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私がCAを辞めた理由。

私はドイツに来る前、日系の航空会社で5年間CAをしていました。

つい昨日、当時の後輩から
「私も今CA辞めようかと思ってるんだけど、
辞めた理由なんだったの?」
と、相談を受けました。

(※後輩にタメ口使われるキャラです。笑)


そんな彼女の質問に答えるためにも、
今日は、一年半前の記憶に遡ってみることにします。

私が経験したCAという仕事の実態と、
これからCAを目指す方に向けてリアルな体験談として楽しんで頂ければと思います。

よくある日系CAの退職理由

とは言ったものの、具体的にどんな感じだったかすっかり忘れていたので、
ネットでリサーチしてみました。

日系CAの退職理由で多かったものを分類すると、
大きくこの4つです。

・人間関係のストレス(上下関係・接客)

・理想と現実のギャップ(仕事内容)

・体力・スケジュールのハードさ
(不規則な勤務・時差・土日祝日勤務)

・キャリアアップしたくなった

なるほど、確かにいくつか心当たりがありますね。

私の経験を踏まえて一つずつ見ていきたいと思います。

・人間関係

これは確かにめっちゃ面倒くさいです。

毎便メンバーが変わるので、
最初の顔合わせ(ブリーフィング)が命運を分けます

関わらない方がいい人レーダーを働かせ、
キャビンでも常にその人とは可能な限り最長の距離を保っていました。


私はどうやら日系では身長も態度も大きめだったようでいじめ・嫌がらせも普通に経験しましたが、

全部寝たら忘れる or ネタにして笑いへ消化していたので大丈夫でした

・理想と現実のギャップ

私はCAという職業に憧れてなったわけではないので、
特にギャップも感じず、モチベーションは割と一定でした。

これは「別に」って感じですね。次。

・体力・スケジュールのハードさ

スケジュールも皆さんのご想像のとおり、
時差ボケや、早朝•深夜便による昼夜逆転は当たり前です。

私の場合はゴリラ並みのスタミナといつどこでも寝れる特殊能力のおかげで、

不規則な勤務自体はそんなに苦痛ではなかったです。 

ただ、周りの友人や家族と土日やお正月を過ごせないのがとんでもなく寂しかったのを覚えています。

キャリアアップしたくなった

CAの仕事は実際のところ、
離陸~着陸まで同じ業務の繰り返しです。

国内で多いときは一日で4回離着陸します。
つまり、カートの準備・収納と出発到着アナウンスも座席の清掃・セキュリティチェック等は8回です。

サービスやおもてなしの境地を
追求したいわけでもなかった私にとって、

この積み重ならない繰り返しが辛く、
徐々にやりがいを感じるの難しくなってしまいました。

ドイツ語のランゲージバッジ(社内の語学資格)を取得するなどしてみたものの、

乗客の7〜8割りが日本人の日系航空会社では使う機会がなく、もっと語学を活かした仕事がしたいと思いました。

・まとめ

ということで結論。

私のCAを辞めた一番の理由は「キャリアアップ」でした。

逆に言うと、それ以外は耐えられるレベルだったなと感じています。

今回は「辞める理由」ということでネガティブな面ばかり書いてしまいましたが、

CAという仕事は率直にめちゃくちゃ楽しかったです!

色んな国の景色を見て、いい出会いもあって間違いなく私の青春でした。

「これからCAになりたい!」という方には、
是非一度経験して欲しいと心から思います。

ではでは。

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