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notebook#05

ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力
ビジネス思考法の基本と実践 勝間和代 著

 2019年から遡ること11年、2008年に発行された書籍ですが、とても新鮮な気持ちで読めました。ビジネス思考力鍛えるもっとも重要な点は、実践による仮設設定→実行→検証のプロセスで、大事なことはビジネス思考力を磨くこと自体を目的化してはいけないことです。なぜなら、目標はあくまでも「より楽しく仕事をすること」だからです。

ビジネス思考力の定義
1.ビジネスの場を中心として
2.限られた情報と限られた時間の中で
3.より適切な推論・判断を行い
4.より適切な行動を起こすことて
5.より高い付加価値を生み出す能力
つまり、あまり時間をかけず効率良く働いて、的確なアウトプットし、それでたくさん儲ける方法

手に入れらる成果
1.世の中の変化の方向がわかる
2.リスク管理ができる
3.状況判断が迅速・的確になる
4.より収入が得やすい職業・仕事につける
5.ムダな作業が減り、長時間労働を防げる

 ビジネス思考力を高めるために、フレームワークを活用します。フレームワークとは、現実を観察する方法を構成する仮定、概念、価値、慣行の集まり、と説明されています。つまり、「束ねたり整理したりして、考えやすくするも覚えやすくするもの」です。

7つのフレームワーク力
1.論理的思考力(ロジカル・シンキング)
2.水平思考力(ラテラル・シンキング)
3.視覚化力
4.数字力
5.言語化力
6.知的体力
7.偶然力(セレンディピティ)

 考えを深める、広げる、可視化する、数字や言葉でわかりやすくする。それには、柔軟な思考のためにパズルをといたり、体を動かしたり、偶然をつかむための行動を勧めています。「最後に」の章で、「わくわくしながら新しいこと、新しい見方、新しい学びを続けるということが、結局はビジネス思考力のエッセンスです。先人の優れたフレームワークを学びつづけるなかで、自分自身の新しいフレームワークを発見し、そこにセレンディピティが生まれて、周囲の人たちと幸せをわかちあう新しい関係性がつくられる、そして、それがまた新しい喜びにつながるーそんな好循環をつくることがビジネス思考力の役割ではなかと思う」と締めくくられています。
 読み進めるうちに、フレームワークは難しいものではないと感じました。もしかしたら、私も知らないうちに自分だけの便利なフレームワークを使っているかもしれません。

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