記事ヘッダ2

十三機兵防衛圏:クリアしたので感想

十三機兵防衛圏は、去年11月に、アトラスより発売されたADVです。開発はヴァニラウェア。先週に体験版をプレイして、先日の土日にクリアしました。

セール来るまで待とうかと思ったのですが、個人的に販売元がアトラスという誘惑に勝てませんでした。

追想編・崩壊編・究明編の3つのパートから構成されているのですが、それぞれ100%にしたので、感想をまとめておこうと思います。考察ではなくゆるーい感想です。

※ネタバレ注意!!!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

少年少女×ディストピア好きなら遊んでみて欲しい作品

メインの舞台設定は1980年代の日本。13人の主人公のストーリーを進めながら、世界崩壊の謎を解いていくストーリーです。

メイン舞台となる1980年の日本以外の時代は、宇宙からやってきた怪獣によって滅ぼされてしまっています。怪獣と戦えるのは、機兵と呼ばれる巨大ロボットと適合する少年少女たち13人。

なぜ怪獣が街を襲うのか、どうして自分達だけが機兵に乗れるのか…など、謎多きストーリーを進めていきながら、世界の謎に迫ります。

少年少女×ディストピアの組み合わせが好きな方は、体験版をとりあえず遊んでみて欲しいなと思いました。

恋愛描写がもっと欲しかったのが本音

13人の主人公やその他主要な人物たちが戦う動機は、恋愛感情です(個人的な感想)。もちろん、それ以外にも友達とか家族とか使命とかいろいろありますが、基本は好きな子と生きていきたいという気持ち。青春。

プレイ前に公式サイトなどは一切見ていなかったので、恋愛の矢印があっちこっち行くのにちょっと混乱しました。冒頭では、十郎は冬坂のことが気になっていたと思ったのですが、最終的に薬師寺とくっつきますし、網口も如月に告白めいたことしたのに、鷹宮とくっつくし。

ストーリーを進めていけば、なぜ違う相手とくっつくのかは分かるのですが、ちょっぴりもやもやが残りました。というのも、恋愛描写があまり多くないと感じたからかもしれません。もっとそれぞれの中が深まるエピソードが見たかったです。各カップルにもう1エピソードずつくらい、その人が好きな理由がわかるストーリーが見たかったです。

崩壊編のバトルは難易度低くしても条件を解除出来るのが嬉しい

ゲームは好きなのですが上手ではないので、難易度設定できるのはもちろんのこと、いちばん簡単なレベルのカジュアルでもちゃんとストーリーの解放条件を満たせるのはありがたかったです。

ストーリーがんがん進めたかったので、途中からずっとカジュアルでプレイしてました。

タワーディフェンスぽい感じで、拠点を敵から守りつつ撃破していきます。 マルチロックミサイルが全弾当たるのが気持ちいいー。

同じ難易度でSランクを取らないと、ミステリーファイルがコンプリート出来ないみたいで、クリア後にやり直しました。クリア後に新たにステージが開放されるので、やりこみ要素もあります。

過去編の詳細なストーリーが気になる

主人公たちが生まれるきっかけとなった事件やキャラクターの関係は、通信記録や回想といった形で描かれます。すごく断片的です。そのため、とても過去編が気になります。

というか、過去の人間関係が気になっています。続編としてきっかけの物語が出ないかなーと期待しているところです。人類滅亡からセクター開発、方舟計画に至るまでのキャラクターが、何を考えて何をしたのか。どこがこじれてこうなったのか。ミステリーファイルの情報から想像はできるのですが、2Dキャラ動かしてお話を進めてみたいです。

クリア後に関しては、大人の姿の日常も見てみたかったです。とくに主人公組ではない沖野は、肉体を得られたのだろうか…。比治山と三浦の軍隊コンビは、過去編と恋人が変わってないのも、性格的なところがあるんでしょうかね。

単純に絵がすてき

戦闘中の通信や過去の記録では、2Dではなくイラストが出てくるのですが、そのイラストがどれもかっこいいんですよ。老若男女問わず、カッコよくて繊細だけど、強さみたいなものが有って。

それだけじゃなくて、そのキャラクターが持っているバックボーンのようなものまで表現されているのが、とても魅力的でした。なんですかね、目の描き方ですかね。そこに声優さんの演技も相まってすごく深みを感じました。

まとめ

購入してから2日ほどでクリアまでプレイしたので、とても密な時間を過ごせました。同じ時間を繰り返しながらも、新たな展開が広がるストーリーにわくわくしました。

ヨコオさんもインタビュー動画で言っていましたが、続編が気になるゲームです。ニーアオートマタの続編も期待しながらのんびり待とうと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?