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音楽と映画。私のためになるエンタメ

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音楽や映画、ドラマ、小説、お笑いなど、私のしがない生活を彩るエンタメのことを。
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#旅

ようやく旅を振り返りつつある今日この頃

温泉地での仲居のアルバイト生活も慣れてきて、大忙しの年末年始も過ぎ、仕事も覚えて楽々な日々になりつつある。 どこに行っても、そこでしばし共に生活をする人と、それなりに仲良くやれるようになっている自分に気づく。それがどこの国であろうと、言葉がちがってようと、年齢差があろうと。オードリー若林が言っていたように、人見知り人間も40代になると人見知りと言ってられないから、自然とそれは治る。 人間嫌いは基本的には変わっていないが、その分、相性の合いそうな人を見つけて共に楽しく過ごすとい

スペインのフェスで跳んだ!2023夏。

1997年の第一回のフジロックフェスティバルでフェスデビューをして以来、夏はフジロックとサマソニに通い、夏フェス大好き人間として生きてきた私。 コロナ禍で夏フェス、ライブという楽しみを奪われ、これを機に音楽ライブは、年齢とともにそろそろ引退していく人生になるのかなと思うくらい、気持ちはしぼんでいた。 10〜20代の頃、「何歳になっても、ライブに行って音楽を楽しむ大人になろうな」と言い合った音楽好きの仲間も、結婚したり子供ができたり、仕事が忙しくなったりして、見事に30代を過

ハリドワールの風

一度見かけて以来、中毒のようにリピートしている藤井風の「grace」のMV。 見ての通り、ロケ地はインドで、インドテイスト満タンの旅情をくすぐりまくるとても素敵なMVである。 そこで、自分の中で議論となっているのが、ロケ地はインドのどこなのか問題。 日本の芸能人なんかが旅番組でインドに行く時、大体ガンジス川を目指しがちなのだが、よくあるのがバラナシ。 ガンジス川沿いのごちゃごちゃした雰囲気丸ごと、代表的な聖地ではある。 そして、ちょっと綺麗なインド、オシャレなインド旅を

「グレイマン」のゴズリンとフンデルトヴァッサーについて。

最近は、家で横になっている時間が多いので、NetflixやAmazonで海外のドラマや映画ばかり見ている。 直近では、「グレイマン」を見た。 映画館でも上映されているらしい。 映画館の方が迫力ありそうだとは思うけど、見に行くかと言われるとちょっと微妙なラインではあった。 意外だと思われがちだが、私は基本的にはミュージカル映画が一番好きなので、あくまでそんな私の感想。次に好きなのは、サスペンス系とかサイコ系ではあるけれど。 「ラースとその彼女」で認識していたものの、「LA・LA

ポンペイ展へ 〜そこにいた〜

プライベートでむしゃくしゃしたというか、傷つくことがあったので、平日、仕事を午後からお暇をちょうだいして京都に行ってきた。大雨の日に。 途中でワークマンでレインパーカーを買ったら雨が止んだ。 脱いだら降り出して、着たら止む。雨の日あるあるを楽しみながらの京都。 京都の景観を壊さないお店シリーズの中でもここの餃子の王将の地味さは結構好きである。 今回の京都のお目当ては「ポンペイ展」 久しぶりに来た平安神宮のそばの京都市美術館は京セラ美術館という名前に変わっていた。 「雨

インドセレブの結婚式 〜私のランビールがとうとう結婚!〜

知らんがな!が響き渡ることは想定内として。 ほとんどの日本人が知らないけど、大勢のインド人が一昨日あたりから沸いている。 ほとんどの日本人が知らないボリウッド映画俳優のランビール・カプールとアーリア・バットの超ビッグカップルの結婚式が始まった。 ランビールは私が最も推しているインド人俳優なのだが、顔はそこまで私のタイプではない。 スタイルは良いし、演技力はあるし、ダンスがとにかくうまくて踊ってて華があるけど。 バルフィとかBesharamという彼主演の映画をインドで見て「ズ

Gully Boyのステッカーと共に旅するインド 後編【2019.10】

前編の続きというか、余談だらけの前編からようやく本題に入る後編。 前編の内容を簡単にまとめると 映画「Gully Boy」の日本公開初日特典でもらったランヴィール・シンのイラスト入りステッカー。これを、インドにいるランヴィールを心から愛する女性を探し、見つけ出してプレゼントするミッションを勝手に自分に課して旅することにしたという話。(こんなに短い内容に、なぜ3000文字も費やしたのかは前編を読めば分かります。モディ首相が関連しています。) さて、日本の映画館で映画「GUL

Gully Boyのステッカーと共に旅するインド【2019.10】 前編

そろそろ皆さんご存知のIMWのパート3が始まります。何のことかってあれですよ、インディアンムービーウィークです。 知らんがな!は無しでお願いします。 最近、友達のポン子さんが見て感動したらしいインド映画「GULLY BOY」を、私も久しぶりにDVDで見てみたところ、2019年のインド旅でのあることを思い出したので、ここに綴っておこうと思う。 まず、映画「GULLY BOY」とは、インドのムンバイにあるダラヴィスラムで暮らすラップをこよなく愛する青年ムラドが主人公。将来の不

旅とドラマと壁の色について

壁を青くしたい問題における最適の青について頭を悩ませている。43歳の春。 こうタイトルをつけていたが、例の如くnoteが脱線しまくったので最後にタイトルを変更した。 ここに至るまでの、壁の色に募らせてきた思いをまずは振り返りたい。 壁を白以外のカラフルな色にしたいという願望は昔から持っていて、アメリカのドラマの「フレンズ」のモニカの家みたいに、薄いパープルの部屋にしたい、というのはずっと思っていた。 まだ学生で実家暮らしだった私は、友達にも「一人暮らしをしたら絶対にモニカの

緊急事態宣言前夜に映画を見た

今日からまた第3回目の緊急事態宣言。 昨日、明日から映画館も休業となると聞いて、滑り込みで慌てて「ノマドランド」を見に行った。 人の少ないレイトショーで見たいと思って探したら、万博エキスポシティしかやってなくて、自粛の巣ごもり前にちょっとだけららぽーとも覗こうと思い、わざわざ出向いてみた。 想像以上の人の多さにびっくりして、asokoとユニクロとH&Mにだけ寄ってモールの外へと退散した。 若い子たちが芝生の広場でお菓子を食べながら座り込んで喋っている。うわー近づかんとこうと思

行けなかった石岡瑛子展と、パリで見たデヴィッド・ボウイ展のこと

そうなるだろうと薄々分かってはいたけど、私が今週末に乗る予定だった伊丹-羽田便が欠航になったとANAからメールが来た。 貯めたマイルで特典航空券を押さえていたから、そのうちキャンセルしようかなと迷いながら、ずるずるとそのままにしていたからちょうど良かった。と言いつつも、ちょうど良かったと思うのも切ない。 石岡瑛子展に行くためには14日までに大阪から東京に行かなければならず、緊急事態宣言が昨日であけていれば堂々と今週末に行けたはずだったが、緊急事態宣言が大阪と東京が(それと岐阜

「水曜どうでしょう」に感動した大晦日

私の愛してやまない番組の一つ。 「水曜どうでしょう」 「どうでしょう」は「ロードショー」のイントネーションで読む。ただの素人大学生だった大泉洋を大人たちが振り回して旅する番組だったが、今や、スター大泉が大人たちに振り回されてボヤくおじさん番組になった。 前回、と言っても6〜7年前の「初めてのアフリカ」の回は、アフリカロケにぞろぞろと4人以外の大人がついてきていたのが分かったから、少し冷めた。ビッグになった大泉洋には、あゆのように何人もお付きの人がついて回らないといけなくなった

「落下の王国」を1日早く見る、今日の人生

久しぶりに本屋に寄った本日。 仕事とキャンプや山や公園以外、最近はほぼ出掛けていない。元々、買い物はほとんどネットだし、服はzozo、ドラッグストアで買うものもネット、本やその他はAmazonで、家の中にどんどん段ボールがたまっちゃう人間なのに、ステイホームで拍車をかけて更に段ボールだらけである(木曜に忘れずに命懸けで捨てる!)。 何となく今日は本屋に寄って、何を買おうか決めずにウロウロしていたら、キナリ杯の主催者、岸田奈美さんの本が、私の1番好きな漫画家(というか作家)の益

ネガティブを潰すのはポジティブじゃなくて没頭

タイトルはオードリー若林正恭氏の名言です。 私はダウンタウンを見て育ち、吉本の二丁目劇場に通い、大阪のお笑い番組ばかりを好んで見て生きてきた、絵に描いたような昭和の大阪の女なのだが、今はめっきり有吉やオードリー若林を贔屓にしている。 色々とアップデートできないで取り残されつつあるかつての笑いのカリスマ松ちゃんと(笑い以外は知識の浅さが露呈されて、だけど誰も言えなくて裸の王様になっててこっちが泣けてくる時がある)、ジジイ化して衰えたことで面白みが100倍のボケになってきている浜