見出し画像

舞台「ジャンヌ・ダルク」を観てきました

2023.12.7は、私が初めて推しに(一方的に)会えた日。
私の記念日です。


私これまで「推し」っていうほどの存在がずっといなくて、約1年前に惚れ込んだ清原果耶さんが初めての推しです。
なので「推しに会いに行く」という行為も初めて。
そして、観劇も初めて。
私が初めて見る舞台の主演が、ジャンヌダルクが初舞台の清原果耶さん。 
興奮するなという方がムリです。

初めての舞台観劇が、推しを初めて生で見られる舞台。感無量。

今仕事が絶賛繁忙期中なんですが。
あと◯日で清原さんの舞台。
あと◯日で清原さんの舞台。
あと◯日で、生で見られる。
それを支えに、働いてきました。
なので、今、支えがありません、ただただつらい(笑)

席はS席を申し込みました。
端だったし、舞台までの距離は近いとも遠いとも言えない距離。
目が悪い分、少し遠く感じたかな。
オペラグラスの貸し出しもあったけど、使ったらたぶん表情まではっきり見えたんだろうけど、やっぱり初めて見る舞台、初めて見る推しの姿と演技、それは肉眼で見たいなと思ってやめました。

会場が暗くなり、始まる……!という緊張感。

スモークが、もくもくもくもく舞台に焚かれて、舞台中央からゆっくりと出てきたのは、清原さん。

本物の清原果耶さんだ…!

テレビや映画で見てきた清原さんが、今そこにいる。
同じ空間に。
視界の先に。
すっっっごく、不思議な感覚でした。
そして、セリフが始まります。
清原さんの声が、生で、聴けている。
これ、凄いことなんじゃない?
震えるくらい、感激しました。

冒頭、清原さんが1人で登場し、少しの間1人語りでしたが、その後物語が始まり舞台上の人数も増えて、一気にワーーっと動くんですが、ふと気がつくと私は清原さんしか見てなくて。
あ、これはあんまりよくないな、全体を見ないと舞台に失礼だな、と。
なので、意識的に全体を見るようにしたんですが。
でも、気がついたら清原さんが視界の中心にいたのは、もう仕方ないですね。
清原さんのジャンヌの演技に、引き込まれて、引き込まれて、後半はジャンヌの最期がわかるだけに、つらかった。
推しが処刑されるとこなんて、見たくない。
見たくないけど、ちゃんと見届けてきました。
生で見られた、清原さんの演技、必死で目に焼き付けてきました。
声も。
まだ、耳に残ってる気がします。
今までの作品では聞いたことのない、低くて、でもよく通る綺麗な舞台演技用の発声。
たぶん、セリフ一度も噛んでない。
動きも軽やかで、あぁそういえば清原さんてダンスも上手かったっけと、思い出しました。

清原さん、カーテンコールでも、笑顔がなくて、あそこにいるのは清原果耶であって、清原果耶ではないんだな。ジャンヌなんだな、と。
最後最後のカーテンコール、はけるときのお辞儀の後、やっと笑顔が見られた気がする。
はっきりとは見えなかったけど。
あれは笑顔だったと思ってます。

さて。
清原さん以外の感想を。

りょうさん、めっちゃくちゃかっこよかったです。素敵だった。
声は通るし、演技はもちろん上手だし、立ち姿も所作も、全てが映えてた。
宮廷の裾がズルズルとした衣装を、美しく着こなしていてですねぇ。
バサって衣装を翻してはけていくとことか、かっこいい素敵〜ってなった。

それから、神保さん。
神保さん、テレビでよく見る俳優さんだ〜、生で見られて嬉しいな、と。
ちょっとね、嫌な役だったんですよね。
それがまた上手くてですね。
目が悪いから、表情ははっきり見えないんですけど、でもなんか神保さんが悪い顔してるのは、わかった(笑)
で、家帰ってから突然思い出しました。
神保さんて、相棒のラムネの人じゃん!!と。
なんで、舞台見てる時には忘れてたんだろう。
私、ラムネの人、生で見てきたんだ。
ラムネの人〜!!って思いながら、舞台見たかった。
ここまで書いて、まだ役名思い出せない。
ラムネ監察官。

W主演の、小関裕太さん。
序盤と終盤の演じ分け、凄かったぁ…。
貫禄と威厳が、別人なんですよね。
ジャンヌが彼を本物の王様にしたんですよね。
もう一度、序盤の小関さんの演技を見て、そうそう最初はこうだったって、思いたい。
同じ舞台、何度も見に行く人の気持ち、すごくわかった。

それから、舞台演出が凄かった。
初めてだから、比べるものがないんですけど。
舞台、横幅は決して広くなかったと思うんです。
けど、奥行きはあったように見えた。
その奥行きと、舞台中央にある階段(下から登って舞台に出てきたり、逆に下ってはけて行ったりする)そして客席まで上手に使ってて。
私の表現力では上手く表せないんですが、階段を降りて一度舞台から出て消えた人が、また上手から出てくると、方向が変わるというか。
向き、視点がかわるというか。
そういう表現の仕方、見せ方が、舞台って面白いと思いました。
今回の会場、ネットでは音響がイマイチなとこだから心配、みたいな声を見かけたんですが、あれでイマイチなのか〜。
良かったと思うけど。

舞台って、凄いんですね。
役者さんたちの生の演技が見られるって、すぐそこに役者がいるって、なんか凄い。
初めて生の演技に触れて、感動しきりでした。
推しが主演てことを差し引いても、舞台ってすごい!面白い!
はまりそう。
というか、はまった。
またなんか見に行きたい!って思ってますもん。
そのうち趣味に「観劇」って、言えるようになっちゃうかも。
それにしても、舞台の情報って、みんなどうやって仕入れてるんだろう。

初めてのグッズ購入

そういえばグッズも購入しました。
公演プログラムとハンドタオル。
ハンドタオルは衝動買い(笑)
この公演プログラム、凄いです。
読み応えありすぎ。
ちょっとした本ですよ。
買って良かった。
宝物にします。

最後に一つ、残念だったことを。
観劇に付き合ってくれた友人と意見が合ったんですけど「会場の女性スタッフ感じ悪かった」です。
とても、と付けてもいいかもしれない。
人数捌くのに必死なのかなんなのか、みなさん大変高圧的に感じました。
あの方たちは、会場のスタッフでしょうか。
あの方たちも、舞台スタッフのメンバーだとしたら、ちょっと悲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?