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2020年12月11日(金)13:30~ 野党合同国対ヒアリング「GoToキャンペーン」 文字起こし記録

内容:本日開催されている分科会の結果などについて
   内閣官房、厚生労働省、国土交通省、農林水産省よりヒアリング

<参考>
1 動画
(1)ツイキャス「立憲民主党 国会情報+災害対策」
2020年12月11日 野党合同国対ヒアリング
「持続化給付金+GoToトラベル+休業支援金」

https://twitcasting.tv/cdp_kokkai/movie/655777362
(2)YouTube立憲民主党【りっけん】国会情報
2020年12月11日 野党合同国対ヒアリング
「持続化給付金+GoToキャンペーン」

https://www.youtube.com/watch?v=73nkgwpaRGE
(3)YouTube石垣のりこ
2020年12月11日 野党合同国対ヒアリング
「持続化給付金+GoToキャンペーン」

https://www.youtube.com/watch?v=myHCFMWQuUM
(4)YouTube Movie Iwj
IWJ(INDEPENDENT WEB JOURNAL)
立憲民主党・原口一博衆議院議員「政府には補助金で移動を進めることをやめていただきたい」!!~12.11野党合同国対ヒアリング(GoToキャンペーン) ―内容:本日開催されている分科会の結果などについて 2020.12.11
https://youtu.be/pttXHBKffBc 

2 配布資料
https://www.dropbox.com/sh/kzcda4gpd419wp6/AAC_ECzQMcFslGQA2roiqyiaa?dl=0

<参照1>
内閣官房 新型インフルエンザ等対策有識者会議 新型コロナウイルス感染症対策分科会
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/yusikisyakaigi.html#3
令和2年12月11日(第18回)
〇第18回資料
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/bunkakai/corona18.pdf
〇今後の感染状況を踏まえた対応についての分科会から政府への提言
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/bunkakai/seifu_teigen_18.pdf
〇忘年会・新年会・成人式等及び帰省についての提言
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/bunkakai/bounenkai_shinnenkai_seijinshiki_teigen_18.pdf
〇議事概要
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/bunkakai/corona18_gaiyou.pdf

<参照2>
立憲民主党 NEWS 【衆院厚労委】「分科会がやめるべきと言っているのにGoTo続ける政治判断は大問題」山井和則議員(2020年12月9日)
https://cdp-japan.jp/news/20201209_0374

(事前通告内容)
 12月11日(金)13時半の野党国対ヒアリングで、以下について、必要な資料を配布し、できれば書面で、ご回答、ご説明ください。
1.現時点でのステージ状況
2.全国のGoToトラベルの制限状況のまとめ及び延長予定
3.観光業に従事している人数について
4.民間のPCR検査センターによる検査で陽性になった方の保健所、医療機関への連絡について
5.2兆円の医療機関への交付金が都道府県を通じて、まだ6000億円しか医療機関に届いていない問題

【山井和則 衆議院議員】13:30:00
 そしたら、あの、貴重な時間ですので、2時半まで1時間、始めさしていただきたいと思います。何よりも、あの、分科会等、大変お疲れのところですね、一番大変な時に、お忙しい中、お越しをいただきまして、本当にありがとうございます。まぁ、私たちは、あの、皆さん担当課を、別に追及するつもりは全くありませんので。ただ、非常に国民の関心も高いですので、閉会中ですが、こういう形で、さしていただくことをお許しください。
それでは、原口代行から御挨拶させていただきます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】13:30:26
はい。お疲れ様です。あの、国対の原口でございます。お忙しい中、本当にありがとうございます。冒頭、御礼を申し上げます。
今日は、分科会があったということで、その結果。それから、今日、えぇ、朝、閣議決定された予備費の使い道。で、今、衆参でですね、予算委員会の理事懇談会で質疑を行っていることで、ところであります。3700億円の予備費の使用ということですが、そのうちの3000億を、なんとGoToに使う、と。で、医療、医療従事者の支援、ぜひ回してください。
それから、これは、共産党の宮本議員が明らかにしましたけども、えぇ、GoToをやってですね、6つのケースぐらいで、年金が、まぁ、これ、えぇ、マクロ経済スライドのせいだと思いますけども、下がると。えぇ、やはり大きな不安が広がっています。そして、感染も広がっています。
あの、感染で亡くなった方の、あの、御親族からですね、「悔しい」と。「本当に、何とかしてくれ」と。「これ、人災じゃないか」という声までございました。
ぜひ、あの、政府においては、補助金で移動を進めるっていうことを、いったん止めてほしい、と。あの、遺伝子調査のですね、結果も出ました。エビデンスが揃ってきていますので。えぇまぁ、皆さんというよりか、政治の方ですけども、決断をして。思いっきりブレーキを踏まなきゃいけないときに、そのブレーキ、効いていない、と。
そのことを申し上げて、あの御礼に代えたいと思います。
今日、どうぞ、短い時間ですけど、よろしくお願いします。

【山井和則 衆議院議員】13:31:59
それでは、今日は、あの、質問通告はさせていただいてますが、5問。
この前段としてですね、今日、今、終わったところの、えぇ、分科会の御報告。まだ、その、書類は配れないということですけれど。口頭で、主な分科会の報告。「こういう場合は、GoToを一時停止する」とか、そのあたり、お願いします。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:32:22
えぇと、内閣官房の斎須でございます。
えぇと、あの、先ほど、えぇあの、11時45分までの、9時15分から11時45分という予定だったんですが。あの、終わりましたの、もう12時15分ぐらいになっておりまして、えぇ、終わりたてということでございます。で、あの、詳しい内容につきましては、えぇ、このあと2時から、あの、尾身分科会長が記者会見するということになっております。
で、えぇ、本日の、あの、議題は、まず、あの、感染状況、ございまして、これは、あの、いつものように、あの、昨日(12月10日)の、厚労省のアドバイザリーボードの状況を報告をしていただいた、と。まぁ、極めて医療の状況等、厳しい状況であるという報告がされたところでございます。
で、それから、ワクチン。これは、ワクチンにつきましては、あの、継続して議論してまいりましたが、厚労省の方からワクチン接種の優先順位について、えぇ、医療従事者、それから、高齢者、それから、基礎疾患を持っている方とか、あるいは、高齢者施設の従事者の方、という方を優先して、えぇ、それから法律も、全会一致で可決成立いたしましたので、市町村の、いわゆる、あの、冷凍して、その、サプライチェーンを作るということでありますけれども、そういった準備を進めていく、ということで、議論が行われました。この、ワクチンにつきましては、引き続き議論をして、パブリックコメントを経た上で、最終的な取りまとめをする、ということになっております。
で、それから、えぇ、感染状況。ちょっと、1つ戻っちゃって、あれなんですけど。感染状況のところで、今まで、あの、アクションが求められておりました水際関係について、分科会から指摘されたことについて、えぇ、厚労省から、検疫関係で、あの、情報開示、各国別の、その、入国者、それから、入国者の中での、その、陽性者といった数字を、毎週毎週公表するようになった、というような御報告がございました。それから、あの、今、あの、外国から入国される方の14日間の待機が原則でございまして、ええ、その間は、あの、公共交通機関は使わない、ということを約束していただいている状況でございますが、これ、なかなか、あの、すべての方が、あの、自家用車とかハイヤーとかいうわけにいかないので、あの、国交省の方から、京成電鉄のスカイライナーで専用車両をつくって、えぇ、そこに、入国者の方入っていただいて、えぇ、日本の居住者と接点がないような形で、えぇ、上野まで、えぇ、あの、お届けすると。で、上野からは、また動線を分けて、で、そこからは、まぁあの、ハイヤーとかですね、あの、これまた、あの、日本の居住者の方と接点のないような形で、移動する手段を確保するという、そういった御報告がございました。
それから、えぇ、最後に、あの、今、あの、配られている、あの、お配りいただいた、このニュースなんかで出ておりますが。

【山井和則 衆議院議員】13:35:21
そうですね。NHKのニュースでも、大体、概要が出ております。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:35:22
はい。あの、分科会の構成員の有志の方から、提言が2つございました。
1つは、年末年始、近づくにつれて、その、忘年会、新年会とか、様々な機会がございますので、えぇ、そこは、あの、十分に注意すべき事項があるので、それを、まぁあの、しっかりと世の中に、あの、周知せよ、という、こういう御提言。
もう1つは、あの、今、大変、あの、状況、厳しくなっておりまして。緊急提言なんかも受けて、えぇ、特に感染が広がっている自治体で、あの、営業時間の短縮要請等を行っているところでありますが。この、集中的な対応の結果を受けてですね、まだこれ、あの、それを見るためには、12月中旬ということでありますが。それを受けた、それを見た上でですね、えぇ、その後、シナリオを3つに分けて、えぇまぁ、減少傾向になっているか、高止まりしているか、それから、また広がっているか、ということでありますが、それぞれの場合に応じた施策について、えぇ、国あるいは地方で参考にしてほしいという事柄をまとめた御提言が、提言案が出されました。
で、あの、分科会の中でも、あの、議論が行われまして、様々な御意見あって、それで、実は、あの、まだ今、その修文作業中、委員の方々、修文作業中ということでございます。
で、尾身会長の会見までには、あの、出来上がるんじゃないかと思いますが。あの、そういった状況でございますので、あの、まだ、あの、構成員の方々で議論されているので。あの、概略を申し上げますと、今のようなことが、あの、議論されたということでございます。

【山井和則 衆議院議員】13:37:05
はい。あの、これ、一番のポイントは、最後に御発言いただいた、ステージⅢを3つに分けて、「拡大が継続」、「高止まり」、「減少」と分けて、「拡大が継続」と「高止まり」の状態は、GoToトラベル、一時停止ということですよね。
それで、今、西村大臣の、えぇ、会見の中で、札幌市と大阪市は、トラベル停止継続と、今、西村大臣が記者会見されました。
そこで、大きなポイントは、東京なんですね。東京都、まぁ、23区でも構いませんが。東京都は、このステージⅢの、「拡大が継続」あるいは「高止まり」の状態に、あの、入りますか。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:37:51
このステージにつきましては、あの、分科会の提言案にも、あの、あったんですけれども、あの、これは、じゃあ、どう判断するか、ということは、あの、ステージの判断も同じなんですが、あの、総合的な判断が必要で、それは、あの、基本的には、あの、私ども、あの、地方自治体に御判断いただくことだろうと思っております。
で、あの、東京都につきましては、あの、昨日、あの、モニタリング会議が開催されまして、あの、感染状況等、評価されたところだと伺っております。で、知事も、あの、この件も含めて、インタビューでお答えになっているというふうに承知しております。
それから、あの、えぇと、北海道と大阪で。大阪の方は、あの、14日に、あの、判断すると知事がおっしゃっている、というふうに承知しております。

【山井和則 衆議院議員】13:38:33
 えぇ、これね、あの、そこ、ちょっと可能であれば、大事なことなので、お答えいただきたいんですけれど。
昨日、東京都も、モニタリング会議、ありましたけれど、「拡大が継続」あるいは「高止まり」の状態ということに、東京都は、なるんじゃないんですか。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:38:52
 提言に、あの、あるんですけれども、この、今、行っている、その、集中的な対策の効果を見極めて、それを評価した上で、その、シナリオを参考にして、次の手を考える、と。これが提言案の内容でございました。まだ、あの、最終案がないものですから、あの、私が、これ、これ以上言うのもあれなんですけど。提言案として出されたものは、今、あの、とにかく「3週間に集中して」、あの、やるべし、というのが、あの、11月(20日・25日)に、あの、提言として出ていて。それで、あの、色々、自治体こうやっておるところでございます。で、それを、それが、じゃあ、どうなのか、と、その効果を判断するのは、まだ早い。で、あの。

【川内博史 衆議院議員】13:39:33
だから、「来週考えようね」っていうことですよね。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:39:35
はい。

【黒岩宇洋 衆議院議員】13:39:38
 で、まぁ、今のところですけどね。まぁ、また、この、ステージⅢの3段階の判断も、自治体だ、と。で、この、自治体が判断を下した時に、国は、それは、あの、ほぼ尊重するのか、と。ね。だから、判断を任せてんだから、その判断したことに対して、それを尊重するのか、と。
また、改めてですけど。あれですね。その、エリアについては、大阪市だとか、23区だとか、これは、自治体で判断することができる、ということでよろしいですね。
えぇ、2つ、お願いします。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:40:07
あの、基本的には、あの、西村大臣も、あの、会見で何度も申し上げているんですが。あの、知事の判断は、当然、あの、一番、その地域のですね、あの、感染状況とか、それから、あの、病床の状況なんかも、知事が一番よく知る立場にありますので、それを尊重する、ということであります。
で、その上で、あのまぁ、GoTo事業は、GoToの御担当から、あの、お答えの方がいいかも知れませんけど。まぁ、これ、国の予算で事業やっておりますので、それを踏まえて、あの、国としても判断する、と。で、まぁ、具体的な内容については、あの、もう、日々、あの、自治体とやり取りしてますので、その中で、あの、どういうことが妥当か、っていうことを、まぁあの、議論して調整していく、ということと考えております。

【黒岩宇洋 衆議院議員】13:40:48
 それ、じゃあ、都道府県内の、あるエリアってことでは、よろしいってことですね。
23区なら23区の判断もいい、ってことですね。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:40:55
 あの、えぇと、まぁ、そこも、あの、ケースバイケースだろうと思います。はい。

【山井和則 衆議院議員】13:41:03
あの、これね、明日、政府が、またこの会議(新型コロナウイルス感染症対策本部)、開くって、聞いてるんですけれど。例えば、東京を、あの、若い人も含めてGoTo一時停止するのかどうかは、明日の会議でも議論して、決まる可能性があるのか。それとも、先ほどおっしゃったように、この「3週間」が終わるのが(12月)17日、来週木曜日ですからね。とにかく、来週木曜日まで見極めないと、東京を一時停止するかどうか決めないのか。それはどちらですか。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:41:34
 あの、まず、あの、明日、あの、会議とかいうのは、あの、今、別に、決まったものはございません(→注:後刻、12月14日開催となる)。
それから、あの、その、「3週間の効果を見よう」っていうことで、あの、まだちょっと早い、ということなんですが、それがいつなのか、ということについては、あの、特に、あの、提言の中で明確にはない、と。

【山井和則 衆議院議員】13:41:52
 た、例えば、明日の段階で、もし、会議が、明日でも明後日でも、もし開かれて、「3週間」になる前に、東京が(GoTo)一時停止になる、ということはありえるんですか。それとも、やっぱり、3週間待たないと判断をしないんですか。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:42:09
あの、この提言、あくまで、あの、分科会の専門家から、政府に対する提言でありますので、あの、政府や、あるいは、その、自治体は、それぞれ、あの、責任をもってやって、責任がありますので、それは、分科会の提言があってもなくてもですね、それは、あの、政府や自治体も、当然、あの、その責任に基づいて判断する、ということでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】13:42:30
あの、問題はですね、その「責任に基づいて判断する」と言いながらも、その、誰、どなたがおっしゃることを、優先順位で聞くか、なんだと思うんですね。
そうすると、その、分科会は、「東京23区はもうステージⅢだ」という認識を示しているでしょう?

【山井和則 衆議院議員】13:42:51
そう。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】13:42:52
東京23区は。で、これが1点、質問ですね。
それから、2点目は、その、分科会が言うことを、やはり政府は一番、あの、重要視すべきだと思います。分科会がおっしゃることよりも、自治体がおっしゃることを優先する、と。この、優先順位はどう付けているのか。そこを教えてください。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:43:21
えぇと、あのまぁ、優先順位は、あの、いずれも非常に重要な指摘で。あの、分科会には、あの、感染症の専門家の方、それから、経済の専門家の方とか、あの、自治体の代表の方とか、色々入っておられますんで、あの、そういう意味で、非常に重要だと思いますし。あの、自治体は自治体で、その地域の情報を一番、持っておりますので、重要だと思っております。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】13:43:43
あの、あなたのね、レベルで、その、答えしかできないのかも分からないけど。でも、究極、判断が、あの、違った時に、えぇ、分科会がおっしゃることと、自治体がいうこととと、おっしゃることが違った時に、どっちを優先するか、というのが1つ。まぁ、今の答え、まぁ、政治家に聞かないとね、そこは、答え、来ないかも分かんないです。で、その優先順位を政治家に答えさせてください。
それから、ステージ。23区がステージⅢ、っていうのは、もう、分科会は言ってますでしょう?

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:44:16
それは、あの、えぇとあの、国会ですとか、あるいは、記者会見で、あの、尾身会長も「個人的な意見」ということで、あの、そこまで、あの、分科会がですね、どこがどうとか、その、判断のところまでいくのは、やっぱりあの、専門家としての役割としては、ちょっと違うんじゃないか、っていうお考えが、お持ちなんじゃないかと、私は、あの。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】13:44:35
あの、今日のね、分科会の、その、中身が分からないから、2時までは。だから、聞いてるんで。あの、今まではね、昨日までは、尾身会長の、まぁ、「個人的にどうかと言われたら、23区はステージⅢだ」と。で、今日、その、東京23区っていったら、すごい人口ですから。すごい、あの、まん真ん中ですからね。あの、今日の議論で、そこのところはあったのか、なかったのか。つまり、分科会の意見として、23区はステージⅢになったのか。あれは、あくまで、尾身会長の御意見なのか。ちょっと、そこは、答えられますか。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:45:10
 あの、えぇと、申し訳ありません。あの、私も、あの、色々あの、その、裏仕事も色々ありまして。やりながら、あの、分科会を、あの、後ろに座っていたものですから。確たることは申し上げられないんですが。あの、尾身会長の会見で聞いていただいた方がいいと思いますが。私が聞いている限りでは、その、どの地域がどうとか、そういうことはなかったんだろう、と。

【山井和則 衆議院議員】13:45:33
あの、これね、非常に重要で。一昨日かな(12月9日・衆議院厚生労働委員会(閉会中審査))、私の質問に対して、「ステージⅢ相当は、あの、移動は控えるべきだ」という答弁を私にされて。私が、「じゃあ、ステージⅢ相当というのは、東京も含めて、一時停止ってことでいいですか」、と聞いたら、尾身会長はね、「私の分科会は、そう思っております」と。「私」じゃないです。「『私の分科会』は、そう思っております」とまでおっしゃっているんです、国会の場で。
ということは、今、原口代行、おっしゃったように、東京は、この、ステージⅢの「拡大が継続」、「高止まり」に入っているんじゃないか、と思うんですね。
それで、私たち、ちょっとね、心配なのは、「3週間」終わってから、きっと、きっと、あの、来週木曜日(12月17日)ですね、結論を出すんでは、これ、手遅れになるんじゃないかな、という気がするんです。ですから、今日の分科会の提言を受けて、まぁ、明日か、明後日か知りませんが、近々、政府として、この分科会に対して、この提言を受けた対応を決める、という理解でいいですか。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:46:40
えぇと、分科会からの提言、いただきましたんで、これに対する対応は、あの、当然、政府として、あの、誠心誠意やらなきゃいけない、とは思っておりますけれども。
あの、この、提言との、その、時間軸ということで言いますと、その評価を受けて、ということでありますので。
えぇ、ただ、いずれにしても、あの、感染状況、大変厳しい状況で、医療機関も大変厳しい状況でありますので、あの、そういった、あの、それを待っているとか、あの、何もしないということではなくて、あの、必要なことは、あの、すべて早くやる、ということでございます。

【山井和則 衆議院議員】13:47:12
ちょっと、あの、大事なことなので、本当に、確認したいんですけどね。
尾身会長は、一昨日の国会答弁で、「分科会としては、東京都はステージⅢだ」とおっしゃっているんですね。ということは、今日のステージⅢの「拡大が継続」、「高止まり」の状態では、一時停止だということは、内閣府、あるいは、政府としては、東京は一時停止すべきと、GoToを、と。そういう意味だと受け取っておられるのか。それとも、受け取っておられないのか。そこはいかがですか。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:47:46
あの、「『ステージⅢ相当の対策が必要なところ』っていうのはあるでしょう」っていう、そういう議論は、あの、専門家の方々の間で、されております。
で、あの、尾身会長も、あの、分科会の、あの、構成員の先生方も、あの、この分科会の、あの、公式な会合とは別に、あの、頻繁に、あの、議論されております。したがって、あの、国会の御答弁、私も、あの、拝見しましたけれども、あの、私の解釈は、あの、分科会の専門家の間では、まぁ、そういう個人的な意見はそういうことで、なんじゃないか、と。ただ、機関としての分科会として、あの、どこの地域がどうとか、そういうことは、あの、言ってない、ということだと考えております。
で、あの、東京がどうなるか、ということにつきましては、あの、これは、あの、もう御案内のとおり、あの、先日、あの、総理と知事が、あの、会談されまして、そこで、あの、1つの方向性が出て、えぇ、そういった対応をしている、ということと認識しております。

【山井和則 衆議院議員】13:48:50
あぁ、どうぞ、どうぞ、宮本先生。

【宮本 徹 衆議院議員】13:48:53
ちょっと、話題、ちょっと変わるんですけど。あの、昨日(12月10日)の夜の、アドバイザリーボートで、えぇ、この間の評価として、「早期に取り組んだ地域では一定の成果を上げているものの、全体としては、必ずしも新規感染者数を減少させることに成功しているとは言い難い」という評価があるんですけれども。
一つは、この、えぇ、「早期に取り組んだ地域で一定の効果を上げている」というのは、どこなのか、と。で、どういう成果が上がっているのか、と。
で、もう一点はですね、えぇ、「全体として成功しているとは言い難い」ということになっている原因は、何だ、という議論になっているのか、と。それは対策の遅れなのか、あるいは、GoToを含めた移動の問題なのか。えぇ、教えていただけますか。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】13:49:53
えぇと、昨日、アドバイザリーボードがございました。その中で直近の感染状況の、まぁ、評価ということで、えぇ、様々な原因が指摘されております。
えぇ、あの、皆さん、御紹介のように、特に、北海道、首都圏、関西圏、中部圏中心に連日、多数の患者が発生しているということ、また、あのえぇ、地域で感染の拡大の動きが見られている、また、気温の低下などの感染増加の要因も強まるというようなことが、指摘されているところでございます。で、引き続き、警戒が必要だ、ということでございます。また、あの、高齢者の絶対数、こちらの方も多くなっており、入院者、重症者の数の増加が続いている、まぁ、こういうことも指摘されているところでございます。また、そうですね、あのまぁ、色んなことが考えられますけれども、感染者の検知が難しい、「見えにくいクラスター」、こういったものが感染拡大の一因になっていると考えられる、という御指摘もありまして。えぇ、具体的には、20歳から50歳代の、社会活動が活発な世代での活動歴のある人、えぇ、これによる二次感染が、その他の世代に比べ、多くなっている、というような御指摘がございました。えぇ、各地で見ますと、御紹介のように、あの、御案内のように、その、北海道、首都圏、関西、中部、沖縄、あの。

【宮本 徹 衆議院議員】13:51:16
書いてあることは、分かっているんで。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】13:51:18
はい。はい。

【宮本 徹 衆議院議員】13:51:19
書いてあることは分かっているんで、そうじゃなくて、その、分析を教えてほしいんですよ。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】13:51:24
分析?

【宮本 徹 衆議院議員】13:51:25
うまくいっているところと、いっていないところの差は、どこにあるのか、と。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】13:51:32
えぇと、そうですね。そこの部分については、あの、全国的な状況の評価まではできておりますけれども、えぇ、ここの地域がうまくいった、ここの地域はここが課題だ、というところまでの評価というのは、なされていないところでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】13:51:46
例えば、大都市でもですよ。私は九州ですけど。福岡、圧倒的に、陽性率、少なかったですよね。それは、ICTを使った、かかりつけ医制度も福岡でやっているし、そういう要因もあるんじゃないですか。だから、そこは、やっぱり、あの、しっかり分析をしてほしいんですね。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】13:52:05
そうですね。ありがとうございます。あの、地域で様々なあの、対応が取られていると思いますので、情報を、あの、集めて、よくよく検討していきたいと思います。
現時点においては、ちょっと、そういった、その、地域で細かい、あの、ここが効いてる、効いてない、というようなところは、えぇ、これまでちょっと整理できていないところでございますので、あの、しっかりとモニターしていきたいと思います。

【山井和則 衆議院議員】13:52:28
ちょっと、あの、こだわるようですが、尾身会長は、分科会としては、東京都は、まぁ、ステージⅢだと思っている、と。それで、この、今日の提言で、「拡大が継続」、「高止まり」の状態のステージⅢは、GoToキャンペーン一時停止、と提言された、ということで。
私としては、分科会は、東京に、東京のGoToトラベル一時停止を提言した、ということかな、と理解したんですけど。
政府としては、「東京のGoTo一時停止を提言された」というふうには、受け止めはされてないということですか。受け止めされているということですか。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:53:06
申し訳ありません。あの、最終的な提言、まだ。いや、私、出てくる段階で、まだ。

【山井和則 衆議院議員】13:53:10
いや、さっきの、まぁ、まぁ、議論を踏まえて、ね。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:53:14
あの、原案で、あの、分科会で、あの、議論されたものとしては、この、集中的に取り組んでいるものの効果を、あの、きちんと見て、それで、その後のこのシナリオで、ということが書いてございますので、あの、そういうことかな、と思いますから。

【山井和則 衆議院議員】13:53:30
そしたら、あの、別に、東京の一時停止を提言された、というふうには受け止めてない、ということですね。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】13:53:36
あの、分科会で、今日、議論されるために出された紙に書いてあったことは、そういうことでございます。最終的には、まだ出ておりませんので。はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】13:53:46
あと、ワクチンの接種の目途はいつですか。ワクチン。もう、あの、中国やロシア、アメリカ。欧米、あの、欧米諸国、もう始まってますよね。日本は、いつからですか。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】13:54:03
えぇ、あの、今、欧米諸国で、あの、各地ですでに、その、イギリスなんか、あの、報道が出ていることは、承知しているところでございます。
えぇと、日本の段階といたしましては、あの、いわゆる、その、海外の、あの、ワクチンメーカー中心に、えぇ、今、あの、国内で2社ですかね、あの、治験が始まっているというような状況でございます。が、あの、すぐ、その、今まさに、こう、「明日から打てます」とか、「この時期から打てます」、というような状況にはございませんで。まずは、しっかりと体制を整えて、えぇ、来年度、早い段階で、あの、実施をしていきたい、ということを目指しているところでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】13:54:38
「来年度」っていうのは、4月。次の年度で、4月ですよね。来年ではなくて?

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】13:54:44
あぁ。えぇとですね。はい。えぇ、すいません。「来年度」と言いましたけれども。すいません。そちらの方、あのえぇ、来年の。あの、そうですね。来年の、確か、あの、早期の実施に向けて、というようなことで、あの、目標がセットされていたと思います。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】13:54:58
いや、最初におっしゃった方が、正しいんじゃないか。「来年度」って言ってたと思うんですね。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】13:55:02
あぁ、はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】13:55:03
ね。来年度でしょう?つまり、よそよりも4か月ぐらいの遅くなるんですよ、うちは、最低でも。で、その、この4か月の差って、ものすごく大きい。まぁ、もちろんね、治験を省けって言ってんじゃないですよ。
で、そこで、お願いをしたいのは、その、今、サプライチェーンにサイバー攻撃があったりですね、色んなことをしてます。ワクチン。で、その、サプライチェーンをきっちり、あの、しておくこと。いざ、まぁ、やったらすぐできるようにすること。それから、やっぱり、できるだけ安価に、あの、ワクチンを摂れるよう、あの、接種、あの、注射できるようにすること。そういったことをですね、ぜひ、その、医療の専門家だけじゃなくて、これ、サイバーアタックとか、色んな、あの、専門家が必要だと思いますので、知見を集めて、準備をしておいてください。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】13:55:55
(頷く)

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】13:55:56
ちょっと、4月以降というのもね、ちょっと遅すぎ。では、遅すぎる。

【黒岩宇洋 衆議院議員】13:56:00
今の、ちょっとね。数量的なイメージを、どれくらい持ってるのか。あの、昨日とかね、イギリスは5千件から始めましたけど。その、4月からで、まぁ、例えば、数千万規模できるのが、ひと月とかなのか。というのは、ひと月、5月までかかって、その結果が出てきた、とか言うんでは、オリンピックに対する影響も、どう影響してくるのか。だから、もう、多分、4月頃だと、かなり決めてると思うんですけれども。あの、ワクチンの効果と、オリンピックの開催の是非とかっていうのはリンクしないんですか。4月だとリンクのさせようもないんじゃないですか。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】13:56:38
 えぇ、確かに、その、オリンピックの、その、開始に向けた準備というのは、別途、その、進んでいると思いますけれども。あのまぁ、ワクチンもその大事な要素の一つではないかな、と思っております。で、例えば、「どの時期に、どのくらいの数を打つ予定だ」というあたりについて、確保数。その、各社それぞれ、これぐらい確保するというのは、多分、御承知のとおりかと思いますけれども。そこが決まっているんですけれども。その、時期、まぁ、「この時期に何本打つ」とか、そういったところまでは、あの、まだ議論ができておりませんで。えぇ、先ほど、内閣官房さんの方から御紹介があったように、優先順位をどうするとか、接種体制をどうするのか、このあたりを今、至急、詰めているというようなところでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】13:57:18
あの、契約をしているところは、3社ありましたよね。アメリカは2社、それから、イギリス1社。アメリカは、mRNAワクチンだったと思いますけれども。その、mRNAワクチン、えぇ、90とか94パーセントの効果だって言うけども、その、接種してから効果が出るまで、10日間かかるというデータ、今、アメリカからもらいましたけれども。
あの、値段。えぇ、イギリスのやつの8から10倍する。大体、どれぐらいですか。その、私たちが、契約を、皆さんがなさった、アメリカ2つ、イギリス1つ。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】13:57:57
えぇ、ちょっと、予算の規模につきまして、ちょっと、ただいま資料を持ち合わせておりません。ちょっと、出てきたら、あの、後ほど回答させていただきます。はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】13:58:04
1人あたり、いくらぐらいですか。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】13:58:05
あ、1人あたりですか。あぁ、そこはちょっと、あの、今日、今、持ち合わせておりませんので、あの、持ち帰り、どういう、あの、ことが開陳できるか、検討させてください。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】13:58:15
いや、予算化しなきゃいけませんからね。だって、そんな、何万円もするの、その、皆、打てるわけないから。ですよね。するんだとしたらですよ。いくらか分からないけどね。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】13:58:24
はい。

【山井和則 衆議院議員】13:58:26
ちょっと、GoToトラベルのことについて、お聞きしたいんですけどね。まぁ、もしですよ、東京、GoToトラベル一時停止するとしたら、これ、経済的な、かなり打撃もあると思うんですよね。そこが、一番のネックだと思うんですけれど。これ、あの、国交省になるのかな。つまり、今日も一時、あの、ステージⅢは一時停止となったけど、トラベルを一時停止した地域ではね、キャンセル料は当然だと思うんだけれど、減収補償、休業補償、そういうことを当然、セットでやらないと、地域、もたないと思うんですけれど。そこは、あの、GoToトラベル担当者としては、どのような減収補償、休業補償、キャンセル補償をやろうと考えてられますか。そうしないと、それ、セットで議論しないと、大変なことになっちゃうので。例えばね、2か月一時停止するんだったら、2か月その地域は延長します、とかですね、GoToトラベルの期間を、とかね。どういうふうな、あの、救済策、支援策を考えてられますか。

【大野 達 国土交通省観光庁総務課課長】13:59:27
あの、これまでの、あの、東京、あれ、えぇと、北海道札幌市と大阪市、そして東京の時にもですね、あの、キャンセル料相当として35パーセント、旅行代金の35パーセントを、の事業者さんの負担に対して、支援を行ってきています。まぁ、そういった形で、これまでのケースでは、支援してきているということでございます。まぁ、今後のことは、すいません。まだ、ちょっと、えぇ、決まってないんですけれども。まぁ、あの、どういう、仮にそういうことの場合にどういうことやるか、っていうのはまた、内閣官房をはじめとします関係省庁とかの皆さんとも相談しながらですね、どういう形で、というのは。

【山井和則 衆議院議員】14:00:05
意見ですけどね。これ、深刻な問題なんで。キャンセル料のみならず、休業補償と減収補償セットで、一時停止、もし、するのであればね、やらないと。大変な打撃と混乱になると思いますので、そこは意見として申し上げます。
あ、黒岩さん、どうぞ。

【黒岩宇洋 衆議院議員】14:00:18
あの、それ、山井さんのね、意見の、まぁあの、付言ですけれども。
あのまぁ、この前、2週間ほどのね、あの、一時停止で。で、いざキャンセルとなると、最大35パー(セント)払われても、まぁ、今までの広告代とか、色々なことを考えると、やっぱりマイナスだと。まぁ、そういう部分は、あると思います。
ただ、これから2か月とかの、まぁ、これが、ちょっと言葉として正しいか、まぁ、中期的なですね、停止とかになった場合には、私はね、まぁ、元々、今、どのくらいの、あの、予算になっているか分からんけど、元々のGoToトラベル、1.7兆だったら、それをもっとね、上積みして、で、2週間ね、例えば、GoToトラベルの、に、あの、今、登録している事業者だったら、もう、2か月の、まぁ、どこでこれ、技術的な話だけれども、それまでのね、前年の売上のね、もう、半分ぐらいを補償すると。そうすればね、安心して、彼らもこの間、まぁ、なんとか止血をして、血の流れを止めてね、あの、食いつないでいけるし。そして、安心して、あの、あの、行き来を、国民の行き来を止めることができるわけですよ。だからね、このぐらいのことに、お金使うんなら、大胆に使ってもらいたいですよ。いや、多分、あの、観光庁としては、ノーとは思ってないはずだから。まぁ、我々も、財務省にもね、当然、これからも要請をしながら。だから、そういったこともセットでやらないと。どっちかを切ると、どっちかが。あぁ、どっちかを助けると、どっちかが切られるみたいじゃ、これじゃ、進まないと思うんでね。これ、提言として。我々、別に、観光業者を、本当に困らせようなんて思ってないんで。そのことだけはね、あの、強く訴えておきますんで。

【川内博史 衆議院議員】14:01:47
あの、ちょっと教えていただきたいんですけど。まぁ、1日、1日、感染状況っていうのはですね、あの、変化をしていくわけですけれども。あの、分科会の尾身会長はじめとしてですね、あの、アドバイザリーボードの脇田座長もですね、まぁ、医療の提供体制等を含めてですね、大変な危機感を、これまで表明をされてきている、というふうに思うんですけれども。
で、ありながらですね、今日の分科会では、「まぁ、来週までちょっと様子を見ようね」と。「そこで判断しようね」と。いう提言案になるというのは、ちょっと、私にはにわかに、あの、信じがたい部分があるんですけれども。
あのまぁ、「即座に、手を打たなければならないのだ」という、尾身会長の意思の表明等はですね、なかったんだろうか、と。「これは、もう、今すぐ手打たなきゃ、これはもう、大変なことになるぞ」と。だって、来週、まぁ、えぇまぁ、「勝負の3週間」って、こう、政府はおっしゃってらっしゃったわけで、「まぁ、3週間、とにかく、じゃあ、様子を見ましょうね」と。来週の週明けまで、また、この土日を挟んでですね、えぇ、待ってて、これ、大丈夫なのか、と。「これ、もう、すぐ手を打たなきゃいかんね」という意見では、今日は、なかった、ということなんでしょうか。そこを、ちょっと、議論の状況をですね。教えていただければと思います。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】14:03:35
 えぇと、あの、本日の分科会では、あの、少なくとも私が聞いている範囲は、あの、その、文言とか書いてある中身について、あの、議論はありましたけれども。その時期のようなことではなかった、というのが私の印象で。
それで、あの、じゃあ、何も言ってないか、というと、そうではなくて。あの、先月、あの、11月の20日、25日に、あの、緊急提言という形で、あの、強い措置を取るべきだというのを、かなりクリアに出しておられますので。それがまさに生きていて。で、あの、今、色んな対応しているというところだ、というふうに承知しております。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:04:13
私、ちょっとよく分からないのは、昨日だったかな、その、35の都道府県が、あの、他地域への往来、不急の外出、まぁ、これ、色んなね、呼びかけにはステージがありますけども、35の都道府県が自粛要請を出しているわけですね。
で、この、自粛要請を出しているのに、国が、補助金でもって移動を推奨するっていうのは、ものすごく矛盾じゃないか、と。で、尾身会長も、これ、どこだったか忘れましたけども、その、じゃあ、GoToは。
私は、目の敵にしてるんじゃないですよ。(感染収束後、)終わってからやってください、って言ってんですよ。終わってからやった方が、観光業者にもいいんで。
GoToも、この不急、不要不急の外出に当たるんじゃないですか。そこは、あの、分科会ないし政府の認識はどうなんですか。

【川内博史 衆議院議員】14:05:14
これ、尾身会長は、「GoToトラベルは不要不急の範疇である」というふうに、国会で御答弁されていますよね。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:05:24
つまり、都道府県のね、さっきの、あの、何を優先するかっていうね、を、なぜあえて聞いたかというと、まぁ、分科会がおっしゃっていること、都道府県がおっしゃっていること、これ、今回、これ、揃っているわけですね。「不要不急の外出をやめてくださいね」と。で、それは、GoToも、川内さんが、先生がおっしゃるように、入りますよ、と。いうことであれば、それは、やっぱり、1回止めないといかん、と思うんですけどね。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】14:05:51
あの、えぇと、もうちょっと敷衍いたしますと。あの、分科会とか、あるいは、尾身会長、おっしゃっているのは、あの、感染対策ができなければ、人の往来っていうのは、あの、まぁ、自粛も含めてですね、気を付けてください、と。
で、あの、多くの自治体も、あの、まぁ、不要不急だけではなくて、要するに、「感染対策できなければ」ということなんだろうと思います。
で、他方、あの、GoToの方は。

【黒岩宇洋 衆議院議員】14:06:15
いや、斎須さん、逆、逆。「不要不急は抑える」。でね、「必要、急を要するものでも、感染防止ができてなかったらやめましょう」、って、そういう範疇ですよ。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:06:27
それは、あの、今ね、ちょっと、言い方、間違えられたと思うんですよ。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】14:06:32
えぇ、私ども、理解しているところは、あの、GoToトラベルは、あの、そういった感染対策をしっかりやるということが前提というふうに承知しております。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:06:41
それね、前提。

【田村智子 参議院議員】14:06:42
それは、違うんじゃないですか。何かもう、危機感のレベルが変わってますよね。11月25日から。「もう、個人の努力の範囲を越えている」って、脇田会長、あの、えぇと、アドバイザリーボードの脇田さん、おっしゃっておられるし。その、尾身会長は、だって、分科会の会長という立場で、今まで紹介してきたようなことを国会で答弁されているわけですよね。だから、その、「感染対策をすれば」っていうのとは、ちょっとレベルが違う、っていう認識が、政府の側にはない、ということなんでしょうか。危機感のレベルが違いますよね、明らかに。それは、今までですよ。11月の連休前ですよ。すいません、すいません。そういう認識じゃないんですか。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:07:24
 今ね、個人、個人が感染対策してどうこうという、もうレベルを超えていると思うんですね。
あの、民間のPCRの検査、東京駅とかに長蛇の列があって。で、実際、私たちも聞き取りすると、仮に、その、陽性であっても、まぁ、会社がつぶれてしまうとか、自分が失業してしまうとか、いうんで、申し出ない。で、今、第2類相当でしょ、これね。2類相当。だから、2類相当である、ということは、もうちょっと、その、感染が判明した人も、ちゃんと自分を隔離して、他にうつさないようにするという措置が。
だから、私たち、特措法の改正案を出しているんですよ。そのへんね、ちょっと、やっぱり、もう国会閉じてしまったっていうのを、ものすごくもう、1000パーセント、私、政府をね、非難しますけども。そのへん、やっぱり、もう議論して、次の国会、始まったら、すぐ成立できるようにしてくれてませんか。
そうしないと、陽性を、なったとしても、ね。やっぱり、怖くて、いい、あの、黙ってる。で、その間にうつす、と。この、追いきれない連鎖が、やっぱり広がっていると思うんですね。これは、要望です。

【黒岩宇洋 衆議院議員】14:08:42
あ、私も1点ね。あの、今の旭川の状況って、やっぱり、凄まじいと思って。あの、自衛隊を派遣しているわけですよ。で、これ、災害救助法が適用されたわけじゃありませんけど、わが党の枝野代表は、これ、むしろ災害救助法の適用であると、もうコロナの早いうちから言ってたんですよね。で、実際に、自衛隊が派遣されるということは、まぁ、はっきり言って、災害級なんですよ。で、そんなところにですよ、政府が半額補助金つけて、旅行者を、今、送り込んでいる、と。これ、東日本とか阪神大震災とまで言わなくても、今、言った、災害地で自衛隊が出ているところにですよ、政府がお金つけて旅行者に「行け」という。もう、今、こんなことやってるわけだから。その異常さとかね。あとは、その、コロナの今の状況の危機感、これ、改めて認識しなければいけないと思いますよ。斎須さん。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】14:09:31
 危機感は、あの、私どもも、あの、共有しているつもりでございます。で、あの、旭川につきましては、あの、地元の自治体も、あの、この、GoToについては、あの、継続を希望している、というふうに、あの、承知しております。

【田村智子 参議院議員】14:09:46
すいません。あのね。その、日本医師会とか東京医師会とか医療機関の側からは、やっぱり、その、自分たちのひっ迫のですね、その危機感と、国民の感情とのギャップ、ってことも、色んな方がおっしゃってますよね。それ、だって、GoToやり続けてるんだもん、全国で。で、あの、本当に、あの、今ね、政府が方針として「GoToに手をつけない」と、「あくまで自治体の判断だ」と。私、こういうことを続けていったら、医療従事者の皆さんのモチベーションはどんどん下がっていく、と思いますよね。で、今、感染がそんなに急増してないところだって、クラスター起きたら、医療体制は、その、非常に脆弱な地方がたくさんあるわけで。どこだって、今、危ない橋を渡り始めちゃってるんじゃないか、っていう危機感さえあると思うんですね。あっという間に、あっという間に、医療崩壊しちゃう、と。だから、政府の判断として、もっとちゃんと、危機感を共有して、あの、しかるべきメッセージを国民に出してほしい、ってことを切望されているんだと思うんですよ。だから、自治体任せで、また、その、東京さえ除外しないのかって。ちょっと、本当に、もう、どうしたらいいんでしょう、これ。というのが率直な感想です。以上です。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:11:07
 これね、あの、山中(伸弥)教授は、ホームページでこうおっしゃっていますね。その、日本は、アジアは、その、欧米に比べてはるかに死亡者数、今、少ない。でも、これはファクターXというものがあるからだ、と。まぁ、それ、何だか、いくつか考えられるけど。しかし、その、ファクターXがいつまで続くかも分かんない。しかも、この陽性率でやっていくと、もう、今、アメリカは毎日3千人亡くなっていますよね。日本でも、あの、亡くなる方、重症者の方が増えてきて、もう本当、医療機関はもうギリギリ。もう限界を超えているんで。その、限界超えているところからスタートする、と。私たちの一番危機を一番救ってくださっているところを最初に重視する、と。これ、危機管理の基本なんで。そこに立ち戻ってほしい、ということを強く申し上げます。今までの第1波、第2波と違うんだ、と。

【山井和則 衆議院議員】14:12:03
はい。どうぞ。

【川内博史 衆議院議員】14:12:05
あの、政府の認識をですね、教えていただきたいんですけれども。あの、尾身会長は、無症状感染者、軽症者が感染を拡大させている、というふうに国会で御答弁されていらっしゃいます。あの、まぁ、軽症者といっても、あの、症状が出る人は、もう本当にぐったりするので、外、出れないですね、おそらく。あの、うちの小川議員とかね、の体験談などを聞いててもそうですね。だから、外で感染を拡大させるのは、無症状感染者であろう、と。大部分はね。思われると。だから、そのへんの認識というものが、政府も、尾身会長あるいは分科会の先生方と、同様の認識を共有しているのか、ということを、まず、ちょっと教えていただきたいんですよ。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】14:13:08
あの、分科会の中でも、あの、今日、あの、感染症の専門の先生から、そういった、あの、分析の発言がございました。

【川内博史 衆議院議員】14:12:16
だから、それ、それは、政府もそのように認識している、ということでいいんですかね。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】14:13:22
あの、科学的知見は、そういう、そういうことだろうと思いますが。これは、厚労省に聞いていただいた方が。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】14:13:34
えぇ、そうですね、あの、今、コロナに関しては、アドバイザリーボード、厚生労働省では、アドバイザリーボードという、専門家の意見を聞く場ございます。で、それに加えて、その、よりその、えぇと、科学だけじゃなくて、経済ですとか。

【川内博史 衆議院議員】14:13:47
いや、私が聞いているのは、「無症状感染者が感染を拡大させている」と、専門家の先生は、国会で、えぇ、御答弁されているけれども、それは政府の認識でもあるのか、ということを聞いているので。それに対して、端的に、あの、政府としては、そう思っていないのか、「それはその通りだ」というふうにお答えになられるか、どっちなんですか。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】14:14:11
 そうですね、あの、その、まぁ、政府というか、まぁ、我々も、そのえぇ、状況について、あの、分析していただくのを、その、専門家の先生方に、あの、依っておりますので、えぇ、そこは、あの、かなり、あの、重く、重くというか、それを受け止めて、対応を決定しているというところでございます。

【川内博史 衆議院議員】14:14:29
そうするとね、あの、斎須さんね、政府としても、「無症状感染者が感染を拡大させている」と認識するのであればね、あの、政府が施策の柱としているGoToに関してはね、やはり、あの、何らかの検討を、今、この段階で加える必要があるのではないか、っていうことについてはね、政府としても「そうだね」ということを、僕は、言わざるを得ないと思うんですよ。うん。「あの、いや、それは、それはあの、まぁ、来週、状況を見て検討しますわ」じゃなくて。まぁ、来週まで検討がかかるかもしれないけど、それはもう、政府としては、その、GoToについて、あの、検討を加える、という方針なのだ、ということは、現時点で言わないと。ちょっとなんか、国民的にね、わけが分からなくなるんですよね。さっき、あの、田村先生がね、懸念を表明されてらっしゃったけれども。あの、「一体、どっちなんだ」と。国民は、あの、政府がどっち向いてんだろう、っていうことが、今、分かんないので、分かんないことには反応しなくなっちゃうんですよ。反応しなくなって、「いや、別にあの、ご飯食べ行きましょう」と、「旅行行きましょう」と。もちろんマスクはしますよ、もちろん注意はしますよ。だけど、政府がどっちを向いているのか、ということが、分からなくなっちゃうんですよね。うん。メッセージとして。それは、だって、皆さん、おっしゃるでしょう?専門家の先生も。どうですか。

【斎須朋之 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室参事官】14:16:12
あの、もちろん、あの、分科会の御意見も非常に重要だと思っておりますし、それから、あの、地方自治体も、あるいは、あの、国もですね、あの、GoToトラベル事業、もうあの、一部、一時停止したり、自粛を呼びかけたりとか、そういうことはしております。
それで、あの、無症状の方が、あの、感染を拡大させる可能性、当然ございまして。えぇ、であるがゆえにですね、あの、健康な方もマスクをしてくださいとか、あの、距離を取ってくださいとか、あの、仮に、その、感染している方であっても、その、全員にうつすわけじゃないんですね。やっぱり、それは、あの、その、飛沫なり、あるいは、マイクロ飛沫なのかもしれませんけれども、それが入るところに、そこに入ったっていうその接触があったということでありますので。そういうことがなければ、それは、あの、広がらないので。そこで、あの、経済活動と両立の観点からしますと、そこの感染対策をしっかり行った上で、あの、経済活動もですね、あの、感染を、拡大を抑えながら、何とかできればというところで悩んで、色々考えておるということでございます。

【山井和則 衆議院議員】14:17:23
すいません。あとですね、13分になりましたので。積み残しの、この、3、4、5。一括して答えていただけますか。3、4、5。観光業の人数、PCR検査、えぇ、医療機関。それと、もしかしたら、あの、GoToイートは、あの、答弁ないかもしれませんが、お許しください。

【黒岩宇洋 衆議院議員】14:17:37
これね、3番。私が、ちょっと、あのこれ、ヒアリングを受けたんで。1点、私の方から質問させてもらいます。あのこれ、皆さんのとこに3枚紙、ありますけれども、1枚紙は前回のヒアリングで出た、あの、観光の、えぇ、従業者数。
これ、総理がですね、900万って言ったのは、この845万から取ったんですよ、と。
ただ、「じゃあ、これはどういうエリアですか」といった時に、この「観光地域」なるものがですね、最初、なかなか分からないのが、この、昭和25年合併前の、今から70年前の11000地域のうち、5861地域だ、と。これだけ見ると、何か、「半分かな」と思ったんですが。1枚、ページをめくっていただきたいんですが。これは、現在の市町村に当てはめると、1622市町村ということで。1800弱ですから、全ての市町村。すなわち、9割方なんですね。で、ここにあるように、事業所数とか、あの、人口なんかでも約9割。すなわち、日本のほとんど。で、えぇ、東京もですね、23区もすべて観光地になっている、と。で、大阪も、横浜も、名古屋も、全部、観光地だ、と。で、そうなってる。じゃあ、じゃあ東京においてですね、えぇ、今、「観光地域」ではない市町村、どこですか、って言ったら、この福生市、多分、これ何だ、えぇと、基地があるとかそんなんで、狛江市、分かんないけど。あとはもうね、こんな本当わずかな所。ということなんで、およそ我々がイメージする「観光地域」といっても、観光地ではない、ということ。
ですから、えぇ、この、3枚目にありますけれども、例えば、「飲食サービス」と、これ、まぁ、8種、ありますね。だから、「宿泊サービス」、この3ページ目ですね、72万は、あの、宿泊業者ですから、イメージ観光業者ですけども。これ、「飲食サービス」の330万というのは、あのこれ、総務省の統計ですと、今、大体、総務省だと、飲食サービスが340万人ですから、ほぼほぼ全員。もうラーメン屋さんだろうが何だろうが、全部これ、観光業ということでカウントされている、と。あと、一番下に「小売」が300万って入ってますけれども。これは、世田谷区とか墨田、えぇ、杉並区のですね、住宅街のコンビニであろうが、で、ショッピングセンターとか、デパートとか、もうすべてここに入っている、ということですんで。
ですからね、まぁ、室長に、あえて聞きますけれども。これね、定義は、なかなか難しい中で、900万と言いましたけども、あの、日本のね、最高の基幹産業である製造業で1000万人ですよ。医療福祉でも800万ですよ。そんな中でね、観光業900万って。建設業だって500万だ。観光業で900万ってのはね、我々、実態、実態感からすると200万ぐらいなんで。まぁ、そのぐらい、ちょっと膨らまし過ぎだ、という認識はあるかどうかだけ、お答えください。

【大沼和善 国土交通省観光庁観光統計調査室室長】14:20:12
お答え、あぁ、手短にお答えします。
あのまぁ、実態っていうのは、ちょっと、あの、難しいところだと思うんですけれども。まぁ、私どもとしては、その、国際機関の定義に従って、観光産業と、あの、8業種で、細く言うと61の、あの、業種を、あの、チョイスしました、と。まぁ、そこは、あの、きちんと、あの、国際機関の基準に従って選びました、と。そのことだけは、あの、お伝えいたします。

【川内博史 衆議院議員】14:20:40
国際機関?

【大沼和善 国土交通省観光庁観光統計調査室室長】14:20:41
はい。あの、世界、えぇと、観光機関というところの、えぇと、勧告に従っています。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:20:47
今、尾身会長の会見の一部が入ってきましたけども。えぇと、「通常医療との両立がもう困難である」と、医療機関。それから、「保健所、都市部を中心にもうクラスター調査の余裕がなくなっている」と。こういうことも、あの、今日の会見で、出たそうであります。ちょっと、これ、そこにいませんからね、ここにいるから。確認をしなきゃいけないけど。やっぱり、こういう状況というのは、かなり危機的で。
その、黒岩さんがおっしゃるように、もう観光業を膨らましたり、あるいはその。
あれは分かりましたか、国交省。その、いつ、あの、お金を支払っているか(GoToトラベル参加事業者への割引額相当分の給付金の支給時期について)。前回、「3週間」とおっしゃってたけど、目標ね。実際には、2か月とか。私が聞いているのは、3か月。
で、そういう状況であればね、やっぱり、いったん止めて。これ、もうブレーキかける。あの、アクセルを緩めるだけじゃ、もう無理ですよ。思いっきりブレーキをかけないと。
それから、あの、水際のところで聞きたいのは。国交省の、今の、聞いて。
水際のところで聞きたいのは、あの、プール方式とかやってるじゃないですか。ね。そうやって、その、スカイライナーで届けるのはいいですよ。僕らも苦労しました。だから、いいんだけど。だとするんだったら、検査の方式をやっぱり、もっと徹底して合理化しなきゃいけない。中国でできることが、日本でできないわけないですからね。そういう検討をされているか。
2点教えてください。
(国交省、)この間、「調べて、答えます」というんで、待ってたけど。「3週間くらいで」って、おっしゃりましたよね。入金ね。でも、2か月、3か月でしょう?

【大野 達 国土交通省観光庁総務課課長】14:22:38
えぇ、あの、あの、御指摘のありました、あの、あれですね、給付金の。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:22:44
はい。

【大野 達 国土交通省観光庁総務課課長】14:22:45
支給でございますけれども。あの、えぇ、ですね、11月からはですね。あのまぁ、まず、そもそも協議を行って、審査のフローの改善、効率化、審査体制の拡充も行いまして。また、11月からは金融事故のチェックや、申請の整理集計が可能となるオンライン申請システムの導入を行いましてですね。今は、申請受理から、おおむね最長3週間以内に支払われることになっている、というふうに聞いております。はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:23:10
今は、ですか。
じゃあ、これ、だって、8月1日から始まったじゃないですか。GoTo。

【大野 達 国土交通省観光庁総務課課長】14:23:17
あ、もちろん、それで、あの、ほぼほぼですね、8月、9月等に実施分につきましてもですね、あの、一部の、その、不備があったものですとか、あるいは、その期限よりも後に、えぇ、来た、あぁ、要するに、到着したようなものの申請のもの以外はですね、こう、ほぼですね、あの、支払いは。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:23:34
それ、データで出していただけますか。

【大野 達 国土交通省観光庁総務課課長】14:23:35
 あぁ、じゃあ、ちょっと、すいません。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:23:36
うん。

【山井和則 衆議院議員】14:23:37
あと、7分しかありませんので。そしたら、ちょっと一点だけ。この、先ほど、原口代行からもあった、PCR検査でね。PCR検査の民間センターで、1980円で結果が出る、と。ただ、陽性と出た人が、行政機関や医療機関につながれなくてですね。あのまぁ、勝手に黙って仕事行ったりしているリスクがあるから、なんとかせねば、という声があるんですけれど。これは、ストレートに言って、その、業者にもう、義務付けてですね、業者が陽性と通知した人の情報は、必ず行政や医療に伝える、というようなことはできないんですか。

【樋口俊宏 厚生労働省内閣官房内閣参事官】14:24:17
はい、えぇ、御指摘ありがとうございます。あの資料、ちょっと、配らせていただいておりますけれども。あの、医療機関の、まぁ、診断を伴わないで行われる、まぁ、民間検査。御指摘いただいたものでございますけれども。従来から、まぁ、そういった検査で、あの、陽性が出た場合というのは、あの、相談センター等へのですね、あの、相談を呼びかけてきたところでありますが。あの、事務連絡、11月24日に、あの、発出しておりますけれども。あの、専門家の皆さんの御議論も、あの、御意見をいただいた上でですね。えぇと、例えば、その、そういった検査機関には、あの、提携医療機関を設けていただいて、受診を勧奨いただきたい、と。こういった、あの、協力の、あの、要請をさせていただいているということであります。あの、資料で言いますと、あの、1ページの下から、えぇと、「さらに、」と書いてある、えぇと、パラグラフですね。このパラグラフのところですね。あの、「医師による診断を伴わない検査を提供する検査機関においては、(まぁ、)あらかじめ提携医療機関を決めて」おいていただきたい、と。また、受診勧奨もお願いしたい、と。こういうことでございます。また、あの、3ページでありますけれども、最初の方で、あの、利用者、まぁ、こういった検査を利用される方に対してもですね、あの、受診の、あの、お願い、お願いする、もしくは、あの、相談をお願いする、と。こういった呼びかけをしているということでございます。えぇ、以上でございます。

【山井和則 衆議院議員】14:25:34
はい。そのほか、いかがでしょうか。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】14:25:42
はい。

【山井和則 衆議院議員】14:25:43
あ、はい、はい。お願いします。この(質問の5番)。はい。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】14:25:45
えぇと、この、2兆円の医療機関への交付金が都道府県に通じて、まだ6千億円しか届いてないけどいかがか、という問題でございます。
で、こちらにつきまして、あの、直近の状況、お調べしたところですね。えぇ、実際に、その、国から都道府県への執行分というのが全体2.7兆円ございまして、そのうち2.3兆円分というのは、あの、都道府県まで交付決定済みという形で聞いております。えぇ、そのうち、いわゆる、その、医療機関から都道府県に、あの、行っている、その申請額というのが、約1兆円でございますけれども、都道府県から医療機関に届いている金額は、えぇ、今、0.8兆円、要するに、8千億というようなことになっておりまして。あの、11月末時点では、えぇ、いわゆる、その、国から県に行き、県から医療機関に行く、その額につきましては、まぁ、8割方、支払いが済んでいる、というふうに聞いているところでございます。
えぇ、これ、少しお時間がかかりました原因といたしましては、都道府県が重点医療機関等の、に、お金を、こう、あげる際に、その指定をまずしなきゃいけないんですけれども、そこの指定に、えぇ、ちょっと時間を要してしまった、というところだというふうに聞いております。で、この指定につきましては、10月の下旬までにおおむね終了した、というふうに聞いておりますので、まぁ、引き続き、早期の執行に向けて、えぇ、国としても、あの、県の方に働きかけるなど、えぇ、きちんと対応していきたいと考えております。以上でございます。

【山井和則 衆議院議員】14:27:28
はい。ありがとうございます。

【田村智子 参議院議員】14:27:29
すいません。今のね、今のね、ちょっと、0.8兆円でね、申請の8割ってことは、これ、使い残しじゃないですか。毎回、質問しているけど。使い残しちゃうじゃないですか、半分以上。これ、これね。何か、補正で、また積み増すって言ってるけれども。これ、使えないまま、残っちゃう可能性、ありますよね。これ、やっぱり、仕組みが駄目だと思うんですよ。

【(出席議員)】14:27:54
そうだ。

【田村智子 参議院議員】14:27:55
それで、どうするの、使い残しちゃったら。都道府県の裁量で、私は、減収補填に充てることも含めてね、使わせなきゃ駄目だと思いますよ。ベッド確保、設備の確保、そこにお金出す、これでは届かない、っていうのが分かっちゃったんだから。

【川内博史 衆議院議員】14:28:11
いや、今のね、説明、誤魔化しがあって。申請の8割っていうのは、都道府県から医療機関に対して、まず、交付決定があって、その交付決定に基づいて、医療機関が申請して、初めてお金が出るわけだから。都道府県から医療機関への交付決定がまだなされていないものが山ほどあるんですよ。そういうことを誤魔化してね、なんか申請の8割、あの、払われているなんて、そういう説明しちゃ駄目でしょう?

【田村智子 参議院議員】14:28:39
故意で申請、ほとんど満額で残っちゃうんですよ。どうするの、それ。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】14:28:54
えぇ、医療機関から都道府県への申請額が、約1兆円ということで。

【川内博史 衆議院議員】14:28:52
 うん。だから、医療機関は交付決定を受けなきゃ、申請ができないんだから。都道府県が、都道府県が医療機関に対して、「あんたのところ、何千万払うからね」と、「支援するからね」ということを、まず、交付決定しないと申請できないんですよ。だから、まだ都道府県からの医療機関への交付決定がなされていないものが、山ほどあるってことを、まず政府として反省しないと。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】14:29:22
えぇ、あの、承知しました。ちょっと、この中身につきまして、あの、ちょっと急遽、用意したもので御説明させていただいて、申し訳ございません。今の御指摘、いや、あの、御指摘の部分、の事実関係も含めて、あの、しっかり整理して、お答えさせていただきたいと思います。すいません。はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】14:29:35
それね、時間がないので。もう、看護師さんの退職が相次いでいます。
で、尾身会長は、この「勝負の3週間」も、効果については、対策の効果については、評価できない、と。で、爆発的な感染もあり得るけれども、それについては、まだ備えてない、と。
で、私はね、危機管理っていうのは備えなんだと思うんですよ。で、さっきのワクチンの、4月以降というのもね、その、皆さん、この内閣って、スケジュール表を持っているのかな、と。他の先進国は、今、打っているんですよ。この4か月の差って、どんだけ大きいですか。これだけ大きな経済大国ですよ、日本は。なのに、なんで4月以降ですか。それだって、あの、確実ではないでしょう?契約した、って言ったじゃないですか。あの、もう、何回前のヒアリングかな、感染症実態解明チームで。もう2か月ぐらい前に契約したはずですよね。なのに、なんでワクチン打てないのか。治験が遅かったのか。
スケジュール表を持っているのか。今、川内先生、田村先生の質問に、これ、看護師さんがいなくなったら、医療できないし、もう通常医療と両立できなくなっている、と。こういう状況を、やっぱり、しっかりスケジュール表を作らせてください内閣に。そのため、総理大臣がいるんだから。

【高城 亮 厚生労働省内閣官房内閣参事官】14:31:05
えぇ、確かに、あの、今、えぇその、安全性といいますか、その、その治験の、治験の方を、あの、速やかに進めているという状況でございます。そこを、どのぐらい時間がかかるのかというのが、なかなか、こう、見通しが立っていない、というふうに聞いておりますけれども。いずれにしても、大体、いつぐらいに打てるのか、ですとか、そういったあたりが、まぁ、きちっと決まる、決めるスケジュールを持って対応すべき、という点は、あの、しっかりと持ち帰り、検討させていただきたいと思います。
あと、先ほど、最後にだけ。あの、1人当たりいくら実態かかるんだというような、あの、御指摘ありましたけど。今、現時点では、全額公費で、あの、打つということで予定しているということでございます。以上でございます。

【山井和則 衆議院議員】14:31:44
あの、もう定刻になりましたので、終わらしていただきます。
貴重な時間、ありがとうございました。



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