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2021年5月13日(木)14:00~ 第10回 ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム ヒアリング 文字起こし記録

(内容)
〇高齢者へのワクチン接種体制などについて、長野県長野市・加藤久雄市長よりヒアリング
〇ワクチンの接種数の進捗状況などについて、政府よりヒアリング

<参考>
1 動画
(1)ツイキャス「立憲民主党 国会情報+災害対策」
2021年5月13日 第10回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」
ヒアリング

https://twitcasting.tv/cdp_kokkai/movie/682299180
(2)YouTube立憲民主党【りっけん】国会情報
2021年5月13日 第10回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」
ヒアリング

https://www.youtube.com/watch?v=gfkLwfHOQo4
(3)YouTube石垣のりこ
2021年5月13日 第10回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」
ヒアリング

https://www.youtube.com/watch?v=w0n371rr4ZY
(4)YouTube Movie Iwj
IWJ(INDEPENDENT WEB JOURNAL)
210513 第10回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」「高齢者のワクチン接種を7月末までに終える」と宣言した菅総理!接種が進まない自治体がある中、野党は菅総理の政治責任を追及の構え!

https://www.youtube.com/watch?v=zdH-xVm6_vs

2 配布資料
https://www.dropbox.com/sh/pnpmbowgaq2gnsv/AAAgslsiN6fA3m_fbNckslWma?dl=0

<参照1>
長野市サイト 「新型コロナワクチンの接種について」
https://www.city.nagano.nagano.jp/site/covid19-joho/467436.html
<参照2>
総務省サイト
報道発表資料「高齢者に対する新型コロナワクチン接種について」(令和3年5月12日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei01_02000214.html
<参照3>
時事ドットコムニュース
「ワクチン接種、8割が希望 拒否理由は「副反応」が最多―中央調査社」
(2021年03月27日20時33分)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021032700421&g=pol

第10回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリング 質問項目
 文書でご回答いただき、ヒアリングでご説明いただきますようお願い申し上げます。
<総務省、厚労省>
1、昨日発表のワクチン接種見込みについて説明して下さい。
2、今回の完了見込みは、『医療従事者が確保できた場合』と注釈がついていますが、『医療従事者が確保できない場合、7月に完了できない可能性がある自治体』は、いくつですか。その都道府県別のリストを出して下さい。
3、今回の調査は高齢者の接種希望者は、何割という前提で行いましたか。接種希望率は7割と予想する自治体が多いですが、もし接種率が8割に増えた場合でも、7月に85%の自治体は接種完了しますか。
<防衛省>
4、大規模会場では、自治体での予約との二重登録を防止できますか。自治体の接種予約完了システムとひも付けすべきではないですか。大規模会場で接種した高齢者については、防衛省から自治体に連絡すべきでないですか。
5、東京会場は、接種会場は3階だが、1日1万人の高齢者がエレベーターを使えますか。階段で3階まで登れますか。
6、医官、看護官、派遣の民間看護師の数と、民間委託した受注先とその受注額を資料配布して説明下さい。また、派遣の看護師の日給か時給を教えて下さい。
<オリパラ事務局>
7、ファイザーから選手団へのワクチンは、何人分が来ますか。いつから接種を始めますか。コーチや監督、トレーナーもワクチン接種しますか。
8、選手と接する大会関係者や役員、職員、アルバイトスタッフ、ボランティあの、うち、ワクチン接種が受けられるのは、誰ですか。
9、五輪がもし中止か延期になった場合、政府や東京都に賠償金の支払い義務が生じる可能性がありますか。もしあるなら、いくらくらいですか。
以上

【山井和則 衆議院議員】14:00:20
それでは、定刻になりましたので、始めさしていただきます。
いつものとおりですが、もう、1時間ちょうど、3時には厳守で終わらしていただきたいと思います。また、何よりも、大変お忙しい中、連日ワクチンで大変な中、えぇ、厚生労働省さん、内閣官房さん、そして、総務省さん、防衛省さん、お越しいただきまして、ありがとうございます。
また、後ほど、篠原先生からご紹介いただきますが、長野市の保健所長さんも、本当、ありがとうございます。
それでは、原口代行からご挨拶さしていただきます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:00:47
はい。お疲れ様でございます。えぇ、今日は、あの、長野市の市長さん、保健所長さん。加藤市長さんですかね。ありがとうございます。小林保健所長さんにも、重ねて御礼を申し上げたいと思います。

【小林良清 長野県長野市保健所長】14:01:01
ありがとうございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:01:01
また、役所の皆さん、本当、ありがとうございます。
えぇ、昨日ですね、与党の方から、ワクチン接種の予算が足りないということで、明日、予算委員会で、えぇ、の方で、5000億、えぇ、これを足すと、予備費を使うということを、私たちも、えぇ、全力で協力をしていきたい、というふうに思っています。
ただ、他方で、変異ウイルスが急速に拡大する中で、医療につなぐことができずに亡くなっている方々がたくさんおられます。特に大阪、えぇ、関西圏においては、20代の基礎疾患のない、えぇ、方が、そのまま亡くなる、と。こういうことは、あってはならないと思いますし。
先ほど、医療関係者の方から、あの、ワクチンの、その、キャンセルが出た分の、余ったのを捨てなきゃいけないと指導されている、と。「こんなもったいないことはない」と、「国の方と責任を持ってやってくれ」というお話でございました。
あの、5000億の予備費っていうことですけども。やはり、全体像を示してください。全体像を示して。そして、えぇ、思いつきではなくて、あの、「(1日)100万」の、その、接種の目標もですね、その裏付けがあれば、データがあれば、国民は安心します。しかし、ダッチロールしているように見えるのは、数字の裏付けや全体像がないからだ、というふうに思いますので。
これ、あの、今、ワクチンをめぐって、ご高齢の皆さん、国民の皆さん、殺到するような、そういう不安の中におられますので、えぇ、このヒアリングで、少しでも前に、解決の道をですね、示せるように頑張っていきたいというふうに思いますんで、どうぞよろしくお願いします。
以上です。

【山井和則 衆議院議員】14:02:46
では、続きまして、長妻座長、よろしくお願いいたします。

【長妻 昭 衆議院議員】14:02:50
えぇ、どうも、えぇ、お疲れ様でございます。えぇ、今日は、あの、長野市の加藤市長も、ありがとうございます。
あのまぁ、ワクチン接種、本当に速やかに進んでほしいというふうに願っておりますけれども。あの、やっぱり忘れてはならないのは、まぁ、ワクチン接種予約弱者、予約強者っていう言葉がいいかどうか分かりませんが、やはり、あの、一人暮らしのお年寄り。私も地元を回っておりますと、「電話を2、3回かけてつながらないから、もう、ちょっと、どうしようかしら」というような方がいる一方で、お孫さん総出でですね、スマホ何台も、ネットと電話で予約を取るということもあり、あるいは、足が不自由で、えぇ、あるいは、寝たきりのご自宅におられる方等々。つまりですね、これ、手挙げ方式ですので、えぇ、「ワクチンを接種するのは、希望者のみ」ということが仕切りでございますので、えぇ、「予約が無い方は、希望してないんだな」と、まぁ、いうようなことでですね、どんどん次にいかないように。これ、自治体は、相当苦労してですね、色んな手立てを考えておられると思います。ただ、自治体でも濃淡がありますので、ぜひ、その、政府におかれましてもですね、置いてきぼりになる方がですね、おられないように、何らかの連絡ない方について、えぇ、意思確認を。本来はですね、どういう、色々工夫、人手がもう少ない中、あると思いますけれども。やはり「ワクチンを打たない」というふうに自分で決意している方というのは、どれほどいるのか。それほど、多くないんじゃないかな、と。「連絡ないから、そういう方だ」というふうに、えぇ、考えて、どんどん次に進むということではないような、その自治体の取組を支援するような仕組みもですね、政府に目配りをしていただきたい、ということも強くお願いをしたいということです。
それと、もう1点は、あの、自治体でも色々苦慮されていると聞いておりますけれども。その、接種会場に行ってですね、高齢者の接種のために、そこで打ち手のお医者さんがまだ(自分がワクチンを)打ってない場合、あるいは、打ち手の看護師さんがまだ自分がワクチンを接種してない場合ですね、これは、自治体の裁量で、えぇ、これは、まずは、じゃあ、お医者さん、打ち手のお医者さん、看護師さんに、その会場でですね、まず接種していただく、と。まぁ、こういうようなことが、融通が利かないのかな、という問い合わせもいっぱいいただいてますので。まぁ、ちょっと臨機応変にですね、自治体とキャッチボールしながら、政府においてはですね、あの、やっていただきたいということも強くお願いをしたいというふうに思います。
以上です。今日は、あの、じっくり話を聞かしていただきたいと思います。長野市の皆さんも、ありがとうございます。

【山井和則 衆議院議員】14:05:43
えぇ、それでは、大変お忙しい中、ご対応いただいております、長野市長様、保健所長様、篠原先生からご紹介いただいて、お話をお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。

【篠原 孝 衆議院議員】14:05:55
市長さん、どうもありがとうございました。えぇと、加藤久雄市長、皆さんところにも、履歴と、今日のちょっと関連の記事、信濃毎日新聞の記事、いってますよね?あの、お配りしておりますけども。まぁ、ここから見ても、とても78歳と思えない、元気な雰囲気が漂ってますけど、近くに行くと、もっと若々しいんで。あの、2期目でして。私、朝街宣してるんですけども、その時も走って市庁舎に毎日行ってられて。私の下手な街宣も、そこ、挨拶されるんで、ストップします。で、元気で。それが、このコロナの関係で言いますと、大分初期の頃、その、腰をもみに行っておられるところで、えぇ、感染者が出て、濃厚接触者の1人として、2週、2週間の隔離と言うか、まぁ、自宅待機を命じられたりして、経験者でございます。ということで、おいでいただいています。それは、えぇ、余計なことになるかもしれませんが、今日、新・参議院議員の羽田次郎さんにも出席していただいておりますけど、羽田次郎さんの義理の大叔父にあたられる方です。これ、すぐお分かりになる方いるか、加藤夫人と羽田孜元総理が従兄妹という関係でございます。
以上でございます。今日は、よろしくお願いいたします。あの、保健所長さんも、よろしくお願いいたします。

【山井和則 衆議院議員】14:07:13
では、ご説明、どうかよろしくお願いいたします。

【加藤久雄 長野県長野市長】14:07:18
はい。あの、長野市長の加藤久雄でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
えぇ、今日は、篠原孝先生のご配慮によりまして、えぇ、第10回のワクチン進捗フォローアップ野党合同チームのヒアリングに、このような場に、参加さしていただきますことを、感謝を申し上げたいと思います。また、羽田次郎先生もいらっしゃるということで、よろしくお願いしたいと思います。
えぇ、さて、えぇ、本市におけるワクチン接種の状況につきましては、後ほど、長野市保健所長の小林から詳細をご説明申し上げますけれども、まず、私から全体的なことをお話しさせていただきたいと思います。
本市は、今年1月1日現在の人口が、373989人でございます。そのうち、ワクチン接種の対象となります16歳以上が、32万8305人となります。また、そのうち、65歳以上の方は、11万1468人となっておるわけでございます。まずは、この、約11万人の方への接種を滞りなく進めなきゃならないと考えて、取り組んでいるところであります。
本市をおけましては、あぁ、昨年の4月1日に、長野市内の感染者が、確認されてから、市内の医療機関や医師会との連携協力が必ず必要になると考えまして、昨年5月に、市内の医師会長、主要病院の病院長と市長の私との懇談会を立ち上げました。約2か月に一度、定期的な情報交換を行いながら、コロナの対応を図っております。
また、長野県の阿部(守一)知事とは、常に連絡を取り合うなど、県とも緊密な連携を取っておるところでございます。
さらに、小林保健所長の下ですね、やはり昨年の5月から、長野医療圏や北信医療圏の主要な病院長と毎週、WEBによる情報共有を図るなど、まぁ、早い段階から、医師会や医療機関との協力連携体制を構築してきたところでございます。
そのため、ワクチン接種に関しましては、医師会や医療機関に協力を要請をいたしまして、65歳以上の方への接種につきましては、次のように対応することにいたしました。
まず、基礎疾患のある高齢者は、個別接種として、市内168の医療機関、いわゆる「かかりつけ医」に予約をいたしまして接種を受ける方法で、これは昨日、(5月)12日より、各医療機関へ予約が開始となりました。
もう一つ、基礎疾患のない高齢者には、集団接種といたしまして、えぇ、5月21日金曜日から、コールセンターで予約を開始することにいたしました。
今、長野市は、一昨年の令和元年東日本台風による未曾有の大災害、また、今の新型コロナウイルスの感染拡大によりまして、長野市の経済は、まさにダブルパンチとなっており、大変深刻な状況にあります。さらには、コロナの陰に隠れまして、貧困や自殺が顕著となりまして、特に、女性の自殺が多い状況であるとともに、子どもや若者が非常に厳しい状況にさらされております。このような状況の中、まずワクチンをできるだけ早く接種を完了して、新型コロナの感染を抑えることが有効な手段と考えております。
長野市は、接種を望む65歳以上の高齢者の約9割、10万人の方が接種するとの予測を立てまして、7月中に高齢者への接種を完了するよう、医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会、並びに、大手病院と連携して、全力で取り組んでいるところでございます。
本日は、各党の先生方に、本市の対応状況をご説明さしていただく貴重な機会をいただきました。ぜひ、長野市の状況をお聞き取りいただきまして、市民のためにより良い対応が図れますよう、ご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
それでは、引き続いて小林保健所長より説明を申し上げます。
また、その後の質疑の中で、色々とお話をさしていただきたいと思いますので、本日はどうぞよろしくお願いします。

【小林良清 長野県長野市保健所長】14:11:59
えぇ、それでは、あの、長野市保健所で所長をしております小林と申します。お世話になります。よろしくお願いいたします。
えぇ、お手元の資料に沿いまして、長野市の状況について、えぇ、説明をさしていただきたいと思います。
えぇ、「1.」の「(1)」(人口等)については、えぇ、市長のご挨拶で申し上げたとおりに、えぇ、なります。
えぇ、「(2)」で、医療施設ですけども。市内には25病院、えぇ、で、他、えぇ、ありまして、「(3)」にありますとおり、まぁ、医師含めてですね、えぇ、そのような形で従事をしていただいております。まぁ、長野市は、あの、少し大きいもんですから、あの、郡市の医師会がですね、えぇ、4つございまして。まぁあの、色んな体制を取る上でもですね、この4つの医師会さんと常に、あの、連携しながらですね、進めていくという状況になっております。
で、大きな「2.」番については、あの、高齢者の接種の前にあります、あの、医療従事者の接種でありまして。先ほどもお話しがありましたけれども、あの、医療従事者の、まぁ、接種の状況がですね、この、高齢者の接種と、まぁ、大きく関係するものですから、えぇ、ご参考までに「2.」番として、長野医療圏の、あの、医療従事者の状況について、簡単にご報告いたします。えぇ、対象者は1万8000人ほどおりまして、えぇ、このうち市内の医療従事者は1万1000人となっております。
えぇ、「(3)」にありますとおり、えぇ、国からですね、第1弾から第4弾まで分けて、あの、配分されるということで、えぇ、それぞれの接種期間ごとにですね、あの、対象者を、まぁ、区分しておりまして。最初は、えぇ、コロナの患者さんを受けていただく病院、えぇ、こちらをですね、えぇ、始めておりまして。えぇ、その後、救急隊員、さらに、まぁ、他の病院っていうことで進めてきております。あの、ワクチンに、こう、限りがありますので、今、まさに、あの、5月の中旬ということでありますので、この1万人のですね、まぁ、規模の接種が、あの、各病院等で、えぇ、行われているという状況で、えぇ、あります。で、まぁ、我々、あの、保健所職員もですね、この5月の下旬から、まぁ、6月中にかけて、まぁ、第4弾っていうことで、あの、接種が、あの、今、予定をされている状況にあります。
えぇ、大きな「3.」番で、長野市の、まぁ、(高齢者への接種の)状況でありますけども。えぇ、接種の方針としてですね、まぁ、4月当初、国から供給される量が、まぁ、非常に限定的だということがありましたので、あの、どういった方に接種をするかというところで、重症化リスク、また、院内感染リスク等をですね、考えて設定をしてございます。
また、あの、次のページになりますけども。えぇ、2つ目の「・」にありますとおりですね、まぁ、基礎疾患のある方が多いわけですので、我々としては、あの、その、高齢者についてはですね、かかりつけ医や身近な医療機関でできだけ接種が受けられるように、まぁ、これ、あの、安心安全っていう観点からも重要ですので、あの、インフルエンザのワクチンと同じような形で、できるだけ、あの、個別接種をですね、まぁ、基本とするという方針を、あの、立ててございます。
で、その上で、あのまぁ、季節性インフルエンザの接種率、大体70パーセントぐらいですけども、まぁ、今回のコロナについては、接種率を、まぁ、9割、えぇ、ということで、10万人のですね、接種者数を、まぁ、設定してございます。
そして、まぁ、そういったこともありますし、また、あの、国の方からもですね、まぁ、「7月末までに」といった方針も示されておりますので、その、個別接種をベースにしながら、集団接種の体制をですね、まぁ、より強化して、あの、何とか7月中に接種をするようにですね、今、計画を立てているところになります。
具体的な、あの、順番等については、「(2)」に表がありますけども。あの、「①」が、まぁこれ、数としては非常に限られたワクチンでしたので、あの、コロナ受入れ病院の、まぁ、入院患者さん、または、あの、頻繁に通院している、まぁ、主に透析の患者さんになりますけども、そういった方々から始めておりまして。「②」で、まぁ、それ以外の病院の患者さん、「③」で、高齢者施設の入所者ということで。まぁ、現在ですね、あの、この辺りまでが、あの、順次進んできておりますので。まぁ、長野市としては、入院・入所している高齢者をですね、今、優先的に行っている状況になります。そして、まぁ、一般の、あの、入院・入所してない方については、「④」、えぇ、基礎疾患を有する高齢者ということで、えぇ、こちらをですね、あの、5月の24日から接種できるように、えぇ、今、体制をしております。そして、それ以外については、まぁ、個別接種と合わせて集団接種も組み合わせていくということで、集団接種については、現時点で38000人ほどの、まぁ、接種を予定して、こちらについては、あの、今月下旬からですね、スタートできるように、えぇ、準備を進めているところになります。
えぇ、「(3)」の市のコールセンターについては、まぁ、ご覧のとおりでありまして。まぁ、こちらをですね、あの、集団接種の予約にも使おうというふうに想定しております。
で、「(4)」の個別接種の状況ですけども。あの、接種体制としてですね、まぁ、接種していただく所、合計で168か所ということで。まぁ、人口37万の都市で、168か所の、まぁ、医療機関で接種するという、まぁ、そういった体制、あのまぁ、県内ではおそらく、あの、比較的少ない、あの、パターンかなというふうに思って、えぇ、おります。
で、こちらについては、「②」で、あの、市の広報等を通じてですね、今、PRをしているところになりますし、「③」で、まさに昨日(5月12日)から、あの、予約がですね、始まっておりますけれども。あの、こちらについては、あの、コールセンターへ一本化しているわけではなくて、個別の医療機関に予約を取っていただきますので、まぁ、医療機関ごとに様々な、あの、工夫をしていただいております。今日、あの、昨日の状況はですね、各、あの、報道機関の方からも、えぇ、報じられておりますけれども、まぁ、大きな混乱がなくですね、あの、予約のスタートができているのかな、というふうに思っておりまして。こちらについては、あの、個々の医療機関のご努力と、まぁ、取組にですね、本当に、あの、感謝を申し上げたいと思っております。
えぇ、「④」の、あのえぇ、ワクチンの移送、発注等についてはですね、えぇ、長野市では、あの、移送センターというものをですね、民間の運送業者さんに委託をして、えぇ、そちらを通じてですね、あの、こういった、まぁ、170か所近くの医療機関に、まぁ、毎週3回ほどですね、あの、細かくデリバリーをしていただくようなシステムを、今、作っているところになります。
えぇ、こういった、あの、医療機関に対してですね、財政的な支援っていうことで、まぁ、もちろん、あの、国の方からの接種費用等もありますけども、あの、国の、まぁ、補助金等もですね、活用しながら、えぇ、接種の環境整備ということで、えぇまぁ、月額10万(円)ほどのですね、えぇ、委託料っていう形で、医療機関にお支払いできないかということで、今、準備、進めております。次のページにありますとおり、まぁ、その内訳としてはですね、看護師さんの雇い上げとか、まぁ、時間外対応とか、えぇ、専用回線の増設といったことを考えております。それから、あの、接種の報告事業としてですね、これは、あの、国の方で、あの、VRS(ワクチン接種記録システム)という、えぇ、タブレットを各医療機関に配って、えぇその、接種番号をですね、まぁ、読み取ることで、あの、接種状況がリアルタイムで、あの、記録できるというシステムを、今、考えてらっしゃって、まぁ、我々の方にもタブレットがですね、170台近く来ておりますので。まぁ、(医療機関で)それを実際に使って登録する際に、あの、そのまぁ、手数料的な部分でですね、あの、お支払いができないかということで、考えております。
えぇ、「(5)」の集団接種会場についてはですね、あの、5月29日から8月1日までの、えぇ、期間での会場、回数を予定しておりますけども。まぁ、8月1日はありますけども、接種としては、あの、7月中の接種に向けてですね、今、計画を立てているところに、えぇ、なります。
あの、規模の小さい会場では(1回当たり)270人ほどですけども、あの、大きな会場では、まぁ、3000人を超えるようなですね、まぁ、規模の接種も、あの、今、計画をしておりまして。まぁ、これについては、「②」にありますとおり、えぇ、必要人員もですね、あの、医師、看護師、えぇ、事務員を含めて、かなりの数の、あの、人が必要に、えぇ、なります。で、このうちですね、あの、看護師さんに、まぁ、担っていただく、あの、ワクチンの管理や充填等については、えぇ、薬剤師さんにお願いできないか、っていうことで、今、薬剤師会と相談を進めているところです。また、あの、接種についてはですね、あの、歯科医師でも可能という、まぁ、方針が国から示されておりますので、あの、そういった対応についても、今、あの、歯科医師会さんと調整を進めているところになります。
えぇ、「③」の予約ですけども、こちらついては、あの、来週開始するわけなんですけども。あのまぁ、これまでの様々な自治体の状況等を、あの、見ている中でですね、長野市としては、あの、コールセンターのほかにコールバックセンターという、まぁ、部門を設けてですね、コールセンターでまず、あの、予約する方の、まぁ、電話番号とあの、名前ぐらいをお聞きして、後ほどですね、コールバックセンターからかけ直して、そちらで、まぁ、しっかりお話を聞いたり、実際の予約をですね、取るという形で、その、コールセンターへのファーストアクセスについては、できるだけ話し中にならないようにですね、あの、受けていくということで、まぁ、市民の皆さんの、あの、不安、混乱を少しでも軽減できないかということで、今、このような体制、コールセンターとコールバックセンターのですね、組み合わせを考えているところに、えぇ、なります。
えぇ、最後に、あの、県としては、あの、県の専門的な相談センターも設置されておりますし、また、あの、副反応に対する医療機関の体制整備もですね、進められておりますので。まぁ、こういった県の動きとも、あの、呼応しながら、種々の体制をですね、今、あの、構築に向けて進めているところになります。
説明は、以上になります。よろしくお願いいたします。

【山井和則 衆議院議員】14:21:42
はい。どうも、大変ありがとうございました。
それでは、議員の皆さんから、ご質問いかがでしょうか。あぁ、黒岩さん、どうぞ。

【黒岩宇洋 衆議院議員】14:21:51
ありがとうございます。あの、隣、新潟県の衆議院、黒岩と申します。
それでは、3点、お聞きしたいんですけれども。まぁ、今回、4月23日に、まぁ、菅総理が、えぇ、「7月末までに高齢者の接種を終わらせる」という、まぁ、こういった方針が示されたんですけれども。えぇ、そのまぁ、今回の数字で、長野市さんは、7月末までにですね、終了させるという、まぁ、こういう予定を組んでおられますが。
えぇ、1点目なんですが。この、菅総理の方針が示される前ですね、我々も、色んなヒアリングで、あの、他の市に来ていただいているときに、やっぱり、9月だとか、10月だとか、接種終了の見込みって市が、結構、多かったんですが。長野市さんは、えぇ、4月23日以前で、元々、いつが終了見込みとされていたのか。

【小林良清 長野県長野市保健所長】14:22:30
(8月第1週目ですね。)

【黒岩宇洋 衆議院議員】14:22:32
えぇ。で、2点目ですけれども。えぇ、これですね、10万人で、これから2か月半ということで、おそらく1週間で何回接種、それを、まぁ、大体、会場で割ると。で、打ち手が何人と。まぁ、逆に、ミクロにですね、えぇ、これ、逆算してった、って計算してると思いますが。まぁ、そういった計算の下において、えぇ、この可能、「7月末」が可能であると、えぇ、判断できているのか。2点目です。
で、3点目ですが。えぇ、これは、国の方からですね、「7月末」ということで、まぁ、要請があるわけですけれども。えぇ、当然、あの、県の衛生部局から市長さんご本人に、えぇ、要請があった、あるのだと聞いておりますが。それ以外に、えぇ、総務省から、直接の要請が、えぇ、あったのかどうか。
えぇ、この3点を、あの、お聞かせください。

【加藤久雄 長野県長野市長】14:23:20
はい。じゃあ、私の方から、あの、先ほどですね、まぁ、1番のですね、えぇ、当初、どのぐらい、あの、の日程で、えぇ、されたか、ということでございますが。当初、私の方は、まぁ、8月の第1週には終了する、と。まぁ、こういう予定でございました。ですから、それが、あの、1週間、うんうん、ほど、うん、繰り上げられたということでございます。まぁ、そういう意味では、当初から、人数が多いわけでございますので、対応については十分配慮をしておったところでございます。
(それから、質問2を。)

【小林良清 長野県長野市保健所長】14:23:51
はい。あの、2点目については、私、保健所の方から説明さしていただきますけれども。
あの、1医療機関当たりですね、まぁ、「1日何人、接種するか」っていうのは、一番、基本になる数字になりますけども。あの、当初ですね、えぇまぁ、1バイアルで5人の、あの、接種ができるということだったので、まぁ、5の倍数で、1医療機関あたり20人の、まぁ、接種をですね、基本に考えておりましたけども。まぁあの、途中から6人分ということで変更されましたので、えぇ、現時点では、1医療機関あたり、1日にですね、18人の、まぁ、接種をしていただく。まぁ、それが、あの、週5日で、えぇ、168医療機関っていう、まぁ、そういった積み上げをですね、あの、基本的にしながら、まぁ、残りをカバーするために、先ほど申し上げた集団接種をですね、あの、会場と、それから個々の会場の人数を、計算をしてですね、まぁ、その結果、7月中の、まぁ、接種が可能というふうに、現時点では計画をしております。

【加藤久雄 長野県長野市長】14:24:53
はい。えぇ、最後のご質問でございますけども。まぁ、私ども、あの、感染者が急増する中ですね、やはり、この、ワクチン接種をしっかりとやるっていうことは、非常に重要なことだというふうに思っていたところでございます。
その中で、えぇ、総務省の方から、もうぜひ「7月末」っていう話はございました。当然、私ども、1週間、繰り上げるということでございますので、それほど大きな、この、変更はない、という中で、えぇ、お答えをしたところでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】14:25:22
(大丈夫。はい。)ありがとうございました。

【山井和則 衆議院議員】14:25:25
あの、大変ありがとうございました。この配布資料の、2枚目の上から5行目、接種率90パーセントを設定する、ということなんですけれど。私、これ見て、まぁ、びっくりしましてですね。あの、悪いという意味ではないんですけれど、割と、全国では、「接種率7割で、7月末にできる」というところが、ほとんどなんですね。
でも、もし、この長野市さんがおっしゃってる、「65歳以上の高齢者の9割が接種する」ということになれば、なればですよ、他、「7割の前提で、7月末に完了する」と言っているところが、9割接種したら、みんな8月に、ずれ込んでいくわけなんですね。まぁ、そういうこともあって、この接種率っていうのは、私、今後、非常に重要になってくると思うんですけれど。
全国では、7割と接種率を見ている自治体が多い中で、9割とされた理由っていうのを、お教えいただけませんか。

【加藤久雄 長野県長野市長】14:26:27
はい。まぁ、これにつきましてはですね、えぇ、当初、私どもも、インフルエンザの(予防接種の)状況からしますと、7割から7割5分と、まぁ、こういうことでございました。まぁ、しかしですね、これ、えぇ、万一、えぇ、予想外(に多くなる)ということになってはいけないということもございましたし、また、非常に関心も高いという状況の中ですね、えぇ、最大限、この、見込んでですね、えぇ、これをする、と。もし、逆にですね、(見込みより少ないという形で)誤れば、当然、えぇ、次の「65歳以下」の皆さんに接種が始まると、まぁ、こういうことでございますので(問題はなく)、えぇ、私どもは、この方針で、えぇ、進めていきたい、というふうに思っております。

【山井和則 衆議院議員】14:27:10
これ、関連してですけど、後半で聞きますが。これ、今回、(全自治体のうち)85パーセント、あの、自治体が、「7月末に終わる」ということですけれど。これは、今の長野市さんのように、9割の方が接種することになっても、85パーセントの自治体は7月末に完了できるということになりますか。総務省、いかがでしょうか。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】14:27:35
えぇと、すいません。総務省の。

【山井和則 衆議院議員】14:27:36
あぁ、お掛けになって。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】14:27:37
あぁ。地域。総務省地域政策課の勝目と申します。
あの、いただいておりましたご質問の、えぇと、3点目ということになろうかと思いますけれども。
あの、今般ですね、えぇと、昨日公表させていただきました接種の見込みにつきましては、特段、その、接種率について、何らかの、えぇ、前提というものは置いてございませんので。えぇ、各自治体さんが、まぁ、それぞれ設定されている接種率に基づいてご回答をいただいて、えぇ、それを集計さしていただいたと、こういうことでございます。ですので、えぇ、「その割合が、どうなったらどうなる」っていうところを、私どもとして把握しているわけではございません。

【山井和則 衆議院議員】14:28:09
いや、それ。でも、そこが非常に重要なんです。総務省としては、全国の接種率は、大体、各自治体は何割と見て、今回、回答していると認識されてますか。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】14:28:24
まさに、そこは、あの、各自治体の判断に委ねられているところでございまして。私どもとして、具体の数字というものを念頭に、えぇ、この結果を把握しているものではございません。

【山井和則 衆議院議員】14:28:34
いや、でも、そこはね、ちょっとおかしいんじゃないんですか。私、たくさん聞きましたけど、やっぱり、「(接種率)7割」のところが多かったですけれど。さすがに、総務省さんも、分かってはおられるでしょう?それは、自治体が「大体何割」という接種率を見込んで、今回、回答してきたのかっていうのは、ご存知ないはずないと思うんですよ。まったくご存知ないはずないと思うんですけど。大体、何割ぐらいと認識されてますか。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】14:29:02
あの、重ねてで、ちょっと大変申し訳ございません。あの、今般、回答いただくにあたりまして、えぇこの、希望する高齢者の方の接種完了時期についてお伺いをしておりまして。で、その中で、えぇまぁ、「7月末」と答えてきた団体が、1490だということでございますので。えぇ、その前提となっている、その接種率については、あぁ、情報というのは持ち合わせていない、っていうのが実態でございます。申し訳ございません。

【山井和則 衆議院議員】14:29:27
はい。ほか、ご質問あれば、どうぞ。

【黒岩宇洋 衆議院議員】14:29:38
長野市さんは、もう。

【山井和則 衆議院議員】14:29:39
はい。あぁ、そしたら、あの、長野市長様、保健所長様、大変ありがとうございました。大変、勉強になりました。あの、また、こういうご丁寧な資料も作っていただきまして、また、これからの、あの、参考にさしていただきます。本当にありがとうございました。長時間、貴重な時間、ありがとうございました。

【加藤久雄 長野県長野市長】14:29:52
はい。どうもありがとうございました。

【山井和則 衆議院議員】14:29:53
本当にありがとうございました。ありがとうございました。はい。ではね、それでは、えぇ、長野市は、素晴らしいということで。
えぇ、ここですね、今日、あの、質問項目9まであります。それと、オリ・パラ事務局さんは、あの、本当ありがたいことに、書面でもう、7、8、9と、これ、回答くださってるんですよね。7、8、9とね、オリ・パラ事務局さんは。えぇと、どこでしたっけね。こちらに、7、8、9とありますので、オリ・パラ事務局さんは、もう、ここに回答をもらっているということで。1から6まで、一気通貫でご説明いただいて、それで議論をしたいと思います。はい。お願いします。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】14:30:34
はい。えぇ、改めまして、えぇ、総務省地域政策課の勝目でございます。よろしく(お願いします)。

【山井和則 衆議院議員】14:30:38
あの、もう短く説明で結構です。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】14:30:40
はい。あぁ、承知いたしました。はい。まず、あの、1点目いただいているご質問で、昨日発表のワクチン接種見込みについての説明でございます。お手元、報道発表資料、総務省と厚労省連名の報道発表資料、1枚紙があるかと存じます。えぇ、こちらの方をご覧いただければ幸いでございます。えぇ、昨日、発表をさせていただきました、こちらでありますけれども。えぇ、希望する高齢者の方々に対するワクチン接種について、えぇ、各市区町村における終了時期の見込みを取りまとめました、ということでございます。えぇ、その終了時期の見込みのまとめでありますが。表にありますとおり、「7月末まで」と回答いただいている自治体が、1490、これが全、えぇ、1741市区町村中85.6パーセントということでございます。えぇ、「8月中」が185、「9月以降」が66ということになって、えぇ、ございます。
えぇ、高齢者人口に占める割合につきましては、えぇ、その下、「※1」にありますけれども、えぇ、84.5パーセントに相当する団体ということになってございます。
また、えぇ、「※」の「2」でございますが、「医療従事者の確保等前提とした回答も含まれている」ということでございます。
えぇ、2点目のご質問で、えぇ、ございますけれども。えぇ、この医療従事者が確保できない場合、完了できない可能性のある自治体が、まぁ、いくつか、あるいは、そのリスト、ということでございますけれども。えぇ、この自治体の数がいくつか、ということについては、えぇ、私どもとしては、把握をしてございません。ただ、まぁ、個別に色々お話を伺う中で、えぇこの、「医療従事者の確保」という課題を挙げられているところは、まぁ、ございますので、えぇ、そうした意味で、えぇ、こちらに、えぇ、「※2」という形で書かせていただいているところでございます。
えぇ、「3.」につきましては、あの、先ほど申し上げたとおりで、えぇ、ございまして、えぇ、私どもとして、特段、その「接種率」について、えぇ、把握はできておらない、ということでございます。
えぇ、以上です。

【山井和則 衆議院議員】14:32:28
はい。そしたら、もう、続いて、防衛省さんから。はい。

【家護谷昌徳 防衛省統合幕僚監部参事官】14:32:37
防衛省でございます。まず、4番でございますけども。あの、自治体での予約との二重登録を防止できるか、それから、大規模会場で接種した高齢者について防衛省から自治体に連絡すべきではないか、という、2点でございますけども。
まず、あの、自治体との接種予約完了システムと紐付けするかについて、その、システム、あの、各種システムが、あの、ありますので。あの、連接することは、非常に難しいというふうに考えております。で、したがって、システム上での二重登録を防止できるかといえば、ちょっと、あの、それは困難である、ということでございます。それから、自治体に連絡すべきではないか、ということに関しましては、あの、この大規模接種会場でも、VRS(ワクチン接種記録システム)を使うことによって、あの、連絡がされるもの、というふうに承知しております。
それから、5番目でございます。東京会場は、接種会場は3階だが、あの、高齢者が階段で上がれるのか、ということでございますけども。お手元に、あの、フロアの配置の紙を、ちょっと、あの、入れ、えぇと。

【山井和則 衆議院議員】14:33:33
これですか。

【家護谷昌徳 防衛省統合幕僚監部参事官】14:33:34
えぇ。お示ししておりますけども。あの、3階は、自衛隊の指揮所、それから、民間看護師の休憩所に使う予定でございますので、あの、そういった懸念はないということでございます。
それから、6番でございます。医官、看護官。

【山井和則 衆議院議員】14:33:47
1日1万人の高齢者がエレベーターを使えますか、っていうのは、これはどうですか。

【家護谷昌徳 防衛省統合幕僚監部参事官】14:33:49
あ。えぇ。使えますか、ってことですね。これ、あの、20人乗りのエレベーターが6台ございます。で、あの、20人が乗ると「密」になりますので、それを、あの、間引いて、あの、乗っていただくっていう形で、あの、キャパシティが確保できるというふうに、我々、あの、調査をしております。
それから、6番目。えぇと、医官、看護官、派遣の民間看護師の数と、えぇと、民間委託した受注先とその受注額、ということでございますけども。えぇと、「6.」ということで、あの、紙をお配りしております。
で、まず、あの、派遣する、あの、自衛隊側でございますけども。東京に対しては、医官が約50名、看護官等が約130名、それから、民間看護師を110名。大阪については、医官が約30名、看護官等約70名、民間看護師約90名の体制になっております。
それから、民間看護師の委託契約でございますけども。契約相手方は、株式会社キャリアとなっております。契約金額は、7億6377万4000円で、税込になっております。
で、これは、あの、派遣の契約になっておりますので、防衛省として、あの、この看護師さんに一体いくらの日給だとか時給が図られるかというのは承知しておりません。で、あのまぁ、私の手計算でございますけども、これ、あの、単純に割ってみました。あの、大体、5月17日から23日までが8時間勤務、それから、5月24から8月24日までが13時間勤務、これを、交代で、あの、派遣していただくんですけども。約100日間。で、200人の看護師。そうすると、会社レベルで見ると、大体3000円ぐらいが時給になっておる、と。そこから会社が取って、それから看護師に、あの、お金が払われる、と。そういうふうな構造になっているものと承知しております。

【山井和則 衆議院議員】14:35:35
えぇ、それでは、ちょっと、また、冒頭、私、質問さしてもらって恐縮なんですが。
今日の配布資料の中にですね、えぇ、見ていただきたいんですけどね、あの、16ページですね。あの、京都を例にして、ちょっと、私も、地元で辛いんですけれど。例えば、今日の総務省の発表では、京都は7月末まで。ここにね、一覧表があります。皆さんの地元を見ていただければと思いますが。例えば、あの、秋田県は成績が、まぁ、ちょっと低いとかですね、京都は全部だとか。この1枚ペラですね、すいませんが、これですね。この1(枚紙)、これが、総務省の資料で。それで、私が配った資料が、この16ページなんですけど。まぁ、一例なんですけどね。
京都府は、26市町村があって、100パーセント、全部、「7月末で終わります」ということなんですよね。ところが、私の京都の知り合いから、メールが何通か、昨日、来ましてね。例えば、一番上、「我が家は、一歩遅れたからか?ワクチンは8月13日になりました」と。これ、京都府民ね。「え?『7月に全部終わる』って回答してるやん?」と。ね?8月13日なわけですよ、これ、16ページね。それで、「菅総理は、2回目を7月中に終わらせると言ってたのに、何でなの?」と。例えばね。2番目の人ね、「私の知り合いの両親は京都の何とか市に住んでいらっしゃいます。昨日予約したら8月4日と言ってました」と。これもね、「あれ?7月中じゃないの?」と。それで、また、次の人もね、「何とかの持病があり、高齢者予約枠7月30日しか取れず、『一般高齢者はその後だ』と、予約した友人が言ってました」、つまり、一般高齢者は8月になる、と。これも京都。次ね、「昨日、支援者の方が来られる」云々かんぬんで、「1回目は7月17日だけど、2回目は8月7日以降になります」。それで、一番下の方も、「最終日の予約が取れました。7月18日ですから、2回目は8月になります」と。
これ、あの、何を言いたいかと言うと、何を言いたいかと言うと、あの、ここで(総務省・厚生労働省連名の報道資料上は)「7月中に間に合う」ということと、実際、8月の予約が入ってるということですね。これは、あの、別に責めるわけじゃないんですよ。責めるわけじゃないんだけれど、どう理解をしたら、いいんでしょうか。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】14:38:01
はい。えぇ、総務省でございます。ちょっと、あの、個々別々の、あの、具体の状況は、あれなんですけれども。あの、一つはですね、あの、この4月30日に、あの、厚労省さんの方から、まぁ、今後提供される、その、ワクチンの量、これが、まぁ、示されまして。で、5月3日には、2週間ごとの、まぁ、配布量、あぁ、すいません。5月3日に、その、何月何日に行くというのが最初の、えぇと、クールについては、示されたというところがあります。また、あの、接種費用の、まぁ、上積みについても、その4月30日に示されたといった中で、あの、これまで、その、ワクチンが、まぁ、来ないという中で、様々な予約を取られてきたのが、まぁ、徐々に、その、ワクチンが供給されてくるということが、まぁ、一つあって、この前倒しの検討っていうのは、進んできた、っていうところがあります。
で、それに加えまして、えぇ、さらに、あのえぇ、県営のですね、大規模接種会場について、えぇ、これも、あの、今、厚労省さんの方で、えぇ、各自治体の方に、意向調査をされているものと承知をしておりまして。あの、そういう色んな、こう、動きが、まさに、今、オンゴーイングで起こっているということだと認識をしております。で、こうした中で、各自治体が、その体制っていうものを、接種体制っていうものを、具体的に検討をされて、で、それで、まぁ、今般のお答えになっている、ということでありまして。
えぇ、今後、またですね、その、計画の前倒しに伴いまして、そういう予約の取扱いにも含めてですね、えぇその、接種体制の見直しが、まぁ、反映された形の、での、まぁ、動きがあるんだろうと、このように考えてございます。

【山井和則 衆議院議員】14:39:23
これ、全部ね、昨日と今日、私に来たメールなんですけど。ということは、今の総務省さんの、まぁ、希望的観測から言えば、「8月の予約が入っているけれど、今後、7月に、早まるでしょう」という、そういうことですか。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】14:39:41
あの、少なくとも、各都道府県、まぁ、京都の例で言いますと、京都府の方からは、その、「7月末までに、あの、全自治体が、あの、希望する高齢者に関しては、接種完了」という報告を受けております。で、まぁ、色んな、今、先ほど申し上げたような具体の動きも出てきている中で、そうしたものが反映される中での、えぇ、回答であったんだろうと、こういう認識でございます。

【山井和則 衆議院議員】14:40:00
だから、私ね、あの、本当に、自分も京都府民だから、京都府を責めるわけでも、全然ないんですよ。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】14:40:03
はいはい。はいはい。

【山井和則 衆議院議員】14:40:04
ただ、これ、一例として挙げただけでね。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】14:40:06
はいはい。

【山井和則 衆議院議員】14:40:07
私、ちょっと心配してるのは、これは、何か「頑張ります」という決意表明であって、これ、総務省から言われたら「できない」とは言えないから、これ、「7月末にできる」と答えちゃいました、と。でも、実際はもう、「8月に予約入ってます」みたいなことであったらね、何か、「テレビで報道されてることと、実際と違うやん」と、こう、皆、思ってられるんですよね。まぁ、そういう、ちょっと心配を、まぁ、指摘さしていただきたいと思います。
原口さん、どうぞ。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:40:34
あの、前から伺っているんですけど、日本でどれくらいの人が、要するに、早期にワクチンを打って、そして、その、抗体ができる、それがどれぐらいだとですね、感染を抑えることができるっていうふうに見込んでるのか。そこが一番大事だと思うんですね。何割を、あの、見込んでおられますか。日本の国民の1億2500万のうちですよ、何割が、えぇ、抗体が、その、持てば、えぇまぁ、コロナの収束に向かうと見ておられるか。そこを教えていただけますか。あの、厚労省かな?

【林 修一郎 厚生労働省健康局健康課予防接種室長】14:41:25
はい。あの、集団免疫を確立する条件というのは、あの、ちょっと、まぁあの、科学の言葉で、あの、お話すると、あの、基本再生産数、あの、実効再生産数から数式で決まるものですので。もし、あの、実効再生産数が1以下であれば、もちろん免疫を持ってる人いなくても収まるわけですけれども。実効再生産数が高くなっていくにつれて、あの、免疫を持っている人の割合が多くないと収まらない、ということになります。
で、あの、実効再生産数というものは、あの、株の様子であるとか、あるいは、その時の、あの、感染防止対策の取り方等にもよっても変わってきますので、あの、一概に、あの、「どれだけの接種率があったら、感染が収まる」っていう数字っていうのは、色んな条件で決まってくるので、一概には決まりにくい、ということかと思います。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:42:14
うん。いや、それは、知ってますよ。だから、どの条件を。例えば、えぇと、ブラジルとかだと「P.1」の方が「B.1.1.7」よりか多いですね。そうすると、その感染数、今、おっしゃる実効再生産数も非常に高いですよ。最悪のことを、その、想定して、それをミニにするという、「ミニマックス」が危機管理の基本だから。例えば、今、言われている(インドの変異株)「B.1.617」これが仮に最悪だとするとですよ、これの感染性の実効再生産数をいくらに見て、そして、私たちは、それを1以下に抑えるためには何をすればいいかっていう、そこから、ワクチンの接種のスピードが決まってくるんだと思うんですね。
単なる「(1日)100万」だとか、こうやって「7月以内に終わる」とか、そこはゴールじゃないんですよ。あの、マイルストーンであって、全然ゴールじゃない。で、そのゴールをどこに見てるかっていうのは、皆さんが、仮定を置いて、計算してるでしょう、と。それを教えてください、つってるんです。

【林 修一郎 厚生労働省健康局健康課予防接種室長】14:43:23
はい。あの、ご指摘は、あの、理解をいたしますし、あのえぇ、再生産数が高い株が、あの、出るというような仮定のもとに、あの、これだけのワクチン接種できてる人がいるといい、というようなことを、計算上出すことは可能なのかも分かりませんけれども。やはり、それは、あの、色々な仮定に基づく話になりますので。あの、私どもが、今、その、「何月に何パーセント」っていうようなことを、あの、決めるということではなくて。今、もちろん、あの、「7月末までに高齢者」という一つの大きな目標を立てておりますけれども。あの、その後も、あの、一生懸命、あの、スピードアップして、あの、その他の方に、あぁ、それ以外の方にも接種していくということでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:43:57
もう、それね、まさに、インパール作戦で。あの、「私たちが求めた目標は、ここです」と。ね。「ビルマから出てって、途中まで行くのが、それが目標です」って言ってるのと、同じなんですよ。
「実効再生産数を1以下にするためには、どうすればいいか」っていうのを計算してくださいよ。これ、前からお願いしてるんですよ。国民にね、「7月までに高齢者が打ったら、それで終わり」じゃないんですよ。

【林 修一郎 厚生労働省健康局健康課予防接種室長】14:44:25
(頷く)

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:44:26
それだって、今日、今、山井さんや黒岩さんがやってくれたみたいに、かなり厳しい。でも、全体のゴールを見せてください、と。それは計算してくださいよ。それをやらないでね、危機管理はできないから。希望に留めておきます。

【山井和則 衆議院議員】14:44:49
はい。長妻さん。どうぞ、どうぞ。

【長妻 昭 衆議院議員】14:44:51
これ、あの、さっき、あの、山井さんからも指摘があったんですが。「接種率を何パーセントに想定するか」っていうのは、相当重要なんですね。我々も、あの、「高齢者、7月末までに終わる」っていうことを本当にやってほしいし、我々も全力でサポートするし、提言もします。
が。例えば、東京の墨田区はですね、あの、接種率100パーセントと80パーセント、2つのシミュレーションをやってるんですね。例えば、100パーセントだと、「高齢者」の次の「基礎疾患の方」が6月21日から始まる、っていう想定なんですよ。で、接種率が80パーセントだと、第2ステージの「基礎疾患の方」はですね、5月31日に、まぁ、早められるっていうことですね。つまり、1か月ぐらい差が出るわけですよね、20パーセントぐらいの、えぇ、接種率の想定(の差)で。ですから、これは想定をどれに置くかによって、全然違ってくるわけですね、時期の相場観が。
で、ちょっと、今、ネットで調べると、例えばですね、朝日新聞の3月の世論調査では、「受けたくない」と「私は」、接種をですね、それが、大体8パーセントぐらいの国民の方なんで、それ以外「分からない」も含めると、9割ぐらいは受ける可能性がある。まぁ、「受けたくない」という方も、途中で変わるかもしれないし。産経とFNNの調査でも、えぇ、「接種しない」っていう方は19パーセントでありましたし。これ、時事通信が報道している中央調査社っていうですね、世論調査の会社では、大体、あの、8割の人が「受けたい」と。で、60代が一番多くて、83.2パーセントが「受けたい」と。
つまりですね、「7割想定」というのは、危機管理上ですね、あの、さっきの長野市は、非常に合理性があると思うのは、まぁ、もし、その希望が少なければ少ないで、それはそれで一つの判断ができるけれども、増えた場合ですね、これは非常にですね、色んな想定が次の方にも案内出されているでしょうから、そこが遅れるということで、混乱を招く、っていうことなんで。ぜひですね、あの、それは「自治体側の判断で、接種率は決めていいんだ」と「いくらでも」と言うんでなくてですね、一つの、まぁ、ガイドラインで、例えば、9割とか、あぁ、何割とかですね、まぁ、そういうようなことで、やっぱりヒアリングしていただかないと。
それと、もう一つ。冒頭、私が挨拶したことで、今とも関連するんですが。つまり、一人暮らしの方とか、なかなか予約が取りにくい方、身体がご不自由で自宅からなかなか出られない方は、「希望がないから」つってですね、すっ飛ばしてですね、「あぁ、やらないもんだ」ということで、どんどん進むんではなくて、えぇ、丁寧に、こう、やっていかないと。それで、丁寧な対応をすると、接種率も相当上がると思いますので。
まず、接種率を、それぞれですね、「7割に想定しているのが、自治体の中では、例えば、500あった」と、「8割が300あった」とかですね、そういう接種率想定の自治体数なども、あの、教えていただければと思います。

【山井和則 衆議院議員】14:48:04
お答え、いかがですか。あぁまぁ、答えられる範囲で。あぁまぁ、総務省さんかな。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】14:48:14
はい。あの、接種率の見込みにつきまして、まぁその、希望される方がどれくらいかという、そこの把握の仕方も含めて、あの、各団体の、まぁ、判断でもありますし、また、その地域性っていうのもあるんだろうと、このように思っております。
まぁ、私どもとしてはですね、やはり、この「7月末までに、希望される、その、高齢者の方の、えぇ、接種完了」ということ、まぁ、「できる」という団体が、まぁ、きっちり本当にできるように、あの、その、医師の確保等々ですね、その体制整備も、あの、含めて、あの、引き続き、あの、きめ細かく、まぁ、しっかり課題なりをお伺いしながら、あぁ、丁寧に対応をしていきたいと、このように考えております。

【長妻 昭 衆議院議員】14:48:51
あ、いやいや。聞いたのは、例えば、7割設定の自治体は、大体いくつぐらいですか、っていうことです。

【山井和則 衆議院議員】14:48:56
そうそう。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】14:49:02
あの、えぇと、あの、最前より申しておりますように、その、7割設定がいくつかというところも、あの、私どもとしては、あの、承知をしてございません。あの、希望される高齢者の方の接種完了時期がいつかということをお伺いをして、えぇ、それで、いただいた回答を、あの、集計しているということでございます。

【長妻 昭 衆議院議員】14:49:23
ちょ、ちょ、ちょっと、集計の仕方が、不備があるんじゃないかと思いますね。その想定接種率と同時に聞いていただかないと、ちょっと正確な把握が国としてできないと思いますので。

【山井和則 衆議院議員】14:49:30
そうそう。まぁ、あの、この時の時点の話でもいいんで。これを回答した時には、接種率は何パー(セント)と見積もってましたか、っていうのをね、ちょっと宿題で、ぜひ1回調べてもらって、またご報告いただきたいと思います。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:49:47
それと、(大規模接種会場の)集団接種ですけど。先ほど、あの、個人のあれ(民間看護師の時給の目安)って言って、誠実に出していただいて、ありがとうございます。えぇ、要は、まぁ、時給3000円っていうか、3000円じゃないですね、3000円のとこから、まぁえぇ、入札を落札したところが、いくら取るかによって、看護師さん(の時給は)、違うと。で、果たして集まるのか、そのところを。
これは、防衛省じゃないんですけど。この全体の予算が39億ですか。で、あとは、会場費ですか。そこ、何か、旅行会社が入っているとか、国民の方から疑念が出ていますけれども。なぜ、こういう形になってるんですか。むしろ、医療従事者に対する予算の方を厚くすべきじゃないんですか。会場設定費やそういうのが、医療従事者に支払うお金よりか多いんじゃないんですか。その辺、どういう計算になってますか。全体像を出していただいてよろしいですか。

【家護谷昌徳 防衛省統合幕僚監部参事官】14:50:43
あの、(咳払い)すいません。内訳、えぇ、ちょっと、あの、金額は多分、お示しできないと思うんですけど。あの、会場設営費のほかに、あの、予約システムの利用料、それから、運営料、それから、コールセンターで、あの、お問い合わせの窓口を作ろうと思ってますんで、そういった費用。それから、あと、会場の警備だとか、あと、会場案内でも、ちょっと一部民間の方に入っていただこうと思っておりますので。そういった方々の人件費、それに加えて、あの、会場の設営費ということで、あの、机だとかパネルだとか、そういったものが諸々、あの、東京、大阪で入っているということでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:51:19
それ、内訳、出せますですか。全体予算いくらですか。72億ぐらいですか。

【家護谷昌徳 防衛省統合幕僚監部参事官】14:51:27
(隣の職員に:これ、東京と、あれだったっけな?)

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:51:31
いやね、私たち、このコロナ関係の予算で、もう散々、あの、中抜きとかですね、あ、あの、持続化給付金でもあったんで。非常にそういうことはあっちゃいかんよね、と思ってるんで。まぁ、まさか、ないとは思いますけど。

【家護谷昌徳 防衛省統合幕僚監部参事官】14:51:47
えぇ、あの、えぇとですね、会場設営の方は、一応、随意契約にはなってはおるんですけども。あの、複数社から見積もりを取った上で、あの、一番、あの、良い提案のところと結んでおりますので。まぁあの、まぁ、中抜きというか、そういった不当なことは、あの、発生していないというふうに理解しております。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:52:10
あと、ワクチンの、その、何て言うかな、廃棄。今日も、あの、首長がですね、えぇ、65歳以上でないにもかかわらず、(優先的に接種を)受けていた、と。それは、「余った分は、もったいないからだ」ということで、あの、何人かの首長が、あの、釈明に追われてましたけど。これは、余った分は廃棄するように指導してるんですか。

【林 修一郎 厚生労働省健康局健康課予防接種室長】14:52:39
はい。あの、ワクチンの廃棄についてです、て言うか、余った分、バイアルが、あのまぁ、5回分ないし6回分使えますけれども、端数が余った場合についてのお尋ねでございますけれども。あの、「廃棄するように」ということではなくて、逆に、それは、あの、「有効に使うように」ということで、あの、お願いをしているところでございます。あの、その時の、えぇ、接種順位に該当する方に接種をいただくことが、まずは、あの、先決であるということでございますが。そういった方が見つからない場合に、まぁ、市町村の工夫によって、それ以外の方に接種をするということも、あの、あり得るということで、お示しをしております。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:53:13
ていうことは、「廃棄をするように指示している自治体はない」っていうふうに、総務省、分かりますか。いや、総務省じゃないわ、厚労省だ。いや、実際にね、廃棄を指示されてるって、メッセージが昨日ぐらいから結構、来はじめたんで。医療当事者の方から。

【林 修一郎 厚生労働省健康局健康課予防接種室長】14:53:36
あの、すいません。いくつかのことが混ざってるかも分かりません。あの、こう、5回取った後に1回分取れない残量については、あの、添付文書上は、廃棄するという形になっておりますので、あの、廃棄をするというふうに、あの、ことが、まぁ、基本になっているということかと思います。
で、その他の場合、本当に1人分以上余っている場合について、あの、利用するというふうに、「できだけ利用するように」ということで、こちらとしては、まぁ、お願いをしているところでございます。
市町村と医療機関の間の、あの、コミュニケーションどうなっているか、ということについては、あの、全てを把握できておりません。

【黒岩宇洋 衆議院議員】14:54:11
えぇ、すいません。私の方ね、さっきのね、接種率のとこの話に絡むんですけれど。
これ、菅総理が「7月末までに終える」と、これ、まぁ、宣言したわけですから、これ、実は大きな政治責任を伴う話なんですね。ですから、終わらなかった時の言い訳というものを作っておくことは、私は望ましくないと思います。
そこでですね、さっきのとこの、この接種率。これは、まぁ、今時点で把握してないってのは、総務省さん、そのとおりでしょう。室長。ね?だから、だから、今のうちに聞いておいてください。ですから、70とかね、低いところだったら、これは、今のうちに、例えば、「80とか90で見てよ」というようなことやって。いざ、7月末近くなって、「いや、70の見立てが、まぁ、誤ってたから、遅れちゃいました」っていうようなことには、これは、我々は、あの、理由としては認めません、と。
で、2つ目ですけれども。えぇ、これもですね、えぇ、先ほどの、あ、じゃあ、こっちにするかな。あの、この、2番の質問と絡んでくるんですが。「医療従事者が確保できた場合」と。で、これもですね、いざ7月末になって、「いやいや、従事者が確保できてなかったから、えぇ、7月末に終わりませんでしたよ」ってわけにはいかないわけですよ。
ですから、これは、(該当自治体の)数が10あるのか20あるのか分かりませんが、これ、総務省の担当者に聞いても、これは、「どこが医療従事者が確保できそうもない」っていうのは、把握していると聞いてますんで。それが、一体、いくつで、どこなのか、ってことは、きちっと掴んでおいてください。後で検証できるように。すなわちですね、医療従事者は、どこかの時点で確保できなければ、7月末までに終わらないわけですから。そのまま、確保できないままいってですね、「この自治体が7月末に終わりませんでした」と。「でも、しょうがない」、「元々、『確保できない』って言われたから」というのでは、いけない、と。これ、2点目。
で、3点目ですけれども。これもね、先ほど山井さんが、8月になってから予約している、と。これ、私の、あの、地元の自治体でも、これは、4月23日の菅氏、総理の指示の前に、もう8月とか9月に予約入れてる所あるんですね。で、さっき、室長の話だと、今の、この「7月末」(の方針)を受けて、対応をしっかりこれからしていく、と。てことはですね、すなわち、「もう1回、予約を取り直すことだ」と、私、理解しました。まぁ、それでいいのか、ということを確認と。当然、予約を取り直してですね、7月末に終わらせる、ということでいいのか。そうじゃないと、結局、「いやいや、あの、話の流れの中で、8月に予約してたから、しょうがないですね」という、こういう言い訳にしてもらえなきゃいけないんで。
それ、だから、1問目、2問目は要請ですけども、3番目については、理解を、あの、確認さしてください。お答えください。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】14:56:37
あの、今般、私ども、この調査をさせていただいたのが、まさに、その「7月末までに、その、希望される高齢者への接種を、まぁ、完了する」という方針が示されて、で、そのために、その、「自治体が抱えている課題、これを解決するべく、その、えぇと、ご用聞きというものをですね、えぇ、していくべし」ということで、まぁ、私どもの省で、本部を立てて、えぇ、取組を進めていった、と。で、えぇ、調査もさせていただいて、まぁ、「いつ終了しますか」と聞いて、で、「7月末までに終了します」という団体が1490出てきた、と。まぁ、こういうことで、えぇ、ございます。
で、あの、個別の市町村については、あの、公表しておりませんけれども。まぁ、全団体100パーセントのところとなると、まぁ、そういう問題があるんじゃないか、っていうことで、お声が(野党議員のところへ)行っているということかな、と思います。
で、あのまぁ、個別具体にですね、(自治体が)どのような形で取り組まれるかっていうのは、それは、まさに、あの、個々の団体における、その接種体制をどう、あの、さらに拡充していくか、っていうことと、まぁ、連動していくことだろうと思っておりますので。
まぁ、私どもとしては、この「7月末の、えぇ、接種完了」っていうのに向けて、まさに、その実現に向けてですね、あの、各自治体が抱えている課題を丁寧にお伺いをして、しっかり支えていく。課題があれば、厚生労働省さんの方に、まぁ、フィードバックをして、その解決に共々に取り組んでいく、と。まぁ、こういうことが重要であろうと、こういう認識でございます。よろしくお願いいたします。

【山井和則 衆議院議員】14:57:56
あぁ、どうぞ、長妻さん。

【長妻 昭 衆議院議員】14:57:57
まぁ、ぜひ、資料をちゃんと、次回、お願いしたいと思います。
で、あの、東京のですね、23区のある自治体は、まぁ、「7月末までできる」ということで。で、本当に大丈夫かなと思って聞いてみるとですね、あの、高齢者の接種率を65パーセントに設定して、一般の方の接種率を50パーセントに設定しているんですね。で、やはり、あの、例えば、長野市は90パーセントですから、あまりにも、その、90パー(セント)で計算しているのと、65パー(セント)で計算しているところが混在して。しかも、接種率をですね、あの、集計してないっていうと、相当、その精度に、あの、ばらつきが出てきかねないんで。そこら辺についてですね、ぜひ、あの、7割ぐらい、「7割接種率が、どのくらいのパーセント、何自治体」とか、そういうことをですね、後で。ちょっと、65パーセントの想定っていうのは、これ、私も素人なんで、一概には言えませんけど、相当低すぎるんじゃないかな、というふうに思いますので。えぇ、ひょっとすると、もっと低い想定(接種)率を想定している自治体もあるんじゃないかと思いますので、よろしくお願いします。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】14:59:14
(挙手)

【山井和則 衆議院議員】14:59:15
えぇとですね、私、当てて。あぁ、どうぞ。お答えください。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】14:59:20
あの、ちょっと数字についてでありますけれども、その接種率が何パーセントで、えぇ、を見込んでいたのか、ということでありますとか、まぁ、あるいは、その、医療従事者の確保というのが、まぁ、どれぐらいの団体かっていうのは、まぁ、まさに、その、えぇと、昨日公表させていただいた、その時点で、まぁ、どうかっていう話になってくるんだろうと思います。で、私どもとしては、やはりその「7月末までの、その、希望される高齢者の接種完了」、これを、まぁ、しっかり実現していくんだ、と。こういう中で、えぇ、厚労省さんと、えぇ、の方ですね、サポートさせていただきながら、それに取り組んでいくという、その、えぇと、実現に向けてですね、まぁ、取り組んでいきたいと、こういうことでありますので。まぁ、その過程において、まぁ、しっかり、それぞれの市町村が抱えられている課題について、お伺いをして、その解決に向けて、えぇ、厚労省さんと共々に、あの、しっかり取り組んでいくと、あの、こういうことだと思っておりますので、えぇ、よろしくお願いをいたします。

【長妻 昭 衆議院議員】15:00:10
いや。いやいや、だから、65パーセントで、えぇ、7月末終わったとしてもですね、もし、そこの自治体が、80パーセントに結果としてなれば、(7月末に)終わらなくなって、混乱招くじゃないですか。ですから、そういう意味では、計画的にできるように、というような趣旨で申し上げたわけです。

【勝目 康 総務省自治行政局地域自立応援課地域振興室長】15:00:31
はい。あの、そこも含めましてですね、まぁ、各市区町村さんの方で、まぁ、どういうふうに、これに取り組んでいくのかっていうことで。さらに言うと、あの、都道府県さんの方でもですね、この市区町村への支援っていうのを、まぁあの、色んな形で、えぇ、されて、えぇ、いますし、えぇ、検討もされているところと思います。その、医療従事者確保を含めてですね。で、そうした中で、その、しっかり、その「7月末まで」というものを、あの、達成、実現していくと、こういうことであるというふうに思ってございます。
ですので、その、「個々の数字を取って」っていう形で、何と言うか、こう、進捗管理をガチガチとやっていくというよりは、あの、丁寧に課題をお伺いをしながら、その解決に努めていくっていうのが、まぁ、私どもとしての務めであろうと、このように考えております。

【山井和則 衆議院議員】15:01:16
あのまぁ、定刻になりましたので、そろそろ終わりたいと思いますが。今日は、あの、羽田先生、お越しいただいてますので、よかったら一言、ご発言あるいはご質問。もうここで終わりです。はい、はい。羽田先生、どうぞ。はい。あの、どんなことでも、結構ですよ。

【羽田次郎 参議院議員】15:01:32
あ、あの、突然のご指名ですが。あの、兄が、新型コロナウイルス感染症で命を落としているということで、その補欠選挙で私、先回の参議院補欠選挙に出馬しまして。まぁ、そのときに、やはり新型コロナを一日も早く収束させたいということを一番訴えて、まぁ、そのことがご支持をいただいたと思いますので。ぜひ関係省庁の皆様には、一層のお力添えをいただき、今、日々苦しんでいる国民が大勢いらっしゃる中ですし、まぁ、命を落とされた方のその遺族の皆様というのは、本当に悲しみに暮れていらっしゃると思いますので、ぜひ我々、国会もまた役所の皆様も、そして自治体も力を合わせて、このコロナに立ち向かっていければと考えておりますので、ぜひ、今後ともよろしくお願い申し上げます。

【福田昭夫 衆議院議員】15:02:34
山井さん、一言。

【山井和則 衆議院議員】15:02:34
はい。

【福田昭夫 衆議院議員】15:02:35
あ、すいません。あの、すいません。福田ですけど。
質問の9ですけどね。この、オリンピック延期のことですけど。政府は、その、契約の当事者じゃないから、ね、判断の権限はないと言ってるけど。じゃあ、去年、何でね、安倍総理、権限がないのにさ、バッハ会長と延期を決めたの?何の権限もないのに。この答え、してください。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】15:03:06
ご質問いただき、ありがとうございます。あの、オリ・パラ事務局でございます。
えぇ、昨年の経緯でございますけれども。えぇ、昨年は、あの、順番を追ってご説明申し上げますと、3月末でございますが、3月の22日ですが、まず、IOCの理事会において、東京大会について延期も含めた検討を開始する旨、まず発表されております。その直後、24日ですけれども、これはもう皆様、ご承知のとおり、IOC会長と、総理、都知事、組織委員会会長、オリ・パラ大臣が集まって、電話会談をいたしまして、「中止はしないこと」、「遅くとも2021年夏までに開催する」という方針を合意いたしました。その後、30日に、改めてIOC会長と大会の組織委員会、それから東京都知事、オリ・パラ大臣による会談を経て、最終的には同じ日のIOC理事会で、新たな開催日程が決まった、ということで。様々なプロセスを経て、えぇ、決定されているということでございますので。えぇ、様々な関係者が関与しながら、集まりながら、あの、決まっていった、というのが、昨年の経緯でございます。以上でございます。

【山井和則 衆議院議員】15:04:08
はい。

【福田昭夫 衆議院議員】15:04:08
はい。いいですか。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】15:04:09
いや。ちょっと、もう終わり。はい。(終わって。)

【福田昭夫 衆議院議員】15:04:10
あぁ、もう終わりか。

【山井和則 衆議院議員】15:04:12
はい。あのまぁ、福田先生も言いたいこと、分かりまして。結局ね、日本から、内々かどうかは知らないけど、打診して、形はそうなったけど結局が関与してたんじゃないか、ということではないかと思います。
今日は、本当にありがとうございました。長時間、ありがとうございました。

<これまでの開催状況>
第9回 2021年5月10日開催
出席省庁:内閣官房・厚生労働省・総務省・防衛省 福島県福島市長・木幡浩氏
動画:https://www.youtube.com/watch?v=ndv0pUi7lXI 
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/gyzqk0sdx61ylu4/AACHYTqZ7J7QbCFpbdiJlONta?dl=0 

第8回 2021年5月7日開催
出席省庁:内閣官房・厚生労働省・総務省・防衛省・財務省
動画:https://www.youtube.com/watch?v=A0yIhU_RXLs
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/dj0zfea2jalnf3t/AADhvWQKR1lxv10DfgblH9SVa?dl=0

第7回 2021年4月28日
出席省庁:内閣官房・厚生労働省・総務省・防衛省
【立憲民主党】
動画:https://www.youtube.com/watch?v=nbPt3NrCrjA 
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/9jdptq5t9cy3ek6/AACxfeG9lxIwfOCxXbUGpDkDa?dl=0

第6回 2021年4月26日
出席省庁:内閣官房・厚生労働省・山梨県甲府市(保健所・医務感染症課) 動画:https://www.youtube.com/watch?v=gSysz2EUm9U 
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/t7bvwpy82war1gp/AADiiXFUZ2WTnOXNXKcax1nxa?dl=0 

第5回 2021年4月22日
出席省庁:内閣官房・厚生労働省 エリック・フェイグルディン博士(米国科学者連盟シニアフェロー、感染症専門家)
動画:https://www.youtube.com/watch?v=ZxWJn6ehQ3M 
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/4mkyzkzumjtw00r/AABfP9NzXZgRXDGY5vB-ndSJa?dl=0 

第4回 2021年4月19日
出席省庁: 内閣官房・厚生労働省・高知市長・岡﨑誠也氏 【立憲民主党】
動画:https://www.youtube.com/watch?v=l5385HAbqRQ 
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/3zuf7k8j3vucih8/AABr0J7kfJRvHZUlZ46rV6bVa?dl=0 

第3回 2021年4月15日
出席省庁:厚生労働省・新潟県聖籠町(保健福祉課課長)
動画:https://www.youtube.com/watch?v=t5e5TtJ7sAk 
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/71driq1nlfj2ldg/AAA7SkvW9yAQ10KppXC2Mjvxa?dl=0 

第2回 2021年4月12日
出席省庁: 内閣官房・厚生労働省・沖縄県うるま市(新型コロナウイルス対策室)
動画:https://www.youtube.com/watch?v=iDMtQndoWRc 
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/dj4elp5ajuw572f/AAAFKOO9hG7y_b-sMqkuE30ga?dl=0 

第1回 2021年4月8日
出席省庁:内閣官房・厚生労働省・総務省・世田谷区長 保坂展人氏
動画:https://www.youtube.com/watch?v=fb1PIP5tfm8 
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/9grel4sqhacjy5h/AACIyy1FB1q1z9XSGgv0P5E7a?dl=0

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