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上田と女がDEEPに吠える夜を見て、ジェノゲストを薦めたいと思った話

5/28放送分の、上田と女がDEEPに吠える夜、テーマは女性同士でもわかりあえない生理の悩み。
私も生理痛がかなり重い方だったので、街の女性の声やスタジオゲストの女性タレントさんの「こんな風につらい」「こんな状態になった」等の体験談に、わかるわかると頷きながら見ていました。

驚いたのは、生理がつらい代表のゲストに元なでしこジャパンの丸山桂里奈さんがいらしたことです。
生理に悩みながらトップアスリートとしてご活躍されていたとは。
トーク番組で見かけるたび、私の中では申し訳ないけどおバカタレント枠に入れて、エピソードに笑っていたものですが、今回は頭が下がりました。すごいですよ。
でもまぁ、やっぱり話の内容にはちょっと笑っちゃったんですけどね(笑)

司会の上田さんと、ゲストの見取り図・リリーさんが、生理に対しての知識がほぼない状態で、だからこそ教えてもらっておきたいっていう姿勢がとても好感でした。
特にリリーさん。
お笑い芸人の雰囲気が全くなくて、とても真剣味が伝わってきて、女性としては嬉しいですやはり。
そのリリーさんが「この番組は全人類見るべき(そして知っておくべき)」って言ってくれていて、本当そうだなと思います。
huluに入っていればいつでも見られますが、入っていない方でも6/5の0:03まではTVerで見ることができますので、ぜひ。

そして、番組最後に和田彩花さんが、
「生理は毎月あるから習慣になってしまってこれを改善できるとか、よくできるとか思ってない人が多い。
そして、改善するためにはいい情報にアクセスする必要があるんです。
ちょっとずつ話をして、ちょっとずつ口コミのように広げて、みんなでいい情報をゲットしたいですね」
と仰っていて、こちらも全くもってその通りだなと思いました。

そして、ちょっとずつの口コミなら、私も貢献できます。
こんな薬があるんだよと、言えます。
私はこんなにつらかったけど、薬のおかげで今は楽になってるよ、という体験談と口コミを発信できます。
誰かの助けになればいいなと思いながら、書いてみようと思います。

とにかく生理痛がひどかった私。
市販の鎮痛剤は効かず、痛みで動けなくなるのは当たり前。
手足が冷たくなり、しびれたり。
痛みで気持ち悪くなり、吐くことも。
学生の時は、遠足や体育祭等のイベントに重ならないように祈ったものです。
そして祈りも虚しく、中間テストを途中で離脱しして保険室に行ったこともあるし、大学受験にぶち当たったこともありました。
幸いなことに、私は都度都度で周囲に理解者が必ずいてくれたので、助けてもらったことも数知れず。

だけどやっぱりわかってくれない人も、いるんですよ。女同士でも。
「私は動いていたら気が紛れて平気だけどね」
とか。
そもそも痛すぎて動けないんだって!
あと、
「痛いって思いすぎなんじゃない?」
ってのもありましたね。
これが激痛といえないなら、何が激痛なのかわからないくらい、私はつらいのに。

社会人になっても同僚には恵まれたと思いますが、もうこの頃には生理に対する精神的苦痛と、肉体的苦痛がしんどすぎて、ここでようやく「低容量ピル」を処方してもらいました。
それまでも婦人科にはかかっていましたが「病気」じゃないので、鎮痛剤の処方しかしてもらえなかったんです。
さすがに処方された鎮痛剤は効くんですが、効くまでがつらいんですよ。
飲みました、治りました、じゃないから。
私の場合は1時間くらいかかりました。

低容量ピルの何がいいかって、いつ生理がくるのかが、高確率でわかることです。
私の会社は休みがシフト制なので、いつかがわかれば予めそこを休みにすることができます。
どうしても休めない日にちに当たりそうな時は、薬の飲み方を調整すれば、ずらすことも可能。
旅行や遊びの予定も立てやすい。
そして、痛みも随分改善されました。
鎮痛剤が効くまでの時間も早くなったし、手足がしびれるようなことも、痛みで吐くこともなくなりました。

と、書くといいことずくめのような低容量ピルですが、難点もあります。
まず、高い。
私が飲み始めた頃は、完全自費診療だったので、とにかく高い。
半年で三万円近く払っていました。
そのうち徐々に値段が下がって、最終的には半年で一万二千円くらいだったと思いますが、それでも高いですよね。
フランスでは日本円換算で数百円なんですって。
なんですかね腹立たしいこの違いは。
今までピルに払ってきたお金全部足したら何が買えただろう、どこに行けただろうって考えると、こんな体質だったばかりにと、めちゃくちゃ悔しい。
悔しいけど、ピルのおかげで生活できていたので、仕方ないとも思ってます。
思っているけどさ…。

そしてもう一つのピルの難点。
ある意味こちらの方が深刻。
「血栓」ができやすくなるという、副作用があります。
あくまでも副作用の一つなので、必ずではない。
けれど、リスクはあって、特に年齢が進むにつれて確率があがるので、だから私が飲み始めた頃は、ピルが飲めるのは40歳までと言われていました。
少しずつWHOの基準がかわり、私が40歳になった頃はまだ大丈夫になっていましたが、血栓のリスクがあがるので、半年〜年1で血液検査をしなくてはいけなくなりました。
これがまた、高いの。
自費だから。
だけどピルを処方してもらうため仕方なくやるんです。
血栓もできてたらと思うと怖いし。

そんなこんなでピルを飲み続け、でもいつまでも飲めるものではなし、毎月痛いは痛いし相変わらず休みは潰れるし。
そろそろ切除を含め根本的な解決を求めた方がいいんじゃないか、嫌だけど相談してみるか…と悩んでいた頃、その日の先生に「薬かえてみますか?」と提案されました。
それがジェノゲストです。

ジェノゲストは、保険適用なので安い。
ピルに比べ格段にお財布に優しい。
血栓ができやすくなるという副作用もないから、処方年齢に上限がない。
あと、私は運良くピルが普通に飲めましたが人によっては合わなくて吐き気の副作用が強くて結局飲み続けられないということがあるようですが、ジェノゲストはその副作用が出る人ほとんどいないみたいです。

でもジェノゲストにも副作用はあって、それが「不正出血」です。
先生によると、ピルのように出血がいつ始まるのかはわからない、飲み始めは特に出血しやすいので常にナプキンを用意しておいたほうがいい、と。
出血=痛みがつらい、のが普通の私にとって、いつその出血が起こるかわからないという状況は、不安しかないんですが、それを伝えたら「生理とは違うので痛みもないですよ」と。
そして、飲み続けると人によっては出血自体なくなります、と。
先生の言葉だけでは不安はぬぐえませんでしたが、このままピルを飲んでいても何も変わらない上、リミットも近づいていたため、思い切ってジェノゲストに変えてみることにしました。

飲み始めてそろそろ一年。
私の結論は「ジェノゲスト最高」です。

別にここ数年で産まれた薬ではないようで、どうしてもっと早くこの薬を薦めてもらえなかったのかを不満に思うくらい、変えてよかった。

まだ覚えています。
ジェノゲストを飲み始めて一週間くらいで、早速出血が始まりました。
普通の生理と変わらないくらいの量があったのに、全く痛みがなかったことに驚きました。
痛くない出血って、本当にあるんですね。

その後今に至るまで、何度か出血はしています。
間隔も量も様々で、これといった法則はわかりません。
でも私に言わせれば、痛くないならいつ出血してもOK、です。
たまに、下っ腹に不快感がある時がありますが、気のせいといえば気のせいな気もするし、仕事や外出の用事に影響が出たことはなく、むしろ用事があると忘れちゃう程度です。
「あ〜これが噂の、動いていると気がまぎれる」というやつか、と初めてわかりました。
初めてわかったし、これじゃあ分かり合えるわけがないということもわかりました。
毎月起こる生理がこの程度ですんでいた人と私、わかりあえるはずがない。
こんなのずるいと思ってしまう。
私は動けなかったんだから。
私はめっちゃお金をかけてたんだから。
だから、そこから解放してくれたジェノゲスト、最高です。

最高ですよ。
だから今生理痛でつらい思いをしている方全員に伝えたいです。
婦人科行ってまずは疾患の有無をを検査しよう。
疾患があれば治療すれば楽になる。
無ければ先生にジェノゲストを試してみたいと相談してみよう。
と。
私が先生に言われたジェノゲストの注意点にもう一つ、ピルと違って避妊効果はない、というのがあります。
処方される時に絶対言われると思うけど、若い方は注意が必要ですね。

私には、いいことの方が多かったジェノゲスト。
なんで痛みがなくなるのか、なんで不正出血はおきるのか、身体に負担はないのか、飲み始めてから自分なりに勉強して、一応納得する答えはあります。
が、それはあくまでも私の素人考えなので、ここには書きません。
ただ実際つらい生理痛に悩み続けてきた人間が、ジェノゲスト飲み始めたら、うそのように楽になったよという事実は、声を大にして言いたいです。
口コミとして。
本当に。
あのつらさ、なんだったのというくらい。
もっと早く出会いたかったし、もっと早くこの薬のこと知りたかった。
だから、1人でもいいからこれを読んで「いいこと知った」って思ってくれたらいいなぁと、そう思います。

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