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今年一番の内容。だからこそ勝ちたかった(ギラヴァンツ北九州 2022 その25)(2022/7/5)

いやー、今季一番いい試合内容だったんではないでしょうか。だからこそ勝ちたかったですねえ。

何より驚いたのは、ポジションチェンジでここまで変わるのか! ということでした。

今までの試合ではCB→DH→SHの順に左が「河野・永野(針谷)・藤川(中山)」、右が「藤原・六平・佐藤」だったのですが、それをまるっきり入れ替えたのです。DHの2人は運動量もあって結構流動的なところはありましたが、CB・SHは明確に左右入れ替わってましたし、六平・佐藤といういつもは右でみられるコンビネーションが左サイドでみられることが多かったように見えます。

それにより何が起こったのか正しく見極めるのは難しいのですが、比較的簡単なところでいえば、サイドハーフの利き足が切り返さずにクロスを上げられるポジションに変わった、というのがあります。いわきFC戦当たりから徐々に髙澤選手へのクロスの照準があってきていましたので、クロスを上げることに特化したポジションチェンジと言えるかもしれません。

つまりは「髙澤優也にクロスを合わせろ」ですね。

(これは、いわき戦をDAZN反省会してるときにツイートしたやつです)

実際、先制点となった場面は前川選手が左サイドから上げたクロスに髙澤選手がヘッドで合わせ、相手GKが弾いたところを藤川選手が詰めたことで生まれました。髙澤選手のヘディングのこぼれを藤川選手、というのは、得点は髙澤選手になりましたがいわきFC戦の2点目と全く同じでしたね。

しかし藤川虎太朗選手、この試合でも得点の場面だけでなく色んなところで見られたのですが、「ゴール前にボールがこぼれてきそうなところ」にポジションを取るのが本当に上手で、今シーズンは3点ともすべてこぼれ球を押し込んでの得点となっています(第3節富山戦、第4節今治戦、そして今節・第15節の鹿児島戦)。

CBの入れ替えの効果については明確にはわからなかったですが、よく北九州の弱点として言われていた左サイドのセット(左SB・左CB・左DH)の守備対応を改善するためだったかもしれません。また、CB・DH・SHがセットで入れ替わってることから、ビルドアップのコンビネーションも考慮してのことかもしれないです。

その辺の解説は、詳しい人におまかせします(笑)

記事の冒頭でもいいましたが、今シーズン一番の試合内容だったんではないでしょうか。だからこそ勝ちたかったですねえ(悔しいので何度でも言います(笑))。

でも、去年2021年はなかなか筋道が見えず形もろくにできない中で、髙橋大悟が奮闘してなんとか最後までJ2残留争いをしてました。彼がいなければ、もっと早く降格が決まっていたはずです。それくらい、何もできる気がしなかった。

それを考えれば、この試合はそのときの鬱憤を晴らす……には勝たなきゃいけませんでしたが、それでも光明を見出す大きな手がかりになりそうな、あともう一歩でなんとかなりそうな、そんな予感を感じさせる試合でした。

だからこそ……勝ちたかった! 本当に悔しいのですよ! 1-0のときの佐藤亮のFKがクロスバーに当たらず決まっていれば2-0になり、そのまま勝てていたかもしれないんです! 1-2のときの平山駿のシュートが入っていれば、その先の展開はわからなかった!

しかし、悔やんでも仕方ありません。もう次の試合が待ってます。7月9日土曜日、アウェイ鳥取戦です。次こそ快勝して勢いに乗りたいですね!

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