんでした。(軽微な変化はあります)

2021年10月の検診で久々にMRIをとり、病状が少し悪化している事がわかりました。もしかしたら前からそうだっただけでMRIをしていなかったから判らなかっただけかもしれません。今回急に悪くなった訳ではないでしょう。
それでも、数値で示されると改めて『あぁ、私は病気なんだな』と思い知らされました。

記事を書き始めた理由

前述の通り、同病の中では症状がかなり軽く生活に制限もなく病気の事が頭にない普通の生活を送っています。
しかし、実はずっと・・・病気から目を背けていました。だって怖かったから。いつ死ぬか分からない病気の事なんて考えたくありませんでした。
でも、改めて自分の病気の事を調べ、もしかしたら後10年以内で死んでしまうかもしれない。そう感じました。
記事を書き始めた理由
その一つは、自分が病気と向き合い、正直な気持ちを吐き出したかったから。
もう一つは、同じ病気で悩んでる人に共感してもらえればいいなと思ったからです。
これは病気の治療や希望を与える記事ではありません
ただただ、同じ仲間を見て少しでも傷の舐め合いができればいいな。それだけです。


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