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引き寄せの法則


「ポジティブな思考や感情、言葉を発することで、ポジティブな現象を引き寄せる」と言われています。

その逆も然りです。

私たちが発するエネルギー(波動や周波数)が共鳴し、それに応じた現象を引き寄せるという考え方は、「類は友を呼ぶ」とも表現されます。

しかし、これは科学的な根拠があるわけではなく、疑似科学とされています。

近年、量子力学の発展により、「人間の意識(波動)が現実を作り出す」と言われることがありますが、これもまた疑似科学として扱われています。

量子力学では、光子(光の素粒子)は波と粒の二重性を持ち、観測されていない時は波の状態であり、観測されると粒の状態になるとされています。

この現象を、「思い(波)が現象化(粒)する」と解釈する人もいますが、科学的に証明されたわけではありません。

とはいえ、「今自分が発しているもの(内側の状態)と同じものを引き寄せる」という考えは、必ずしも間違いではありません。

これは、「引き寄せる」というより、「内側の状態」というフィルターを通して外の世界を理解するため、あなた自身がそう意味付けしているということになります。

では、私たちは何を引き寄せるのでしょうか?

言葉が引き寄せるものとは何でしょうか?

「幸せになりたい」という思いは、裏を返せば「今は幸せではない」という状態を示しており、その結果として「幸せではない」と感じる現象が現れます。

つまり、現象を「不幸」と意味付けしてしまうのです。

「なりたい」という言葉には、その状態との分離が生まれます。

逆に、「生きているだけで幸せ」と思うことで、幸せな現象が現れるのです。

これは、現象を「幸せ」と意味付けすることに他なりません。

つまり、その言葉を発した時の内側の状態が、現実に反映されるのです。

例えば、「俺は絶対金持ちになる!」や「俺は誰もが認める起業家になる!」という言葉は、現在の自分がそうでないことを示しているに過ぎません。

この状態で生きていれば、何年経っても同じことを言い続けることになるでしょう。

つまり、いつまでもその目標が叶わないということです。

言葉は、その言葉を何度も使いたくなるような現象を引き寄せる性質があるのです(その言葉がどのような心の状態で使われているかが重要です)。

したがって、「今、俺はお金がある!誰もが認めるメンタルコーチだ!」と、現在形で言い続けることが大切なのです。

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