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アウェイの洗礼、見えた課題と伸びしろ(2023/3/21)

試合はライブで見たい

やっぱ試合はライブで見るのが一番だと思いました。後追いで見るのなら、できるだけ結果を知らない状態で見た方がいい。結果を知ったあとだと、どうしても冷静になりすぎてしまう。要は、ライブで見ないとつまんないんですね(笑) ネタバレを防止するにもSNS見ながらだと色々限界がありますし。

この試合はちょうど私が帰省中に行われ、ライブ時間ではちょうど帰りの飛行機の搭乗を待ってる時間でした。待合室にてTwitterで経過を追いつつ一喜一憂。0-2から2-2に追いついた段階ではかなり盛り上がりました。

しかし後半アディショナルタイムでのPK献上&失点でトーンダウン。しょんぼりしつつも、「勝てそうだった」というTwitter上での言葉の多さに、後追いで視聴することへの期待値が上がったものです。

2023明治安田生命J3リーグ 第3節 カターレ富山 VS ギラヴァンツ北九州

(一応、後追いで呑みながら紡いだ感想スレッドも置いておきます…)

2023明治安田生命J3リーグ 第3節 カターレ富山 vs. ギラヴァンツ北九州 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=lUGhgluV1GE
からのキャプチャー

前半

前半は、なんだか重苦しかったですね。運動量がミクスタでの2試合ほどではないようにみえました。それでも失点するまでは比較的拮抗していて悪くなかったと思います。前半9分過ぎ、1.5列目に入った平原隆暉選手の前線でのボール奪取からワントップの野瀬龍世選手がペナルティエリア内まで持ち込むビッグチャンスもありました。

一瞬PKかな? とも思いましたが、相手の足はボールに行っていて、野瀬選手の足にかかってないようにも見えました。多分、これはライブで見ていてもそう感じただろうなという気がします。実際のところ試合会場や審判からどう見えて、野瀬選手がどのように感じたのかまではわからないのですが…。

ちなみに、このシーンはハイライトに含まれてません。こういう微妙な場面はハイライトに含まれないことが多いですが、DAZNではライブ映像は一定期間過ぎると見られなくなりますし、含めておいてほしかったなあ…(笑)

その後、前半の中頃にエリア中盤からの相手のスルーパスがセンターバックの間に通されるという、開幕戦の岐阜戦と似たような形で失点。その後は守勢に回ることが多くなり、勢いが削がれてしまったようにみえました。

それでも、右サイドハーフで今季初先発の夛田凌輔選手からの右足のクロスに左サイドバックの乾貴哉選手が合わせた場面は、前半最大のビッグチャンスでした。

(エルゴラの選手名鑑を参照しました)

ただ、その後はビルドアップのミスを突かれPKを献上し2失点目。PKに至る場面では、左センターバックの本村武揚選手にボールが渡った段階で相手のカターレ富山の選手たちが猛烈にチャージしていたのがわかります。改めて試合を見てみないとわかりませんが、もしかすると試合通じて狙われていたかもしれないですね。


後半

後半開始時点で夛田選手から高昇辰選手に交代しワントップの位置へ、野瀬選手が夛田選手のいた右サイドハーフにポジションチェンジ。これにより、攻撃が活性化したように思います。

ハイライトには含まれてないんですが、起点、というか攻撃の始まりはゴールキーパーの加藤有輝選手のペナリティーエリア内でのフリーキックからでした。加藤選手のキック→高選手と相手選手の競り合い→平原選手がこぼれ球を拾う、という流れで相手陣内に深く侵入。その後一旦はクリアされるものの乾選手がクリアボールを拾い、左ボランチの井澤春輝選手から右サイドに展開。そこから右ボランチの高吉正真選手、右サイドバック・坂本翔選手、野瀬選手のパス交換でチャンスメイク、最終的には坂本選手のクロスが相手ディフェンスに当たったこぼれ球を、ペナルティエリア内でフリーになっていた乾選手が左足で決めた形でした。

2点目はスローインからのリスタートが起点となった得点でした。坂本選手がペナルティエリアに侵入していた左サイドハーフ・岡田優希選手にスローイン、相手選手がボール中心に引きつけられる中、右サイドでフリーになった野瀬選手にパスが通りピンポイントクロス、乾選手が頭で合わせ決めました。

それにしても乾選手がこれほど得点能力があったとは。前半でも1回チャンスがありましたが、187センチという高さがあるのでクロスやセットプレイに対するターゲットにもなります。開幕戦ではコーナーキックに合わせて得点。そしてこの試合では流れの中で2得点。まさかここまで攻撃面で武器になるとは思わなかったですね。

その後は徐々に強まる富山の攻勢に耐えつつ、岡田選手の左サイドのコーナーキックに乾選手が合わせる惜しい場面もありましたが、後半アディショナルタイムに相手ゴールキーパーのロングキックとフォワードのポストプレイにより生まれたディフェンダー間のギャップを突かれる形でペナルティエリア内に侵入され、坂本選手が相手選手を倒してしまいPK。PKを決められてしまい、残念ながら敗戦となりました。


全体の感想

2023明治安田生命J3リーグ 第3節 カターレ富山 VS ギラヴァンツ北九州

Q:前半は慎重に試合に入ったという印象がありましたが、いかがですか?

A:今回は走れるメンバーを使いました。なぜかと言うと、九州のチームがアウェイでここに来ると飛行機に2回乗るんですよ。そうするとかなり足にくるというのは過去のチームを率いている時に何度もあったので、そういったところで今回、前半は走れるメンバーで走力を使いましたが、それでも少し重かったところがありました。慎重に入った訳ではありませんが、なかなか前に行けなかったというのは現状です。後半はビハインドの中で選手が食いしばって走っていましたが、最後少しバテたという感じがしました。

Q:前半は富山のプレスに苦労していたと思いますが、後半はどのような点を改善しましたか?

A:そこまで苦労という苦労ではなく、どちらかと言うといつも通りのピッチではなくてボールが少し止まるような現象があったので。ただ自分たちのミスで引っ掛けられているところはあったので、後半はいつもよりボールが走らないから早めにボールを動かそうという指示はしました。

試合結果 | ギラヴァンツ北九州 オフィシャルサイト
https://www.giravanz.jp/game/live_2023031918.html#sc6

より、田坂和昭監督のコメントから抜粋。太字は引用者

0-2から追いついたのはすごい。ただ、勝ちきれなかったのはとても残念ですし、初のアウェイで課題が多く出たのも事実。開幕戦からあまりスムーズに行ってない部分が多い攻撃も少し気になります。J3優勝を目指すのならあまり負けていられないし、早急に解決して欲しいなという思いは正直あります。

ただ、応援する側が焦ってネガティブになり過ぎでも仕方ない。今までに出た課題については、実際にプレイした選手や監督・コーチ・スタッフ達が一番わかっているはずです。こちらとしては彼らが課題を解決できるよう、後押しするしかないんじゃないかなと思います。

ギラヴァンツ北九州 公式ツイッターアカウントより
https://twitter.com/Giravanz_staff/status/1637392597835710464?s=20

と、これまでダラダラ書いてきましたが、一言で言えば、負けるってのはほんとに嫌ですねってことです。それも、ライブで見ることなく負けを知ってしまうとなおさら(笑)

ただ、通常なら事前に負けを知った試合を後追いで見ることはないのですが、Twitterなどでのポジティブな周りの雰囲気にも押されつつ見た結果、課題はみえつつも良い箇所も多くあったように見えます。その中でも、平原選手はとても良かった。よく動いて攻撃の潤滑油的な役割を担った印象です。

そしてなにより、0-2という劣勢から最終的に「勝てそうだ」と見ている人たちに思わせた、というのが一番ではないかなと。去年の2022シーズンでは殆ど感じなかった感覚です。

そしてそれは開幕戦引き分け&第2節快勝という勢いもあってのことだと思うので、次は必ず勝たないといけないですね。少なくとも、連敗すると厳しくなる。

いずれにせよ、私としてはポジティブに躍動する選手たちが見たい。そしてライブで勝ち試合が見たい!(笑) ただそれだけです。

がんばってくれ~い!

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