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2021年3月9日(火)10:00~ 第2回「総務省違法接待 野党合同ヒアリング」 文字起こし記録

内容:谷脇氏による国会での答弁が事実に反している問題などについて、
総務省よりヒアリング
〇「公務員倫理法に違反する接待を受けたということはございません」
(3/1 衆議院予算委員会)
〇「今回報道されております会食三件につきましては、先方の申出に応じて、先方の提示された金額について負担を行ったと思います」
 (3/4 参議院予算委員会)

<参考>
1 動画
 (1)ツイキャス「立憲民主党 国会情報+災害対策」
2021年3月9日 第2回総務省違法接待 野党合同ヒアリング(録画公開なし)
https://twitcasting.tv/cdp_kokkai/movie/671296440
 (2)YouTube立憲民主党【りっけん】国会情報
2021年3月9日 第2回「総務省違法接待 野党合同ヒアリング」
https://www.youtube.com/watch?v=PIzJR3DGui0
 (3)YouTube石垣のりこ
2021年3月9日 第2回「総務省違法接待 野党合同ヒアリング」
https://www.youtube.com/watch?v=0UtpID0twwM

2 配布資料
https://www.dropbox.com/sh/0s91ot4pda4969k/AADFLtljU1S02BSsJGN5nNwka?dl=0

【黒岩宇洋 衆議院議員】09:59:56
はい。それでは、えぇと、総務省違法接待の第2回の合同ヒアリングをですね、開催をいたします。
えぇとですね、あの、まず、昨日の中間報告を、あの、いただきました。あ、今日、その中間報告のあれ、ないのかしら?ペーパー。ちょっ、ちょっと。うん。ちょっと、あの、刷って来てもらえます?

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:00:23
あ、今日、持って来ています。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:00:24
あぁ、そうですか。じゃあ、配る、配らせていただいて。
えぇ、じゃあ、この中間報告受けてですね、あの、ちょっと、えぇ、議事録上、端的に、まぁあの、2点聞かせていただいて。まぁ、その後ですね、あの、また、えぇ、いくつか、この、これからの調査等について確認をしていきたいと思います。
えぇ、それでですね、えぇ、で、この谷脇(康彦)前総務審議官、3月1日のですね、衆議院の予算委員会で、えぇ、森山(浩行)委員から、えぇ、「東北新社以外の衛星放送会社各社、それから、民放やNHKや、あるいは、通信会社社長から接待を受けたことはありますか」についてですね、えぇ、「公務員倫理法に違反する接待を受けたということはございません」と、まぁ、このように答弁をしています。えぇ、そして、3月4日の参議院予算委員会で、えぇ、これは、えぇ、田村智子委員からですね、えぇ、これ、あの、先週の文春の報道を受けてですね、えぇ、「これ、明らかに倫理規定に反するそういう接待だったと言わざるを得ないですよね」と。NTTからの3回の接待ですね。で、これについてですね、えぇ、参考人の谷脇さんは、谷脇君は、えぇ、「今回、報道されております会食3件につきましては、先方の申出に応じて、先方の提示された金額について、負担を行ったと思います」と。で、これについてですね、えぇ、どちらも事実と異なるのではないか。えぇ、そして、よって虚偽答弁なのではないか、ということについて、昨日、事前通告をして、「今日、お答えください」と申し上げておりました。これについて、課長の方から御答弁ください。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:02:48
おはようございます。あの、総務省の武藤でございます。じゃあ、座って、説明さしていただきますが。
あの、今、えぇ、黒岩先生から御指摘のあった、えぇ、2点ですね、については、えぇ、結果として、えぇ、事実と異なる答弁を、えぇ、しているという認識でございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:03:07
ということは、これ、谷脇さん、まぁ、本人に聞くのが一番ですけども、これ、虚偽答弁だと認めてますか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:03:15
えぇ、虚偽というか、あの、結果として、えぇ、事実と異なったという、異なった答弁をしてしまったということだと、えぇ、承知しております。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:03:24
うん。ただね、谷脇さんは、これ、NTTが利害関係者だとは知っているし、なおかつ、3回のうち1回目、2回目は一切お金を払ってないわけですから、接待を受けた、と。ですから、えぇ、利害関係者から接待を受けたという認識はあったわけですよね。認識があって、えぇ、この森山君に、の答弁に対して、えぇ、「公務員倫理法に違反する接待を受けたということはございません」と。これ、認識があって、認識と異なることを意図的に答えたわけですから、やっぱり虚偽答弁ですよね。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:03:56
あの、えぇ、この議事録ですね、えぇ、議事録を見る限り、あのまぁ、先方の求める額を、えぇ、負担した、と。えぇ、提示された額を負担したということを前提に、この時は答弁していたものと思いますが、えぇ、結果として、あの、今、お手元にお配りした、えぇ、昨日の報告にあったように、えぇ、職員側の代金の支払いっていうのは、一部しかされてなかったということだと思います。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:04:24
これ、谷脇さんは、じゃあ、1回目、2回目の接待の時には、「5千円を払ってた」という認識だったんですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:04:31
えぇと、金額はともかく、その、先方の提示された、えぇ、額を、えぇ、負担した、えぇ、と、思っていたと、えぇ、いうことでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:04:41
ふーん。まぁ、これは今後、予算委員会とか、ともすると、あの、衆議院はもちろん、予算、あぁ、総務委員会でも、参考人として来てもらえますんでね。これ、やっぱり、これ、意図的なのか、ってのは非常に大きいですから。ふーん。
えぇと、それとね、あの、で、この調査に関わるんですけど。この中間報告って、実際、総務省には、こう、いつ手元に届いたんですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:05:10
えぇと、すいません。えぇ、ちょっと日付そのものは、今、えぇ、お答えできませんけれども。えぇ、調査を始めてから、えぇ、NTT側に照会をかけて、えぇ、しばらく経ってから、えぇ、向こうの方で調べていただいて出てきたということでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:05:25
ん。で、何で日付、言えない、言えないんですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:05:27
すいません。今、ちょっと手元にないというだけです。はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:05:29
言えないじゃなくて、手元にないだけ?

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:05:31
はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:05:32
だから、3月8日に、あのえぇ、参の予算委員会の理事会に示したわけですけど、それより前ですよね?

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:05:36
はい。あ、それは、もちろんそうです。で、あの、その上で、えぇ、ヒアリング等々もやってますので、えぇ、NTTから、えぇ、「こういう事実であった」ということは上がってきたのは、それより前ということになります。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:05:47
うん。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:05:48
ですから、文春報道を受けて、で、調査を開始しましたけれども、えぇ、それから、えぇ、事実関係、あの、色んな帳票類も揃えて、えぇ、上がってきたということでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:06:01
えぇと、じゃあ、谷脇さんが、あの、金払ってなかったと、あぁ、会費負担してなかったと、すなわち、接待だと認めたのは、じゃあ、この伝票が出てきてから?自分からは言わなかった、ってことですね?

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:06:13
えぇと、自分からではないです。あの、「こういうふうにNTTの、その、整理として、えぇ、支払われてないということになってるけど、いかがか」ということを、えぇ、本人に確認したところ、えぇ、そこについては、えぇ、「自分は支払ったという記憶だったけれども、えぇ、帳簿上そうなっているのであれば、えぇ、支払ってないということだと思う」ということで、えぇ、事実を、事実として確認したということでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:06:43
これ、NTTの帳簿が出てくる前に、文春報道で5千円負担だと書いてあったんですけど。この5千円だってことは、えぇ、谷脇さんは認めていたんですか。総務省の調査で。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:06:55
えぇと、その時に、えぇ、5千円負担ということになっているのは、えぇ、あ、5千円負担って言うか、自己負担したということは、えぇ、本人からも言っておりました。はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:07:04
ん。だから、5千円負担と認めてたんですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:07:06
えぇとですね、5千円と金額まで言ったかどうか、ちょっとすいません。定かではないですが。で、そこについては、その、NTTから出てきた、えぇ、書類についても、その、えぇ、ここですね、5千円ということになってましたので。で、そこについては、5千円を自己負担したというのは、事実として認定したということでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:07:24
いや、それ、重要なのはね、あの、NTTから出てきたのは、ある意味、動かぬ証拠なわけですよ。負担が5千円と出てきて、帳簿上。で、実際の接待額は、いくらだったかな、何万と出てきたと。で、その出る前に、総務省としてね、私はこれ、聞きたいんだけれども。えぇ、この、えぇ、文春報道では「5千円負担」って書いてあるわけ。だから、5千円負担だったのか、と。で、なおかつ、文集報道で「いくら、いくら」って出てるわけだから、「あなたは、その、えぇ、飲食を5千円が相当だと思ったのか」という、こういう質問はしましたか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:07:57
えぇと、いたしました。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:07:58
で、どう答えたんですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:08:00
えぇと、あの、「先方から提示された、えぇ、額として、えぇ、お支払いした」ということでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:08:07
だから、相当かどうかという判断を、谷脇さんは下さなかった、ってことですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:08:11
あの、ちょっと、5千円ということで、えぇ、それは先方から提示されたので、相当だと思っていたと聞いています。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:08:16
5千円で相当だと思った、と。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:08:18
えぇ。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:08:19
これ、この前も聞きましたけど。あれ、何したんだっけ、彼は。(資料を探しながら)あ、ごめんなさい。いくら分でしたかね?直近の、令和2年の。え、そこ、あぁ、ごめんなさい。ここにあるんだ、ここにあるなぁ。えぇと、28,941円でしょう?これ、しかも4割引ですよね、これね。この値段、(会員会社の施設利用割引で)4割引でしょう?

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:08:41
あの、5割引きと聞いています。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:08:43
5でしょう?

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:08:44
はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:08:45
うん。だから、通常の相場で言ったら、5万円相当ですよ。うん。5万円相当の飲食を受けて、それを5千円で相当だと思った、と。それで納得したんですか、総務省は。いや、むしろね、総務省がその時点で、「おかしい」と、「これ、やっぱり差額、供応でしょう」と、「倫理違反でしょう」ということは、詰めなかったんですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:09:10
いや、そこは、あの、「相当だと思うか」ということは、当然、あの、金額出てきた時点で、えぇ、詰めております。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:09:18
いやいや。それで、詰めた総務省側としても、「あぁ、相当だったんだね」と、そういう判断だったんですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:09:25
いえ。えぇと、相当でないからこそ、その、倫理法違反の、えぇ、疑いが高い事案として、御報告させていただいたということでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:09:32
うん。じゃあ、あの、NTTの帳簿が出てくる前に、総務省として、「これは倫理規程違反だ」という認識を持ったということですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:09:44
えぇと、疑いを、えぇ、これは「疑いのある事案」として、えぇ、それで調査に、端緒に、えぇ、着手したということでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:09:51
うん。えぇとね、じゃあ、ざくっとした違反じゃなくて、あの、少なくとも「5千円が相当だ」と思った、えぇ、谷脇さんの認識は、間違っていると、そういう判断は下したんですか。総務省として。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:10:05
この、えぇ、文春で報道されたのが、まぁ、結果、端緒になっているわけですけれども。えぇ、この、その接待金額というのが、えぇ、事実なんだとすれば、それは、当然、えぇ、倫理法違反になるという前提で、えぇ、調査に着手したものでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:10:22
うーん。そうか。この時は、1本34,000円の赤ワインと、えぇ、日本酒で1本48,000円の日本酒が振舞われた、と。で、結局、通常は5万円する接待で、谷脇さんは「5千円相当だと思った」と。こんなもの、とても信じられなかったですよね?

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:10:46
あ、疑いは、えぇ、当然、持ったということでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:10:50
今、分かるとおり、5千円って言ったら、本当にあれですよ。結構、中間級よりも安めの居酒屋じゃないと、5千円で収まりませんよね。消費税も高くなったし。だからね、あの、私からはこのぐらいしときますけど、それはね、あの、到底そんなことは通用しない。あの、それが「実は、私たち、常識外れだった」なんて説明じゃなくて、分かっていて「5千円だ」ってやってるわけですよ、意図的にね。で、それでいて、「倫理違反という認識はなかった」と。そんなの、これ、虚偽答弁ですよ、これは。「5千円払っていれば、自分は倫理違反と思ってなかった」と。「だから、3月1日の答弁、これは虚偽答弁でありませんでした」、と。こんな理屈は、駄目ですよ。まぁ、これ、これから、委員会で詰めていきますけどね。
えぇと、すいません。他に。すいません、私、私ばっかり言いましたけど。議員の方々、ありますか。えぇ、どうぞ、どうぞ。

【本村伸子 衆議院議員】10:11:51
すいません。あの、昨日(3月8日)ですね、あの、参議院予算委員会、そして、衆参の総務委員会の方に、この、えぇ、資料とは別に、「国家公務員倫理規程に違反する疑いのある会食について」という、あの、資料もあったというふうに思うんですけれども。まぁ、その中で、えぇ、「職員については、NTTに限らず事業者との関係について調査をしている」というふうに書かれているんですけど。まぁ、この職員っていうのは、あの、谷脇さんと巻口さんだというお話だったんですけれども。ここの「NTTに限らず事業者との関係について調査している」というふうに言ってるんですが、今、どういう調査をされているのか、っていうのを教えていただきたいというふうに思います。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:12:39
えぇと、本人たちに対して、えぇ、これ以外に、あの、この文春で報道された、えぇ、事案以外にですね、えぇ、違反するような事実がなかったかどうか、あの、他の事業者との間でですね、「NTTに限らず、他の事業者との間で、こういう事案がなかったか」ということについて、えぇ、聞いているということでございます。

【本村伸子 衆議院議員】10:13:00
何回、何時間ぐらい?

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:13:03
えぇと、何回、何時間というか、あの、まぁあの、そういうクエスチョンを投げかけて、えぇ、で、あの、その上で、えぇ、確認をして、進めているところでございます。

【本村伸子 衆議院議員】10:13:16
それは、文書でのやり取りですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:13:18
あ、いえ。えぇと、ヒアリングの中でも、聞いております。

【松尾明弘 衆議院議員】10:13:26
いい?

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:13:27
あぁ、どうぞ。

【松尾明弘 衆議院議員】10:13:35
えぇ、今の、すごい不思議なんですけども。結局、あの、東北新社の時に、「他にありませんか」と言って、「ありません」って言って、実は、NTTがあったということじゃないですか、話の流れとして。で、また、NTTが出てきて、「他にありませんか」って言って、本人が「はい、ありません」って言って、「あ、そうですか」じゃあ、あまりにも杜撰で、どう考えても不十分だと考えるんですけれども。なぜそれで十分と思っているのか、その理由を教えてもらえますかね。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:14:02
やはり、えぇ、何らかの端緒がないとですね、なかなか、こう、網羅的に調べるっていうのは難しいので。で、あの、本人からの申告に頼る部分があるっていうのは、あの、否めないところあるんですが。で、結果として、その、NTTから、えぇ、こういう形で、えぇ、まぁ、これも文春が端緒ではございましたけれども、えぇ、出てきておりますし。で、「これ以外に、なかったか」ということについても、まぁ、可能な限り、あの、そこは調べていきたいと思っております。

【松尾明弘 衆議院議員】10:14:35
え。それは、具体的にどういった方法を、今、想定されているんですかね。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:14:40
あの、もちろん、あの、本人たちに、えぇ、再度、確認するのはもちろんなんですけれども。あの、NTT側についても、えぇ、他になかったかということについては、えぇ、当然、調査を依頼しております。

【松尾明弘 衆議院議員】10:14:52
え。それ以外の通信事業者、まぁ、NTT以外もいっぱいあると思いますし、あと、放送事業者もいっぱいあると思うんですけども、そういったところに対して、まぁ、問い合わせをしたりとかっていうのは、してないんですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:15:04
あの、他の事業者については、えぇ、現在のところは、えぇ、しておりません。何らかの手掛かりがあったものについて、えぇ、やっているということでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:15:15
いや、これね。そこで言うと、あの、谷脇さんは、東北新社の時も、あの、スケジュール管理を、あの、秘書かな、職員にさせてた、って言ってるわけですから、それは最低限、全部出させなきゃいけないんじゃないですか。過去5年分というか、少なくとも通信基盤局の課長補佐、あぁ、まぁ、課長補佐には秘書つかないのか、まぁ、スケジュール管理で彼の使っていたパソコン、そのぐらいには調査かけてるんですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:15:41
あの、ちょっと調査票については、あの、えぇ、これからの、えぇ、調査に支障をきたしますので、えぇ、そこについて詳細は差し控えますが。可能な限りのことを行っております。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:15:55
はい、どうぞ。

【森本真治 参議院議員】10:16:01
えぇ、参議院議員の森本でございます。ちょっと確認で、先ほど、今のお話聞いてますとね、えぇと、「職員については」っていうのは、谷脇さん、巻口さんというふうに、ちょっと今、聞いて受け止めたんですけど。すると、谷脇さん、えぇ、巻口さん以外の職員も含めて、今、調査をしてるんではないかと、私は思ってたんですけども。ちょっと、そこの調査の今の状況ですね、どこまで対象、その、職員さんの側の対象をどこまで広げているのか。あと、総務省から他のところに出向してる方もいらっしゃいますね。そういう方々については、どうなのかということですね。ちょっと、そこ、まず、ちょっと教えていただけますか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:16:42
えぇとですね、あの、現在、えぇ、先生、今、御指摘されたように、えぇ、調査対象の拡大というのは、検討しております。で、えぇ、どこまで広げるかということについて、えぇ、現在、えぇ、最終的に詰めを行っておりますので、えぇ、そこについては、えぇ、そういった形でやっていきたいというふうには思っております。

【森本真治 参議院議員】10:17:04
現時点では、ですから、あの、お二方しか、今、やってなくて、対象をどこまで広げるかっていうのは、まだ、じゃあ、ちょっと決まってないんですね、今の段階でね。で、これは、あの、もう今回の調査で、えぇ、さらに、その後に新たなことが出てきた時には、まぁ、これ、もう予算委員会等でもうずっと議論になってますけど、もう、これは、あの、総務省としてはですね、完全にもう立ち直ることができなくなる状況になってしまう、と。まぁ、大臣の、まぁ、責任問題も、さらにこれで大きくなってくるというふうには、まぁ、思って、えぇ、おるんですけども。基本的な、ですから、あの、もう、そう、そういう前提で、「徹底的に膿を出そう」ということは、この両名以外のことも含めてする、ということで、やっていくということで、それも確認を。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:17:52
えぇと、大臣からも御答弁さしていただいてたと思いますが、えぇ、「徹底的にやれ」という御指示は受けておりますので、えぇ、対象を拡大して、えぇ、やっていきたいと考えております。

【森本真治 参議院議員】10:18:03
ある程度、あの、ちょっと期限ね、あのまぁ、やっぱり、これ、予算委員会の最中にはやってもらいたいっていう、こちらの思いとしてはあるんだけど。まぁ、いつまで検討するとかって言って、今日も、うやむやになってもいけないんですが。大体もう、近々、そこは固まっていくということでよろしいですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:18:23
あの、なるべく早く着手できるようにしたいと思っております。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:18:28
これね、ちょっと改めて確認ですけど。今、やっている調査、これ、だから、最終報告、いつですか。来週15日に出るんでしたっけ。ん?今、中間、中間報告は8日に出ましたよ。この最終報告は、いつ出るんでしたっけ。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:18:43
え、最終と言いますか、この谷脇の件で、っていうことでございますか。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:18:45
うん。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:18:47
えぇと、谷脇の件については、あの、少なくとも、この、えぇ、今、事実確認できている部分については、そういう。はい。はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:18:54
あ、そうか。全体を「調査」って言って、だから、最終調査報告というまで目途が立ってなくて。じゃあ、今回のは、これ、谷脇さん、巻口さんの、えぇと、この文春報道された内容についての調査という、こういうことでよろしいですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:19:09
あの、今回、えぇ、中間報告さしていただいているのは、そういうことです。はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:19:12
うん。だから、例えば、この2人が、他のNTTからの、えぇ、接待があるかどうか、これは、この、今回の調査には入ってないってことで、ことですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:19:20
えぇとですね、そこは、現在確認中ということで、あの、ちょっと備考欄に書いてますけれども、えぇ、「上記以外の会食についても確認中」というふうに触れさせていただいております。はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:19:28
あぁ、そうか。あ、分かりました。だから、この調査報告は、だから、くどいようですけれども、えぇ、文春で指摘された、えぇ、3回。えぇ、あぁ、ごめん。まぁ、ここの、谷脇さん3回、巻口さん1回と、この会食だけってことですね。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:19:42
えぇと、ここが、えぇ、早急に確認できたということでございます。はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:19:46
うん、うん。それでね、前回も言ったんだけども、どっかカテゴリーを区切って、「このカテゴリーの調査については、いつまで」ってやってほしいわけですよ。例えばね、細かいところだったら、例えば、「谷脇さん、巻口さんの、対NTT」、このカテゴリー。これは、じゃあ、次ですと。2番、2番目ですと。で、次に、NTTから見たね、NTTが主体となった総務省への、官僚への接待と。これ、第3カテゴリーとかね、して。で、次がね、だからね、もうガッと広げちゃうと、最終的にはね、私は、あの、郵政三局の課長補佐級以上がね、対象で。で、すべての、えぇ、利害関係者との会食および接待。これ接待に限らずに、会食も、と。うん。だから、ここまでになって広くなると思うので、少なくとも、今の2番目、3番目ぐらいは、「いつまで」って示してくださいよ。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:20:41
えぇと、えぇ、相手方もあるので、「いつまで」ということは申し上げられませんが。えぇ、確認できるものは、速やかに確認して、えぇ、対応していきたいと考えております。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:20:49
いや、だからね、いつ、その2番目、3番目について、最終報告じゃなくてもいいから、「いつまで」って期限切って、そこまでに分かる範囲っていうことをやってもらわないと。これ、あの、総務省も法案、抱えていますからね。私らもね、そこら辺、あの、やっぱり信頼を、ある対応をしていくという、そういう信義則がないと、とても「それ、審議できますよ」という環境にならないかもしれない。これ以上、言いませんけれども。
だから、えぇと、少なくとも、もう一両日中にですね、今、言った第2カテゴリー、第3カテゴリーで、「この頃に1回出す」と。ね。いいんですよ、その時点で「まだ何も出てきません」でもいいけど。いいけども。まぁ、いや、よくはないんだけどもね。やっぱり、期限切るってこと、大事ですから。このまま、引き延ばされてね、こちらも何となく法案審議やったりとか、予算審議がありましたけど、「何も出てきませんでした」ってわけにいきませんからね。それをお約束してください。明日、明後日中に、この第2カテゴリー、第3カテゴリーについて、えぇ、何らかの目安というものを、こちらに示してください。まぁ、その、第2なのか、第3なのか、カテゴリーについてもですね。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:21:58
あの、いついつまでに、というお約束は、すいません。あの、できかねますけれども。あの、できる限り早く。ですし、誠心誠意、そこはやらしていただきたいと思っています。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:22:08
いやいやいや。だから、こちらの野党ヒアリングとしての期日は、明後日までです。明後日までに、今、言ったものの、だから、「いつまでにできるか」を、それ、大臣とも相談してきてくださいよ。今、言ったように「いつまでに最終的なものを出せ」って言ってんじゃないんですよ。ね。そうじゃないと、ゴールがないと、ね?出してこれないでしょう?だから、いい。これは、こちらからのリクエストですから。今、課長で判断できる話じゃないはずですから。ね。こっちのタイムリミットは、明後日、夕方5時。それまでにカテゴリーを区切って、一定の、えぇ、日程を立てて、っていうものを、こちらに持ってきてください。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:22:49
あの、御要請としては承りました。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:22:52
すいません。あの、ほかにございますか。はい。

【杉尾秀哉 参議院議員】10:22:54
あ、いいですか。えぇと、2点、伺いたいんですけれども。
谷脇さんはですね、この会合の中で「携帯電話等々の話が出た」というふうな趣旨のことをお話されていると思うんですけれども。これまでの調査の過程で出た、「どういう話だったのか」という、その、本人のですね、まぁ、その証言というか、弁明というか、えぇ、それをですね、分かっていることがあったら、えぇ、言っていただきたい、というのが1点と。
2点目がですね、調査の内容、対象に、メール、電子メールが含まれているか、ということと。
それから、3点、えぇ、もう1つあるんですけども。3点目なんですが。この4件については、当然、飲食の届出は出てないと思うんですが。ならば、他に、この、この2人以外でも、飲食の届出が出たケースが逆にあるのか。
その3点、教えてもらえますか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:23:55
えぇと、会話の内容につきましては、えぇ、それぞれ、えぇ、ございますけれども。えぇ、やっぱり、情報通信一般の、えぇ、諸情勢、またあの、国際情勢というような話は聞いております。で、また、あの、谷脇も(咳払い:失礼)、えぇ、国会答弁で申しておりましたが、まぁ、谷脇の、えぇ、従来からの持論ということで、えぇ、携帯電話料金の引き下げについては、えぇ、話題に出たのではないか、と。まぁ、話題に出たというか、自分から話した、というようなことは、えぇ、申しておりました。
で、また、えぇ、メールを、えぇ、逐一調べているか、ということでございますが。えぇ、メールを、えぇ、逐一調べているかどうかにつきましては、ちょっと調査票に関連しますので、えぇ、そこについては、お答えを差し控えさしていただきます。
で、あと、すいません。3点目が、えぇと、何でしたですか。はい。

【杉尾秀哉 参議院議員】10:24:44
あぁ。あの、この2人以外でも、飲食の届出が出ている事例があるのか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:24:46
あぁ。はい。はい。はい。あの、私ども、あの、総務省の方ではですね、えぇ、ちょっと、今、手元にありませんが、確か、えぇ、過去5年分ぐらいで、えぇ、8件とかそんな数字だったと思います。

【杉尾秀哉 参議院議員】10:25:01
え。5年で8件?

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:25:03
いや、それね、あの。うん。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:25:04
3年だったですかね。5年ですかね。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:25:05
いや、あの、3年。去年の年末は3年でね、ゼロですよ。で、あの、事後って出したのが今回の3件、うん。で。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:25:13
あの、今年、今年度という意味ではそうです。0件で。はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:25:16
じゃあ、5年に遡ると、今回のやつの、文春のやつの3件除いて5件ですよね。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:25:21
(頷く)

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:25:22
だから、ちなみに、今回みたいに、事後で出したってのは、過去にも例がない、と。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:25:26
(頷く)

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:25:27
そりゃ、そうですよ。あんなもん、事前届出が基本なわけですからね。

【杉尾秀哉 参議院議員】10:25:30
いや、あの、一番最初のね、自分から話したっていう件なんですけれども。あの、携帯料金、例えば、その4割とか5割とか、その、そういうふうな具体的に踏み込んだような、そういう、その、会話の内容があったのかということと。
もう1つは、その、ドコモの子会社化に関して、何らかの、その、話があったのかっていう。その2点についてはどうですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:25:52
あの、えぇ、4割、5割といった数字が出ているかどうかについては確認しておりません。ただ、あの、まぁ、谷脇がよく申していると自分でも言っておりましたが、えぇ、基本的に競争主義者なので、えぇ、そういった持論はおそらく述べているというふうに言っておりました。
で、えぇと、NTTドコモの、えぇ、話については、その個別具体の話は、えぇ、いずれにしても、していないんではないか、ということだったと思います。

【杉尾秀哉 参議院議員】10:26:21
あの、料金の引き下げと、ドコモの子会社化っていうのは、を認めるかどうか、っていうのは、これは明らかにセットというふうに、やっぱり見られても仕方がないと思うんですよね。時期的なね、その符合から言って。そういうことを、今まで、その、踏み込んで、やっぱり調査する必要があるんじゃないか、と思うんですけど、総務省としてどうですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:26:42
あの、えぇ、倫理法違反に認定するのに必要な範囲では、えぇ、十分な調査をしておると思っております。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:26:54
いやいや、今の話になると、あの、倫理法じゃなくて、贈収賄の話になってくるわけですよ。で、あの、これは、まぁ、指摘に留めますけれども。
この、「お金払ったか、払ってないか」とか、この手のね、ことについては、やたらと記憶が曖昧なんだけれども。今の内容で、要はね、携帯料金引き下げっていうのは、あの、NTTにとっては、これ、マイナスですから、それについては「話した」とはっきり言うわけですよ。贈収賄の要件に引っかからないから。でも、子会社化っていうのは、これは、NTTにとってはプラスなわけだから、これともすると、贈収賄の要件に絡んでくるかもしれない。これについて、はっきりと谷脇さんは「これは話題に上ってない」と言う。ね。これ、どう見たって、御都合主義で、大体のことを覚えてないんだけども、自分の都合に良いことをはっきりと「覚えている」と。で、贈収賄に引っかかりそうなことは「話してません」、引っかからないことを「話してます」と。こういうやり取りなんですよ。ね。課長、分かりますでしょう?だから、こういうね、御都合、まぁ、人間、誰もが御都合はね、大事なんだけど。こういう環境に置かれている人たちに対して、かなり踏み込んで調査しないと、出てこないですよ。だから、さっきのメールのやり取りだとかね、その他、えぇ、スケジュールの管理だとか。まぁ、簡単に言うと、分かりやすく言うと、物証をね、きちんと、これ、相手の確認も取って。別にそれは、強制的にはできないわけだから。そこまで踏み込むかどうか、それは、すごく大事なことですよ。で、これで、後手後手に回ったら。だから、我々、ずっと言ってる。それで、またね、「何か出てきました」なんて言ったら、総務省、もうもたないでしょう?ね。
えぇとね、他にございます?
私の質問、あ、あと1点。ちょっと、これとかけ離れたやつ、1点聞きたいんですけど。この前もあれしたんですけど、これ、山田広報官の問題なんですけどね。この、退職した職員を、その、「調査はできない」っていう根拠ってあります?調査をする根拠はないと思うけれども、調査ができる根拠はないと思うけども、調査ができないっていう根拠はありますか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:28:49
あの、「してはならない」というふうに禁じられているわけでは、それは、制度上はないと思います。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:28:54
ですよね。ですよね。というのはね、過去の、この倫理規程だとか、贈収賄のときに、やっぱり、いざ案件が出て、過去に遡ると、結局、あの、退職した、退官した人たち、出てくるわけですよ。で、そういう人たちも含めて調査している例っていうのは、いくらでもあるんですよね。で、そうじゃないと、全貌が分からないわけですよ。
で、今回の山田さんの例だって、現職の巻口さんと一緒に行っているわけだから。やっぱり、その人も対象で調査しないと、どういう会話だったのかとか、分からんわけですから。そういう意味だったら、調査できるわけだから。できない根拠、「できない」という規定はないわけだから。これ、総務省としての、私はね、姿勢に関わってきてると思いますよ。総務省として、この、えぇ、退職者も、ね、こういった、もう、あの、事案がしっかりと、事実関係がはっきりしてるわけだから、これ、調査をすべきだと思いませんか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:29:43
あの、まぁ、限られた、えぇ、リソースでやっておりますので。まずは、えぇ、まずはと言うか、その倫理法違反の、まぁ、いずれ、こういう形で処分っていうことになるのかどうかということを、えぇ、まず、確定することが大前提だと思いますので。えぇ、現時点で、その、まぁ、退職した方の、えぇ、直接的な調査というものは考えておりません。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:30:09
それは、おかしいと思いますよ。山田さんはもう懲戒できないですよ。処分できないですよ。ただ、今、言ったように、巻口さんであれ、その人たちの懲戒に関わる、処分に関わることの1つの事実関係なんだから、それ、調査するのが、誠意ある態度だと思いませんか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:30:27
あの、巻口の、あ、例えば、本件で言えばですね、この4件目の、この会食について言えば、その、巻口の、えぇ、に関して、事実関係を確定するのに必要な範囲で、えぇ、NTTなり、えぇ、巻口本人なりに確認して、えぇ、調査を進めているというところでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:30:48
だって、この会食に参加してんの、4人なわけでしょう?そのうちの1人ですよ。大きい存在じゃないですか。何でこの人を排除する必要があるんですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:30:58
えぇと、事実関係の確認に必要な範囲で、えぇ、やっているということでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:31:02
だから、不必要なんですか。何で、不必要と言い切れるんですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:31:06
いや、えぇと、必要な範囲で、えぇ、やるということでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:31:09
だから、何で、山田さんは、必要な範囲に入らないんですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:31:13
えぇと、巻口の、その、えぇ、倫理法違反の、えぇ、認定に、えぇ、必要な範囲で、やっているということでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:31:21
ね。課長。だから、何で、その必要な範囲に入らないんですか、って聞いているんです。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:31:27
あの、倫理法違反の認定に当たっては、えぇ、当然ながら、えぇ、こういった、えぇ、飲食であったり、あと、本人の、えぇ、その利害関係の認識であったりと。で、その辺を、えぇ、詰めていっているということでございますので。えぇ、もちろん、あの、相手方との間で、えぇ、どういった、えぇ、金銭のやり取りがあったか、っていうことは、NTT側にはもちろん、えぇ、確認をして、えぇ、事実というのは固めていくわけですけれども。えぇ、その過程で、必要が出てくれば、えぇ、色んな調査というのはいたしますが、えぇ、現時点では、その必要性は感じていないということでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:32:03
山田さんに、NTTとの接待の常習性が仮にあったとすれば、そこから他の事案が出てくる可能性もあるわけじゃないですか。だから、洗いざらい調べるって、そういうことじゃないんですか。そういう意思がないんですか、総務省には。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:32:17
あの、特に山田が参加した会食ということで、切り口では調べておりませんが、えぇ、他の、えぇ、総務省職員が、えぇ、NTT側と会食しているかどうかっていう事実は、現在、えぇ、引き続き、調査中でございます。

【吉川 元 衆議院議員】10:32:33
ちょっと、よろしいですか。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:32:34
はい、どうぞ。

【吉川 元 衆議院議員】10:32:40
あの、今の、今の件で、あの、えぇ、4件目の話ですけれども。まぁ、山田さんに話を聞かないっていうのは、巻口さんについて倫理法違反かどうかということで、確認をする上で、まぁあの、本人とNTTに聞けば、まぁ、十分だというふうに、まぁ、そういうことを、今、おっしゃられたんですけれども。この調査っていうのは、あのまぁ、もちろん、倫理法違反についても、当然、あの、調べることになりますけれども。それと併せて、まさに、その、行政が歪められたかどうかというものも、1つ大きな論点なんだろうというふうに思います。そうなった場合に、その、今のお話ですと、「倫理法に違反するかどうか」だから、その巻口さん本人とNTTに聞けばいいという話では、これ、その、「行政が歪められたかどうか」についての確認っていうのは、それは不十分になってしまうんじゃないんですか。あの、仮に倫理法違反に限って調査をしているということになれば、大臣が国会で、「行政が歪められたかどうかも含めて調査をする」と言うことと、明らかに矛盾すると思うんですけども、その点、いかがですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:33:49
あの、「行政が歪められたかどうか」っていうのの調査っていうのは、あの、現時点で、その、強く疑いを抱かれているのが、その、まぁ、東北新社といいますか、まぁ、衛星基幹放送の、あの、認定プロセスについて、非常に色々な御指摘を受けて、えぇ、これから第三者委員会を立ち上げてやっていく、っていうことにしておりますが。で、あの、こういった、例えば、その、通信行政の方でですね、その、そういった、えぇ、具体的に何らか、えぇ、疑いを持たれるようなことが、えぇ、これから仮にあるのだとすれば、えぇ、それはそれで、えぇ、検討していくことが必要だとは思いますが。

【道下大樹 衆議院議員】10:34:36
いいですか。すいません。えぇと、この、今、上がっている谷脇氏とか巻口氏から始まったのか、それとも、その前の、もう退職された総務省の官僚の方々から始まったのか。やっぱり、元を正すためには、現職とか、退職しているとか、そういうのは関係なく、まぁ、今、御存命の方であれば、もうこれは最大限と言うか、最低限、調査すべきだと思いますが、いかがでしょうか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:35:11
あの、すいません。繰り返しになって恐縮ですが、えぇ、現在は、えぇ、この国家公務員倫理法、倫理規程の、えぇ、違反する事案と、えぇ、いうことで、えぇ、進めているところでございますので。えぇ、まぁ、退職した者についての調査っていうのは、えぇ、現在のところ、考えておりません。

【道下大樹 衆議院議員】10:35:29
まぁ、考えてないという、先ほどは、あの、黒岩議員からは、その、「調査できない」という法的根拠は、あぁまぁ、できないという法的根拠はない、ということですので、まぁ、十分できうる、ということでよろしいですね。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:35:46
あの、現時点で、えぇ、やる予定はございません。はい。

【道下大樹 衆議院議員】10:35:49
予定がないだけであって、大臣、がこれは、あの、調査、退職者、「退職された方々にも調査すべきだ」というような指示が下りれば、それは調査するんですね。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:36:01
あの、大臣がどういう御指示をされるかっていうのは、私からは、えぇ、申し上げられませんが、えぇ、現時点ではやる予定はないということでございます。

【奥野総一郎 衆議院議員】10:36:09
まぁね、あの、大臣も国会の場で、まぁ、「東北新社の件については、きちんと行政が歪められたかどうかについて調査をする」とおっしゃってるわけですよ。で、残念ながら、その、どういう体制でやるのかとかですね、調査に着手したっていう話は、まだ聞かれないんですが。やっぱり、早急に立ち上げていただきたいという話と。まぁ、「行政が歪められたかどうか」っていう点については、この、えぇ、NTTについてもですね、同じく疑念が抱かれているわけですから、当然、同じ土俵でですね、えぇ、調査をしていただくということになると思うんですよ。その中で、今、言ったような話を含めてですね、えぇ、しっかりやっていただきたいと。まぁ、そうしないと、これ、どんどんどんどん、後から後から出てきてですね、通信も放送もこれ、仕事になんないんで、行政が止まってしまいますから。できるだけ早く、きちんと実態を解明してですね、えぇ、明らかにしていくということは必要だと思いますので、えぇ、ぜひお願いしたいと思います。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:37:04
えぇと、今の話、あの、あの、いわゆる第三者委員会、これの目途、今、どういう状況か、教えてもらえますか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:37:12
あの、早急に立ち上げるべく準備をしております。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:37:18
そういう話が出てから、もうどのぐらい経ちました?2週間以上、経ってるでしょう?何の音も聞こえてこないんですけど。だから、本当はね、これ、早急に立ち上げててくれたら、あの時は、こんなに、あの、後からゾロゾロ出てくると思ってなかったけれども、早急に立ち上げてくれてたら、そこのステージにのせて、のせていただいた方がいいわけですよ。「お手盛り調査だ」って、こんだけ言われちゃってた、きたわけだから。いつ、いつキックオフすんですか。今、どのくらい、あの、で、何人ぐらいの規模にするんですか。委員会は。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:37:51
あの、規模も含めて、えぇ、検討しておりますが。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:37:53
ちょっと待って。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:37:54
えぇ。あの、もう、具体の人選に当然ながら入っておりますので、えぇ、そこについては早晩、えぇ、立ち上げていきたいと思っております。はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:38:05
だから、これもね、まぁあの、委員会の場だったら、皆さん、大臣にね、あれだけど。これ、そんなね、「可及的速やかに」とか言っても、官僚答弁使ってる時期じゃないんですよ。もう大臣も「いついつまでに」って言って、できるところからやってかなきゃ。芸術作品、作ってるわけじゃないんですよ。リアルにものを、それ、「いつまでに」って言って、あの、工期を示していただかないと。今時点でまだ、規模も言えないと。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:38:28
(小さく頷く)

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:38:30
はい。

【本村伸子 衆議院議員】10:38:32
えぇと、すいません。あの、2点お伺いしたいんですけれども。
退職した国家公務員に対して、あの、調査をしたという前例はあるのかという点とですね。
あと、その、「歪められたかどうか」という問題。第三者委員会、作るということですけども。もうすでに内諾を得ている、あの、方もいらっしゃるということですけれども。だから、一定、その、規模感っていうのが分かっているんじゃないか、というふうに思いますのと。
あと、その、東北新社問題しかやらないのか。また、NTTの問題も出てきたわけですけれども、当然ながら、あの、出てきた、今後、出てくる問題についてもやるということで、よろしいでしょうか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:39:15
あの、これも大臣、答弁していたかと思いますけれども、あの、そちらの検証委員会、第三者で構成される検証委員会という方には、えぇ、その調査、えぇ、調査の対象とかですね、えぇ、調整の範囲も含めて、えぇ、すでに、その、内諾いただいている方とかとは御相談をしておりますので、そこの過程で決まってくると思います。で、あの、調査報告書という、あの、前回の文春事案、あの、12人の、あぁ、11人の処分の時ですね、に出した報告書の中でも、中では、えぇ、「衛星放送のその認定プロセスに対して強い疑念を抱かれたので」っていうことで、それがターゲットになることは、もちろん、あの、確定しているんですけれども。えぇ、御指摘の点が、その、どういう形で、えぇ、入っていくかも含め、その、実際に構成されるメンバーの方々と、えぇ、御相談して、えぇ、詰めていきたいというふうに思っております。

【道下大樹 衆議院議員】10:40:21
えぇと、今日、示された資料で、えぇと、去年の7月3日の会食の参加者のうち、金杉憲治外務審議官。これ、前回の、あの、ヒアリングで聞いてたら、すいません。ちょっと、私、いなかったものですから。あの、この金杉外務審議官については、あの、何、何らかの、まぁ、話を伺ったり、調査は、総務省としてされたんでしょうか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:40:49
えぇと、金杉さんから、えぇ、直接、お話を聞いているということはございません。

【道下大樹 衆議院議員】10:40:54
これ、これから聞く予定はないんですか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:40:57
えぇと、金杉さん自体は、あの、我々の任命権、えぇ、が及ばないところでございますので、えぇ、今のところ、聞く予定はございません。

【道下大樹 衆議院議員】10:41:06
これ、3月5日の参議院の予算委員会ですが。外務大臣が「利害関係者ではない」というふうに言っていますけれども。あのまぁ、私の個人的な憶測で恐縮なんですが、まぁ、このように、NTTデータの方と谷脇氏と金杉氏で、今後の、例えばですね、国際的な情報通信「beyond 5G」だとか、世界的な、この、データ、また、通信、そうしたことについて、話が行われた、利害関係者と、それと利害関係者ではないけれども、そういう外交や世界の流れについて十分情報を得ている国家公務員が、まぁ、発作的に意見を出してきたとか、いうことになると、これまた、何らかの問題が「全く問題は無い」、「利害関係者でない」とは言えないと思うんですが。その点について、この総務省と、総務省が外務省を通じて協力を求めて、金杉氏から「どのような話がここで行われたのか」意見を求めるべきだと思うんですが。そうした動きはどうでしょうか。

【武藤真郷 総務省大臣官房秘書課長】10:42:17
えぇと、すいません。繰り返しになって恐縮ですが、えぇ、金杉、当時の、えぇ、外務審議官ですか、外務審議官から、えぇ、お話を伺う予定は、えぇ、現時点ではございません。

【黒岩宇洋 衆議院議員】10:42:37
そのほか、ございますでしょうか。はい。じゃあ、ありがとうございます。
じゃあ、私の方から、あの、お願いした宿題ですけれども、あの、明後日の17時までに御回答ください。えぇ。
えぇ、どうもありがとうございました。また、よろしくお願いします。



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