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2021年6月7日(月)16:00~ 第17回 ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム ヒアリング 文字起こし記録

(内容)
〇ワクチン接種体制などについて
兵庫県明石市 泉房穂市長よりヒアリング
〇ワクチン接種の進捗状況などについて
厚生労働省、総務省、内閣官房(オリパラ事務局)よりヒアリング

<参考>
1 動画
(1)ツイキャス「立憲民主党 国会情報+災害対策」
2021年6月7日 第17回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」
ヒアリング

https://twitcasting.tv/cdp_kokkai/movie/686479843
(2)YouTube立憲民主党【りっけん】国会情報
2021年6月7日 第17回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」
ヒアリング

https://www.youtube.com/watch?v=KsFBzTpn-s8
(3)YouTube石垣のりこ
2021年6月7日 第17回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」
ヒアリング

https://www.youtube.com/watch?v=4dHp33KFtVk
(4)YouTube Movie Iwj
IWJ(INDEPENDENT WEB JOURNAL)
2021.6.7 第17回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリング

https://www.youtube.com/watch?v=dWw5los1nWQ

2 配布資料
https://www.dropbox.com/sh/wqgyfrjsbejqrz8/AABn8OJeaWZ-lHKr10vDFjJra?dl=0

<参照1>
明石市サイト「新型コロナワクチンの接種について」
https://www.city.akashi.lg.jp/kansentaisaku/wakutin/c-vaccine2021.html

<参照2>
毎日新聞(2021/6/4 10:48(最終更新 6/4 20:01))
尾身氏ら準備の提言「自主的な研究発表」 田村厚労相が見解
https://mainichi.jp/articles/20210604/k00/00m/010/053000c

<参照3>
日テレNEWS 24 (2021年6月4日 17:18)
尾身会長の提言に田村厚労相「自主的研究」
https://www.news24.jp/articles/2021/06/04/04883827.html

<参照4>
スポニチAnnex(2021年6月5日 05:30)
踏みにじられた“尾身提言” 田村厚労相「自主研究」扱い 批判許さぬ菅政権の姿勢ありあり
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2021/06/05/kiji/20210605s00042000047000c.html

<参照5>
特定非営利活動法人Tansa (2021年05月28日18時20分)
「開催中の中止」にまで言及した迷走の五輪組織委 パートナー企業は驚愕
https://tansajp.org/investigativejournal/8318/

<参照6>
産経新聞 THE SANKEI NEWS
〈独自〉大阪市消防局の救急隊員 コロナ感染後に死亡 (2021/6/3 22:44)
https://www.sankei.com/article/20210603-U3YSLZJPSBKD5K6LD2TVS5VDOY/
救急隊員コロナ感染後死亡 大阪市長「本当に残念」 (2021/6/4 17:38)
https://www.sankei.com/article/20210604-G4X5PV4W6ZN2HJ4Q7KX3VQFVWM/

<参照7>
NHK NEWS WEB
空港や港の検疫所職員 ワクチン優先接種対象も完了はおよそ1割
(2021年6月6日 17時09分)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210606/k10013070541000.html
成田空港 水際対策 PCR検査室を新たに整備 検査態勢充実へ
(2021年6月5日 6時09分)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210605/k10013068751000.html

<参照8>
共同通信 (2021/6/4 18:02 (JST)6/4 18:19 (JST)updated)
病床使用率の算出方法を変更 厚労省「実態に合わせる」
https://nordot.app/773472363810766848

<参照9>
読売新聞オンライン (2021/06/06 05:00)
【独自】「ステージ4」減って11道府県…病床使用率で新方式、実際に入院中の人だけで計上 
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210606-OYT1T50014/

<参照10>
日刊スポーツ (2021年4月26日20時44分)
武藤事務総長、コロナ対策で専門家ラウンドテーブルとの会議立ち上げを発表
https://www.nikkansports.com/sports/news/202104260000958.html

<参照11>
東スポWEB (2021年05月28日 15時36分)
【東京五輪】組織委がコロナ専門会議を実施 海外関係者の感染数「相対的には1%未満」
https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/3221808/

<参照12>
しんぶん赤旗 日曜版 2021年06月06日号
スクープ“五輪貴族”送迎 車両4000台と運転手 検査もワクチンも未定 感染拡大の“大穴”に
https://www.jcp.or.jp/akahata/WEB_weekly/2021/06/06-week/#2021060635

<参照13>
首相官邸サイト
東京オリンピック・パラリンピック競技大会における新型コロナウイルス感染症対策調整会議
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/coronataisakuchoseikaigi/index.html

<参照14>
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会サイト
東京2020大会 第44回理事会の開催結果について(2021年4月26日)
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/news/news-20210426-03-ja
○第44回理事会資料 (PDF 5.13MB) (7~9ページ「専門家ラウンドテーブルの実施」)
https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/iae2imql3hqkeefzcyq1.pdf

第17回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリング 質問項目
 文書でご回答いただき、ヒアリングでご説明いただきますようお願い申し上げます。
1、内閣官房に。尾身会長は、五輪への提言を発表することに対し、田村大臣は『自主的な発表』とコメント。コロナ分科会で、五輪の感染リスクを議論して頂き、尾身会長から、正式に提言を頂くべきではないですか。コロナ分科会では、五輪の感染リスクは、今後も議論しないのですか。その理由は、なぜですか。
2、内閣官房、オリパラ事務局に。五輪での感染リスクの評価(に)ついては、どのような場で、どのような専門家の意見を聞くのですか。
3、厚労省に。介護施設職員は、ワクチン優先接種の対象になっているが、在宅介護職員もクラスター発生や感染リスクが高いので、自治体任せでなく、優先接種すべきではないですか。自治体の判断、と、現状ではなっているが、ほとんど実現していない。厚労省から、在宅介護職員もワクチンを優先接種すべき、と自治体に通知を出すべきではないですか。
4、厚労省に。ワクチン接種の際の基礎疾患は自己申請ですか。医師の診断書は必要ですか。接種当日の予診で、診断しますか。虚偽を申請した場合の罰則はありますか。
5、総務省に。高齢者で、すでに8月予約をした方が多くの自治体で多数おられます。しかし、それらの自治体は国には、7月末完了と回答。ついては、国には7月末完了と回答しながら、現時点での8月接種の予約を変更せず、8月に高齢者接種をする場合、その自治体は7月完了になるのですか。自治体が7月完了と申告すれば、7月完了になるのですか。7月完了の定義を教えて下さい。
6、オリパラ事務局に。国際試合の途中でコロナが感染拡大したカザフスタンのレスリングのような事例があります。東京五輪の途中、選手の感染が拡大した場合、あるいは、緊急事態宣言が東京に出た場合、試合は中止になりますか。
7、厚労省に。ワクチン接種により不妊になる危険性がある、という心配の声があるが、真偽をご説明下さい。以上

【山井和則 衆議院議員】15:58:20
えぇ、それでは、定刻になりましたので、始めさしていただきたいと思います。今日も、お忙しい中、えぇ、ワクチン担当の役所の皆さん、本当にありがとうございます。また、何よりも泉市長様もありがとうございます。
それでは、冒頭、原口代行からご挨拶させていただきます。よろしくお願いします。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】15:58:33
お疲れ様でございます。えぇ、国対の原口でございます。
今日は、あの、泉市長さん、本当にありがとうございます。えぇ、「北風より太陽を」ということで、コロナ条例をつくって、徹底的に寄り添いをやっておられる。あの、本当に、えぇ、尊敬してます。あの、今日、どうぞよろしくお願いいたします。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】15:58:52
はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】15:58:53
また、あの、ワクチン接種、えぇ、色んな課題を乗り越えながら、皆さんと一緒にやってきましたが、えぇ、ここへきて、えぇ、もう、オリンピック、五輪までですね、あの、50日を切って、えぇ、どこの国が来るとも、まぁ、来ないとも言わない、と。もう、こういう状況の中で、えぇ、感染症の専門家、尾身(新型コロナウイルス感染症対策分科会)会長中心にですね、大変、あの、慎重な意見が出ていますが。まぁ、これは、あの、「(自主的な)研究である」ということで(6月4日・田村厚労大臣の閣議後記者会見)。結局、今の政権っていうのは、こういう専門家の意見も、都合よく、あの、やってたんじゃないか、と。そう言わざるを得ないと思います。
まぁ、そういう中で、皆さん、えぇ、役所の皆さん、大変だと思いますけども。えぇ、国民の命と暮らしを守るために、今日、あの、またワクチンがどういうふうになっているのか、どうすればいいか、ということで、情報を共有して、えぇ、よりよい方向にもっていきたいと思いますんで、どうぞよろしくお願いします。以上です。

【山井和則 衆議院議員】15:59:54
それでは、長妻座長から、ご挨拶をお願いいたします。

【長妻 昭 衆議院議員】15:59:57
えぇ、お疲れ様でございます。今日もありがとうございます。
えぇ、泉市長、本当にご無沙汰しております。本当にありがとうございます。今日、よろしくお願いします。
まぁ、ちょうどさっきですね、我が党の福山幹事長も、菅総理とですね、えぇ、(参議院)決算委員会で、えぇ、質疑をいたしましたが。私が非常にびっくりしましたのが、驚きましたのが、この、「IOCからですね、えぇ、菅総理が中止と言ってもですね、オリンピックはやると、こういう発言があったけれども、菅総理、主権国家の総理大臣として、何か反論等はないんですか」と聞きましたら、一切、お答えにならずに、何度も繰り返し聞いておりましたが、別のことをお答えになる、と。これ、非常に深刻なですね、我が日本の主権国家としてのですね、この立ち位置が問われるような、まぁ、そういう事態になってるんじゃないでしょうか。
でですね、あの、一部報道でもございましたけれども。この組織委員会とですね、そこのスポンサー企業とのミーティングの議事録を、えぇ、「Tansa」というですね、ジャーナリスト集団が入手をして、えぇ、それが一部報道になっておりますけれども。私も、これを読むとですね、何となく分かるんですね。その、非常にですね、スポンサーの格がいくつかありまして。一番最上のスポンサーはですね、数百億円、えぇ、から1000億円のスポンサー料を払うということで、そういう企業が何社もございまして。そしてですね、キャンペーンで、自社のキャンペーンで、顧客の接待のため座席枠をもう確保してる、と。だから、お客さんを入れないとですね、これ、困るんだ、と。企業キャンペーン上ですね。それで、強く迫っているということで。やはり、組織委員会も、なかなかそこに抗えずにですね、無観客からですね、今、一部報道ありますけれども、お客さんを入れる方向に転換していきつつある、と。本当は逆だと思うんですけれども。そういう、非常にですね、大きな圧力がある。一方で、あるいは、議事録の中でですね、組織委員会からですね、「海外から選手が来日できない状況となれば、中止もあり得る」と。「大会の最中であっても、中止はあり得るので、今は申し上げることができない」ということで。ちょっと、国会で言ってるのとかなり違うような説明も、この議事録が本物だとすればですね、出ておりますので。
いずれにしても、国会にはですね、私ども厚生労働委員会でも、えぇ、橋本聖子(組織委員会)会長や武藤事務局、事務総長を呼んでおりますが、「来るのは、まかりならん」ということで、理事会で(与党が)ブロックされておりますので。
まぁ、しっかりとですね、ワクチンがせっかく接種が進んでも、オリンピックでですね、また感染がぶり返してしまったら、これ、元も子もございませんので。しっかりと、えぇ、議論をして、情報開示をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

【山井和則 衆議院議員】16:02:54
えぇ、それでは、泉市長様からお話をお聞きしたいと思いますが。まず、黒岩さんからご紹介、どうかよろしくお願いいたします。

【黒岩宇洋 衆議院議員】16:03:01
泉さん、今日は、ありがとうございます。えぇ。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:03:02
はい。ありがとうございます。はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】16:03:04
元々、あの、同僚議員としてね、ここにいる我々とともに国会でも活動していた、本当に、あの、えぇ、鋭意精力的な市長ですけれども。
えぇ、4月の23日、菅総理が、えぇ、「7月末までに、えぇ、高齢者2回全部、希望した方、打ち終わる」と。まぁ、その直後にね、連絡した時には、「なかなか、これは大変だ」って話、してましたけれども。ただ、総務省からのアンケートに、えぇ、明石市も、えぇ、「何とかそれ、打ち終えるんだ」という回答されてましたんで。まぁ、この間、色々と、えぇ、大変なこともあったと思いますが。今時点で、どういう見通しなのかも含めてですね、えぇ、ちょっと時間が15分ぐらいで短くて恐縮なんですが、ご説明いただければと思います。よろしくお願いいたします。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:03:38
はい。はい。(あ、まだ、まだ。先、変えずに。私をとって。)はい。よろしくお願いしまーす。

【(出席議員)】16:03:52
はい。よろしくお願いします。はい。元気だわ。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:03:54
聞こえますか。

【黒岩宇洋 衆議院議員】16:03:55
聞こえてますよ。はい。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:03:57
はい。すいません。えぇ、お手元の方に資料をお配りしていますが。
その前に、実は、先ほど、2時間前に記者会見を、明石市長として、したところです。えぇ、最新情報はこちらです。えぇ、明石市、まぁ、国がワクチン、なかなかよこさないし、言ってることはバラバラで無茶苦茶ですけど、明石市としては、「市民のためにやる」ということで、「より早く、より丁寧にやる」っていう形で、先ほど、明石市については、「今年の9月末までに、希望する市民、全員打ち終わる」ってことを記者会見しました。えぇ、全力でやって、えぇ、9月末までには、全ての市民、えぇ、接種を、2回接種を終われる見通しとなりました。
しかし、荒っぽくやってはいけません。「より丁寧に」ということで、明石市では障害をお持ちの方については特設会場を作り、まさに合理的配慮として、しっかりと、そういった手話通訳士や要約筆記者を加えて、障害に詳しい専門員をしっかりお越しいただいて対応する予定ですし。認知症の方には、無料にてワクチン接種の同行支援もスタートしました。いう形が、先ほどの最新情報であります。
えぇ、では、すいません。資料の方の、えぇ、説明に入らせてもらいます。時間の限りがありますので、駆け足でいきます。
えぇ、まず、見出しですが。えぇ、「困っている市民に寄り添うのが行政の使命・役割」。これは、私の思いであります。えぇ、目次、資料等、ご確認ください。
明石市のことはもう簡潔に言いますが。えぇ、明石市、人口30万のベッドタウンでありますが、最近では、8年連続人口増で、ついに、この5年間で1万人以上、人口が増えました。えぇ、単に人口増えただけでなくて、出生率も1.70まで跳ね上がり、えぇ、それのみならず、どんどん税収が増えております。昨年1年間、明石市は、様々な明石市独自のコロナ支援策をしましたが、それでも、去年1年でも、明石市は貯金を増やしています。えぇ、ご覧のとおり、様々な無料化を実施しておりますが、それでもなお、経済は好調で、お金は貯まり続けている状況であります。簡単に言うと、「市民のニーズに応えたら、街を発展する」というのが、私の思いであります。えぇ、今日のテーマではありませんので、またご関心あれば、えぇ、このテーマでもお声掛けください。
では、えぇ、コロナの話に入ります。
えぇ、明石市、えぇ、全国的な傾向とほぼ同様であり、えぇ、やはり厳しい状況が続いております。えぇ、明石市、兵庫県下における中核市の中では、比較的、死者数については抑えておりますが。かといって、まだ予断は許しません。明石市は中核市であり、保健所を持っておりますので、しっかり相談をし、検査をし、そして、フォローをする形をしておりますが、悩ましいのは病床です。病床確保権限は、都道府県と政令市。中核市の明石市にはありませんので、悩ましいですが。権限がなくても責任を果たす思いで、病床6倍増、医師も増やし、担当職員は14名体制から71名に一挙に5倍増にし、対応をしているところであります。市長には、幸い予算編成権と人事権がありますので、やろうと思ったら、できることであります。
えぇ、続きまして、ワクチンについてでありますが。繰り返しです。明石市では、「より早く」と「より丁寧に」を両立させてやっていく方針です。個別接種も集団接種も、ともにベストを尽くす。そういった思いで、現在は、市内の医療機関7割を超える134医療機関の協力を得、集団接種会場も設け、えぇ、連日、接種を続けているところであります。
えぇ、当初、国は、全然ワクチンを提供しなかったので、えぇ、本当に心配をしましたが、大分見通しも立ってきましたので、国がワクチンを提供するんであれば、明石市としては、市民のニーズに沿って、安全かつ迅速な接種をする、というスタンスであります。
えぇ、具体的なスケジュール感ですが。えぇ、高齢者、もう7月末、目処つきました。えぇ、明石市では、ほぼ希望者全員が予約を終え、7月末を待つことなく、接種は終わります。で、基礎疾患者も間もなく始まり、それ以外の市民も間もなくスタートし、9月末には打ち終わる予定にしております。
えぇ、次です。ポイントです。「より早く」でありますので、場所の拡充、時間の拡充、スタッフの増員。そして、やはりお金も大事ですので、明石市としては、明石の市単独予算ででもしっかりと助成金を増やし、えぇ、そういった、えぇ、医療機関の協力を得ていく方針であります。
えぇ、続いて、「より丁寧に」であります。これも、繰り返しお伝えしますように、明石市では、子どもで有名ですが、高齢者、認知症施策も様々やっております。
すでに明石では、認知症の診断費用を無料化しておりますし、在宅支援金も支給し、また、無料でお弁当を届けたり、無料でショートステイ対応したりしておりましたが、さらに加えて、この度は、ワクチン接種に行く場合には同行する、家族がワクチン接種に行く場合には、自宅に行って、その時間帯、しっかりと認知症の方の見守りをする形をスタートをしました。
障害者につきましても、専門の方に来ていただいて、合理的配慮の具体化として、ワクチン接種をしていく認識であります。
えぇ、続きまして、その他、若干簡潔に。様々な明石市独自施策、支援策を数々やってきました。いくつか簡潔にご紹介します。
昨年の4月、緊急事態宣言下において、えぇ、駅前からですね、「もう、家賃が払えない」と聞きましたので、「いつまでに要るのか」と聞いたら、「4月分の家賃、4月25日が締め」と言われたので、「じゃあ、その前の日には必ず振り込む」と言って、明石市として、臨時市議会を開き、えぇ、予算を通し、4月24日にご希望通り100万円を、えぇ、それを言われた方にお届けをしました。大変ニーズがあり、迅速な対応をした認識であります。
えぇ、また、学生さんが「学費が払えない」と言いましたので、本人と親に代わって、明石市が大学と交渉をして待ってもらって、大学の口座に明石市が立替えて払いました。えぇ、就職して働いた後、ぼちぼち返してもらえれば結構です、という認識であります。
また、それに加えまして、明石市では、えぇ、養育費の立替え、そして、ひとり親家庭に対する国より先んじた独自の支援策を、次々、打ってまいりました。
えぇ、さらに加えて、食で困っている子どもたちの家には、届ける、と。食べられない子どもは1人も出さない、という思いで、えぇ、「こども食堂」をつぶすことなく、ちゃんと開いていただき、家に届けるという形で、子どもたちの食を守っているところであります。
また、生理用品につきましても、明石市、えぇ、配布をしておりますが。他の自治体などは備蓄品を配って終わり、と。これは、間違った政策です。えぇ、生理は1か月で終わりません。あ、しかも、古い物は、やっぱり望ましくありません。明石市では予算を使い、新しい生理用品を買い、通年として継続事業として位置付け、学校や様々なところでお届けしている状況であります。
大事なのは、物ではありません。そういった状況にしっかり相談に応じ、総合的な支援をしていくことだと思っております。
えぇ、続きまして、条例も作っています。明石市では、独自の条例を作り、総合的支援のみならず、差別的な取り扱いについては、それは認めないという形で、しっかりと明石市がやっていく。相談があれば、SNSの、えぇ、Twitter社などに、ちゃんと連絡をつけて、明石市の責任で削除するという形を予定しているところであります。
えぇ、明石市としては、「北風より太陽を」、罰則ではなく支援こそが重要だ、という考えであり、明石市長として、感染症法の改正がなされましたが、明石市としては、明石市長としては、保健所設置の権限ある責任ある立場として、「罰則は、明石市民には適用しない」ということを明言し、私が市長である限り、感染症法の改正については、えぇ、まったく無意味化したところであります。間違った改正です。本当に、私は怒っています。えぇ、一体、えぇ、私たちの、私たちの歴史は何を学んだのか、と。ハンセン病の歴史の教訓に基づいて作られた感染症法を、改正までして罰則を入れる、これはもう、歴史の汚点です。私は、そう思えてなりません。
えぇ、最後になりました。明石市からのお願いであります。責任を取るべきは、権限のある政治家です。国民に責任転嫁すべきではない、というのが、私の考えであります。
国は、しっかりと、もっとしっかりワクチンを確保して、スケジュール感を示すべきであります。本当に、言う度ごとに違うことを言われたんでは、現場は混乱してしまいます。
また、都道府県や政令市は、しっかりと病床を確保しないと、病床ひっ迫するのは、病床が足らないからです。なぜ、足らないかというと、政治家が責任を果たしていないからです。日本という国は、1人当たりのベッド数は、諸外国の4倍以上ある。欧米の、アメリカやイギリスの4倍以上のベッド数です。1人当たり、世界最高の数です。えぇ、世界最高の1人当たりの数です。そして、感染者は、欧米の1割程度です。で、ひっ迫するというのは、政治家が、病床確保をしてこなかったのが責任であって、国民が怠けたわけではありません。えぇ、国民に北風を吹かすのではなく、市民、国民には、しっかりと寄り添う支援が必要だというのが、私たちからのお願いであります。
そして、最後に、中核市の市長としては、医療と教育の権限が政令市止まりなのが、もどかしくてなりません。私に権限があれば、病床など、ひっ迫はしません。そういう意味において、しっかりと権限を委譲いただきたい、ということを、切に願う次第であります。
まぁ、10分ちょっと経ちましたので、一旦、これにて説明とさしていただきます。えぇ、うるさくて、すいません。よろしくお願いします。

【山井和則 衆議院議員】16:14:01
あの、素晴らしい、本当にご報告、ありがとうございます。それでは、ご質問いかがでしょうか。はい、どうぞ。

【川内博史 衆議院議員】16:14:15
あぁ、市長、ありがとうございます。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:14:16
はいはい。どうも。

【川内博史 衆議院議員】16:14:17
あの、川内でございます。ご無沙汰しております。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:14:19
はい。ご無沙汰してます。

【川内博史 衆議院議員】16:14:20
あの、希望者への接種を、えぇまぁ、高齢者も、一般の方も、「高齢者は7月末まで」、そして、「一般の方は9月までに」ということでございますけれども。希望者の接種率をですね、あの、明石市さんの場合は、市長のところは、どのくらいというふうに見込んでいらっしゃるのか、ということを教えていただけますか。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:14:41
はい。えぇ、すいません。えぇと、えぇ、で、明石市では80パーセントを想定しています。ただ、85パーセントまでいっても、大丈夫な見通しです。

【川内博史 衆議院議員】16:14:51
えぇ。それは、あの、高齢者も、あるいは、あの、その他の障害がある方も、あるいは、一般の方も、全て「80から85(パーセント)」という接種率で、えぇ、見込んでいらっしゃるということでしょうか。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:15:06
はい。見通しとしては、そうです。

【川内博史 衆議院議員】16:15:08
はい。ありがとうございます。

【杉尾秀哉 参議院議員】16:15:10
あ。じゃあ、はい。

【山井和則 衆議院議員】16:15:11
はい。どうぞ。

【杉尾秀哉 参議院議員】16:15:11
はい。泉市長、参議院の杉尾でございます。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:15:15
あぁ、どうも。すいません。

【杉尾秀哉 参議院議員】16:15:16
ご無沙汰しております。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:15:17
はい。

【杉尾秀哉 参議院議員】16:15:18
大変頼もしく、そして、興味深く聞かしていただきました。ありがとうございました。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:15:20
あぁ、すいません。はいはい。はい。

【杉尾秀哉 参議院議員】16:15:22
その、9月にですね、終えるという、その発表をされたということなんですけれども。どういうふうにすればですね、こういうふうに、その、早く接種が完了するのか。明石市独自の取組。
それと、もう1つは、基礎疾患のある方、これ、なかなか、あの、把握するの難しいと思うんですけれども。これ、8月にですね、完了と。やはり、えぇ、目標前倒しになっておりますけれども。その辺りのやり方を、ちょっと、ご説明いただけますでしょうか。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:15:47
はいはい。ご質問、ありがとうございます。まぁ、率直に、私も、このワクチン接種のスケジュールは、本当に悩ましい状況が続きました。本当に、どうやって打つのかというのは、悩みました。始めてみると、意外と見えたことがあります。
要は、えぇ、個別接種としての市内の医療機関が全面的に協力いただき、明石市の職員が全職員、えぇ、集団接種に立ち会う思いで、しっかりと回せばですね、えぇ、かなりの接種はできるというふうな自信ができました。で、実際、異動を始めていますが、かなり進んでいます。
で、明石では、えぇ、この間、医師会とかなり早い段階というか、ずっとやってきましたので。やはり医師会の全面協力が大変大きく、えぇ、医師会が全面的に協力する形で個別接種を増やし、集団接種会場にお越しいただくということが、大変、大きいと思います。あとは事務をやるのが、明石市の職員、全職員がシフトを組む形を取ってますので、もう、全ての職員がワクチン接種に臨む思いです。その代わり、明石市の様々な計画作りは、ほとんど1年飛ばしました。条例制定や、えぇ、審議会は全部飛ばして、えぇ、すぐにやらなくていいことは来年に飛ばした上で、ワクチン接種にあたるっていうふうな知恵を絞っています。

【杉尾秀哉 参議院議員】16:17:02
ありがとうございました。引き続き、頑張ってください。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:17:05
はい。

【杉尾秀哉 参議院議員】16:17:06
ありがとうございます。

【山井和則 衆議院議員】16:17:07
はい。ほか、いかがでしょうか。はい。はい、黒岩さん、どうぞ。

【黒岩宇洋 衆議院議員】16:17:14
はい。じゃあ、えぇと、市長。えぇとね、細かいところなんですが。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:17:18
はい。はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】16:17:18
あの、接種率85パーセントと。それでですね、細かいとこですけど。その、1回目と2回目、まぁ、21日空けるわけですから、まぁ、7月10日がですね、まぁ、一つの締め切りなわけですよね。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:17:28
はい。はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】16:17:29
うん。えぇ。あの、ここまでに1回目打ち終わらないと、自動的に2回目、打ち終わりませんから。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:17:33
はい。はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】16:17:34
じゃあ、7月の10日、まぁ、10日なのか、9日なのか、この時点で、85パー(セント)までいけば、まぁ、これで、えぇ、達成、と。そういうような見方ってことですね?

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:17:37
はい。はい。はいはい。そうです。

【黒岩宇洋 衆議院議員】16:17:46
この後、過ぎて。うん。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:17:47
具体的には、明石市では、その日までに、えぇ、すでに82パーセントの高齢者が、もう予約済みです。はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】16:17:54
あぁ。そうか、そうか。もう、そうか。予約でですね。分かりました。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:17:56
もう、予約が入りましたんで、全部。はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】16:17:57
この後、ポツリポツリ入ってくる人は、まぁ、致し方ないってことですよね。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:18:01
えぇ、当初、明石市では、高齢者9割で、もう9割で想定しましたので。9割分の予約枠、取ってたので、むしろまだ余裕があるぐらいです。

【黒岩宇洋 衆議院議員】16:18:09
うん。あ、ありがとうございます。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:18:12
はい。

【山井和則 衆議院議員】16:18:15
そのほか、いかがでしょうか。よろしいですか。はい。
そしたら、泉市長、大変ありがとうございました。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:18:25
はい。

【山井和則 衆議院議員】16:18:25
もう、あの、ワクチン接種のみならず、理想的な福祉のまちづくりで、本当、尊敬しております。これからも、よろしくご指導ください。ありがとうございました。

【泉 房穂 兵庫県明石市長】16:18:32
はい。ありがとうございました。

【山井和則 衆議院議員】16:18:38
はい。えぇ、それでは、今日の配布資料にしたがいまして、えぇ、この配布資料の裏面ですね。1番目から7番目まで、えぇ、なっております。
それで、オリ・パラ事務局と内閣官房さんは、4時25分にお越しいただくことになっております。まだお越しになってないと思いますので。
ついてはですね、まず、3、4、5、7。3、4、5、7について、まず、お話いただけませんでしょうか。ご回答よろしくお願いいたします。
まぁ、順番に言いますと、3番目は、えぇ、介護施設の職員は、ワクチンの優先対象になっているけれど、えぇ、デイサービスとかホームヘルプの現場はクラスターが起きてるにも関わらず、優先接種の対象になってないので、優先接種にすべきじゃないか。
それと、基礎疾患がですね、これ非常に、各自治体が混乱しておりまして。要は、自己申請なのか、診断書が必要なのか。結果的に、何かもう、基礎疾患の方はもう、優先はもう無しにしようという、そういう声も出ている自治体もあるやに聞いております。
それと、3つ目は、これ、黒岩議員が今までからおっしゃっていることですけれど、「7月完了」の定義は何なのか、ということ、総務省さんにお聞きしたいと思います。と言いますのは、これ、「7月完了」と、ほとんどの自治体、言ってる割には、8月の予約入れたままなんですよね。だから、実際は、8月に、まぁ、接種するんだけれど、とにかく、国に、国に「7月完了です」と言えば、それで済んでるんじゃないか、ということ。
それと、最後は、ちょっとした噂なんですが。一部に、今、インターネットなどで、ワクチン接種により、あの、不妊になるんではないかという、こういうふうなね、ちょっと、噂が飛んでおりまして。あの、私たちは、こうじゃないんじゃないかと思ってるんですけれど。ちょっと大事なことなんで、このことについての真偽もご説明いただければと思います。
一括して、よろしくお願いいたします。

【宮腰奏子 厚生労働省健康局健康課健康対策企画官】16:20:22
えぇと、まず、あの、3番のご質問からでございます。
えぇ、まぁあの、今、高齢者の接種を中心にやっておりますけれども。えぇ、高齢者の接種について、あの、ある程度見込みが立ち次第、あの、順次、えぇ、次の段階への接種に進んでくださいということで、あの、自治体にはお願いをしておりまして。
まぁ、今現在、順次、えぇその、「基礎疾患の方」、それから、「介護従事者の方」、えぇ、それから、まぁあの、こちらの方々については、先行予約という形でお願いをしておりますので、もう並行して、一般の方も含めて進めていただくように、えぇ、お願いをしているところでございますので。えぇまぁ、在宅介護の従事者の方々も、その中で、えぇまぁ、順次、これから、あの、接種が進んでいくものというふうに考えてございます。
えぇ、4番についてでございますけれども。えぇ、基礎疾患につきましては、あの、予診票の記載で確認をするということで、あの、自治体の方にはもうすでに、あの、お知らせをしておりまして。えぇ、診断書は不要でございます。で、あの、当日の予診で、まぁその、細かいところまでの診断は、あの、おそらく、あの、その場の形では難しいということでございますので。まぁ、ただ、あの、基礎疾患を有する方がですね、例えば、全身状態が、あの、あまり良くないとかですね、そうした点については、あの、現場で確認をしていただいて、ワクチンを、そのまぁ、打つか、打たないかという、あの、適切かどうかという観点での、あの、診断はしていただくことになりますけれども。あの、基礎疾患が、その、どういう内容かとかいうことについて、事細かにその場で診断をするということは、想定をしてございません。あとは。

【山井和則 衆議院議員】16:22:02
それと、万が一ね、虚偽の場合には、罰則は。

【宮腰奏子 厚生労働省健康局健康課健康対策企画官】16:22:05
あ、あぁ。特段、罰則等はございません。

【山井和則 衆議院議員】16:22:07
はい。

【中野祐介 総務省新型コロナワクチン接種地方支援本部事務局参事官】16:22:13
えぇ、総務省でございます。えぇ、5番の高齢者の方で、えぇ、8月以降に予約が入っている方、おられる方がいらっしゃるんじゃないか、というお話でございます。
まぁあの、私どもといたしましては、あくまでも、その、「希望する高齢者が、7月末までに、接種を完了できるように」ということで、あの、自治体を支援してきているところでございまして。あの、様々事情があって、あの、8月以降に予約される方もいらっしゃるかと思います。あの、それを一切認めないという趣旨ではございません。
で、えぇまぁ、今、あの、接種の体制で申し上げますと、国ですとか、都道府県で、あの、大規模の接種センターの設置なども進んでおりまして、あの、全体として、その、接種の枠が拡大しているような状況でございます。
まぁ、それを踏まえましてですね、えぇ、7月末までの接種を希望される方、こういった方々が、常識的な時期に予約をすればですね、えぇ、7月末までに、その、何らかの形で2回の接種が受けられる状況をつくっているということ、これが「住民の皆さんにしっかり説明ができるように」ということで、えぇ、市町村において適切に対応いただきたい、と考えているところでございます。
まぁ、いずれにしましても、あの、「7月末完了」でございますけれども、我々としましては、えぇ、「希望する高齢者に、7月末を念頭に、各自治体が2回の接種を終えることができる」と、えぇ、いうことを、お示している、あの、それ以上でもそれ以下でもございませんので。えぇ、各自治体、現場の判断を踏まえてですね、適切にご判断をいただきたいというふうに考えているところでございます。
以上です。

【山井和則 衆議院議員】16:23:40
はい。そしたら、最後、7番目。

【林 修一郎 厚生労働省健康局健康課予防接種室長】16:23:43
はい。えぇ、7番の、ワクチン接種により不妊になるという危険性があるという心配の声について、どう考えるか、というご質問でございます。
あの、ご指摘の、まぁ、コロナワクチンの妊娠への影響については、まぁ、国内の科学的知見で、えぇ、に基づいて、特段の懸念が認められているわけではない、というふうに、あの、考えております。色々な論文、それから、米国のCDCの報告、あるいは、学会の提言、そういったものの中でですね、あの、もちろん、その、まだ接種の始まってから、その、世界でまだ半年ぐらいでございますので、あの、データが限られるということはございますけれども、特段の懸念が認められている状況ではない、と承知をしております。
あの、こうした噂が立っている背景として、あのえぇ、その、つまり、SNSで拡散した文章が、あの、ございました。あの、「胎盤に影響はないかということも、しっかり見ていかなくてはいけない」というような、あの、趣旨の文章が、あの、SNSで流れる時に、あの、「不妊に起こす可能性がある」というような形で、まぁ、拡散したということで、こういったご心配の声があるというふうなことなのかも分かりませんけれども。現時点で、世界で、えぇ、どこでもそういった、あの、不妊が起きるというような、あの、情報はない、ということでございます。

【山井和則 衆議院議員】16:24:49
それでは、一括して、ご質問、ご意見。
はい、奥野先生、どうぞ。

【奥野総一郎 衆議院議員】16:24:52
えぇと、えぇ、千葉の奥野です。えぇと、週末、色々、自治体の方と、方と話をしたんですが。総務省ね。今、その、「希望する方が予約を、2回目の予約ができる」って言ってますが、それ、どうやって分かるんですかね。
要するに、私の周りでは、「希望して(7月末までに)2回目を受けられない」って人、いっぱいいるわけですよ。かかりつけ医に電話するがつながんないとかですね、100回電話しても、つながらない、と。で、皆さん的に言うと、それは自治体が悪いんだっていうことなのかもしれないけど。まぁ、希望してもつながらないとか、受けられない人、いっぱいいるわけですよね。で、それを、「希望してるか、してないか」って、どうやって判断するんですか。だから、仮に、今、今の話だとね、自治体が「全員、希望通りになりました」と言ってきたって、分かんないわけじゃないですか。
で、えぇ、例えば、もう、あの、「7月までに1回打てればいいや」って、割り切っている自治体もありますし。えぇ、そういうとこも、いっぱいあるんですよ。
で、もういい加減、その、「大本営発表」と前から言ってるんだけど、やめてですね、もう一度、現実に即した形で。えぇ、じゃあ、「実際、2回、全自治体が打ち終わるのは、いつか」とかですね、もう少し、正確に言ってあげないと。高齢者の皆さん、非常に不満を持ってんですよ。えぇ、「『7月中に2回打ち終わる』っていう政府の目標があって、何で自分は7月中に打てないんだ」って、いっぱいあるわけですから。
やっぱり、ちゃんと現実に即した、こう、発表をすべきじゃないですか。

【中野祐介 総務省新型コロナワクチン接種地方支援本部事務局参事官】16:26:13
はい。あの、我々としましては、住民の皆さんにですね、あの、「7月中に、ご希望ある場合には、あの、予約が入るように」ということで、えぇ、そういった呼びかけを、あの、自治体の方にしていただくように、あの、お願いをしております。
えぇまぁ、自治体によりましてはですね、えぇ、区のホームページなり、あるいは、ハガキなりでですね、あの、「7月にまだ予約枠があります」、えぇ、「繰り上げができます」というような呼びかけをしていただいている所もございまして。あのまぁ、様々な、あの、現場の事情もございますでしょうけれども、色々な形で、あの、ご希望される方にしっかり情報が届くようにお願いをしているところでございます。

【奥野総一郎 衆議院議員】16:26:51
いやいや。希望しても、だから、できないんだから。情報が届く、じゃなくて。できてない所、いっぱいあるわけですよね。だから、そういうの、正確にちゃんと把握して、どのぐらい進捗できてるのかっていうのはね、えぇ、見通しを示すべきだと思います。

【山井和則 衆議院議員】16:27:05
はい。原口先生。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:27:06
あの、2点。
1点目は、その、一番最初にですね、患者さんに接する、あるいは、その、感染された方に接する、そこの職員さんへのワクチン接種って、どうなってます?前々回に、あの、総務省、消防庁に聞いたんですけども(5月27日・第14回ヒアリング)。結局、大阪でも、あの、1回接種を受けた、あの、方が感染、あの、救急隊員がですね、感染して亡くなる、と。あるいは、検疫所の職員さんも、わずかまだ1割程度、と。ここの計画はどうなってるか、っていうのが1点。
それから、やっと1年半経って、あの、PCRの検査を成田(空港)に置いてくれたんですけど。未だに、あの、抗原検査でやってるっていうのは、それは、あの、変異株も、あの、スクリーニングができないと思いますんで。これは希望ですけど、徹底的なPCRを、あの、水際でやってもらいたい。
それから、最後ですが。何で、その、今週からですね、病床の使用率の算定方法を変えたのか。入院先が決まった人も算入していたのをですね、入院中の人だけを、その、発表、と。で、これによって、ステージⅣの道府県は、先週の20から11に変わるんですよね。多分、皆さんが、こんな姑息なことをですね、発案されると思わないんで。まぁ、誰かがやってるんでしょう。日本の統計とか、取り方が、ずーっと非連続なんで、あの、統計としても使えないんで。こういうことは、ぜひ、やめるように強く求めます。
あの、最初の、えぇ、救急隊員、それから、検疫職員についてのワクチン、えぇ、どこでどう計画しているのか、教えてください。

【宮腰奏子 厚生労働省健康局健康課健康対策企画官】16:28:54
えぇと、あの、個別の、あの、えぇと、実際にどのような形での、その、スケジュールでされているかというのは、まぁ、自治体に、あの、よるかと思いますけれども。
あの、ご指摘があった、あの、消防隊員の方、それから、えぇと、検疫所でですね、実際に患者と接する可能性がある方につきましては、あの、医療従事者等ということで、あの、優先接種の対象ということになってございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:29:22
いや、それは、あの、自治体によって?ていうか、国の職員ですよね、検疫所の。

【(出席議員)】16:29:27
東京都になるんですか。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:29:30
自治体任せ、っていうことですか。

【林 修一郎 厚生労働省健康局健康課予防接種室長】16:29:33
あのえぇ、国の職員につきましても、あの、それぞれの地域の、その接種体制、医療従事者向けの接種体制の中で接種をしていただく、という形になっておりまして。あの、その所在する地域の自治体と、あの、ご相談いただいて、医療従事者として接種を受けるという、そういう、あの、事務、実務とさせていただいているところです。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:29:53
ということは、検疫所の職員であっても、成田だから、成田市がその整備をしなければ、検疫所の職員だって優先的。だから、1割しかないんじゃないんですか。それ、まずいんじゃないですか。

【林 修一郎 厚生労働省健康局健康課予防接種室長】16:30:11
あの、優先するということについては、全国一律にお示しをしておりますので。あの、それ、あのえぇ、それぞれの都道府県から、あの、そういった、その、それぞれの都道府県と、その国の機関との間で、まぁ、連携していただいてやっていただく。あるいは、あの、消防であれば、それぞれの市町村との間で連携していただいて、やっていただくという、そういう仕組みとさせていただいています。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:30:31
いや、仕組み。いや、もう、これで、やめますが。仕組みは分かってますけども。しかし、一番最初に接するところじゃないですか。だから、受け入れられなかったりするんじゃないかと思うんですね。それは、国の責任として、自治体任せにするんじゃなくて、国の職員ですから、やるべきだ、っていうことを申し上げておきます。

【山井和則 衆議院議員】16:30:56
はい。そしたら、尾辻さん、どうぞ。

【尾辻かな子 衆議院議員】16:30:58
はい。えぇと、あ、あ。すいません。尾辻です。
あの、実は、ちょっと大阪でですね、えぇと、ワクチン、反ワクチン的な、えぇ、タブロイド紙的なものが、えぇ、戸別に配布されている状況が、今、生まれてます。あの、ある学習塾なんですけれども、のところで。で、私の家にも入りました。あの、「週刊事実報道」という、えぇ、タブロイド判4ページで。えぇ、例えば、「ワクチン死は、コロナ以上だ」と。で、「866万回接種で85人死亡の意味」とかね、「マスクは危ない」とか。で、最終的に、「ワクチン接種後、流産、死産」、で、「男性精子ゼロに」と。これが、今、あの、お家に入っているという、ちょっと状況が生まれてて。えぇ、大阪市内なんですけれども。ちょっと危機感を持っています。
あの、厚労省としてもですね、あの、しっかりと、ちょっとこういうことが、えぇ、出てしまって、皆さんが、ちょっと何か「事実が何か」ということに、不安を持っておられるところに対して、はっきりとですね、あの、Q(&)Aなどで、えぇまぁ、先ほど、その「流産の話はない」とおっしゃったんですけれども、あの、かなり分かりやすく、えぇ、こういった報道に、あのまぁ、チラシやそういうタブロイド版に対しての打ち消しのですね、Q(&)Aをしっかり、ちょっと出していただきたい、と思うんですけれども。あの、こういうのを配られているの、ご存知でしたか。

【林 修一郎 厚生労働省健康局健康課予防接種室長】16:32:37
はい。えぇと、今、あの、えぇと、大阪でそういった、あの、戸別配布されているというのは、私、今、初めてお伺いをいたしました。

【尾辻かな子 衆議院議員】16:32:40
えぇ、えぇ。

【林 修一郎 厚生労働省健康局健康課予防接種室長】16:32:44
あのまぁ、確かに、その、ワクチン接種後の死亡例が、その、ワクチン接種による死亡例というふうに誤解をされた、あの、色々な言説が出回っているといったこと、あの、耳にしておりまして。

【尾辻かな子 衆議院議員】16:32:52
はい。そう、うん。えぇ、えぇ。えぇ。

【林 修一郎 厚生労働省健康局健康課予防接種室長】16:32:59
あの、私たちも、この、どういうふうに、あの、コミュニケーションを図っていくかということを、あの、日々、あの、悩んでいる状況でございます。
あの、ご示唆のように、あの、はっきりとした、あの、広報をしていくということは大事だというふうに思いますので。あの、さらに、あの、検討して、できることをやっていきたいと思います。

【尾辻かな子 衆議院議員】16:33:14
あの、また、あれでしたらね、そこ、ちゃんとホームページとかもあって、どういう主張をしてるかっていうのは、インターネット上でも見えますので。あの、ちょっと、しっかりとちょっとチェックしてですね、あの、ファクト的に「違うんだ」ということをですね、発信をお願いしたいと思います。私からは、以上です。

【山井和則 衆議院議員】16:33:31
ほか、いかがでしょうか。よろしいですか。はい。
それでは、次の、あの、議題に入らしていただきたいと思います。そしたら、えぇまぁ、総務省さんは、もうお帰りください。はい。すいません。ちょっと厚生労働省さん、もしかしたら、ちょっと関係するかもしれませんので、残っていただきまして。
それでですね、1、2、6。えぇ、簡単に読み上げさしていただきますと。
えぇ、尾身会長がオリンピックに提言を発表することに対しまして、田村大臣は自主的な発表と、研究発表とコメントと。えぇ、コロナ分科会で、オリンピックの感染リスクを議論していただき、尾身会長から正式に提言をいただくべきではないですか、と。それで、オリンピックの感染リスクは、今後もコロナ分科会では議論しないのですか。その理由はなぜですか、というのが1番目。これについては、回答が、書面では来ておりません。
それで、2と6については、一応、回答が書面で来ております。
その2番目っていうのは、えぇ、オリンピックでの感染リスクの評価については、どのような場で、どのような専門家に意見を聞くのですか。
それと6番目。えぇ、国際試合の途中で、コロナが感染拡大したカザフスタンのレスリングのような事例がありますが、オリンピックの途中、選手が感染を拡大した場合、あるいは、緊急事態宣言が東京に出た場合、試合は中止になりますか、と。
それで、それについては、えぇ、質問2で、「専門家のラウンドテーブル」というものを、今、作って、専門家と議論しているという回答ですが。念のため、ラウンドテーブルのメンバーこちらの、あの、日刊スポーツ、お配りしております。これが立ち上げの記事で。それで、えぇ、これですね、もう1つは、えぇ、この、第2回の会合が行われたというのも東京スポーツで報道されております。
以上のことについて、ご説明をいただけますか。

【坂口和家男 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室内閣参事官】16:35:22
はい。あ、あ。はい。コロナ室でございます。えぇと、1番に関してご説明を申し上げます。えぇ、ご質問といたしましては、コロナ分科会で、えぇ、オリンピックの感染リスクについて、えぇ、議論をするべきではないか、というご質問かと思っております。
で、ご回答でございますけれども。この2番で、今、書面で、えぇ、出ているものと重複もいたしますけれども。えぇ、コロナウイルスの分科会に関しましては、あぁ、コロナウイルス感染症に係るものを調査・審議するということが、任務でありますけれども。その中で、その、オリンピックの感染リスクなり、感染対策に関しましては、まぁ、ちょうど、事務局からご説明があろうかと思いますけれども、コロナ対策調整会議においてご検討され、えぇ、現在、方針を調整されていると伺っております。したがいまして、現時点で、えぇ、コロナ分科会について、えぇ、開催の予定というのはございません。
以上です。

【山井和則 衆議院議員】16:36:13
一括して、2番と6番、お願いします。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:36:17
はい。えぇ、オリ・パラ事務局でございます。
質問項目の2番でございますけれども。私どもといたしましては、昨年9月から、えぇ、コロナ対策調整会議におきまして、えぇ、具体的なコロナ対策の内容につきまして、国、東京都と組織委員会、感染症の専門家のお力添えをいただきながら、検討を進めてきたところでございますし。また、年明け以降の変異株の動向も踏まえまして、先日、4月28日には、えぇ、変異株など等を踏まえて追加的な対策を公表さしていただいているところでございます。
また、この追加的な対策をより具現化したものとして、えぇ、組織委員会の方でプレイブック、こちらは大会に参加する選手あるいは大会関係者が守るべきルールを定めたルールブックとご理解いただければと思いますけれども、こちらに反映をさせていただきまして、こちら第2版でございますけれども、えぇ、こういったものにつきまして、えぇ、引き続き、ラウンドテーブル等において助言をいただきながら、6月に予定をされております第3版に向けて、さらなるえぇ、精査の作業を進めているというふうに承知しております。
えぇ、また、質問の6でございますけれども。えぇ、国際試合の途中で、コロナ感染した事例があるということでございますけど。まさに、こういった事例が発生した場合に、どういった対応をしていくのかを、今、えぇ、現在、詰めている最中というところでございます。
以上、簡単ではございますが。

【山井和則 衆議院議員】16:37:32
はい。ご質問いかがでしょうか。

【柚木道義 衆議院議員】16:37:33
はい。

【山井和則 衆議院議員】16:37:34
はい、柚木さん、どうぞ。マイク回します。

【柚木道義 衆議院議員】16:37:38
あの、質問項目2について、2点、伺います。
まず、あの、ラウンドテーブル、専門家の開催と書かれて、あの、ますが。このメンバーというのは、もちろん専門家も入られてますが、あの、組織委員会の副会長や理事さんとか、まぁ要はですね、あの、推進していく立場の方々が、まぁ、入られていて。えぇ、なぜこういうところでは議論するけども、まさに首相会見にもいつも同席をする専門家会議の会長である、あの、尾身先生のところには打診をしないのか。なぜなのか。まったく納得できないんで、教えてほしいのが1つ。
それから、もう1つは、これ、あの、都や組織委やIOC、IPCなどと緊密に連携して具体的な感染対策を講ずる、と書いてあるんですが。これ、あの、前回も議題になりました、あのまぁ、IOCの関係者のバッハ会長とか、まぁ、五輪貴族とかまで言われる方々ですけども、これ、まぁ、5000人とかも聞きますけども。この方々は、まぁ、2週間の待機も免除されるだけじゃなくて、どうも大会期間中はですね、えぇと、4000台のハイヤーですか、24時間体制で。で、4つ星、5つ星も借り、あの、スイートルーム、数十万から数百万円貸切で、酒類も提供される、酒類も。移動自由ですよね、そうすると。こういうことを、これ。あの、しかも運転士さんたちは、何か、あの、全然、あの、検査とかワクチンも目処が立ってなくて、移動は、あの、出勤は、公共交通機関を使え、と。これ、全然、感染防止にならないと思うんですが。この内容が事実か。事実なら、国民の皆さんには厳しく、五輪関係者には甘く、こういうことで、国民の理解が得られえないと思いますが。
以上の2点について、教えてください。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:39:17
はい。えぇと、まず1点目でございますけれども。えぇと、組織委員会が設置したラウンドテーブルでございますけれども。まさに、あの、感染対策の実効性を高めるために、こういった方々のご助言をいただいているところでございまして。えぇ、まさに、あの、取りまとめましたルールブックを、さらに精緻化していくための作業を進めるに当たって、ご助言をいただくということで、こういう方々に、えぇと、入っていただいているというところでございますので。えぇ、とにかく、オリンピックを安全に開催するために、どういった対策が考えられるのか、という詰めの作業にご参加をいただいているという位置付けか、というふうに理解をしております。
えぇ、2点目でございますけれども。えぇ、IOCの関係者でございますが。オリンピックにつきましては3000、えぇ、パラリンピックには2000という数字が、確か以前あったと思いますけれども。こちらにつきましては、えぇ、組織委員会などが説明をしておりますけれども、えぇ、まだ精査しきれてない数字でございます。
えぇ、ちょっとお話はございませんでしたけれども、例えば、家族、奥様等の同伴については、基本的にもう原則、えぇ、もう禁止するという方針が出ておりますので、そういったものをさらに、あの、絞り込む作業を、今、あの、進めていて。この3000なり、2000なりという数字は、さらに凹むということを、組織委員会から、えぇまぁ、あの、聞いておりますし、えぇ、組織委員会もそのように説明しているところでございます。
あとは、その、ホテルの関係でございますが。こちらにつきましては、えぇ、先日も確かご説明させていただいたかと思いますが。えぇ、IOCの、まぁ、IOCファミリーにつきましては、IOCが負担する方向で、今、調整をしているというふうに承知をしております。
それから、えぇ、感染対策、あぁ、えぇと、飲酒のお話ございましたけども、こちらのお話は、以前、あの、選手村において、えぇ、選手が飲酒をすることが否定されるのか、というお話の文脈の中でございますので、必ずしもIOCファミリーという文脈ではございませんでしたけれども。こちらにつきましては、現在のところ、あの、持ち込みまでは禁止してない、というところを、あの、確認した上で、ご説明をさせていただいたところと承知しております。

【柚木道義 衆議院議員】16:41:11
あの、1つ、重要なこと言われたんで。「IOCが負担をする」と言われましたが。これ、あの、数十万から数百万円のスイートルーム、4つ星、5つ星、貸切の一定額以上は、組織委員会が負担する。つまり、これ、43億円、接待費って、これ、国民からの税金で計上されてますけど、その中から出るということなんじゃないんですか。違うんなら「違う」、そうなら「そう」と、明確に答えてください。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:41:33
えぇ、IOCのファミリーのホテル代については、えぇ、最終的に決定したというふうには聞いておりませんけども。IOCが負担する、全額負担する方向で、今、調整をしているというところまでは聞いております。

【柚木道義 衆議院議員】16:41:44
国民の税金43億円、接待費の。何に使われるんですか。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:41:47
えぇ、接。

【柚木道義 衆議院議員】16:41:48
あの、五輪関係者に計上されていますけど。接待するのに。何に使われるんですか。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:41:52
すいません。あの、具体的に、あの、おっしゃってる、あの、予算の内容が分かりませんけれども。その、今、お話をいただいているホテル代につきましては、えぇ、IOCが負担する方向で調整をしているというふうに承知しております。

【柚木道義 衆議院議員】16:42:04
じゃあ、国民の税金は1円も使われない、という理解でいいですか。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:42:07
あの、IOCの関係者のホテル代という点に関して、今、申し上げさしていただきました。

【山井和則 衆議院議員】16:42:13
はい。長妻さん、どうぞ。

【長妻 昭 衆議院議員】16:42:13
あの、1番目、大変重要な質問をさせていただいたわけですけれども。もう1回、確認しますと。そうすると、調整会議ですね、調整会議では、専門家の方が入れてですね、「オリンピックを開催するか、開催しないか」、これについても、きちっと議論をするという理解でよろしいですね。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:42:54
あ、まず、調整会議でございますけれども。こちらの会議は、どのようにしたら、えぇ、東京大会を安全安心な形で開催することができるのか、そのための方策を検討する会議という位置付けと理解しておりますので。そのために、えぇ、今まで検討を進めてきたところでございますし。まさに、ラウンドテーブルで、さらに実務的な詰めをやっている、という。

【長妻 昭 衆議院議員】16:43:20
これですね、そうすると、今まで国会で相当長時間、この問題、議論して、閣僚、総理が答弁していることが、相当、齟齬が出てくるんですね。
つまり、質問者が聞いてるのは、「オリンピック開催の是非」、つまり、「開催していいのか、開催しちゃ駄目なのか」、これを専門家にですね、諮ってほしいと、こういうことを質問者言ってるわけですね。あの、国会でも。まぁ、私も質問をしましたけれども。そうした時に、「分科会で、尾身先生のところで諮問してください」と、それを。
そうすると、総理は、「いやいやいや。それは、そのことは、調整会議で専門家が入ってですね、えぇ、意見を聞いてるから、そこで事足りるんだ」と、こういう答弁で。まぁ、私はちょっと納得できなかったんですけども。国民の皆さんの中にはですね、「あぁ、そうなのか」と、「そこでやるんなら、ちゃんとやってほしい」という声もあるんですが。
今、聞いたらですね、違うじゃないですか。つまり、組織委員会というか、まぁあの、調整会議は、もう「やる」という前提で、「安心安全にやるには、どうしたらいいのか」というようなところまでしか、権限が付与されていない、議論の枠組みが付与されていない、という話で。ラウンドテーブルに至っては、先ほどおっしゃいましたけど、詰めの議論だ、と。開催する時の詰めの議論をしているんだ、ということで。
一体、じゃあ、我が日本でですね、今、その、「開催する・しない」を議論する専門家の、その部隊、枠組みっていうのは、一切ない、っていうことじゃないですか。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:44:56
あの、「何が何でも」ということは、私は申し上げておりませんで。安全安心に東京大会を開催するために、どのような対策を講じるべきか、というところを、調整会議で、今まで議論をしてきたところでございまして。えぇ、その詰めの作業を進めていくことによりまして、少しでも多くの方々に、開催できるというふうに思っていただけるように努力をしているということでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:45:18
いや、だからね、長妻さんがおっしゃってるのは、この東京大会のリスク管理をやってる専門家はどこにいるんですか、ということなんです。
あなたは、「やる」っていうことを決めて、「それを安心安全にするために、どうすればいいか」っていう、方策会議のことをおっしゃってる。
私たちが聞いてるのは、東京大会をやったときに、医療崩壊をするリスクがあるかも分からない。あるいは、日本発の変異ウイルスができるかも分からない。あるいは、このオリンピック、世界から来ますからね。そういうリスクをヘッジするために、専門家は、「政府は、誰の意見を聞いてるんですか」って聞いているんです。「そういうところはない」っていうことでよろしいですね?

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:46:08
えぇ、私どもは、そういったリスクを減らすために、どういう方策が考えられるのか、というのを、今、あの、詰めの作業をしているところでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:46:15
いや、だから、それはもう、何回も聞いてるんです、あなた。
でも、私たちが国会で聞いたのは、そこじゃないんですよ。リスクヘッジができますか、と。

【長妻 昭 衆議院議員】16:46:25
できなかったら、重大だよ。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:46:26
考えうる最悪のことを極小化することをどうやってやりますか、と。誰がそれを、あの、判断してますか、と。
「それはない」っていうことを、今、お答えになったということで、よろしいですね?ないんですよね?あるんだったら、どこかを教えてください。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:46:46
あの、直接のお答えにはならないのかもしれませんけれども。そのリスクを減らすために、どういった方策が考えられるのかを、日々、詰めの作業を行っているというところでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:46:58
あのね。じゃあ、デルタ株のリスクをどうやって減らすかって、分かりますか。ワクチンだって、あの、immune system(免疫系)を回避するかも分からないって言われてるやつを。それは、私たちじゃ、分からないじゃないんですか。専門家でないから。その専門家は誰ですか、その委員会はどこですか、ということを聞いてるんですよ。

【山井和則 衆議院議員】16:47:24
いや、あの、さっきね、あの、今、原口さんと長妻さん、おっしゃったこと一番深刻な問題で。一歩間違うと、菅総理、今まで、国民や私たちに言ってきたのは、ちょっと虚偽まがいの答弁だったんじゃないか、と。

【(出席議員)】16:47:37
虚偽答弁だ。虚偽。

【山井和則 衆議院議員】16:47:38
つまり、「専門家に、オリンピック開催の是非、リスクを議論してもらってください」、「一番いいのは、尾身会長のおられる分科会ですよね」と言ったら、「いや、それは、調整会議で議論してるんです」と、「議論してる」とおっしゃってたんですよ。

【(出席議員)】16:47:51
うん。

【山井和則 衆議院議員】16:47:53
ところが、今、聞いてみたら、調整会議は、「やる」という前提で、「どうやったらいいか」という議論をしている、ということだから。
ということは、今、原口さんもおっしゃった、「このオリンピック、本当にやっていいのか」というリスクを議論、専門家とともに、したことないということじゃないですか。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:48:13
ないんだ。

【山井和則 衆議院議員】16:48:14
これ、本当に深刻ですけれど。まぁ、被りますが、お答えいただきたいんですけどね。ということは、「オリンピックを開催していいのかどうか」、「リスクはどうなのか」ということを、専門家に1回も、菅総理は、まだ公式に聞いたことはないんですか。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:48:33
あの、繰り返しで恐縮ですが。東京大会の感染対策につきましては、調整会議におきまして、専門家の方々にも入っていただきながら、対策を検討してきたところでございます。
えぇ、また、組織委員会において。

【山井和則 衆議院議員】16:48:45
でもね、挟んで恐縮ですけどね、そこでは、「開催していいかどうか」という議論はしてないんでしょう?残念ながら。したんですか。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:48:52
「どのような対策を講じるか」というのを議論してきたところでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:48:56
だから、あの、繰り返しておられるから。「対策会議はしました」と。「リスクヘッジ会議は、1回もやったことがありません」と。こういうお答えですよね。いや、それは、それでいいんですよ。
だけど、開催するかどうかは、菅総理がおっしゃってるのは、私、正しいと思わないけども、IOCだ、4者で決める、と言ってるけど、国民の命を守る責任は、政府でしょう?その政府の責任を放棄してる、と。そこを国民が怒ってるわけですよ。それは、ご理解していただけますか。

【川内博史 衆議院議員】16:49:38
あ、あの、何か、しゃべります?

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:49:41
(手を差し出す)

【川内博史 衆議院議員】16:49:41
あ、あのえぇ、政府のやっていらっしゃる、あの、調整会議っていうのは、オリンピック・バブルの中のことであって、あの、尾身会長が心配してらっしゃる、オリンピック・バブルの外のですね、日本全体の感染、オリンピックを開催することに伴う日本国全体の感染リスクについては、議論されておらない。えぇ、調整会議は、オリンピック・バブルの中だけのことを議論している、ということでいいわけですよね?

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:50:13
あぁ。そういうことだね。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:50:17
えぇ、ご承知のとおり、オリンピックにおける観客の取扱いにつきましては、5者協議において、6月中に。

【川内博史 衆議院議員】16:50:24
いや、観客だけではなくて。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:50:25
えぇ。あの、バブルの外におられる観客の取扱いについて、まさに6月中に判断をするというところで、今、検討をしているところでございます。

【川内博史 衆議院議員】16:50:31
うん。いやいや、だから、観客について判断するにしても、それは、オリンピック・バブルの中に入るわけじゃないですか。観客をどうするか、ということについてはね。
だから、オリンピックを開催することに伴う、日本国全体の、例えば、食堂で皆でテレビを見るとかですね、あるいは、パブリックビューイングをするとか、あるいは、人がいっぱい移動するとかですね、そういうことによる、あの、感染リスクというものは、日本国政府としては、どこでも議論していない、ということでいいわけですよね?尾身会長は、そこを心配してらっしゃるわけですよ。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:51:09
まさに、えぇ、観客の方々が動くことによって、どういう影響があるか、ということも踏まえながら、観客のあり方については、6月中に判断をするという方向で。

【川内博史 衆議院議員】16:51:18
いや。いや、だから、日本国民は観客だけじゃないですから。

【山井和則 衆議院議員】16:51:21
いや、だから、今日ね、2つのこと、明らかになって。
専門家から、「オリンピック開催の是非」について、菅総理は議論したことはゼロ。
それと、今、川内さんおっしゃったように、観客席をどうするかとか、そういう議論はした、したことはあるけれど、このオリンピックをやることによって、尾身会長がおっしゃるように、日本全国でどうやって人流が変化して、感染拡大が日本全国でするか、という議論は、どっかでしたことあるんですか、専門家と。観客じゃなくてね。北海道とか九州も含めて、オリンピック効果で、尾身さんが心配するところの、「全国で感染拡大がするんじゃないか」という議論は、どこかで、専門家の方とされたことありますか。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:52:07
あの、繰り返しになって恐縮でございますけれども。まず、大会の開催にあたりまして、バブルの外の観客の方々の行動も含めて、どういった形で観客の取扱いを決めていくかということを、6月中に判断したい、というふうに5者協議で決めている、と。

【長妻 昭 衆議院議員】16:52:18
いい?

【山井和則 衆議院議員】16:52:19
はい、どうぞ。はい。

【長妻 昭 衆議院議員】16:52:22
これ、あの、今の川内さんの指摘は、もう非常に重要な点なんですね。そこを、私らも心配してるところで。例えばですね、私も、あのえぇ、色々地元を夜、ちょっとどうなってるか、歩いてるんですけども。あの、非常に驚きましたのは、この前、土曜日の夜、歩きましたらですね、今までその一角の商店街で、居酒屋さんがいっぱい並んでるところで、1店舗しかやってなかったんですよ。お酒、出してなかったんですよ。これ、出しちゃいけないんですよ、今、東京は。ところがですね、この前の土曜日、歩いてみましても、全部もう酒屋さん、全部やってますよ、もう。あの、8時過ぎ。ビール、ホッピーとか、いっぱい。いっぱい出て。もう、何て言うんですか、解禁状態になっちゃってんですよ。
で、やっぱり、あの、色々、地元でミーティングすると、「いや、オリンピックやるんだから、俺たち『自粛』っていうのは、もういいんじゃないの」と。東京都は、(緊急事態宣言が)出ているけれどもですね。まぁ、そういう雰囲気が非常にあるし。
あと、途中、お盆も挟むわけでですね、やっぱり帰省したり、色んなもう。はっきり言って、「自粛」って言っても、聞かないんじゃないですか、もう。オリンピック。
あるいは、スポーツイベント、もう多分オリンピックをやってるということは、他のスポーツイベント、全部、中止はできないですよ。全部、やっちゃいますよ、多分。だって、オリンピックやってるんだから。他のイベントも、ほとんど自粛を、もし政府が求めても、やらざるを得ないっていうか、あの、なかなか有効性、出てこないと思うんですよね。
それと、もう1つ、政策が歪められるということで。非常に1か月半ぐらいパラリンピック含めてある時に、途中で本当、感染爆発が起こっても、ステージⅣになっても、緊急事態宣言をおそらく出せないと思うんですよ。ちょっとオリンピックに迷惑がかかる、っていうことで。政策が歪められる、っていうこともあるし。
あと、そこで、お医者さん含めて、公務員も相当取られるわけですね。国家公務員とか、あるいは、地方でも会場が設定されて、そこの地方公務員とか。で、ワクチン接種にも影響が出るし。
そういう諸々のですね、皆さんが検討している範疇の外の話の方が、莫大な影響があるということで。
ここにですね、あの、東スポの報道の記事、ありますけれども。ラウンドテーブルを開いたら、えぇ、1パーセントぐらい、「オリンピック開いても1パーセントぐらいしか感染しないから大丈夫だ」みたいな、あの、報告がここ出てますが。これ、中の話は、中の話で、私もこれは本当かどうか、そうなるか分かりませんが。
今、申し上げたですね、外の話の方が大きいということで。ここはですね、やっぱり分科会にちゃんと諮問をしていただかないと、これはまずいんじゃないかなと思うんですね。

【山井和則 衆議院議員】16:54:58
それ、いかがでしょうか。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:55:03
あの、オリ・パラ事務局といたしましては、えぇまぁ、開催にあたって、観客の方々がどのように。

【長妻 昭 衆議院議員】16:55:10
いや、じゃなくて。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:55:11
えぇ。影響していくのかも含めて、6月中に最終的な方向性を決めていきたい、というふうに考えております。

【長妻 昭 衆議院議員】16:55:14
観客だけじゃなくて、街中の緩みなんです。

【山井和則 衆議院議員】16:55:16
あの、これね、本当に、あの、聞かれてる方も辛いのは分かるんだけれど。
普通に考えてですよ、総理会見は、尾身会長と一緒にされてるわけですよね。コロナの感染症対策で、一番頼りにされてるのは、尾身会長なわけでしょう?ところが、なぜ、いつも横で記者会見している尾身会長に、なぜ、オリンピックのリスク、「やっていいですか」ということを聞かないのかがね、これ、国民としてね、納得できないんですよ。
だから、今、長妻さんがおっしゃったことと一緒なんだけど。自然に考えれば、日本全国の感染拡大対策は、尾身会長を先頭にするコロナ分科会に聞いてるんですよ、この1年間、ずーっと聞いてるんですよ。
オリンピックだけ。もう尾身会長は「意見、言いたい」と言ってるんですよ。尾身会長は「言いたい」と言ってるんですよ。「言いたい」と言ってるのに。ねぇ。「聞かない」と。「聞かない」というのは、納得できないんですけれど。なぜ、尾身会長は「言いたい」と言ってるのに、今まではずーっと分科会の相談をしているのに、何でオリンピックだけ、分科会も、尾身会長の、こう、意見も聞かないんですか。
あ、そしたら、そちら。どうぞ、どうぞ。

【坂口和家男 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室内閣参事官】16:56:40
あの、ちょっと、補足をコロナ室からさせていただきますが。いつも、あの、総理会見で、あの、尾身会長が、あの、同席されてますけれども。直近でしたら、前回、あの、緊急事態宣言の延長の際に、そういった会見を行った時に、総理の横に尾身会長いらっしゃいましたけれども。それは、あの、緊急事態宣言の延長なり、発出に当たりましては、まぁ、基本的対処方針の変更ということが義務付けられておりまして。で、その基本的対処方針分科会の会長が、えぇ、尾身先生であるという関係で、あの、会見に同席されているという立場でございます。
そういった意味で、あの、感染症の専門家の先生、あの、日本にもたくさんおられますけれども、どういった先生から、どういうふうにご意見を聞くかっていうことは、おそらく、それぞれのイベントごとにご判断されるのだと思うんですけれども。今回のテーマとなっています、オリ・パラに関しましては、まぁ、調整会議の中に専門家の先生も入られてご議論されているというふうに伺っております。

【川内博史 衆議院議員】16:57:28
いや、だからね、あの、「オリンピックを安全に開催する」という言葉をね、お使いになられるわけですけども。「オリンピックを安全に開催する」というのは、「安全に」というのは、その、「オリンピック・バブルの中が、安全に」ということであって。日本国内、えぇ、オリンピックというのは、日本国内、全部に関わるわけですよね。なぜなら、スポーツの力はすごいから。オリンピック・バブルの中だけじゃないんですよ。「安全に開催する」というのは、「日本国内において、感染拡大をしないように」というふうにしなければならないんだけれども、政府としては、まったく、そこを考慮していない、ということなんですよ、現状。
「オリンピックを安全に開催する」という言葉は、「日本国内に感染を拡大させない」ということを意味しますか。そこまで考えて、使っていますか、「安全に開催する」という言葉を。ちょっと、オリ・パラなり、コロナ室なり、答えていただけますか。

【坂口和家男 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室内閣参事官】16:58:31
(首を傾げる)

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:58:40
オリ・パラ事務局でございます。あの、繰り返しになって恐縮ではございますけれども。私どもとしては、えぇ、オリンピックの開催に伴って、えぇ、「感染をどういうふうに防ぐのか」という観点から、専門家のご意見を伺いながら、あの、検討を進めてきたところでございまして。

【川内博史 衆議院議員】16:58:57
だから、それは、オリンピック・バブルの中だけの話ですよね。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:58:58
引き続き、観客も含めて、バブルの外の影響も含めて、観客のあり方について6月中に、えぇ、検討を進めてまいりたいと思っております。

【川内博史 衆議院議員】16:59:03
えっ。いや、それ、「議論してない」と、もう国会で答弁しちゃってるから。うん。「(オリンピック・バブルの)外の影響は議論してません」って、十時(憲司・内閣官房内閣審議官)さんが言ってますから、委員会で(6月4日・衆議院厚生労働委員会)。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:59:11
これ、逆に聞くとですね、あの、もう50日切っているわけですけど、どの国が来るんですか、日本に。

【長妻 昭 衆議院議員】16:59:20
来ない国も、ちゃんと管理してるの?

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:59:22
そこは、もう確認されてますか。つまり、もうどこも来ないから。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】16:59:26
今のところ、IOCに対して、「不参加」という形で正式に連絡した、連絡をしてきた国はない、というふうに聞いております。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】16:59:28
え?いやいや。参加のことを聞いてるんですよ。あなた、あの、何と言うかな、東大話法っていう言葉をご存知ですか。かつてね、あの、要するに、聞いていることに答えないで、ネガティブにNOT話法を使う。それ、やめていただけませんか。
参加を表明した国はどこですか、って聞いてるんです。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】17:00:01
あの、表明という行為自体が、何か義務付けられているというふうには承知しておりませんが。少なくとも、その、IOCに対して「参加しない」という正式な連絡をした国があったということは聞いておりません。

【(出席議員)】17:00:14
1つも?

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】17:00:15
あの、今、私がお答えできるのは、そこだけでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】17:00:19
北朝鮮のことは?

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】17:00:20
あの、正式に「参加しない」という連絡がなかった、と。

【黒岩宇洋 衆議院議員】17:00:23
だから、断られてんじゃん、北朝鮮から。

【柚木道義 衆議院議員】17:00:26
すいません。あの、あ、ごめんなさい。あの、ちょっと、オリンピックの、中の議論は私、承知していたんですけど、「外」って、今、言われたのは重大で。もし、「外の人流抑制とか、安心なスポーツのイベントも」って言うんだったら、今、学生や子どもたち、皆、中止になってんですよ、大会、運動会、発表会。安心安全にできるんだったら、やらしてあげてくださいよ。大人は好き勝手やって、オリンピックも強行して、何で学生や子どもは、「僕たちは我慢しなきゃいけないんだ」って、皆、言ってますよ。外のことまで統制できるんだったら、やらしてあげてくださいよ、学生や子どもたち。外のこともやってんでしょう?示してくれませんか、方針を。安心できる、安全に。

【吉田英一郎 内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局参事官】17:01:07
あの、先ほどから申し上げておりますとおり、えぇ、私が申し上げたのは、バブルの外の観客のあり方も含めて6月中には方針をお示しをさしていただきたい、ということを申し上げている、と。

【柚木道義 衆議院議員】17:01:17
そしたら、できるじゃん?

【長妻 昭 衆議院議員】17:01:18
街中の緩みのことを言ってるんで。

【山井和則 衆議院議員】17:01:19
いや、まぁあの、本当にですね、担当の方も大変かとは思いますが、私たちも、命がかかっていることですので。本当に聞かざるを得ないということをお許しいただければと思います。
そしたら、定刻になりましたので、終わらしていただきます。長時間、ありがとうございました。
  
<これまでの開催状況>
第16回 開催日: 2021.6.3 内閣官房
出席省庁:厚生労働省、総務省
ゲスト:岐阜県岐阜市長・柴橋正直氏
ゲスト:https://www.youtube.com/watch?v=LIPXOgjRphs
動画:https://www.dropbox.com/sh/m02rj41xi2c3aab/AADElsibmjWpFG0ERiPI1pjba?dl=0

第15回 開催日: 15 2021.5.31 内閣官房
出席省庁:厚生労働省、総務省
ゲスト:北海道旭川市長・西川将人氏
動画:https://www.youtube.com/watch?v=1ghQKK1JuFU
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/v92e2iu9jofsami/AAA_FKxrd-LYWnQ3KCv3QmiJa?dl=0

第14回 開催日: 2021.5.27 内閣官房
出席省庁:厚生労働省、総務省、防衛省、文部科学省
ゲスト:福岡県久留米市長・大久保勉氏
動画:https://www.youtube.com/watch?v=CnR5sNk0udU
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/fj1vkbk3tz9l6gh/AADeGIicrG2RwFTBdKU-R8vQa?dl=0

第13回 開催日:13 2021.5.24 内閣官房
出席省庁:厚生労働省、総務省、防衛省、文部科学省
ゲスト:大分県大分市長・佐藤樹一郎氏
動画:https://www.youtube.com/watch?v=Q5tGs-3h_8o
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/92usbg01b3lzccg/AABYAxO3Kh_PMpzGNNB69GVYa?dl=0

第12回 開催日:2021.5.20 内閣官房
出席省庁:厚生労働省、総務省、防衛省
ゲスト:神奈川県相模原市(健康福祉局)
動画:https://www.youtube.com/watch?v=lgBUuK90y5I
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/xkvwwjtvbfws4mx/AAB86Sdi5KuZN4QZ-qq2pFdBa?dl=0

第11回 開催日: 2021.5.17 内閣官房
出席省庁:厚生労働省、総務省、防衛省
ゲスト:静岡県浜松市(健康福祉部)
動画:https://www.youtube.com/watch?v=FHowmKlwxAA
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/2nw446ycw6rge69/AABstJ16G0v0FOoW3YPIbduFa?dl=0

第10回 開催日:2021.5.13
出席省庁:内閣官房、厚生労働省、総務省、防衛省
ゲスト:長野県長野市長・加藤久雄氏
動画:https://www.youtube.com/watch?v=w0n371rr4ZY
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/pnpmbowgaq2gnsv/AAAgslsiN6fA3m_fbNckslWma?dl=0

第9回 開催日:2021.5.10
出席省庁:内閣官房、厚生労働省、総務省、防衛省
ゲスト:福島県福島市長・木幡浩氏
動画:https://www.youtube.com/watch?v=ndv0pUi7lXI
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/gyzqk0sdx61ylu4/AACHYTqZ7J7QbCFpbdiJlONta?dl=0

第8回 開催日:2021.5.7
出席省庁:内閣官房、厚生労働省、総務省、防衛省、財務省
動画: https://www.youtube.com/watch?v=A0yIhU_RXLs
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/dj0zfea2jalnf3t/AADhvWQKR1lxv10DfgblH9SVa?dl=0

第7回 開催日:2021.4.28
出席省庁:内閣官房、厚生労働省、総務省、防衛省
動画:【立憲民主党】https://www.youtube.com/watch?v=nbPt3NrCrjA
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/9jdptq5t9cy3ek6/AACxfeG9lxIwfOCxXbUGpDkDa?dl=0

第6回 開催日:2021.4.26
出席省庁:内閣官房、厚生労働省
ゲスト:山梨県甲府市(保健所・医務感染症課)
動画:https://www.youtube.com/watch?v=gSysz2eum9U
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/t7bvwpy82war1gp/AADiiXFUZ2WTnOXNXKcax1nxa?dl=0

第5回 開催日:2021.4.22
出席省庁:内閣官房、厚生労働省
ゲスト:エリック・フェイグルディン博士(米国科学者連盟シニアフェロー、感染症専門家)
動画:https://www.youtube.com/watch?v=ZxWJn6ehQ3M
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/4mkyzkzumjtw00r/AABfP9NzXZgRXDGY5vB-ndSJa?dl=0

第4回 開催日:2021.4.19
出席省庁:内閣官房、厚生労働省
ゲスト:高知県高知市長・岡﨑誠也氏
動画:【立憲民主党】https://www.youtube.com/watch?v=l5385HAbqRQ
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/3zuf7k8j3vucih8/AABr0J7kfJRvHZUlZ46rV6bVa?dl=0

第3回 開催日:2021.4.15
出席省庁:厚生労働省
ゲスト:新潟県聖籠町(保健福祉課課長)
動画:https://www.youtube.com/watch?v=t5e5TtJ7sAk
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/71driq1nlfj2ldg/AAA7SkvW9yAQ10KppXC2Mjvxa?dl=0

第2回 開催日:2021.4.12
出席省庁 内閣官房、厚生労働省
ゲスト:沖縄県うるま市(新型コロナウイルス対策室)
動画: https://www.youtube.com/watch?v=iDMtQndoWRc
配布資料:
https://www.dropbox.com/sh/dj4elp5ajuw572f/AAAFKOO9hG7y_b-sMqkuE30ga?dl=0

第1回 開催日:2021.4.8
出席省庁:内閣官房、厚生労働省、総務省
ゲスト :東京都世田谷区長・保坂展人氏
動画:https://www.youtube.com/watch?v=fb1PIP5tfm8
配布資料:https://www.dropbox.com/sh/9grel4sqhacjy5h/AACIyy1FB1q1z9XSGgv0P5E7a?dl=0

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