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高校古文が苦手な人のための勉強法

今回は、高校古文が苦手な人のための勉強法についてお伝えします。古文は独特の文法や語彙、歴史的背景が難しく感じられ、多くの学生にとってハードルが高い科目ですよね。でも、少しずつコツを掴むことで、古文の世界を楽しみながら学ぶことができます。この記事では、古文の基礎をしっかり理解するための学習法や効率的な暗記のコツなどを詳しく解説します。古文が苦手な方も、この機会に一緒に克服していきましょう!


古文の勉強の仕方

古語単語は、変なゴロ合わせで覚えてはいけません。本来の意味をしっかりとおさえることが重要です。そのためには辞書を活用することです。たとえば、「やさし」という古語があります。「やさし」は「やす(痴す)」に対応する形容詞です。これをおさえます。「やさし」とは 「身が痩せ細るようだ」 「それほど、つらい、恥ずかしい」「それほど、優美だ、上品だ」-「それほど、殊勝だ、けなげだ」というように理解していくことができます。

古語単語の本来の意味を覚えたら、次に、その文章で使われている意味を考えます。はじめから文脈に合うものを探すと、ひっかけられてしまいますから、注意してください。

古文文法学習法

動詞・形容詞・形容動詞・助動詞の活用を覚えなければ、読解できません。必要以上の細かい文法知識まで身につける必要はありませんが、最低限、活用表は暗記しないといけません。活用表を暗記したら、次は、品詞分解です。とくに助動詞・助詞は重要です。品詞分解して、助動詞や助詞の意味について考えます。それだけでいいのです。

和歌の学習法

百人一首を使って学習するのも1つです。最初は独力では、できないかもしれません。その場合は、先に解説書を読んで理解します。和歌を暗記する必要はありません。分析する能力を身につけましょう。我慢強く継続することが重要です。

  1. 和歌を抜き出す

  2. 品詞分解する

  3. 掛詞・緑語

  4. 修辞法を考える

  5. 現代語訳する

  6. 解説書を読む

これを1つのサイクルにして、繰り返し学習していきましょう。

基本は、本文を読解できる能力です。どんなことでも基本は大切です。それは、スポーツでも学問でも芸術でも同じです。たとえば、スポーツでは、柔軟体操をしたり、ランニングをしたり、ウエイトトレーニングをしたりといった基礎体力作りが重要です。古文の基本は、本文を読むことができる能力です。設問を解くことではありません。

受験生は、勉強・部活・学校生活・友人との交流など、毎日毎日忙しい)生活をしています。その限られた時間の中で、あまり勉強せずにセンターで満点を取る方法があればと思うのが人情ですが、そんな夢のような方法などありません。

本文を読み解く力

本文を読む能力を身につけるには、膨大な時間がかかると思い、特殊なテクニックを身につけようとします。しかし、本文を読める能力を身につけるほうが、じつは近道なのです。

本文を読まなくても、設間のここに着目すれば、設問が解けるという間題は確かにあります。しかしながら、それは、その設問に限ってのこと。同じ設問はもう出ません。そのような特殊な問題ばかり解いていても、点数は伸びません。これを勘違いしている受験生が多い。解き方の特殊なテクニックではなく、すべての問題に対応できる基礎能力を高めるほうが明らかに近道です。本文読解能力を鍛えること。この能力さえ身につければどんな問題でも解くことができるのです。

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