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10代の子供を持つ親が心がけること

以前に、10代の子供の脳が成長途中であるため、感情の抑制が効きにくく、生殖ホルモンの影響を受けているため、攻撃的な言動をとりやすいということをお話ししました。

それじゃあ、そんな10代の子供に親はどう接したらよいのかということを書きたいと思います。

1・睡眠をしっかりとらせる

脳の成長を促していくためには、最低でも9時間は寝る必要があるそうです。ところが、10代後半になると子供たちは夜更かしになり、そのため、睡眠不足で、朝がスッキリしないという生活パターンをとりがちです。

これは、睡眠を促すメラニンというホルモンが出始める時間が大人や幼児に比べると2時間遅くでて、しかも体内に残りやすいため、朝は眠いという状態になります。

うちの子供たちも夜遅くまで起きたがり、そのくせ、朝に起こすとなかなか起きてこない(怒)。それだったら、早く寝ればいいのにぃ〜と、親は思うのですが、そこは面白いTV番組を見てからとか、今やっているゲームが終わってからぁ〜等と言ってなかなか寝ようとはしません。

 寝る前にTVやPC、スマホ等の電子機器の画面を見続けると脳が興奮してしまいさらに眠れなくなるそうです。
だから、うちの子も起きれないのか〜!!

子供を早く、しっかりと寝せようとするならば、寝る2時間前にはTV、ゲーム、スマホ等の電子機器を使わせないようにしたほうがいいです。

(今のご時世、かなり難しいのですが。笑)

2・健康のリスクを軽減させる

10代は若くて、回復力があるため、悪影響を受けないようにみえるため、健康に気を遣う人が少ないかもしれません。

確かに、飲酒をしても、大人のように千鳥足で歩くとか、ろれつが回らなくなったり等の外見上の運動機能が失われにくく、平気にみえやすいです。

ところが、10代の脳はまだ未発達なため、過剰に健康を害するような行動をすると、大きなダメージを与えてしまいます。

例えば、度重なる飲酒は脳の一部である海馬(記憶を司る部分)を小さくしてしまい、記憶障害、認知力の低下、集中力の低下等、さまざまな問題を起こします。

10代の脳はアルコール、たばこ、その他の中毒的なものが引き起こす刺激に対して興奮しやすいため、激しく反応してしまいます。ところが、
感情を抑制する部分が未発達のために、快楽の誘惑に負けやすく、大人よりも引き込まれやすい。すぐにハマり、最悪な場合には、大人になってから取り返しがつかないほどのダメージを脳に受けやすいのです。
お酒はほどほどに。
これは子供に限らず、大人にも言えることですね。

3・計画性、意思決定をサポートする

 子供は自分が飲みかけのペットボトルをそこら辺に置き忘れたり、食べ終わったお菓子の袋をそこら辺に置いていて、ゴミ箱にいれ忘れたりしていないでしょうか?

 これは最後まで注意力続かず、すぐに新しく興味をひいたものに気が引かれてしまうからです。
子供は、大人のように同時に色々な事をすることはできる脳ではありません。
子供の様子をみて注意ではなく、サポートしましょう。
これって、母親としてはかなり難しいです。部屋にあちこち飲みかけのペットボトルや漫画の本や文房具が点在しているのをみると、優しく言えず、ついつい、怒ってしまう。
怒ると返ってくる態度は反抗なので、さらにバトルが、、、、、
サポートって難しいですわ。

4.子供の話をよく聞く

大人でも腹が立つこと、悲しいこと、嫌だったことは、話を聞いてもらうだけでスッキリしませんか?
うちの娘は嫌なことがあると、家に帰って夕飯を食べた後に一気に語り出します。
子供は話すことで、溜めていた感情を吐き出しているので、実は親の意見は全く求めてません。
自分が正しいとか、間違っていることが問題ではなく、先にも書いたように脳の感情を抑える機能が弱いため、湧き上がった感情が抑えられないのです。
だから、ただ聞いてあげて、大変だったねぇ〜という感じで聞き流し、受け止めてもらいたいのです。実は子供が吐き出した感情を受け止めるだけで、子供の中では、8割くらい解決しちゃうように見えます。
子供が感情を見せてこなくなったり、話をしなくなった時は、注意が必要です。
突然、感情を爆発させてとんでもない行動を起こすことがあるので、ウザがられてもいいので、溜めていた感情が表に出るように、一杯一杯になったものが表に出るように、話させるようにしましょう。
そのためには、子供の話をとにかく聞くという姿勢が必要です。意外とこれは難しいです。ついつい聞いていると意見したくなります。
でも、ここはグッと我慢して、受け止め、大人の余裕っていうものを子供に見せつけましょう(笑)。
最後に子供の表情を見てください。
きっとホッとした顔になっているはずです。

以上、悩める10代の子供を持つ親として、気をつけたい事を書いてみました。
こんな事を書いている私が1番実践していない気がします。
貴重な子供と最後の本気で触れ合い、関われる時間。この時期を過ぎてしまえば、自分の元から巣立ってしまう。せっかくなので、今を楽しみたいと思います。



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