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2021年4月6日(火)16:00~ 第3回「イージスレーダー選定問題 野党合同ヒアリング」 文字起こし記録

内容:イージスレーダー選定などについて、防衛省よりヒアリング

<参考>
1 動画
(1)ツイキャス「立憲民主党 国会情報+災害対策」
2021年4月6日 第3回イージスレーダー選定問題 野党合同ヒアリング

https://twitcasting.tv/cdp_kokkai/movie/676163631
(2)YouTube立憲民主党【りっけん】国会情報
2021年4月6日 第3回「イージスレーダー選定問題 野党合同ヒアリング」

https://www.youtube.com/watch?v=anSOZVOsFRw
(3)YouTube石垣のりこ
2021年4月6日 第3回「イージスレーダー選定問題 野党合同ヒアリング」

https://www.youtube.com/watch?v=QMJXjpbBxtg

2 配布資料
https://www.dropbox.com/sh/62hco4i5lmsol4j/AACvQfncehaHdY5VWitIv-MOa?dl=0

【本多平直 衆議院議員】16:00:05
定刻になりましたので、えぇ、第3回目になりますかね、えぇ、イージスレーダー選定問題野党合同ヒアリングを、ただ今から始めてまいります。
えぇ、それでは、あの、えぇ、立憲国対の原口代行から御挨拶をお願いします。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:00:20
お疲れ様。(マイク交換)お疲れ様でございます。今日もどうぞよろしくお願いします。
本来は、あの、政務にですね、えぇ、聞くところであります。で、ただ、あの、来ない、と。何のために副大臣を置いたのか分からないということを、まず申し上げておきたいと思います。本来、議論すべきは、皆さんではなくてです、えぇ、政務三役ということで。あの、その代わりに、こうやって来ていただいて、ありがとうございます。
で、その中でも、私たちも有識者からお話を伺いましたが。このイージス・システムの選定、えぇ、必ずしも、その、現場から出てきたものではない、と。北朝鮮がミサイルをまた(3月25日に)発射しましたけども、本当に我が国の国防を考えてのことか、ということで、強い危機感を表明をされました。
今日は、あの、皆さんのお手元にですね、開示をしてくださった、えぇ、「業界関係者等と接触した場合における報告等に係る防衛大臣の指示」、えぇ、いうことで、「下記のとおり」云々と、「送付する」ということで、出していただいてありがとうございます。ただ、こう、真っ黒黒で、これ、白いところを見るのが非常に難しいという中身でございまして。例えば、(「陸上配備型イージス・システム(イージス・アショア)の構成品の提案要求書」の中の)19ページですかね、これ、「用語の定義」と。「用語の定義」というところにですね、えぇ、定義ですから、これ、一つ一つの定義が分かんなきゃいけ、「用語の定義」ですね、失礼、用語の定義。「レーダーを含む構成品」ということで、8の「改修」までは、あの、開示されてますけど、9、10、11、12っていうのは、真っ黒黒ですね。何で用語の定義を真っ黒にしなきゃいけないのか。もう極めて、分かりません。あの、それほど、何と言うか、出したくないのかな、と。で、その次のページにはですね、あの、13は開示されて、14が真っ黒黒と。これ、やっぱり、もう少しですね、国会に対して、国民に対して、誠実に開示をするという姿勢を強く求めて、あの、後は実質、議論に、えぇ、御質問とですね、皆さんのお答えという形になると思いますが、どうぞ今日もよろしくお願いいたします。

【本多平直 衆議院議員】16:03:01
はい。それでは、さっそく、えぇ、進めていきたいと思います。あの、前回の、前々回(3月3日・第1回ヒアリング)、えぇと皆さん来ていただいた時に、宿題を出しておりました。で、少し時間がかかるということで、今日までお待ちをしましたので、えぇ、まず、その回答をいただきたいと思います。で、「回答できたもの」と、えぇ、「できないもの」、「検討中のもの」ともあわせて、えぇ、最後の方で報告していただければと思いますんで。まず、皆さんから、よろしくお願いします。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:03:30
私、あの、防衛装備庁調達企画課長の、あの、鈴木と言います。よろしくお願いします。あの、私は、あの、4月1日付けで、あの、着任しまして、前任から引き続きまして、本件を担当させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
で、今回、あの、前回3月3日の第1回ヒアリングで持ち帰りました宿題につきまして、まぁ、現時点で防衛省として対応できる最大限のところを、お手元に御準備さしていただきました。これにつきまして、資料の上から順に、私の方からちょっと簡単に御説明さしていただきます。で、あの、今クリップ留めをしてますが、外していただくと、ちょっと、あの、一点一点、ばらけるようになっております。
で、まず一番上の1点目なんですが。まぁ、今回のイージス・アショアの構成品の選定にかかる業界関係者等との接触の報告について、その探索に係る昨年12月25日に発出した防衛大臣の指示文書でございます。
で、次の、えぇ、文書ですが。2点目ですが。黒塗りをさせていただいている資料ですが。こちらは、平成30年、えぇ、7月23日に当時のグリーブス米国ミサイル庁長官が来日し、防衛省の西田整備計画局長らと面会した際の接触報告の記録を抜粋し、一部開示させていただいたものでございます。
で、3点目が、あの、レーダー選定時の提案要求書及び評価基準書でございます。まぁ、こちら、あの、右上に別冊第1から第3までと、4つの資料で構成されております。で、こちらも一部、黒塗りをさしていただいております。で。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:05:11
はい。

【本多平直 衆議院議員】16:05:12
いや、これ。黒いですね。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:05:15
で、それが4点セットになっておりますので。
その次がですね、えぇ、4点目になりますが。BMD(弾道ミサイル防衛)導入から今日までの経緯をまとめた資料となっております。よろしいでしょうか。はい。で。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:05:35
これね。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:05:36
はい。そうです。はい。
で、次に、あの、5点目なんですが。同じく、えぇ、経緯をまとめた資料ですが。こちらは、レーダー選定過程について、事業期間である平成30年2月から同年7月までの経緯をまとめて、さしていただいております。これが、この資料で。

【本多平直 衆議院議員】16:05:55
これですね。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:05:55
はい。ございます。はい。
で、次、6点目なんですが。まぁ、前回、ヒアリングで、えぇ、穀田先生から、まぁ、御指摘のありました、昨年11月の週刊新潮記事にある提案書の受領時期についての回答になります。はい。
で、次に、7点目、8点目なんですが。イージス・アショアの調達に関して、既に支払いを行った金額とその時期についての資料と、あと、リンク等々の附属品や教育訓練等に係る費用についての資料でございます。これが、7点目、8点目になります。
で、9点目ですが、まぁ、イージス・アショア調達に係る違約金の規定をまとめた資料でございます。一般輸入(Direct Commercial Sales(DCS)、直接商業売却)とFMS(Foreign Military Sales(FMS)、アメリカ国防総省が行う対外有償軍事援助)の双方をまとめております。よろしいでしょうか。
で、10点目が、あの、これらイージス・アショアの構成品の選定の事業期間である平成30年2月から同年7月の間の防衛省の政務三役及び河井元総理補佐官、米国出張について、まとめたものになっております。
で、最後に、まぁ、これは前回のヒアリングでの宿題ではございませんが、まぁ、本多先生から、別途、あの、SPY-6とSPY-7の米軍等での、まぁ、選定経緯が分かる資料の要求がございましたので、末尾に付けさせていただいております。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:07:21
(ん?これ。どういうこと?)

【本多平直 衆議院議員】16:07:24
(あ、内閣補佐官じゃないんですよね。)

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:07:27
(あ、そうか。)

【本多平直 衆議院議員】16:07:28
(うん。総裁特別補佐官。)

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:07:30
(総裁?あぁ、そうか。)

【本多平直 衆議院議員】16:07:31
(ずーっと、やってた、何かは、やってたんですね。)
はい。ごめんなさい。はい。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:07:35
えぇ、このような資料につきましては、一部、黒塗りをさせていただいているものがございますが、当省としては、今後の選定業務の影響等を考慮し、開示できない分については堅持しつつ、可能な限り、最大限の開示をさしていただいたものと考えております。
えぇ、防衛省からの説明は、以上でございますが。どうしましょう。一点一点、具体的に御説明?

【本多平直 衆議院議員】16:07:56
その方がいいですね。はい。いいですか。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:07:58
はい。

【本多平直 衆議院議員】16:07:59
お願いします。じゃあ、一点一点、説明お願いします。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:08:02
分かりました。じゃあ、1番最初に戻りまして。
えぇ、令和2年12月25日の、この防衛大臣の指示文書でございます。これにつきましては、あ、当時、あの、穀田先生からも資料要求がありまして、それを受けまして、まぁ、あの、抜けとかあったら困りますので、まぁ、全機関に対して、あの、調査の指示を出したという文書でございます。
それと、次の、その、「グリーブス米、えぇ、ミサイル防衛庁長官が来日した、西田整備計画局長らと面会した事実」ということで、これ、あの、前回、えぇ、提出さしていただいた接触記録簿の抜粋でございます。で、一番上が、整備計画局が作成した、あの、接触記録簿でございまして。で、2つ、下にあるのは、あぁ、同席した、あぁ、その他の部署で、えぇ、作成した接触記録簿でありまして。それで、備考欄に載ってるのが、まぁ、あの、他部署で、えぇ、出席した西田局長の名前が記載されてますので、その部分を開示さしていただいているというものでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:09:22
この、「否」って書いてあるのは何ですか。これ、「否」、「否」だ。

【本多平直 衆議院議員】16:09:26
うん。否定の「否」ですね。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:09:27
あ、これはですね、あの、OBかどうかということで。はい。「OBではない」ということでございます。はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:09:32
OB?あ、OB。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:09:34
はい。「防衛省のOBかどうか」というこということでございます。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:09:40
はい、えぇ。えぇ、防衛計画課長の坂本と申します。よろしくお願い申し上げます。
えぇ、次の、3番目、それから、4番目、5番目の資料でございます。えぇ、それぞれセットでございまして。
えぇ、「別冊第1」というのが、えぇ、提案要求書で、えぇ、ございます。あの、提案者に対して、まぁ、「どういったものを提案してほしいのか」っていうことを書いた文書でございます。で、えぇ、その提案要求書の様式集というのがございまして、これが「別冊第1」の「付録」となっているもので、えぇ、ございます。
えぇ、それから、えぇ、「御提案いただいた内容をどのような基準で、えぇ、評価するのか」というのを書いたのが、「別冊第2」の評価基準書というもので、えぇ、ございます。
えぇ、それから、最後に、あの、1枚だけ「別冊第3」というのがございますけれども。えぇ、これは、それぞれ、様式集であるとか、評価基準書の案の中に、えぇ、この資料、皆、「注意」なんですけれども、あの、(「秘密保全に関する訓令」(平成19年防衛省訓令第36号)に基づく)「秘」の、えぇ、一部、「秘」の部分がございまして。それについては、あの、1枚、別紙にして、えぇ、お示しをしたというもので、えぇ、ございます。
で、あの、内容については、先ほど申し上げたとおり、えぇ、イージス・アショアとして、我々、どういったものが必要で、えぇ、どういった点を重視をして評価をするのか、ということを書かせていただいたものでございます。あの、この内容は、まさに、このイージス・アショアの能力、どのぐらいのものを求めているのか、ということが書かれておりますし、えぇ、また、具体的にどのように運用するのか、という能力も、分かるような内容になっております。で、また、えぇ、これに基づいて、えぇ、企業などが提案をしてくるわけでございますけれども。えぇ、そういたしますと、提案したものは、基本的には、ここに書かれている要求を、まぁ、クリアすると、少なくとも提案者は考えて出してくるわけですので。そうすると、あの、提案してきた側の、えぇ、レーダーであるとか、システムが、まぁ、どのぐらいの水準以上のものであるのか、というのを分かってしまいますので。これ、あの、提案者側、場合によっては、その営業上の秘密に関わるとかですね、まぁ、「そういったものが公表されるのであれば、ちょっと安心して、えぇ、日本には提案できない」ということにもなりかねませんので。まぁ、そういった観点から、えぇ、一部、えぇまぁ、かなりの部分ではございますけれども、黒塗りにさせていただいていると、えぇ、いうことで、えぇ、ございます。えぇ、続きまして。

【松本恭典 防衛省防衛政策局戦略企画課長】16:12:49
はい。えぇと、続きまして、あの、戦略企画課長の松本と言います。よろしくお願いいたします。
えぇと、弾道ミサイル防衛の、まぁ、全体の経緯ということでしたので、えぇ、この横紙に沿って、御説明をさせていただきます。(配布資料:「弾道ミサイル防衛用装備品の導入等に係る経緯」令和3年4月防衛省)
えぇと、もう、遡ること、もう1993年でございますけれども、最初に、その、北朝鮮が弾道ミサイルを発射をして、えぇ、日本海上に落下しました、と。で、それを受けてですね、えぇまぁ、日米でミサイル防衛の検討が始まります。95年に、我々、その、防空システムの在り方に関する総合的調査研究を始めるとともに、日米の弾道ミサイル防衛共同研究も開始しております。で、そうこうするうち、98年に、これは、今度は、あの、(北朝鮮が)テポドンをですね、えぇ、日本上空を越える形で、えぇ、1発発射をしております。で、これを受けまして、えぇ、我々、その、日米共同の技術研究について、えぇ、開始をするということと。それから、まぁ、2002年にはですね、米国がBMDの初期配備を決定をしております。で、まぁあの、2004年にですね、こんごう型イージス艦のBMD機能を付加改修というのを開始してるんですが、まぁ、元々、イージス艦っていうのは、あの、前回も御説明申しましたとおり、その、通常の防空のですね、えぇ、船でございましたので。ここで初めて、その、BMD機能を付加しようというのが、えぇ、決められたということになります。で、この頃も、あのまぁ、北朝鮮、さらに、あの、色んなですね、ミサイルを撃っています。で、核実験も実施しておるという中で、えぇ、北朝鮮のミサイルが落ちてくるんではないのかという懸念から、2005年には、その、自衛隊法を改正いたしまして、まぁ、武力攻撃事態に至らない段階で、まぁ、警察権の範囲で、えぇ、破壊措置を命令するということを決定をいたしております。で、さらに、2007年にですね、これは、あの、PAC-3の部隊配備を開始するのでございますけれども。まぁ、これ、あの、ターミナル段階で迎撃をするということで、まぁ、ここから、そのまぁ、二層防衛ですね、えぇ、SM-3ブロックⅡAで、その、上空を迎撃をして、えぇ、終末段階で、まぁ、拠点防護ですね、PAC-3を、で防護する、と。そういう体制を取り始めました。で、えぇ、それから、2013年にですね、えぇ、イージス艦8隻体制とすることを、これは、あの、防衛計画の大綱で決定をしております。で、この頃で、すでに、まぁあの、アショアのですね、検討も、まぁ、若干、その、議論には上っておったというような状況でございます。
それで、次のページをめくっていただきまして。で、そうこうするうちに、2016年にですね、えぇ、なると、まぁ、北朝鮮が、あの、非常に多数のミサイルを発射をするようになります。23発、えぇ、2016年に発射しています。で、2017年も引き続いて、17発の弾道ミサイルを発射。まぁ、この間、非常に、あの、弾道ミサイルの脅威というのが非常に高まっておったという時期でございまして。まぁ、そういう情勢を受けまして、えぇ、2017年の8月に新規アセット(イージス・アショアを中心に検討)の導入について、概算要求で事項要求。で、12月の予算編成においてですね、イージス・アショア2基を導入するということを決定をいたしております。で、その次の翌年(2018年)2月になって、えぇ、これ、レーダー選定を開始するということを発表しまして。で、まぁ、7月に選定を終えておるんですが。ここの経緯は、ちょっと後ほど、詳細、御説明させていただきます。それから、2019年、えぇ、に、えぇ、4月ですね、イージス・アショアの本体2基の取得契約を締結をしております。で、5月には、まぁ、地元の様々な要請を受けまして、えぇ、山口県、秋田県の関係自治体、議会、えぇ、住民に対しですね、えぇ、様々な調査結果を説明をして、えぇ、ございます。で、10月にはイージス・アショアに搭載するレーダー(LMSSR(SPY-7))の取得契約を締結をして。で、2020年、昨年ですけれども、まぁ、PAC-3のMSEと、これは、あの、PAC-3の能力向上版です。これを、部隊の配備を開始をさせていただいています。で、そうこうするうちに、6月にですね、えぇ、昨年の6月に、まぁ、これは、あの、ブースターの問題等ありまして、えぇ、イージス・アショアの、配備プロセスの停止というのを公表させていただきました。で、これと同時に、その、山口県・むつみ演習場、それから秋田県・新屋演習場を含む20か所の国有地について、配備の断念というのも、あわせて発表させていただきました。で、代替案の検討を開始いたしまして、えぇ、9月には、まぁ、中間報告として海上案にする方向ということを発表させていただいてもおりますが、さらに、12月に、えぇ、陸上配備型イージス・システムに替えて、えぇ、イージス・システム搭載艦2隻を整備するということで、えぇ、閣議決定をさせていただいたということでございます。
あの、お願いします。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:18:28
えぇ、続きまして、レーダー選定の経緯でございます。あの、今のですね、あの、BMD装備品導入の経緯の中でも、ちょっと出てまいりましたけれども。えぇ、平成30年の2月に、えぇ、イージス・アショアの構成品選定手続きを定めた次官通達を発簡しておりまして。えぇ、そこから、最後、えぇ、構成品選定するまでの流れでございます。(配布資料:「イージス・アショアのレーダー選定に関する主な経緯」令和3年4月防衛省)
えぇ、2月に次官通達出しました後、えぇ、3月になりまして、えぇ、意見招請説明会、これ、あの、提案することを考えている、あの、企業などに向けてのもので、えぇ、ございますけれども、これを「3月の14日にやります」ということを公表し、えぇ、14日には、えぇ、官側で作りました提案要求書の案、これをお渡しをいたしまして、あの、「意見をください」ということを申し上げたわけで、えぇ、ございます。で、えぇ、その意見を、3月の28日に、えぇ、刈り取り、受領をいたしております。で、えぇ、その意見を踏まえまして、えぇ、提案要求書を修正をしまして、えぇ、4月の9日に、えぇ、提案要求書の案、えぇ、それから、評価基準書の案の上申を経まして、えぇ、イージス・アショアの構成品選定諮問会議というのを開催して、えぇ、大臣に、えぇ、この提案要求書と評価基準書について、答申をしたというものでございます。で、えぇ、翌10日に、大臣が提案要求書と評価基準書を決定をしてございます。で、その決定された、えぇ、提案要求書と、えぇ、評価基準書を、えぇ、16日に、えぇ、説明会を実施いたしまして、えぇ、米国政府と企業に対しまして、えぇ、手渡してございます。で、えぇ、その上で、その後、企業あるいは米政府の方で、えぇ、提案内容の方を、えぇ、詰めて作成をいただいて、6月の12日に、えぇ、提出をしていただいております。これが提出期限でございました。で、結果、2つの提案書、SPY-6に関するものと、LMSSRいわゆるSPY-7に関するものが出てきたということで、えぇ、ございます。えぇ、それから、えぇ、それを受けて、えぇ、部内で、えぇ、専門家のチームによりまして、えぇ、中身の評価をしてございます。あの、陸上自衛隊の装備でありますので、えぇ、陸上自衛隊の要員中心でありますけれども、イージスについての専門知識のある海上自衛官でありますとか、えぇ、あるいは、技術的知見のある装備庁の者なども入れまして、あと、内局、その他入れた形で、えぇ、評価をいたしまして、えぇ、7月の17日に、えぇ、陸幕長から、えぇ、構成品の選定案の上申を経まして、えぇ、選定諮問会議の第2回を開催しまして、えぇ、結果を大臣に答申をしております。で、えぇ、その後、えぇ、予算の関係でございますとか、えぇ、あるいは、その公表の段取りなどを様々整えまして、最終的に、7月30日に、えぇ、イージス・アショアの構成品を選定をした、と。LMSSRを選定したということでございます。
はい。えぇと、次でございますが。えぇ、前回、前々回ですか(3月3日・第1回ヒアリング)。あの、前々回のヒアリングで、えぇ、御指摘のございました、えぇ、週刊新潮の記事についてで、えぇ、ございます。えぇ、この中では、えぇ、米国政府から、えぇ、提案を受領した日付が6月12日というふうになってますけれども。えぇ、この記事では、えぇ、5月末ですね、それよりも前に、ロッキード社の日本法人が、えぇ、政府や与党議員等、限られた関係者に対して、提案資料を配布していたということであるけれども、えぇ、事実関係が分かる資料を、ということで、えぇ、ございました。で、これにつきまして、あの、防衛省内で、まぁ、念のため、改めて、えぇ、6月12日よりも前に、えぇ、提案書を受領したかどうかというのを、えぇ、当時の関係者などに聞き取ったり、資料を探す等いたしましたが、えぇ、そういった事実はなく、「提案書を受領したのは、あくまで6月12日であった」ということでございます。で、えぇ、ロッキード・マーチン社に対しまして、じゃあ、この資料に書いてある、その、「5月末というのは何か」と、えぇ、いうことについても、ちょっと、この紙には書いてありませんが、確認をいたしましたところ、えぇ、MDA、(米国)ミサイル防衛庁との、えぇ、間でですね、えぇ、防衛省がどういったところ、まぁ、性能などを非常に重視しているっていうような点を確認をしたということを記述したものであるということでございました。

【海老根 巧 防衛省防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官】16:23:49
はい。えぇ、それでは、あの、装備庁事業管理官の海老根と申します。
えぇと、次の、あの、イージス・アショアの調達に関し、あの、支払った費用についての御説明を申し上げます。えぇと、あの、1、紙として、あの、まとめさしていただいておりますが。えぇと、このような、あの、えぇと、事業名、それから、支払月、それから、額の方、まとめさしていただいております。えぇと、イージス・アショアの本体の取得、2基の取得、それから、この、レーダーの取得というところが、あの、えぇと、イージス・システム、それからレーダーの方の取得に係る経費でございます。
はい。おめくりください。えぇ、次。えぇと、イージス・アショアの調達に関しまして、あの、FMS、こちらについては、あの、リンク、それから附属品等の、あの、お問い合わせ、それから、あの、教育訓練費に係る費用の、あの、お問い合わせがございました。えぇと、あの、イージス・アショアのFMS契約といたしましては、あの、先ほど申し上げましたようなレーダーを除く本体2基の取得、まぁ、こちらの経費として、1,382億、えぇ、それから、人材育成にかかる経費として、17億の方を、あの、計上してございます。えぇと、申し訳ございませんけれども、あの、この契約の、あの、細部につきましては、ちょっとお答えを差し控えさしていただきたいと存じます。はい。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:24:52
えぇ、次の、あの、資料でございますが。イージス・アショア調達に係る違約金の規定をまとめた資料ということで、まぁ、1枚目が一般輸入契約(DCS)における契約条項ということでございまして。まぁ、第40条2項に、まぁ、「甲は、」(甲:国)あの、「甲の都合により必要がある場合は、この契約の全部又は一部を解除することができる」と書いてある、明記されていまして。で、第43(条)に、「損害賠償」が明記されております。
で、次のページが、FMSの、まぁ、LOAの標準条項でありますが。2.1項に、まぁ、「本引合受諾書を解約し、又は品目を削除することができる」と書いてありまして、えぇ、「購入国は、本項に基づく解約に起因する全ての費用について責任を負う」と明記されております。はい。以上でございます。

【河井絢也 防衛省防衛政策局日米防衛協力課先任部員】16:25:38
はい。日米防衛協力課先任部員の河井でございます。
えぇ、次の資料でございますが。選定期間中における政務三役の米国出張に関する資料でございます。先ほど、あの、御説明をさせていただきましたイージス・アショアの構成品の選定期間中の政務三役の米国出張でございますが。該当がございましたのは、小野寺防衛大臣1名ということでございまして。えぇ、副大臣、えぇ、それから、政務官の米国出張についてはございませんでした。
で、小野寺大臣につきましては、えぇ、ここに記載のございます、平成30年の4月、これは、えぇ、ワシントンDCにおいて、えぇ、日米防衛相会談を実施しております。えぇ、それとともに、えぇ、ワインスタイン、これは、ハドソン研究所という、あの、シンクタンクの、まぁ、有識者でございますけども、意見交換もあわせて行なってございます。それから、その翌月の5月でございますけれども、これはハワイでございますが、えぇ、太平洋軍、まぁ、現在のインド太平洋軍でございますけれども、司令官の交代式が行われましたので、えぇ、これに出席をいたしまして、えぇ、その際、えぇ、新旧の、その、太平洋軍司令官、それから、えぇ、再度、えぇ、それに出席した、えぇ、マティス(米国)国防長官と会談を行っております。あわせまして、同じくハワイにおきまして、えぇ、これは、米日カウンシル、これは、あの、人材交流等の交流事業を行っている団体でございますけれども、ここの会長と、これは、あの、女性でございますけれども、あの、意見交換の方を実施いたしております。
それから、お求めにありました河井克行氏について、えぇ、ですけれども。ここに、あの、記載のあるとおりでございますが。この期間中におきましては、あの、総理補佐官の職に就いておりませんでした。えぇまぁ、政府の役職に就いていなかったということでございますので、ちょっとお答えの方は、あの、政府としては、あの、しかねるということでございます。よろしくお願いいたします。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:27:21
はい。えぇ、それから、最後の資料でございます。えぇ、SPY-7とSPY-6の年表でございます。えぇ、下のですね、真ん中より下の、あの、表が分かりやすいので、そちらで御説明させていただきます。
えぇ、まず最初に、2013年でございますけれども。えぇ、御案内のとおり、えぇ、米海軍の次期イージス艦のレーダーとして、えぇ、レイセオン社のレーダー、SPY-6、これが選定をされております。2013年でございます。
えぇ、その次に、この手のレーダーで選定ありましたのが、2015年でございます。えぇ、アメリカが、アラスカに配備をすることにしておりました次期固定式警戒管制レーダー、これもやっぱり、あのまぁ、長距離飛ぶような弾道ミサイルを、えぇ、警戒するためのレーダーでございます。地上の固定式のものでございますが。えぇ、これが、ロッキード・マーチンのLRDRに決定をしてございます。
えぇ、その次が、えぇ、18年の7月、えぇ、これが、我が国におけますイージス・アショアの、レーダー選定でございまして。えぇ、ロッキード・マーチン社のLMSSRを選定をしてございます。
えぇ、同じく、18年でありますけれども。えぇ、米国本土防衛用のレーダーということで、これも、あの、同様に警戒監視のレーダーでございます。えぇ、ハワイに設置をするHDR-Hというものでございますが。えぇ、これもLM社、ロッキード・マーチン社に、えぇ、決定をしてございます。LRDR、LMSSRと、えぇ、同じ技術仕様を用いた、モジュールを使ったレーダーでございます。
えぇ、それから、えぇ、2019年に、LMSSRは、えぇまぁ、米軍の規定によって、「SPY-7」というふうに命名をされております。なお、あの、スパイのSというのは、これは、あの、海上用レーダーを意味する、海上用という意味だというふうに、米軍の、えぇ、命名規則ではなっているというふうに聞いてございます。
えぇ、それから、えぇ、カナダ、えぇ、それから、スペインの、えぇ、海軍艦艇におきましても、えぇ、SPY-7が採用されるということでございます。ただし、えぇ、これは、えぇ、防空用のレーダーで、えぇ、BMDは非対応であるということでございます。
えぇ、それから、先ほどの、アラスカに配備をされます、まぁ、すでに設置の工事しておりますけれども、LRDRは、2021年中、つまり今年中に、えぇ、運用が開始される予定であるということでございます。
えぇ、SPY-6を搭載をした米海軍次期イージス艦の1隻目は、2024年から、えぇ、運用が開始される予定であるということで、えぇ、ございます。
えぇ、ロッキード・マーチンにつきましては、このように、LRDR、イージス・アショア、ハワイ、それから、カナダ、スペインで採用。えぇ、SPY-6につきましては、今のところ、米海軍のみの採用ということでございます。

【本多平直 衆議院議員】16:30:28
よろしい?あ、あの、ついでに、どなたからか分からないんですけど、「こちらからお願いしたんだけれども、まぁ、今のところは出せない」っていうのは、えぇと、お答えできますか、どなたか。確認のため、お願いしていいですか。2、2、3点ぐらいあったと思います。はい。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:30:47
はい。えぇと。どうですか。あぁ。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:30:56
まず、あのえぇ、レーダー選定に係る契約書ですが、今、省内で、あの、検討しているところですので、もうしばらくお時間ください。
あと、あのえぇ、政府機関とか企業との、その、接触回数がどうなのか、ということに関しましては、今、省内で検討しておりますので、お時間いただきたいと思います。

【本多平直 衆議院議員】16:31:15
部署別ですね?

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:31:16
はい。

【本多平直 衆議院議員】16:31:16
それも、まだ、駄目ってことじゃなくて、検討中、と。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:31:18
検討中ですが、なかなかちょっと難しいなところは、ありますが。はい。

【本多平直 衆議院議員】16:31:21
はい。はい。もう1点、なかったでしたっけ。これで、大丈夫でしたっけ。

【宮本 徹 衆議院議員】16:31:27
まだ。あの、出張歴、政務三役以外、その、選定に関わった方々のアメリカへの出張歴をお願いしていたような気がするんですけれども、私の方から。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:31:34
あ、あの、はい。

【本多平直 衆議院議員】16:31:37
あ、なるほど。それは、どうでしょう。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:31:43
あの。(ちょっと(マイクを)貸して。)えぇ、出張記録につきましても、あの、現在、えぇ、省内で、えぇ、整理をしているところでございます。

【本多平直 衆議院議員】16:31:55
はい。とりあえず、えぇ、防衛省の方から御報告をいただきましたので、議員の皆さんから、えぇ、御質問と。あ、原口さん。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:32:04
あ、ありがとうございます。ちょっと経費について、伺いたいんですけども。これ、イージス・アショアは、もう契約をしてますよね。2019年の10月、「取得契約を締結」と書いてあって。で、その後(2020年6月)、「イージス・アショアの配備プロセスの停止」ということで。これ、イージス・アショアは、どこから買う予定だったですか。

【海老根 巧 防衛省防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官】16:32:30
えぇと、あの、えぇと、FMSの契約につきましては、(アメリカ)政府との、あの、契約でございます。えぇ、それから、あの、えぇと、レーダーのSPY-7の方につきましては、あの、DCS(一般輸入)部分、えぇと、こちら、あの、三菱商事と、あの、国内契約してございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:32:44
うん。いやいや。イージス・アショアは、アメリカ政府でしょう?フォーリン・ミリタリー・セールス(FMS)だから。

【海老根 巧 防衛省防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官】16:32:49
えぇ。あの、その2つを組み合わした形で、あの、イージス・アショアのシステムとなると理解してございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:32:53
ですよね。

【海老根 巧 防衛省防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官】16:32:54
はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:32:55
で、これはもう停止しているわけでしょう?

【海老根 巧 防衛省防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官】16:32:57
えぇと、あの、現在、あの、この、えぇと、イージス・アショアからのイージス・システム搭載艦への変更というのを検討してございますけれども。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:33:08
そう、変更でしょう?

【海老根 巧 防衛省防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官】16:33:08
えぇ。はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:33:09
だから、私が聞きたいのは、この、違約金を払わされるでしょう?

【海老根 巧 防衛省防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官】16:33:15
あ、えぇと、あの、現状、あの、イージス・アショアとして契約をいたしました、あの、ものにつきましては、えぇと、この、イージス・システム搭載艦、そちらにも流用できる部分というところについてのみ、作業を進めていただく形としてございます。したがいまして、あの、作業としては、あの、えぇと、そういった部分についての継続をお願いをしている状況でございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:33:33
いやいや。それは、SPY-7とか、イージス・システムでしょう?イージス・アショア自体は、停止しているわけだから。こちらの事情で契約を停止したということは、違約金を支払う義務が生じてるんじゃないですか。

【海老根 巧 防衛省防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官】16:33:49
えぇと、あの、今、あの、イージス・アショアという形での全体として、あの、御質問がございましたけれども。えぇと、あの、イージス・アショアというものは、えぇと、その、今、申し上げました、あの、レーダー、それから、あの、イージス・システム、まぁ、そこを組み合わしたものを、あの、陸上に配備をしていくといったような、あの、システムになります。で、えぇと、今、あの、アメリカあるいは、そのまぁ、えぇと、三菱商事との契約といたしましては、えぇと、その、イージス・アショア全体、まぁ、その建屋とか、そういったものを含めた中のうち、レーダーと、それから、その、イージス・システム、そこの部分についての契約を行っているという状況です。で、こちらの方につきましては、その、イージス・システム搭載艦、そちらへの、あの、利活用ということを前提としておりますので、えぇと、その、その2つの契約については、あの、特段、その、あの、違約金とかいったような形ではなく、えぇと、契約が継続をしているという状況にございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:34:42
つまり、えぇ、イージス・アショアをストップしたことによる違約金は生じていない、と。アメリカ政府からは、「違約金払え」ということはきていない、ということですね。

【海老根 巧 防衛省防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官】16:33:53
はい。現状、そうでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:34:54
今後、それは、一切ないということですね?

【海老根 巧 防衛省防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官】16:34:57
えぇと、あの、イージス・システム搭載艦の方に利活用をしていくということで、あの、そういったものは、今のところ。はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:35:02
だから、搭載艦に利活用しなければ、まぁ、要は、使わないわけですから、違約金を払わされるわけでしょう?

【海老根 巧 防衛省防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官】16:35:11
あの、正確に申し上げますと、まぁ、違約金と言いますか、あの、損害賠償と形なりますけれども。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:35:15
えぇ、えぇ。

【海老根 巧 防衛省防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官】16:35:16
えぇと、あの、この、日本側、えぇ、我々側の、あの、理由で、まぁ、停止をした場合には、あの、相手方にかかった費用、それを、あの、支払うといったような形で損害賠償を行うという規定になってございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:35:28
相手方にかかった費用。つまり、これ、1基、1300(億)いくらでしょう?それは、丸々払わなくていいってことですか。

【海老根 巧 防衛省防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官】16:35:34
あ。えぇと、あの、当然、あのえぇ、そこについては、あの、えぇと、実際、そういった状況に陥ったときに、まぁ、アメリカと、あの、えぇと、調整をした上で、ということになりますけれども。まぁ、現在、あの、その、えぇと、契約を止めるということを考えてございませんので。まぁ、そういった、あの、仮定の話について、あの、お答えするというのは、ちょっと難しいということでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:35:50
うん。いやいや。仮定の話というか。あなた方が、ブースターも、あの、まともに計算せずに、仮定の話で失敗しているわけだから。そんなこと言われたって、あの、私も戸惑うばかりであります。

【海老根 巧 防衛省防衛装備庁プロジェクト管理部事業監理官】16:36:02
(お辞儀)

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:36:03
あの、逆に言うと、今回の。今度、次の質問に移りますけども。あのえぇ、選定委員会かな。構成品の選定委員会。このメンバーは、誰なのか。そして、えぇ、これは陸ではなくて、海に配備するんでしょう?船の上だから。イージス・システムっていうのは。海でしょう?そうすると、何で陸幕が、ここに意見を言うんですか。海上幕僚長でしょう?普通は。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:36:37
はい。あの、答え申し上げます。あの、これまでのイージス・システムは、船に搭載をして、イージス艦という形で持っておりましたが、このイージス・アショアは陸上に配備をいたしますので、えぇ、海上自衛隊ではなくて陸上自衛隊が持つということで、あの、(防衛計画の)大綱、中期(防衛力整備計画)にも、あの、記載をさせていただいたところでございます。したがって、そのえぇ、陸上に配備するものですので、陸幕が中心になりまして、先ほど申し上げたように、えぇ、まぁ、海・空であるとか、内局であるとか、装備庁の者も入れて、えぇ、専門家による選定を行ったところでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:37:19
いや。いやいや。だから、選定を行ったけど、陸には置かないでしょう、と。え?陸に置くんですか、これ。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:37:27
あの、選定をした時点では、2018年の時点では、陸上に置くという前提で選定をしております。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:37:35
いやいや。もう、それは、知ってますよ。だけど、「停止」って書いてあるじゃないですか。ね。「イージス・アショアの配備プロセスの停止」って、これ、皆さんの資料にあるわけ。だから、アショアは停止でしょう?陸上は停止でしょう?

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:37:47
はい。はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:37:50
海に置くわけでしょう?そこ、どっちですか。陸なのか、海なのか、はっきりさせてください。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:37:58
えぇ、2018年の時点では陸。で、えぇ、2020年の6月に配備を停止。で、2020年の12月に、あの、陸ではなくて、えぇ、イージス・システム搭載艦として海に配備するということにしたということでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:38:12
でしょう?

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:38:14
で、それに伴って、新たに、その選定委員会を作って、選定をし直すということは、してございません。と申しますのも、えぇ、陸上用の、で、選定をしたSPY-7とイージス・システムにつきまして、あの、技術的な検討、米側、それから、造船会社とともにやりました結果、一部、えぇ、陸上用から海上用に改修すれば、えぇ、船に搭載できると。性能も、元々考えていたとおりの性能が発揮できるということが分かりましたので。えぇ、契約としては継続をして、えぇ、海上用にですね、一部改修をするという方向で進めているところでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:38:54
いや、そりゃあ、そりゃ、知ってるけど。でも、海に浮かべるっていうことは、海自がやるでしょう?だったら、そのオペレーションも含めて、海自の意見が一番じゃないんですか。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:39:08
あ、おっしゃるとおりです。現在、あの、海上自衛隊が、イージス・システム搭載艦を保有して運用することになっておりますので、えぇ、検討の主体は、陸幕から海幕、それから船ですので、まぁ、装備庁の艦船部門、こちらの方に移ってきているところでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:39:26
いや、でも、選定を、新たにし直すってことは、してないっておっしゃったじゃないですか。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:39:31
はい。おっしゃるとおりです。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:39:32
だから、選定委員会は、この選定の段階では、海幕は、海自は、全く関わってないでしょう?

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:39:40
あの、先ほど申し上げましたとおり、えぇ、選定のプロジェクトチームの中には、イージス・システムに関する、えぇ、豊富な知見を有する海上自衛官も入れてございますので、えぇ、そういった海上自衛官の持つ、イージスの知見が活用されてございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:39:55
いや。それは、知ってるけども。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:39:56
えぇ、それから、諮問委員会の場におきましても、これも、あの、海幕長も出席をしてございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:40:02
海を、の、オペレーションを前提にした選定じゃなかったでしょう、って聞いてるんですよ。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:40:08
それは、おっしゃるとおりです。

【本多平直 衆議院議員】16:40:13
はい。他の方。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:40:15
しかもね、この、小野寺君が会っているのは、ワインスタインさんって、これ、日本大使じゃないんですか。私も、何回かお会いしたことあるけど。ハドソン研究所のワインスタインさん。この間まで、トランプ政権の駐日大使でしょう?違うんですか。ハドソン研究所の。

【河井絢也 防衛省防衛政策局日米防衛協力課先任部員】16:40:38
あ、あの、はい。その、おっしゃるとおり、その後、あの、駐日大使に指名をされております。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:40:42
でしょう。

【河井絢也 防衛省防衛政策局日米防衛協力課先任部員】16:40:42
はい。

【本多平直 衆議院議員】16:40:45
はい。じゃあ、穀田さん。

【穀田恵二 衆議院議員】16:40:50
(マイク。はい。)えぇと、あの、グリーブス米ミサイル防衛庁長官が来日した、面会した事実って、これ書いてますけど。あの、細切れのやつを、カチャカチャッとくっ付けたということだよね、これね。ということは、これ、あの、部局が分かんねぇんだけども。これ、この(接触報告書の)中に、あるわけでしょう?

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:41:18
はい。そうです。

【穀田恵二 衆議院議員】16:41:19
で、これは、どれなの?あの、言って。この1枚目、2枚目、3枚目ってあるわけだけど、これはどれなんです?

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:41:24
はい。あのまぁ、今回、提出した資料には、接触が、まぁ、前回の、前、提出した資料のどこにあたるかに、ことにつきましては、まぁ、前回もお答え差し上げたとおり、あの、資料の記載位置が明らかになりますと、まぁ。

【穀田恵二 衆議院議員】16:41:37
え?資料の記載の?

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:41:38
記載の位置がですね、明らかになりますと、前後の接触の頻度や日付が類推されて、ひいては、今後の、えぇ、機種選定業務を適切に行う上で支障のあるおそれがあることから、お答えを差し控えていただきますということで、あの、この部分だけを、今、抜粋さしていただいたということでございます。

【穀田恵二 衆議院議員】16:41:55
お宅さ、そう言ってないよ。その、要するに、この日は、7月何日やったっけ?

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:42:01
7月23。

【穀田恵二 衆議院議員】16:42:02
23でしょう?

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:42:03
はい。

【穀田恵二 衆議院議員】16:42:04
ね。だから、「7月23日だ」っていうことは、もう分かってるわけやんか。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:42:07
はい。

【穀田恵二 衆議院議員】16:42:08
ね。でしょう?

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:42:09
はい。

【穀田恵二 衆議院議員】16:42:10
だから、それの、「これ、どれや」というので、別に、分かんない、いや、別に、それが調べたからと言うて、日付、分かってんねやから。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:42:12
はい。はい。

【穀田恵二 衆議院議員】16:42:17
で、しかも、3つの、今度は3つの部局が会う、会うてるっていうことなんでしょう、これ。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:42:21
はい。はい。

【穀田恵二 衆議院議員】16:42:22
ねぇ。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:42:23
はい。そうです。

【穀田恵二 衆議院議員】16:42:24
で、それは、どれなんや、と。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:42:25
はい。

【穀田恵二 衆議院議員】16:42:25
うん。で、しかも、これ、「事務的な話だ」って言ってんでしょう。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:42:29
そうです。

【穀田恵二 衆議院議員】16:42:30
うん。要するに、「何で来たんや」って言ったら、「いや、事務的な話です」と。で、しかも、えぇ、何だ、ミサイル防衛の、まぁ、いわゆるイージスの問題じゃなくて、えぇ、簡単に言うと、「弾道ミサイル一般の話してんだ」って言ってるわけでしょう。答弁してるわけじゃないですか。だから、そんな一般の話を、「いつ、やったんや」という話を隠す理由、何もないじゃないですか。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:42:53
7月23日という、その(記載)場所がどこかと言いますと、そうすると、じゃあ、前後に、じゃあ、7月23日までに何回、あぁ、回数会ったのか、その後、何回。


【穀田恵二 衆議院議員】16:43:01
何回、何て?

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:43:02
何回、あの、接触したのか、その後に何回接触したのかっていうんで、それが、その、全体の、この接触報告書の中の、えぇ、位置付けで分かってしまいますので、あの、そこだけ抜粋さしていただいた、ということでございます。

【穀田恵二 衆議院議員】16:43:14
それが分かったって、何が困るの。構わないじゃないですか。しかも、うん。何回会ったかっていうのは、別に、事務的に何回も、それ、お宅んとこの答弁ってのはさ、色んな、「何回もお会いしてます」と。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:43:24
はい。はい。

【穀田恵二 衆議院議員】16:43:26
で、「この日だけ、特別に隠したわけじゃありません」と。「しょっちゅう、会うてます」と、言うてるわけじゃないですか。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:43:30
はい。はい。

【穀田恵二 衆議院議員】16:43:32
で、しょっちゅう会うてるってことは、しょっちゅう会うてんねやから、別に、出したらいいじゃないか、と。だって、答弁してんねやから。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:43:38
はい。

【穀田恵二 衆議院議員】16:43:38
で、その上にですよ、これ、どこの部局だというのはね、書いてないわけですやんか。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:43:42
あの、一番上の部局は、あの、整備計画局と書いてあります。

【穀田恵二 衆議院議員】16:43:44
はい。えぇと。整備計画局ね。あとは?

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:43:47
はい。2つ目と3つ目については、まぁ、今後の、あの、機種選定業務を適正に行う上で支障のあるおそれがあるから、ちょっと、あの、開示することはできません。

【宮本 徹 衆議院議員】16:43:56
「選定に関係ない」って言ってたじゃない。この面会は。

【穀田恵二 衆議院議員】16:43:56
関係ないって、答弁で言ってたじゃないですか。

【本多平直 衆議院議員】16:43:59
「この面会は、選定に関係ない」って言ってるのに、「何局が会ったか」って知ったら、「選定に関係」って、おかしいじゃない?

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:44:05
何局が接触したかということをあれしますと、後で、今後、まぁあの、選定、機種選定のときに、「じゃあ、この部署がこういう形で関わっていた」とか、「じゃあ、ここに圧力をかければいい」とか、そういう。

【本多平直 衆議院議員】16:44:15
いやいや。いやいや。

【穀田恵二 衆議院議員】16:44:17
それは、「関わってる」って、言ってんじゃないんですよ。お宅んとこに、「関わってるんじゃないか」と聞いたら、「いや、一般論の話して、事務的な話なんです」と。「弾道ミサイル全般の話、してんです」と。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:44:24
はい。そうです。はい。

【穀田恵二 衆議院議員】16:44:28
弾道ミサイル全般の話をしたら、圧力の対象に、こう、なってくるような、見られちゃうわけですか。そういう話を、今、お宅、したよね。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:44:36
いや。いや。そういうわけではなくて。

【穀田恵二 衆議院議員】16:44:38
いや、だって、したじゃない。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:44:39
あの、色んな、あの、部署が、どこで関わったのかって、この全体が分かってしまいますと、「じゃあ、どこの部署がこれ、関わってきて、何回、会ったのか」っていうことが分かりますので、一切、その部分については、ちょっと非開示にさしていただいているということで。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:44:53
その、あなたの言う、「選定の圧力」って、誰がかけるんですか。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:44:56
いや。あの、「そういうおそれがある」と、「将来」っていうことで、あの、「そこの部分を開示すると」っていうことに。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:45:04
今、あなたは、選定の圧、「どこの部署に圧力かけりゃいいって、分かる」っておっしゃったけど。アメリカがかけるんでしょう?

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:45:12
あ、あ。ではなくて。あの、今後の機種選定で。例えば、機種選定した場合に、こういう部署が大体関わっているということで、何か、「じゃあ、ここの部署がキーパーソンだ」ということが分かってしまうと、じゃあ、他の機種選定した時に。

【穀田恵二 衆議院議員】16:45:25
だから、(グリーブス長官との面会で)「選定の話してんじゃない」って言ってんだろう?

【本多平直 衆議院議員】16:45:27
そう。おかしいよ。

【宮本 徹 衆議院議員】16:45:28
国会答弁で、皆さんは、ね、「ミサイル防衛庁の長官は来たけども、選定の話は一切してない」って言っているわけですよ。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:45:35
はい。

【宮本 徹 衆議院議員】16:45:36
一切してないんだから、今の話、全く成り立たないじゃないですか。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:45:39
あ。そ、それ。

【宮本 徹 衆議院議員】16:45:40
一切してないんだから、そこは明らかにした方が、「あ、ここは関係ないんだな」って話になって、いいじゃないですか。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:45:44
選定の話をするっていうよりは、こう、どこの部署が、まぁあの、こう、どういう形で関わってたのか、というところが明らかになるということで。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:45:55
選定に関わってないでしょう?関わってないんだから、別に部署を明らかにしたっていい。あれじゃないですか。そう、今、おっしゃったように、やっぱり、これ、選定の話をしてるでしょう?

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:46:05
いや、選定の話は。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:46:06
してるから、出せないんじゃないですか。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:46:08
あ。ではなくて。あの、この全体っていうのは、まぁ、黒塗りさせていただきましたけど、その部分だけを開示してしまうと、じゃあ、前後、何回会ったのかとか、そういう情報が分かってしまうし。で、どこの部署が、えぇ、選定に関わったのかっていうのは、明らかになってしまうんで、今後の。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:46:23
いや、だって、これ、「選定と関係ない」って言ってるじゃないですか。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:46:26
あぁ、で、選定、これは選定に関わりないですけど、選定に関わった部署が、あぁ、いるとか、いないとか、と、そういうことが分かって。

【(出席議員)】16:46:34
えぇ?
いや、合ってないわ。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:46:38
分からんですよ。

【(出席議員)】16:46:39
理解不能だ。

【本多平直 衆議院議員】16:46:41
ちょっと、あえて意地悪に言うと、じゃあ、この整備計画局は関わってることが、ばれてもいいんですか。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:46:46
そうだ。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:46:47
あ、あの、そこは、あの、国会で、あの、答弁。

【本多平直 衆議院議員】16:46:49
言っちゃったからいいんですか。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:46:50
えぇ、答弁。答弁した。

【本多平直 衆議院議員】16:46:51
じゃあ、ここでも、こっちの2つ、あと2つの局も言った方がいいんじゃないですか。

【(出席議員)】16:46:54
言った方がいい。

【本多平直 衆議院議員】16:46:56
別に、単なる面会だったら。うん。「選定に関係あるから、駄目」なのか、「(関係)ないから、出す」か、どっちかにしていただけないんですか。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:47:07
まぁ、ちょっと、そこは。あ、あの、あれ。

【本多平直 衆議院議員】16:47:09
じゃあ、持ち帰って。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:47:10
持ち帰って、あれしますけど。はい。

【穀田恵二 衆議院議員】16:47:11
もう一つ。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:47:12
ただ、(次の話題に移り)まぁまぁまぁ。

【穀田恵二 衆議院議員】16:47:14
でね、私、聞いたもんだから。あの、週刊新潮うんぬんかんぬんって、ありましたやんか。あぁ、ねぇ。あの、そこでね、えぇ、要するに、うーん、ロッキード社の日本、あの、「指摘のあった事実はありません」と。えぇ、どんな確認をしたんです?

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:47:40
はい。えぇと、確認といたしましては、まず、あの、部内で、えぇ、当時関わった者など含めまして、えぇ、その5月に、えぇ、受領をしたという事実がなかったのかどうかというのを、ヒアリングをしたり、資料の探索をいたしました。結果、「ない」という結論でございました。
それから、ロッキード・マーチンにつきましては、この週刊新潮に出ていたような、その、紙の内容ですね。えぇ、あれ、何て書いてありましたっけ。で、「この内容は、どういうつもりで、あの、書いたのか」と。「どういう意味であったのか」と。で、また、えぇ、その、「5月末に、その提案を出したということはあったのか」ということを確認をいたしまして、「提案した事実はない」ということと。先ほど申し上げましたとおり、その、5月の終わりぐらいに、MDAとの間で、その、「日本側が性能を重視しているのである」と、「したがって、それに沿ったような提案をするのだ」というような内容を確認したということを書いたのである、と。

【穀田恵二 衆議院議員】16:48:44
ちょっと、言ってる意味、よう分からんのやけど。誰と誰が確認したの?もう一つ、よう、あの。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:48:49
ミサイル防衛庁と、ロッキード・マーチン社でございます。

【穀田恵二 衆議院議員】16:48:51
あ。ロッキード社と、MDAと。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:48:55
はい。MDAと、ロッキード・マーチンです。はい。

【本多平直 衆議院議員】16:48:57
(はい。マイク回して。)

【穀田恵二 衆議院議員】16:48:59
そうするとね、今、社内の、何て?えぇと、これでしたかね。「部内で関わった者」と、こう言いましたね、一番最初ね。「それに聞いた」と。となると、あの、何らかの通知をしてるってことですよね。まさか、あの、じゃあ、一人一人呼んで、どうこうと言って、「お宅、どう?」ってやってるんじゃないだろうし。色んな部署があるんだろうから。ということは、何らかの通知文書みたいなの出して、調べてるわけだよね?

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:49:29
特に、通知文書は出してございません。

【穀田恵二 衆議院議員】16:49:32
となると、私、分からんのやけども。要するに、「部内で関わっていた者」と言いますよね。となると、少なくとも、そういう意味で言うと、そんなにたくさんいない、っていう意味ですか。要するに、指で数える程度の話だから、別に文書がなくてもいい、と。まぁ、そんな感じですか。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:49:56
あの、当時の検討チーム、プロジェクトチームにいた者に確認をしておりますので、あの、そんな、何十人、何百人といるわけではございません。

【穀田恵二 衆議院議員】16:50:06
そうすると、もういっぺん聞きますけど。その部内で関わった、当時関わった者というのは、一定の、もういっぺん、どことどこの、あれなんです?

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:50:17
えぇ、この検討チームに参加している者でございますので、えぇ、内部部局でありますとか、陸幕、海幕等々でございます。

【穀田恵二 衆議院議員】16:50:25
あそこにある、あの、例のこれですかいね?あの、一覧表に、これ、ございますように、部局って、あの、検討会議って書いて、1回目、2回目ってやってる、あの人たち全部っていうことですか。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:50:38
え。すいません。えぇ、検討会議と言いますと?

【穀田恵二 衆議院議員】16:50:39
これ、書いて、ここに。検討会議でしょう?じゃないんですか。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:50:44
はい。あの、検討のチームはございますけれども。

【穀田恵二 衆議院議員】16:50:46
うん。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:50:47
えぇ、そこに参加していた者でございます。

【穀田恵二 衆議院議員】16:50:50
なるほど。そこに聞くためにだったら、文書は要らないということですか。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:50:54
はい。はい。

【穀田恵二 衆議院議員】16:50:56
うん。何人ぐらい、聞いたんです?結局。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:50:59
あの、すいません。人数については、あの、今、承知もしておりませんし、あの、差し控えさしていただきたいと思います。

【穀田恵二 衆議院議員】16:51:06
何か理由があるわけ?差し控えるっていうのは。別に、あの、人数を言っている、聞いてるだけで。あの、お宅、50人とか100人とか言わへんからさ。それは、別に、50人、100人って、聞いてるわけじゃないんだけどさ。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:51:26
はい。あの、そのチームに入っていた、あの、人数は、えぇまぁ、20名前後であるということでございますが。あの、それぞれ、あの、各機関に代表する者に、えぇ、聞いて、それぞれ、機関の中を調べてもらったということでございます。

【穀田恵二 衆議院議員】16:51:45
あの、機関、各機関の代表者に連絡をして、で、その人たちに全部聞いた、こういうことですな?

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:51:51
左様でございます。

【穀田恵二 衆議院議員】16:51:52
はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:51:56
これ、そもそもですよ。陸に配備するには、要するに、海自の負担を減らすってことじゃなかったですか。しょっちゅう海にいて、もう大変だから。だから、陸に上げるんだ、と。こういうことだったですよ。バリスティックミサイル(弾道ミサイル:ballistic missile)を防衛するのを、イージス・アショアっていう形で。また海に戻すんだったら、どれぐらいの要員が要るんですか。海保。海自。失礼。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:52:27
はい。あの、現在、えぇ、昨年の閣議決定に基づきまして、えぇ、イージス・システム搭載艦について、えぇ、どのような運用構想で、まぁ、どういった機能を持たせるのか。また、あの、設計の工夫をする、と。えぇ、耐用性であるとか、整備補給性を高めるための、えぇ、設計の工夫をするということでありまして。今、どういう船にするのかというのを検討してございます。で、えぇ、その船の機能、それから運用の仕方によりまして、あの、要員数というのは変わってまいりますので。えぇ、要員数、今、何人ぐらい、2隻で何人というのは、えぇ、具体的に申し上げることはできませんけれども。おっしゃるとおり、えぇ、海上要員というのは、えぇ、非常にひっ迫しているということがございますので、海上要員の確保につきましては、えぇ、例えば、募集について、あぁ、より頑張るであるとか、処遇の改善であるとか、えぇ、そういったような点について、あわせて検討しているところでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:53:30
あの、「海に浮かんでる負担を減らして、陸に」っていうのは、言ってましたよね?

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:53:36
はい。おっしゃるとおりでございます。当初のイージス・アショアでは、そのように申しておりました。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:53:40
それと、もう1個。さっきの、穀田先生の資料で。えぇ、これ、西田さんっていう方が、3人、出てこられるんですよね。3回ね。これ、西田防衛省書記官、西田安、何だ、やすおさんですか。やすかた、あ、やすのりさん、はい。安範さんという防衛書記官と、この西田。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:54:08
局長。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:54:09
局長。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:54:10
はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:54:10
これは、別の人?

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:54:11
いや、同じ人です。あの、一番上の整備計画局が作ったのは、自分たちが自ら整備計画局として面談した時の面談記録です。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:54:20
あ、面談記録。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:54:21
で、下2つは、他部署が会った時の面談記録なんですが。備考欄に、まぁ、他部署で出た人は、書いてあるということで、まぁ、そういう。はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:54:28
あぁ。だから、全部に、西田局長がおられたということですよね。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:54:35
その会議に、あの、3部署が出席していたので。はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:54:38
あ。そうか。これ、同じ会議を3部署で報告してるから。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:54:39
そうです。はい。あ、はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:54:42
あの、他の部署から言うと、「西田さんが御一緒でしたね」と。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:54:45
局長っていうのは、他部署の人のときは、備考欄に、はい、記載している、と、そういうことです。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:54:49
あぁ、なるほど。そういうふうに読むわけですね。やっぱり、あの。

【(出席議員)】16:54:55
もう、これは、駄目だ。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:54:57
話をしてるじゃないですか。ね。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:55:00
あ。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:55:01
西田局長が、整備局長が、必ずメインでおられたわけでしょう?

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:55:08
メインというか、まぁ、その会議にいらっしゃってるっていうこと。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:55:11
いらっしゃってる?

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:55:12
いや、それで、他部署の機関の人は同席してた、という。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:55:15
うんうんうん。

【鈴木信丈 防衛省防衛装備庁調達管理部調達企画課長】16:55:17
同席してたら、自分の接触記録簿を書く時に、備考欄に、まぁ、他機関、誰が、「他部署、誰が出たのか」っていうのは備考欄に記載してたということで、あの、ここは開示さしていただいております。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:55:27
その、ミサイル防衛庁長官とですよ、整備計画局長が会って、何の話をするんですか。まさか、あの、よもやま話をしたわけじゃないでしょう?

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:55:43
はい。あの、えぇ、整備計画局長が、あの、この会議では日本側の代表者でございまして。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:55:51
ね。うん。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:55:52
で、MDAの長官のグリーブスさんが、米側の代表者であったということでございます。
で、あの、日米の間では、BMDについては、あの、当時も、今も、そうですけれども、このイージス・アショア以外にも様々な課題がございますので、えぇ、それらについて、えぇ、お話をしていたということで、えぇ、ございます。
あの、すいません。ちょっと、ちなみに付言をいたしますと。あの、先ほど、経緯の中で申し上げましたが。えぇ、(陸上配備型イージス・システム(イージス・アショア)構成品選定)諮問会議というのが、7月の17日に行われております。これは、えぇ、検討チームで検討をして、えぇ、SPY-6、SPY-7どちらにするのか、事務的に決めて、諮問会議で、あの、もう事務的には選定をしているわけでございます。なので、最後、大臣決定は(7月)30日でございますけれども、もうその時点でSPY-7に決めていた 、LMSSRに決めていたわけでございます。で、あの、発表のための、様々な、えぇ、準備をしていたわけで。まぁ、その途中で、えぇ、7月23日にグリーブスさんが来られておりますので。まぁ、おっしゃるような、あの、圧力というのは、もうすでに、あの、しようと思っても手遅れな時期であったということは、付言をさせていただきます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:57:09
「おっしゃる」って。私、「圧力」って、一言も言って(ない)。この方(鈴木課長)がおっしゃってるんで。私、「圧力」とか、一言も言ってませんからね。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:57:17
それは、大変失礼いたしました。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:57:19
いや、「大変失礼しました」って。ちょっと笑い話じゃない。
あの、今回のですよ、その、バリスティックミサイルというか、北朝鮮が発射したやつは新型だと言われていて。その、誘導型だと。これ、誘導型にも対応するんですか。
それから、前回、御質問させていただきましたけども。あぁ、極超音速ミサイル、あの、ロシアの、マッハ27とかですね、8。それには対応しないでしょう?

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:57:50
はい。あのえぇ、ちょっと我が方の能力に関わりますので、あまりどこまで対応できるのかということは、詳らかにはできませんけれども。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:57:59
いや。詳らかには。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:58:00
一般的に、その、HGV(極超音速滑空兵器:Hypersonic Glide Vehicle)と言われるような極超音速のミサイルにつきましては、あの、探知追尾についてはですね、米側も、あの、先日、あの、より古いSPY-1のレーダーを使って、シミュレーションですけども、探知追尾はできたということで、これ、プレスリリースもしてございますが。あの、迎撃をするようなですね、シューターの方が、えぇ、まだ、えぇ、必ずしもあるわけではないということで、米側も、今、どのようなものにするのかというのを、あの、検討しているところでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:58:31
そうですね。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:58:33
したがって、えぇ、この、イージス・アショアにつきましても、あの、直ちにHGV に対応できるというわけではありませんけれども。まぁあの、将来的な拡張性ということは、考えていきたいと考えております。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:58:48
極超音速ミサイルにも、拡張性を持つ、と?これが。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】16:58:53
はい。あの、今後、出来上がりましたら、数十年使う装備でございますので、えぇ、拡張性ということは、しっかり考えていきたいと思っております。

【本多平直 衆議院議員】16:59:04
はい。吉川さん。

【吉川 元 衆議院議員】16:59:13
えぇ、あの、提案要求書についてなんですけれども。えぇ、3月14日の日に、えぇ、提案要求書の案なるものを、えぇ、企業等に手交して、で、その後、その案について、企業等から意見を受領している、と。で、それを受けた上で、えぇ、基準書、これ、基準書っていうのは、あくまで企業側には見せてないという理解でいいのか、っていうことが1つと。
それから、企業から出てきた意見っていうのは、えぇ、どういうとこ、えぇ、ロッキード・マーチン社、レイセオン社は、それぞれ、えぇ、その意見が出されたのか。
それから、あと、ここに出ている、えぇ、やつは、4月6日付けなんですけれども。これは、つまり、この後出てくる提案書の、あ、提案要求書、及び、評価基準書は、すべて、この、今見せていただいたものが、9日以降は全部そうなっているということで、えぇ、いいのか。
えぇ、それから、あと、どういうところが、変わったのか、変わってないのか。その、最初の3月の14日の時の案と、この最終型のやつとは、変わったところがあるのか、ないのかを教えてください。
それと、あわせて、もう1点だけ。その新潮の関係で、先ほどから、えぇ、えぇ、省内で、改めて確認したことは、えぇ、「『6月12日以前に受領したかどうか』を確認した」ということ、再三にわたっておっしゃっておられるんですけれども。あの、「受領」っていうのは、これ見てる限りだと、まぁ、一つの、何て言うんですかね、えぇ、公式な受領であって、えぇ、公式ではない、その、いわゆる資料を手に入れたかどうか。あるいは、渡されたかどうか。「受領」っていうのは、正門から入っていって、きちんと手続きを踏んで、渡すのが「受領」になるわけで。えぇ、「受領がない」っていうのは、それは、6月12日に来てるから、それでいいんだと思うんですけれども。それ以前に、その、何らかの資料が、その、省内の、ここで言うと、ごく限られた関係者、与党議員も含めて、えぇ、まぁ、与党議員の方は調べようがないと思いますんで、少なくとも省内で、そうしたものを手にしたり目にしたりしたかどうかは、確認したんでしょうか。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】17:01:34
えぇ、今、おっしゃられたような、えぇまぁ、「非公式」とおっしゃられましたけれども、あの、提案要求書のようなものは、あの、公式であれ、非公式であれ、受領はしてございません。

【吉川 元 衆議院議員】17:01:45
いやいや。「受領」っていう言い方をすると、引っかかるんです。

【(出席議員)】17:01:48
うん。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】17:01:49
あの、入手してございません。受け取っておりません。

【吉川 元 衆議院議員】17:01:50
もう、全く見てない、っていうことですね。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】17:01:52
はい。左様でございます。

【(出席議員)】17:01:53
うん。

【吉川 元 衆議院議員】17:01:56
その前のは?

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】17:01:57
あ。えぇと。えぇ、すいません。えぇ、まず、3月の14日に意見を招請をしたのは、えぇ、お手元にある資料のうちの、この、提案要求書の部分でございます。で、これについて、えぇ、意見を出して、えぇ、もらっておりまして、それを反映させていただいております。
で、えぇ、具体的にどのような意見がどこから出て、どこをどう直したのかっていうことにつきましては、あの、もうこれ自体、我が方の、えぇ、先ほど申し上げたような、イージス・アショアの能力であるとか、運用方法にも関わるような情報になってまいりますので、お答えは差し控えさせていただきます。

【吉川 元 衆議院議員】17:02:48
いや、そうじゃなくて。あの、内容については、いいです。内容については、いいんで。それは言えないこともあるでしょうから。その、ロッキード・マーチン社からも意見は出た、ということでいいんですか。で、それは反映されている、っていうことでいいですか。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】17:03:05
えぇ、すいません。ちょっと、あの、具体的にどこから、あの、意見が出て、えぇ、何が反映されたのか、っていうのは、すいません。ちょっと、この場では、えぇ、分かりかねます。

【吉川 元 衆議院議員】17:03:16
じゃあ、教えてください。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】17:03:18
はい。あの、確認の上、あの、それについて、どこまでお答えできるのかも含めて、検討さしていただきます。

【本多平直 衆議院議員】17:03:26
じゃあ、持ち帰っていただきます。
じゃあ、穀田さん。

【穀田恵二 衆議院議員】17:03:28
はい。あの、先ほどさ、えぇ、決まった日にちと、会った日にちがあったから、圧力のかけようがない、って言わはったよね。言ったよね?えぇ。えぇ。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】17:03:42
はい。はい。

【穀田恵二 衆議院議員】17:03:43
それさえ、確認したい。ということは、その前やったら、圧力は、かけようがあるっちゅうことやね?

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】17:03:49
あの、論理的には、論理的には、そのとおりでございますが。

【穀田恵二 衆議院議員】17:03:50
論理的には。うん。はい。はい。いいです。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】17:03:53
圧力はございませんでした。

【穀田恵二 衆議院議員】17:03:54
まぁ、いいんです、それは、私、聞いてないから。
ほんで最後にね、米国からの、例の、あの、金、支払ったやつなんですけどね。「(米国からの)各種情報等の取得に係る経費」って、えぇ、情報等の取得に係る経費、27億円って、これ、何?どんな金なんです?何を使ったんです?

【松本恭典 防衛省防衛政策局戦略企画課長】17:04:26
あぁ、あの、すみません。基本的に、あの、これ、技術検討の費用でございますんで。はい。米側の、その、専門家にですね、様々な検討をしていただく為の費用になります。

【穀田恵二 衆議院議員】17:04:42
(米国に)全部行ってるっていうことですか。

【松本恭典 防衛省防衛政策局戦略企画課長】17:04:46
はい。そうです。

【穀田恵二 衆議院議員】17:04:48
そういうことね。うん。

【吉川 元 衆議院議員】17:04:50
ちょっと、すいません。

【本多平直 衆議院議員】17:04:51
はい。

【吉川 元 衆議院議員】17:04:52
もう1回だけ確認します。あの、省内で「受領したかどうか」っていうふうに聞いたのか。えぇ、それとも、「こういうものが、事前に、目にしたことがあるかどうか」って聞いたのか。「受領した日はいつですか」って言われたら、皆、「6月12日」と言うのは、決まっているんですよ。それは、正式に6月12日に受領しているわけだから。で、受領、「それ以前に受領しましたか」っていうふうな聞き方をすれば、「それはしてません」って答えるのは、当然なんで。どういう質問の仕方をしたんですか。

【坂本大祐 防衛省整備計画局防衛計画課長】17:05:19
えぇ、すいません。あの、具体的に、あの、一言一句違わずどういう文言で、あの、聞いたのか、っていうのは、すいません。ちょっと、この場では、あの、分かりかねますけれども。ただ、あの、質問を受けた側は、「どういう趣旨で聞かれたのか」ということは、当然理解をした上で、えぇ、探して、えぇ、調査をしておりますので。あの、例えば、「受領」という言葉であるから、その、杓子定規に「正式に受領したもの以外は考えない」といったことはなかったのだろう、と考えてございます。

【吉川 元 衆議院議員】17:05:52
なるほど。

【本多平直 衆議院議員】17:05:55
はい。ほか、よろしいですか。えぇ、議員の皆さんも、ちょっと、少なくなってますし、時間も来ましたので。
それでは、あの、いくつか、また、宿題を出させていただきましたので、えぇ、ちょっと、御準備をいただいて、えぇ、また開催をできればと思います。
よろしいでしょうか。はい。それでは、今日のヒアリングは、これで終了とさせていただきます。どうもありがとうございました。


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