婚活レポートレンコンシャキシャキ男

のりまきすき子です。
覇気の無いあらさー社会人です。
2、3年前からマッチングアプリやってます。
女性側からしたら、マッチングアプリって
めっちゃお得やと思います。無料だし、
並みな容姿でもわりとマッチングできるので
オススメです。
結婚できるかどうかは置いといて
出会えます!




今回マッチングアプリでマッチしたのは
28歳ペットショップ?で働く好青年です。
身長170後半くらいあったかな。
柔道経験者でがっちりめの体型。


同い年なのですが
この青年はマッチした時から
会った後までずっと敬語でした。
しかも敬語と言えど超超丁寧な敬語。
まるで自分は会社の重鎮にでも
登りつめたのかな?と思ってしまうくらい
丁寧な敬語を使っている方でした。


敬語、いいよね。
アプリしてると
のっけからタメ口で話してくる人がいるけど、
私はそういうのダメな方なので
丁寧な敬語使っているだけで
すごく好印象でした。
年下相手でも、最初は敬語使うべきだと
思うんだけど私古いのかな。



青年はペットショップもどきで働いてるらしい。
なんか説明されたけど忘れました。
とにかく犬と猫の世話をする仕事をしてるらしい。
金融系からの転職だと言ってました。
それを仕事にしてるだけあって
彼はかなりの動物好きで、YouTubeで
犬の動画を見るのが趣味らしい。




YouTubeで癒し系動物の動画見てる人
わりといる気がする。
学生時代動物に興味なさそうな子が
社会人になってから会ったら
YouTubeでそういう動画見まくってる
現象を何度か目の当たりにした。
やっぱり現代人は疲れてるなあと
思ってしまう。




まあ何度かやり取り重ねて
最初のデートは彼の希望で動物園に。
最初は猫カフェの予定だったんだけど
コロナだし屋内は避ける形で動物園になりました。




どこまでも動物好きの彼は
話題の8割が動物でした。
デートをどこにするかを決める時も
必ず動物絡み。
彼と結婚したら必ず大型犬を飼わねばならないことになりそうでした。




動物園で
熊かわいいですね。チーターかっこいいですね。等の動物感想の言い合いの末
寒かったのでラーメンを食べに行くことになりました。二人で寒さに震えながらその場で調べて
近くの店へ。




カウンターでラーメンをすすりながら
自己紹介的な話をしました。
これまでに就いた仕事の話が主だったかな。
青年はとても気持ちよく私の話を聞いてくれました。ほんとに丁寧な人。




その日はそこで解散して
またメッセージのやり取りが
始まりました。
しかしこのやり取りが段々苦痛になってきてしまった…。


とにかく好青年のメッセージは長い。
lineの画面いっぱいまで文章を繰り広げる。
私の返答に120%のレスポンスがついて
さらにコメントを付けてくれる。
ありがたいよ。モテない女子にしたら
こんなに一生懸命やり取りしてくれる人
希少だよ。でも…泣
これは会う前にわかっていたことなんだけど
会ったらもっと砕けてやり取りできるかななんて
思ってしまっていた。




青年もやり取りに苦戦してるような
感じだった。
趣味や仕事の話をし尽くしてしまったので
好きな野菜は何ですか?
嫌いな野菜は何ですか?
動物を触るとしたらどこから触りますか?
等の薄い質問がびっしり並んでいた。
何かのアンケートを毎日やってるような…



青年: 好きな野菜は何ですか?
私: レンコンです。
青年: レンコンってシャキシャキしてて美味しいですよね!!



これ別にどっちが悪いとかでは無いのだけど
このやり取りの薄さに
日に日にツラさを増してしまっていたので
青年もツラいんじゃないか?と思い
思いきってlineの回数を減らそうと
提案してみた。週に一回にしてくれと。



ツッコミ処があるのはわかっているが、
それで怒るとか、連絡こなくなれば
その時はその時だなと思っていたら
青年も実はマメにやり取りするのが苦手だと
言ってきた。それで週に一回のやり取りに落ち着くことができた。




週に一回のノロノロlineで
次に遊びに行く話になった。
動物絡みで遠方の水族館に行く話に。
いいですね。いいですね。と
気を遣ううちに元に戻れなくなった。
車を出してくれるらしいが
丸一日かかる距離に戸惑いがあった。
それを言えないのが私の悪いところ。。
近所のカフェで2.3時間にしてほしい。。



言えないまま前日の朝に時間と場所の約束をして
lineを終え、昼休みにスマホを開いたら
家族から電話がかかってきていた。
なんだろう。珍しいなとlineを見ると
父親が亡くなったから帰ってこいとのメッセージが入っていた。
以前から体調が悪く何度か様子を見に行ったり
していたので、心の準備はできていたものの
やはり突然だったので気が動転した。




実家に向かう電車で
青年に事情を伝え、デートは取り止めになった。
青年はすぐに心配のlineをくれ、
私の精神面を気遣ってくれた。




それから数日経ち、死後の手続きに
追われていた私は青年のことを覚えてはいたものの、レンコンシャキシャキline(以下凪のようなlineをこう呼ぶことにする)をする気力が無く、
婚活は完全にストップしてしまっていた。




すると青年からメッセージがあった。
どうかされたんですか?と。
既読スルーにしてたからそう聞かれてるのかな?と思ったが、直前のメッセージは特に返信を急がないと書かれていたのでスルーしていた。
どうかされたんですか?って…
父親死んだんですが…




反応する元気もなく
また返信をスルーしてしまっていたら
さらにlineがきた。
またスルーしていたら
今度はアプリのほうにメッセージがきた。



肉親の葬儀をキャンセルの理由に
しないほうがいいですよ。
本当に心配する人だっているんです。
別にいい人が見つかったんなら
言ってください。そうすれば僕も
前に進めます。
今度からはちゃんと理由を
相手に言ってあげた方がいいですよ。
いいお相手が見つかりますよう
お祈り申し上げます。


的な文章だった。


うーん。。。
嘘だと思われてるのか。。
まあこの状況だったらそう思っちゃうよな。
てゆうか最後まですごい丁寧だ。
ひとつ面接落ちちゃったかんじ。
もう多分なに言っても信じてくれないなと
思ったので私からは何も送りませんでした。


こんな感じでたった今、
ひとつの婚活が終わりました。





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