エコな育児の悩み<独立心と想像力>
エコな生活を心がけながら育児をすると多くの葛藤があります。今日は独立心と想像力を育むことについてのぼやき。
我が家の生活スタイル
我が家はヴィーガン(動物性の食品や商材を避ける生活)を99.9%実践しているが、そのほかにゼロウェイスト(ゴミを出さない)、ミニマリスト(必要なモノだけ揃える)、プラフリーも極力心がけている。
ヴィーガン、ゼロウェイスト、プラフリーは環境や動物への配慮から。
ミニマリストは、今後5年以内にはイスラエルへ移住する計画があるから。
例えばキッチンでは、サランラップやキッチンペーパーなど使い捨ての商材は一才ないし、日々使う石鹸や化粧品も梱包無しのものを探したり、クレイやオイルで手作りしている。
我が家の育児スタイル
2歳の長女への接し方において、下記を実践している:
ゆるいモンテッソーリ:自分のことは自分でするスタイル。ご飯は食べさせたことがない。おもちゃや本も全部自分で出し入れができる工夫をしている。
大人として敬う:意見は常に聞くし、何かをお願いしたり、禁止する際はわかってもらうまで説明をする。親という「強い立場」を濫用しない。
「赤ちゃん」という概念を用いてない:赤ちゃん言葉は使わないし、話しかける時も特別扱いしない。本人に伝わらないようなら、徐々に伝わるように言葉を変えたりする。
親に対しても人としてのリスペクトを求める:家族全員が気持ちよく生活できるように他の人の意見も尊重してもらうようにする。「ママはこれしたい・したくない」などの気持ちも考慮してもらうようにする。
独立心と想像力
娘は、眠くなったらベッドに入って勝手に寝る。
もう少し遊んでから寝たい場合は交渉してくる。
「◯◯してから寝るのはどう?」とこちらから提案した内容を受け入れてくれたら、合意したことに沿って行動してくれる。
リスペクトし合う関係ができていると自負しているし、その分(?)独立心が強い子に育っている。
そして遊びに関して、彼女の想像力は豊かである。
最近彼女に弟が生まれたので、私の日々の行動を観察し、ミニーマウスのぬいぐるみを赤ちゃんに見立てて「抱っこ紐(何かのストラップ)」でミニーを体に巻きつけたり、オムツ替えをしたりしている。
こうして想像力豊かに勝手に一人で遊んでくれるのは親の本望である。
しかし、事件は起きた:
と、丸く包んだ紙おむつを私のところに持ってきた。もちろん中身は何も入ってない。
いつもの調子で相槌を打って「そうなのー」と遊びを見守っていた次の瞬間、彼女は綺麗な紙おむつをゴミ箱に捨てそうになった!
布おむつのサイズの都合で、我が家では6ヶ月くらいまで紙おむつだけを使っている。(その後は布と紙を併用)。なので、布も紙もある。
ただでさえ紙おむつを使いたくはない気持ちがあるのに、まだまだ使える綺麗な紙おむつを捨てられては「環境に悪い」と焦ってしまう。(お財布には15円ほどの負担なので、別の状況であれば容認できていたと思う)。
必死にゴミ箱へ捨てるのを阻止し「ミニーちゃん布オムツがいいんじゃないかな」と布で遊ぶように誘導したが、失敗。
いつもであれば、何かをお願いする際や、禁止する際は説明を添えるが環境への影響に関してはどうもわかってくれる説明がいまだにできていない。
地球という概念も難しい。
環境という概念も難しい。
では、もったいないは?…やはり難しい。
色々試すが、今のところ「環境への配慮」が原因で行動を変えてほしい時の説明はできていない。
ミニーのおむつ
先ほどのおむつの事件。布おむつを使いたがらない娘と、紙おむつを捨ててほしくないのに説明ができない母。
「紙おむつを、布おむつみたいに繰り返し使ってくれると嬉しいな」
と言ったら、綺麗な紙おむつのゴミ箱行きはなんとか逃れた。やはり、エコな育児は葛藤もつきものだ。
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