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ヴィーガン弁当を通して感じたこと、その①

2021年4月に長女が入園してから今日まで、保育園登園時はヴィーガン弁当を持参している。当時の経緯と想い、最近思うことも含めて綴ってみる。長くなったので2回に分けます。

「保活」時のヒアリング

2020年秋頃から、認可保育園を中心に見学や説明会に足を運んだ。この記事でも触れたが、園を探す基準は①冷凍母乳の受理と授乳に対応している、②園の雰囲気や考え方、③食事のヴィーガン対応の可否、であった。

どこの保育園でも「ヴィーガン給食」は対応しておらず、お弁当持参も難しいと言われるばかりだった。アレルギーか、宗教上の理由でないと除去食やお弁当の持ち込みは対応しないというところばかり。

中には「主義主張だけでは対応しません」と言った園長もいて、その園はこちらから願い下げしたくらい腹が立った。

神様仏様を信じる人には申し訳ないが、無宗教の私からすると未だに科学で存在が証明されていない神様が尊重され、科学で健康にも地球にも良いとされるヴィーガン食生活(これはいつか記事を書く予定)が単なる「主義主張」と言われるのは不思議な気がした。

何はともあれ、マイノリティな生き方であることは認識していたので、このくらいのことは想定内だった。

入園希望の提出

保活をされたことがある方はご存知だと思うが、申込書に入園を希望する園の名前を希望順に記入して、区役所に提出する。

区役所の方の目に触れるのか!

と喜んだ私は、藁にもすがる思いで申込書類一式に手紙と、研究論文などを印刷して同封した。手紙のおおよその概要は下記の通り:

  1. ヴィーガンとは何か

  2. 動物性食品を摂取する環境への影響

  3. 動物性食品を摂取する身体への影響

  4. 家畜産業における日本のアニマルライツに対する世界的遅れ

  5. なぜ、私たち家族がヴィーガンとして生活しているのか

区に対して何か効果があったのか?それは後日判明したのだった。

入園が決まったBenesse系列の保育園

入園が決まった保育園では冷凍母乳の対応をしていた。しかし、入園者向けの説明会では「ヴィーガン給食の提供は難しい」と言われたのだった。

なんでも、Benesse系列に通う方でも、住んでいる品川区でも、史上初の「ヴィーガン対応へのリクエスト」だったそうだ。そしてちょっと驚きだったのが、Benesse内でも品川区でも議論して対応の仕方を考えてくれたそうだ。(手紙の効果か!)

結論、お弁当持参という形で入園することになった。毎月、翌月分の献立をもらい、1品ずつ別容器に入れて持参。その代わり(?)温めたお弁当食材は、他の園児と同じ容器に、同じように盛り付けてくれるとのこと。

なんと、2021年4月当初は主食のお米やデザートに出されるフルーツ(ただのバナナなど)まで律儀に持参していた。ちなみに、4月から社会復帰もしており、アマゾンジャパンでの新規事業開拓(フルタイム)に加え、産休中に立ち上げたEkolokalの運営を行なっていた。

半年経った2021年10月頃、悲鳴をあげて保育園に「食事のことで相談があります」と面談を申し出た。(その②に続く…)



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