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とにかく、勝ててよかった(2023/4/23)

今日の試合は天皇杯福岡県決勝、相手は福岡大学でした。

スタメンは6人入れ替え。とはいえ、リーグ戦でサブに入っていた選手が多く、戦力ダウンをなるべく抑えた最小限の入れ替えな印象。その代わり、サブにはこれまで今季リーグ戦に出場経験のない伊東進之輔選手、前田紘基選手、井野文太選手、池髙暢希選手が入りました。

そしてゲームキャプテンは、岡野凜平選手でした。これには驚き。いつか、ゲームキャプテンに決まった経緯が知れる機会があるといいですね。公式ツイッターのメンバー表の画像にも岡野選手が使われてたのは、この試合でゲームキャプテンであることを暗に示唆していたのかも…? などとも思ったりしました。


2023年度 天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会 福岡県代表決定戦【優勝】 | ギラヴァンツ北九州 オフィシャルサイト https://www.giravanz.jp/topteam-info/4452/

コイントスに勝ってエンド変更を選択した福岡大学。配信画面ではよくわかりませんでしたが、どうやらメインスタンドから見て左から右に強い風が吹いていたようです。配信を見ていた側としては、後藤大輝選手がゴールキックを蹴ろうとボールをセットしようとしたときに、ボールが押し流されて少しだけゴール側に流れていくのを見たときにそれが分かりました。それを踏まえてみてみれば、たしかにゴールキックも押し戻されていたような…。

それもあってか、前半序盤は福岡大学にペースを握られてました。ただ、徐々にギラヴァンツもボールを握れるようになり、何度かチャンスを生み出します。

決定機は、岡田優希選手のコーナーキックのこぼれ球を永野雄大選手が枠内にミドルシュートを放ち相手GK菅沼一晃選手にナイスセーブされた場面、右サイドを抜け出した中山雄希選手のシュート(菅沼選手のナイスブロックに阻まれる)、裏に抜け出した上形洋介選手のシュート(枠外)がありましたが、いずれも決めきれず。福岡大学のディフェンスラインの裏を突く攻撃が目立ちましたね。

一方で、福岡大学にもロングスローのこぼれ球からクロスバーに当てる惜しいミドルシュートなどの決定機があり、印象としてはやや押し気味ながらもいい勝負でした。本音はもう少し圧倒して欲しいところでしたが、これまでのリーグ戦も主に攻撃面で苦労していましたので、それがそのまま反映された形かなという印象でした。

さて、後半は追い風だしイケイケで行こうぜ、と行きたいところでしたが、前半同様一進一退の様相。それでも、68分に右サイドペナルティエリア付近からの岡田選手のフリーキックに、乾貴哉選手がニアで合わせて先制!

先週のFC琉球戦で相手のコーナーキックからニアで合わせられて失点しましたが、その時マークに付いてたのが乾選手だったんですよね。なのでこの得点は「意趣返し」だなあ、などと密かに思ったりもしました。相手違いますけど(笑)

しかし乾選手は本当によく点を取りますね。今日はこの得点で勝利したわけなので、ほんと乾様々ですよ。

ちなみに、この得点となるセットプレーの直前に高昇辰選手と野瀬龍世選手がそれぞれ中山選手と上形選手と交代して入りました。

その後、福岡大学も圧を強め何度もギラヴァンツゴールに迫ってきます。ペナルティエリア内での間接フリーキックは最初経緯がわからずPKかと思いハラハラしました(岡野選手が足を高く上げたためその反則をとられたとのこと)。

また、坂本翔選手が幾度も相手選手と接触し痛める場面もありつつ、それでも単騎突破していく様は、頼もしく思いつつちょっと心配になったりもしました。さらに、野瀬選手からのクロスに高昇辰選手が合わせる場面がありましたが惜しくも足に届かず、という場面もありましたね。あそこで2点目が入っていれば楽な展開になりましたが…。

そして、岡田選手に変わりセンターバックの大石悠介選手IN。5バックにして守備固めに入ります。それでもまだまだ続く福岡大学の攻勢。ゴール前で高く上がったクロスにドンピシャで合わせられ、さらに相手選手とゴールキーパー後藤選手が接触し二重でヒヤリとしました。

Q:後半に相手のフリーキックの場面も体を張って防いでいましたが、あのシーンを振り返ってください。

A:僕の特徴としてああいうアグレッシブに相手を潰しに行ったりとか、ボールに対して強くいく所は僕の特徴でもあるので、ああいうプレーはどんどん出していきたいなと思います。むしろ相手もどんどん来て欲しいし、ああいう際どいボールが来て欲しいという気持ちです。

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より、後藤大輝選手のコメント

ヒヤリとしたんですが、試合後の後藤選手のコメントからは「どんとこい」という姿勢が見えて頼もしいなと。ピンチも多くあった試合でしたが、無失点で終わってくれて感謝ですね。

試合終了間際、伊東進之輔選手と夛田凌輔選手が交代で入ります。永野選手と…坂本選手と交代ですかね(いや、今思い返すと坂本選手はずっと出ていましたので、他の誰かです…。2023/4/24追記:公式記録を確認したら前川大河選手でした)。正確なところはスタッツを確認したいところですが、天皇杯の県大会ともなると確認できるところがなかなかなくて難しいですね(笑)

ともかく、センターバックが4人になった状態。どういうポジションになったのかしばらくわかりませんでしたが、ゴールキックで再セットされたポジションから長谷川光基選手がセンターバックからボランチにポジションチェンジしていたようです。

ひとまず、伊東選手の公式戦初出場は喜ばしい。これまでもリーグ戦でリザーブに入ることは何度かありましたが出場はありませんでした。センターバック陣で一番の高身長でもありますし、みんなが期待するのもわかります。2022年の高卒ルーキー組でこれまで唯一出場がなかっただけに、嬉しい第一歩ですね。

この試合は前後半で飲水タイムが設けられていたこともあり(暑そうでした)後半のアディショナルタイムは6分と長め。それでも勝ちに徹して相手陣地内で時間を使うなどしてなんとか勝利。内容的には手放しで喜べないところもありますが、ひとまず勝ててよかったな、という一戦でした。

田坂監督は「Jリーグに決まった選手もいるし、相手が力があることは十分に分かっていた。リーグ戦とはメンバーも変わる中、団結力があって、いい結果を生み出してくれた」とうなずいた。

J3北九州が天皇杯出場 福岡大に勝利し、福岡県代表に(西スポWEB OTTO!) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/433540b4c2ac18f5d4b7f9fd365939e455051949

今季は今のところなかなか内容には結びつかないですが、今年のチームはいい雰囲気だなというのは随所に感じます。勝利後の集合写真も、最初は試合のメンバーだけだったのがどんどん呼び寄せられて、最終的にはメンバー外の選手(おそらく)全員集まっての写真になりましたしね。まだまだ我慢が必要な試合内容が続きますが、なんとか踏ん張ってリーグ戦でも上向いていって欲しいところですね。

というわけでリーグ戦に戻り次節はSC相模原戦。ここでバナーが乾選手というのは持ってるなあと思いますね(笑)。この試合でも活躍して欲しいところです。

次戦も勝ちましょう!

(2023/4/24追記)

試合レポートの記事がアップされたようなので、記録のため追加しておきます。こういう記事はほんとありがたいですね~。

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