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2021年4月22日(木)8:10~ 第5回 ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム ヒアリング 文字起こし記録

(内容)
米国からみたワクチン接種事情、変異株への効果、今後の戦略などについて、エリック・フェイグルディン博士(米国科学者連盟シニアフェロー、感染症専門家)よりヒアリング(Zoom参加)

<参考>
1 動画
(1)ツイキャス「立憲民主党 国会情報+災害対策」
2021年4月22日 第5回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」
ヒアリング

https://twitcasting.tv/cdp_kokkai/movie/678704825
(2)YouTube立憲民主党【りっけん】国会情報
2021年4月22日 第5回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」
ヒアリング

https://www.youtube.com/watch?v=AbCvj8HHN1Y
(3)YouTube石垣のりこ
2021年4月22日 第5回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」
ヒアリング

https://www.youtube.com/watch?v=ZxWJn6ehQ3M

2 配布資料
https://www.dropbox.com/sh/4mkyzkzumjtw00r/AABfP9NzXZgRXDGY5vB-ndSJa?dl=0 

<参照1>
Eric Feigl-Ding twitterアカウント @DrEricDing
https://twitter.com/DrEricDing

<参照2>
FNNプライムオンライン
「ファイザー製5000万回分追加 全対象者分 確保へ」(2021年4月21日 水曜 午後1:58)
https://www.fnn.jp/articles/-/172660

第5回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリング 質問項目
 文書でご回答いただき、ヒアリングでご説明いただきますようお願い申し上げます。
1.9月末に全国民のワクチンが供給できるメドが立ったと菅氏は言ったが、ファイザーだけのワクチンでメドが立ったのか。モデルナとアストラゼネカも含めた本数でメドが立ったのか。
2.今回のファイザー会長との実質合意には、合意文書は無いとのことだが、いつ正式な合意文書にサインするのか。
3.すべての市区町村が、いつまでに高齢者や全住民のワクチン接種が完了するかを、報告をもらっているのか。高齢者接種が年明けに完了する市区町村がある可能性は否定できないのか。
4.全市区町村にアンケートをとり、高齢者の全住民の接種完了のメドを調査し、把握すべきではないか。家族同意でも接種できるように国のガイドラインを変えてほしい、と要望が出ている。何とかならないか。 以上

【山井和則 衆議院議員】08:09:12
定刻になりましたので、始めさしていただきます。また、あの、いつものように、9時10分には、えぇ、時間厳守で終わらしていただきますし。また、何よりも、本当にもう、連日、えぇ、大変な中ですね、あの、ワクチン対策取り組んでくださっております厚労省の皆さんには、あの、心より感謝申し上げます。そのような方に、朝早くから来ていただきまして、本当にありがとうございます。ただ、まぁあの、このワクチンのことは、国民の一番大きな関心ですので、えぇ、どうかよろしくお願いします。
それで、何よりも、今日は、えぇ、エリック博士に、あの、ご発言をいただきます。どうか、よろしくお願いします。
それでは、原口代行、お願いいたします。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】08:09:43
はい。おはようございます。今日、どうぞよろしくお願いします。
今日は、あの、米国科学者連盟シニア・フェローの感染症の専門家でありますエリック・フェイグルディン博士に、えぇ、アメリカからご参加いただきます。エリック・フェイグルディン博士は、この新型コロナウイルスがスタートした頃から、毎日、この現状について世界に発信をしていただき、そして、多くの科学者、医学者、そして、感染症の専門家、多くの国のリーダーの皆さんに影響を、大変大きな示唆を与えてきてくださった方であります。今日は、あの、短い時間でございますが。また、あの、先ほど事前にお話をしたとおり、1週間前の打ち合わせから、この日本も、大変大きな、えぇ、危機に見舞われてますので。そういったことも含めて、今日、お話をいただけるっていうことで、えぇ、本当に感謝しています。どうぞよろしくお願いいたします。

【(通訳)】08:10:37
So, we have here with us Senior Fellow of Federation of American Scientists, Dr. Eric Feigl-Ding from the United States this morning. And he has been providing a lot of information since the onset of the COVID pandemic, and he has provided various insight to science and infectious disease specialists and leaders around the world.
Today we have only short one of time, but I think that we will be able to have a fulfilling discussion, and also have a mention earlier, and a last week there has been a big change and now we are under a lot of threat. And I hope that we will be able to have a good discussion on this matter. And thank you for being with us today.

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】08:11:25
それじゃあ。

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】08:11:26
Thank you so much. And let feel free to ask any questions you want about the variants, about vaccines, about ways to mitigate. And I’m happy to provide any answers in addition to my presentation.

【(通訳)】08:11:42
どうもありがとうございます。今日は、皆様から、ぜひ、色々と質問をいただきたいと思っております。変異株、ワクチン、そして、この緩和策に関しまして、えぇ、ご質問をいただければ、私の方からお答えさせていただきたいと思います。
プレゼンテーションに加えて、皆様からの質問を楽しみにしております。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】08:12:02
ありがとうございます。

【(通訳)】08:12:03
Thank you very much.

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】08:12:07
じゃあ、冒頭、あのえぇ、エリックさんからご講演をいただいて、それから、質疑応答をしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【(通訳)】08:12:16
Then, Dr. Feigl-Ding, we will like to start out with your presentation and then for that we’ll be follow by Q&A session.

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】08:10:36
OK. I will start it right now. And so, hope you can see my screen. And what I want to discuss, it is the variants and so vaccines. And I want to cover everything, but I will cover some the most worrying data now we’ve seen under variants and the vaccines. So, we all know the vaccines that’s mainly on the world market, I want discuss in detail here. And a Pfizer vaccine and AstraZeneca vaccine have some of the best data on the variants. And Oh!

【(通訳)】08:13:18
私のスクリーンを共有させていただきます。えぇ、この変異株、そして、ワクチンについてお話をさせていただければと思っておりまして。えぇ、今日、プレゼンテーションのすべてをするということではないんですけれども。えぇこの、一部、この、一番懸念されるデータについて、皆様と共有できればと思っております。
最初に示したスライドですけれども。こちらは、世界市場で出回っているワクチンでありますので、皆さんよくご存知だと思います。で、そして、一番多くデータがあるのが、ファイザー社及びアストラゼネカ社のワクチンです。

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】08:13:52
So, this is the Pfizer and Moderna vaccines 94-95% efficacy. But this is for over efficacy for symptomatic. And it is for the mostly the old strain, the original strain, not new worrisome variants. And I want to emphasize that.
And similarly flash AstraZeneca, it’s 60-90 in UK, 74 efficacy in the US. That in trial, but I also mark point out it, one of the new trial result show 29% efficacy for asymptomatic UK B.1.1.7 variant.

【(通訳)】08:14:41
まず、ファイザーとモデルナのワクチンについてですけれども。こちらに関しましては、手元にあるデータで、えぇ、有効性が94パーセントから95パーセントとされております。で、これは、症状のある患者さんに対する、この有効性ということです。で、さらに、これは変異株ではなく、えぇこの、オリジナルの、このオリジナルのウイルス株に対する有効性ということ、えぇ、有効性ということですので。えぇ、現在、私たちを懸念させている新しいこの変異株についてではない、ということを強調しておきたいと思います。
そして、次に、アストラゼネカ社のワクチンですけれども。こちらに関しましては、イギリスにおいて、60パーセントから90パーセントの有効性が見られており、アメリカにおきましては、74パーセントの有効性です。
さらに、新たに試験が行われまして、そちらの結果を見ますと。えぇ、そちらの結果を見ますと、えぇ、この「B.1.1.7」株に関して、この無症状の、この患者様を含め、約29パーセントの、29パーセントの、この有効性が見られているということが分かってきています。

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】08:15:47
Yes. And I also want to point out that AstraZeneca vaccine has 22% efficacy for B.1.351 from South Africa. So, this is the reason why the AstraZeneca vaccine is no longer using in South Africa. Because it is very, very low for mild cases in South Africa. And I think this is need to be highlight that, which you could see is, the South Africa variant has the worst neutralization, has the worst efficacy and a worrisome data so far.

【(通訳)】08:16:31
アストラゼネカ社のワクチンについてなんですけれども。えぇこの、南アフリカの、えぇこの、「B.1.351」株に関しましては、有効性が22パーセントというデータが出ております。ですので、アストラゼネカ社のワクチンに関しましては、南アフリカでは有効性が低いということで、現在、使われなくなっております。
で、ここでハイライトをしておきたいのは、えぇ、こちらの、この南アフリカ株に関しましては、えぇ、この中和化のレベルが一番低いということで、えぇ、この南アフリカの株というのが、えぇこの、一番最悪のウイルスとなっているという点です。

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】08:17:13
So, just so people know well these variants, we should be most famous B.1.1.7 is the UK variant, it is about 40-60% faster transmission and 60% more severe than the original. Then the South Africa variant, it has a mention the mostly reinfection and more antibody escape for both previous people who were sick as well as against the vaccine.
Key one is the Brazil variant. And it is twice as fast, 2.5 faster, so 100-150% faster transmission, and maybe some reinfection, and maybe more severe.
And then, the other ones, are a little bit faster and some antibody escape, but much less data.
And off course, India variant is the brand new one. We have no real data yet of that.

【(通訳)】08:18:18
こちらの表に示しておりますのが、皆さんもよくご存知の変異株に関する情報です。
まず、1つ目、「B.1.1.7」は、イギリス型の変異株です。えぇ、感染のスピードといたしましては、えぇ、従来の株から40パーセントから60パーセントほど速く、そして、重症度に関しましても、60パーセントほど(より)重症化する、と。
で、そして2番目に書かれておりますのが、南アフリカの変異型、変異型であります、「B.1.351」。えぇ、こちらに関しましては、再感染率が最も高く、えぇ、抗体のエスケープも大変よく見られるものです。
そして、3つ目、「P.1」。これは、ブラジルの変異株でありますけれども。えぇ、こちらは、えぇ、感染のスピードが100パーセントから150パーセント、すなわち、2倍から2.5倍速くなっており、えぇ、再感染に関しましても、あるかもしれない。えぇこの、そしてさらに、えぇ、重症度に関しましても、えぇこの、従来のものと比べると、重症度が高いかもしれないと言われております。
そして、下に書かれている、この3つのものでありますけれども。こちらの新たに分かってきた変異株に関しましては、少し感染のスピードが速く、かつ、えぇ、抗体エスケープもあるかもしれないと言われており、おりますけれども、まだ、現時点ではデータがとても少ない状況です。
さらに、一番下に書かれております、インドの変異株ですけれども。こちらに関しましては、本当にまだ出てきたばかりということで、リアルデータは、ほぼない状態です。

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】08:19:47
Yeah, thank you. And so, we don’t have direct efficacy, like % efficacy for all the variants. And but without direct record memorized trial efficacy, the next best thing is laboratory experiments on how people’s blood who were vaccinated neutralizes of the virus in a lab.
So, what they do is use drop of the blood from someone who is Moderna vaccinated or Pfizer vaccinated, and the tested against these different variants. And clearly you can see Washington, WA1 is Washington’s state Seattle, a first case in America, and B.1.1.7 overall is still pretty good, it is all not much changed. And so Moderna and Pfizer vaccines overall work pretty well. But once you see the B.1.351 South Africa one you can see there is a 12X four drops. So, it 1/12 of the neutralization in a lab, and here Pfizer you have 1/10 the neutralization. I’ll show you more in a few moments but this is the framework I want you to understand how we know the vaccine and how in my work against variants are in the coming slides.

【(通訳)】08:21:22
で、えぇこの、ウイルスの変異株に関しまして、えぇ、どのくらい、えぇこの、有効性があるか、ワクチンの有効性があるかということを、直接的にパーセントで示すデータはありません。で、そこで、持ってきたのが、えぇ、実験室で、この実験を行った際のデータです。で、これは、えぇこの、ワクチンを接種した人の血を採って、で、そして、えぇ、そして、えぇこの、実験室の枠組みの中で、えぇその、どのぐらい、えぇこの、ウイルスに対する、えぇこの、中和化が起こるかということを見ております。ファイザーのワクチンまたはモデルナのワクチンなどで、えぇ、ワクチンを接種した人の血を採血して、で、そして、それを変異株に対して、この、試験するわけです。
「WA1」というふうに書かれていますのが、えぇこの、ワシントン州シアトルで、この初めに見つかった、この、見つかった、えぇこの、ウイルスの、この株でありまして。
で、そして、この、そこを中心に考えていきますと、えぇ、ワクチンというのは、えぇ、「B.1.1.7」に関しましては、えぇこの、まだ良い、えぇこの、奏功を示しているということが分かると思います。ほとんど、えぇこの、オリジナルの株からは変化がありません。つまり、モデルナ、及び、えぇこの、ファイザーのワクチンは、「B.1.1.7」に関しましては、えぇこの、よく奏功するということになります。
ただ、えぇ、そうですね、「B.1.351」変異株に目を移しますと、えぇこの、有効性が、えぇ、12分の1になるということが分かります。
えぇこの、ファイザーのところで、えぇこの、見ていただきますと、えぇ、その数字は、10分の1ということになりますので、えぇこの、モデルナのワクチンで「B.1.351」に関しましては、中和化が12分の1、ファイザーは10分の1ということになります。
で、ここからは、そういった変異型に関しまして、えぇ、ワクチンがどのように対処できるのか、ということについて考えていきたいと思います。

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】08:23:11
Yes. And so, they did study also of 1-dose, 2-dose against the regular virus. And then you can see that with the blue is Pfizer, the red is Moderna, and you can see that with 1-dose you have increase in neutralization but you get a most benefit when you get 2-doses. This is why we it’s urgent to 2-doses very important. 2-doses strongly increases the toll amount of neutralization against any virus. So, I want you to just understand 1-dose is always weaker than 2-doses. So, I will show you result for 2-doses, but always know that with 1-dose you get much, much other benefit.
And so, I’m go on going forward with some slides. And I will work you to some these results but you can see with the pink 1-dose, the neutralization is only about half which you will get with 2-doses against these form variants. And here is the South Africa one B.1.351, South Africa B.1.351 is the most worrisome. It is so poor, it is very similar to the old SARDS, and is very similar to a very unrelative bat Coronavirus.
And you can see P.1 from Brazil is moderately poor as well.
And so, we get to work through these data, I want to show you how important 2-doses, the red is. This is 1-dose here.

【(通訳)】08:24:53
では、えぇこの、ここから。で、ここから、えぇこの、1回の接種、そして、2回の接種に関する違い、そして、2回の接種がどれだけ重要か、ということについて、皆様にお見せしていきたいと思います。
えぇこの、最初にお見せしていた、あの、こういった、この図ですけれども。えぇ、このブルーで示されているのがファイザー、そして、赤で示されているのがモデルナです。
1回の接種に関しまして、えぇこの、そちらを見ていきますと、結果として、えぇこの、中和化の能力というのは、上がることは上がるんですけれども、一番大きなベネフィットがあるのは、2回の接種をした際です。えぇ、ですので、えぇその、1回の接種でも、この中和化の能力、ウイルスに対する中和化の能力は上がるわけですけれども、えぇこの、一番の、このメリットを受けるためには、2回の接種が必要であるということを強調したいと思います。1回の接種では、まだ弱いということです。
で、そして、えぇ、この2つ目の、こちらの、このページでありますけれども。えぇこの、ピンクで示されているのが、1回の接種の場合です。で、こちらの、この中和化の能力を見ますと、まだ2分の1であるということが分かります。
で、そして、えぇ、南アフリカの変異型であります「B.1.351」、これは私たちにとって大変懸念な、この、懸念である、この変異株でありますけれども。えぇ、大変、この、以前のSARSと類似した、こういった株でありまして。で、こちらに関しまして、えぇこの、1回の接種で見た場合に、えぇこの、大変、中和化の能力が、この、悪い。
えぇ、そして、ブラジル型の「P.1」に関しましても、えぇこの、比較的、この有効性というのが、えぇこの、悪いということが分かると思います。
で、ここで、この、強調したいのは、赤い部分、2回の接種というのが、大変重要であるという点です。

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】08:26:39
Yeah. So, thank you. I’m now on show you the individually the 2-dose efficacy of Pfizer against each of these, you saw a little bit data earlier, but the B.1.351 South Africa, the three kinds, you can see that this is how many fault neutralization drop, so the bar is higher, but actually means how much for drop.
So, for B.1.351 earlier you saw, it was 10X, in this other study here, it is 35-40X lower. So, 1/30s to 1/40s lower neutralization compared to wild type, wild type means the old common Coronavirus, and you can see it very similar to old SARS, very similar to bat Coronavirus. And these are not variational related, and in anyway it’s the very form how Coronaviruses you know, what there are only 75% similar, humans and elephants are closer than 75% genetically similar. These are very dissimilar Coronaviruses. And yet South Africa variant is about the same neutralization performance against the Pfizer vaccine, 2-dose Pfizer vaccine as well as.
And B.1.1.7 UK variant improper form is pretty close 2.1X it’s a little bit drop but it’s not much. And this is why the 2-dose vaccine works generally well.
Anything smaller than 6 is not a big deal. But you can see P.1 and P.2, these are the 2 Brazil variants, you have around 6, and that is moderately poor neutralization.
And I want you to translate before I move the turn to Moderna.

【(通訳)】08:28:44
はい。では、えぇこの、ファイザーの。えぇこの、ファイザー、それぞれの、えぇこの、ワクチンの、ワクチンについて、細かく見ていきたいと思います。
えぇこの、ファイザーを、この、2回接種した場合ですけれども。この「B.1.351」に関しまして、これには3つの種類があるわけなんですけれども、どのくらい、この中和化の能力が、この減少するかということを見せております。で、そして、こちらの棒グラフなんですけれども、高くなればなるほど、中和化する能力が低くなるということを示しております。
で、先ほど、このお話をしたときに、えぇその、この中和化の、この能力が、えぇこの、これ、あの、これまでの、えぇ、これまでの、えぇ、従来型のこの株と比べて、えぇこの、10、10分の1ほどになるというお話を、この、したわけですけれども。
えぇこの、「B.1.351」の場合ですと。えぇこの、元々の、えぇこの、ウイルス型と比べて、えぇこの、30分の1から40分の1ほど、中和化の能力が低くなるということが分かっております。「B.1.351」に関しましては、えぇこの、以前の、このSARSと大変似ているというふうに申し上げました。で、もちろん、この2つには、えぇこの、関連性があるということではなく、お互いに全く異なるウイルスではあるわけなんですけれども。えぇ、その類似度といたしましては、75パーセントぐらいで。75パーセント類似していると言いましても、えぇこの、人と象と同じぐらいの類似度ではあるんですが。えぇこの、そういった形で、えぇこの、こちらの中和化の、この能力というのが、えぇこの、「B.1.351」においては低くなっております。で、そして、えぇこの、南アフリカ株、えぇ、に関しまして、えぇこの、2回の、この接種をした場合の中和化をこちらにお見せしました。
で、そして、「B.1.1.7」、これはイギリスの変異株でありますけれども。えぇ、こちら、この2回の接種を行った場合に、えぇ、どうなるかということを見たときに、えぇこの、大体2.1分の1ということになりますので、そこまで大きくは異ならないということが分かるかと思います。
で、そして、えぇこの、何分の1という数字を見たときに、その、この分母の数が6以下であれば、それほど大きく心配する必要はないわけなんですけれども。えぇその、ブラジル型「P.1」、「P.2」に関しましては、6という数字が見えておりますので、えぇ、こちらに関しましては、えぇこの、中和化の能力が低くなっているということが分かります。

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】08:31:04
And similarly, the results for Moderna are similar. Moderna, Pfizer have similar results. But you can see here that the South Africa variant is again very poor, about 20-27 per lower. And it’s similar to the old SARS and similar to an unrelated bat Coronavirus.
And the UK B.1.1.7 is still around 2, 4 to less, but that’s against anything less than 4 it’s not a big deal, so it’s in general this kind of range of efficacy should work.
And P.1 got 4.5 which is borderline. It’s medium, medium point. It’s not the worst, so that’s good news, but again 4-6 is medium poor performance.
And I want to point out that this is not the efficacy drop. So, you don’t have 1/20 yet the efficacy drop, it just mean that there is go on to be lower efficacy likely in the actual vaccine trial.
And in the AstraZeneca we are, this is a very low, 22% performance for South Africa.
But for Novavax and Johnson and Johnson in South Africa we saw about 50% efficacy, 50-60% efficacy, while we just Novavax has 90% against the wild type.
So, this is not mean that in real have no efficacy. It just mean that op incredibly reduced maybe 22% for AstraZeneca, but maybe 50-60% for Novavax.
It’s hard to say because we don’t have South Africa Moderna, or South Africa Pfizer results of any large trials.

【(通訳)】08:33:09
では、えぇこの、ここからは、モデルナについて、まず、えぇ、説明をしたいと思いますけれども。モデルナに関しましては、先ほどお見せしたのと、えぇ、大変類似した結果が出ております。
南アフリカ変異株に対しては、えぇ、大変結果が悪く、中和化の能力が20分の1から27分の1ということになっております。で、先ほども申し上げましたように、南アフリカ型というのは、とても以前のSARSに類似しており、えぇ、かつ、えぇ、この関連性はない、えぇこの、コウモリのコロナウイルスの、この型にも類似しているものです。
で、そして、えぇこの、イギリス型に対する、この中和能力に関しましては、えぇ、2分の1ということになっております。で、左側の方のこのグラフを見ていただきますと。えぇこの、こちらの、この変異株などに関しましては、えぇこの、割とこの4、4分の1程度までに、えぇこの、収まっておりますので、えぇこの、有効性としては、そこまで、えぇ、心配する必要はないレベルということができると思います。
で、そして、えぇこの、「P.1」などに関しましては、えぇその、えぇこの、悪い程度といたしましては、中度ということができます。えぇ、4分の1から6分の1というのが、えぇこの、中程度の、えぇこの、悪いということになります。
で、ここで、えぇ、強調しておきたいのは、えぇ、何分の1というふうに、この中和化の能力が下がるというふうに言いましても、それはこの、直接、有効性が下がるということを、えぇこの、示しているということではなく、えぇこの、有効性を見ようとしたときに、おそらく有効性が下がるであろうという数字ということになります。
で、先ほどの説明でも申し上げまして、えぇ、申し上げましたけれども。アストラゼネカのこのワクチンに関しましては、南アフリカの変異株に関しましては、有効性が22パーセントという数字が出ました。
で、それに対して、えぇこの、南アフリカ株に対するノババックス及びジョンソン・エンド・ジョンソンの、このワクチンの有効性を見てみますと、えぇ、これまでで得ているデータは、50パーセントから60パーセントの有効性を示しております。通常、ノババックスのこのワクチンの有効性というのは、大体90パーセントくらいで、で、そして、まぁ、南アフリカには、このこれ、50パーセントから60パーセントぐらいの数字ということなんですけれども。
こちらを見ていただいても分かりますように、えぇこの、南アフリカの変異型に対して、えぇ、今あるワクチンが、えぇこの、全く有効性がないということではないということを理解いただければと思います。
ファイザーとモデルナに関しましては、南アフリカ型のこの変異株に対する、十分な大規模なデータはないのが現状です。

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】08:35:52
And thank you. So, Johnson and Johnson we do have some data from results of South Africa, I want to share. But before then I want to show that also Johnson and Johnson overall efficacy is 66%. And it’s efficacy for severe disease. This is severe disease, increases over time. And so also at the beginning Johnson and Johnson is about start around 66%. You can see that after a day-14 it increases substantially, and by the 50-56 which is list have a reliable data, it’s around 90, and then if you go beyond 56 last data you can see approaches almost 95-100.
So, and the Johnson and Johnson is a vaccine, the single-dose vaccine, but it’s increases substantially overtime in efficacy. And there is a booster shot for it. And hopefully we will know what result served booster start soon, but we expect the booster will farther improve Johnson and Johnson.
But I also want to show that Johnson and Johnson in South Africa although it’s lower than the US for severe 20days which is 85.9 for in the US. It’s still pretty good 81.7 in the South Africa. It’s lower but not so much lower. So, we are hopeful that for severe disease, at least severe disease, we will have still descent efficacy without much other drop in efficacy against severe disease.

【(通訳)】08:37:47
では、えぇ、ここからは、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンについて、ご説明したいと思います。えぇ、ブラジルの、この変異株、及び、えぇこの、南アの、この変異株のデータもありますので、えぇこの、そちらについてもお見せしていきたいと思いますけれども。
まず、全体といたしまして、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンの、あの、有効性は、66パーセントほどと言われております。しかし、えぇ、重症化した場合に、重症化という観点から見ていった場合に、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンというのは、えぇ、経時的に、えぇこの、効果が高まっていくということがデータで分かってきています。えぇ、最初の有効性というところで言いますと、66パーセントから、こちらのグラフを見ても分かりますように、始まるわけなんですけれども。えぇ、14日の時点で、大きく有効性が上がるということがグラフから分かります。そして、信頼性のあるデータというところでは、56日まで、えぇこの、取っているわけなんですけれども。56日の時点で、有効性が90パーセントまで上がっているということが分かります。56日以降のデータは少ないんですけれども、その少ないデータというところで見た場合に、えぇ、95パーセント近くまで、えぇ、上がっていくということも分かっています。
ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは、1回の接種です。で、そして、えぇこの、現在では、ブースターの、この接種などもありますので、えぇこの、こちらが、この、広く使われていくようになりますと、えぇこの、さらに有効性が上がるのではないかということが期待されております。
で、そして、えぇこの、南アフリカ株に対する、この効果なんですけれども。えぇ、重症化した、この、重症化した患者さんというところで、えぇ、その症状の重症度というところで見ていきますと、その有効性がアメリカにおきましては、アメリカにおきましては、85.9パーセントであったのに対して、で、その、(南アフリカでは)81パーセントという数字が出ております。で、そうしますと、えぇその、あの、その、その数字と比べて、そこまで大きく下がっているということではありませんので。えぇこの、重症化というところで見ますと、えぇ、ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンは、えぇこの、あ、あの、比較的良い、えぇこの、有効性があるのではないかというふうに考えられております。えぇ、すなわち、えぇこの、従来と比べて、大きくその有効性が下がることなしに、えぇ、使えるのではないかということが期待されます。

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】08:40:13
Yeah. And I also notice that Johnson and Johnson vaccine it’s a single-dose, so the efficacy is much lower than the Moderna, Pfizer, it’s around 66%. But again we will Johnson and Johnson will likely have a booster, coming out soon 2-dose likely give it a much higher efficacy. So, I’m hopeful the Johnson and Johnson were improved unify of the time. But I want to talk about that there is besides all these results for efficacy 95%, 94% for Moderna not only is it for the old virus, not new variants, but therefor symptomatic.
But symptomatic, more we know a lot of cases are asymptomatic. So, no sentence and these people carried virus and they spread each other people. And the problem what that is asymptomatic is in even milder and harder to prevent than symptomatic.
So, and here we see many, many trial studies on the vaccines in asymptomatic. And we see that like Israel studies who there were Pfizer it’s only 75% here is, they mixed asymptomatic and symptomatic dropped 90 and other upon places with the vaccine, it’s Pfizer dropped 80%. So, it is in the mid 70’s-80’s to low 90’s% once you mix in asymptomatic with the total of cases for efficacy.
This is why, this is the reason we tell people if you are vaccinated you must wear mask. Because even though you think 95% is good, the asymptomatic efficacy is much, much lower.
And specifically, I mention earlier the AstraZeneca vaccine although it’s 70% effective, although it’s, yeah, I mean 70% effective, and it’s effective again, B.1.1.7 for asymptomatic is only 29%. It is published in The Lancet. You have only 29%. And for B.1.1.7 it was overall 61% even though over efficacy was 70 the efficacy of B.1.1.7 was 61%, but 29% for asymptomatic.
This is why we have to be careful asymptomatic efficacy results are very different then the regular symptomatic efficacy that everyone hear is about every day.

【(通訳)】08:43:18
ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンなんですけれども、1回接種ということで、2回接種が行われる他のワクチンと比べますと、有効性は低いです。えぇ、先ほども申し上げましたように、えぇこの、66パーセントという数字が出ております。ただ、ジョンソン・エンド・ジョンソンは、近々、ブースターショットも出していく予定ですので、えぇその、ブースターが出てきましたら、えぇこの、有効性に関しましても高まるのではないかと、私自身は期待しております。えぇ、ジョンソン・エンド・ジョンソンは経時的に改善していくのではないかということが、私が予想しているところです。
で、そして、えぇこの、次に、モデルナについてなんですけれども。モデルナは、えぇこの、元々の、えぇこの、コロナウイルスに対しましては、94パーセントから95パーセントの有効性があるというデータが出ております。で、そして、えぇこの、この有効性なんですけれども。症状のある、えぇこの、患者さんに対する、この有効性ということです。
しかし、皆さんご存知のように、えぇ、コロナウイルスの患者さんの多くは、無症状であり、そして、無症状のまま、えぇ、感染を広げてしまうという実態があります。無症状の、無症状の、えぇこのウイルスを、えぇ、予防するというのは、えぇこの、症状があるものよりもずっと大変であるということなんです。えぇ、現在、無症状の、この、無症状の、えぇ、患者さんに関する、様々なこの研究が行われております。
イスラエルが、ファイザーのワクチンに関しまして行った調査ですけれども。えぇこの、無症状の、えぇこの、無症状の、えぇこの、に対する、このワクチンの効果としては、75パーセントということが言われております。
えぇ、そして、えぇこの、無症状の患者さん、そして、症状のある患者さん、その両方をあわせて考えると、えぇ、有効性が80パーセントから90パーセントほどに下がるということもデータとして出てきております。つまり、えぇその、研究の中に、えぇ、無症状の患者さんというところを入れていきますと、えぇこの、有効性が下がり、えぇこの、70パーセントの半ばから、えぇ、90パーセントの前半までのレンジで下がってしまうということが分かってきています。
だからこそ、ワクチン接種を受けたとしても、必ずマスクを着用しなければいけないということを、えぇ、繰り返し申し上げております。
えぇその、症状があるということを考えた場合には、有効性が90パーセントあるワクチンであっても、えぇ、無症状というところまで含めて考えると、有効性が下がってしまっているからです。
アストラゼネカのワクチンに関しましては、えぇ、全体の有効性は70パーセントほどでありますけれども、えぇこの、「B.1.1.7」変異株に対しては、61パーセントの有効率というデータが出ております。そして、さらにそこから、無症状というところを見ていった場合に、えぇその、有効率は29パーセントまで下がります。これは、ランセットに発表された論文に書かれていたものです。
私たちは、えぇ、この点に関しまして、えぇこの、よく考え、慎重に行動しなければいけません。というのは、私たちが毎日、この、聞いているニュースというのは、症状のある患者さんに関してのものであって、無症状の患者さんに関しては、私たちはあまりよく知らず、かつ、えぇ、無症状に関する、このデータというのは、症状がある場合と大きく異なるからです。

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】08:46:45
Yeah. So, AstraZeneca is again effective but it’s much lower with some of the, you know, 81% for non-B.1.1.7, but for B.1.1.7 it drops 81 to 61, and again 29% for asymptomatic.
And what this means that it’s not preventing all infections. And I want to really show what that actually means.
So, this is my last slide and now take questions. But in the took Pfizer vaccine and, you know, in Israel did study and be found out with 2-doses, only vaccinated 2-doses the South Africa those they’re work people who were reinfected who were able to get infected even though they were 2-dose vaccinated.
And although what kind of cases breakthrough more often and what they found is that there was 8times more breakthrough of the vaccine penetration vaccine barrier of South Africa than breakthrough with the old strain. So, that means that the South Africa relatively increases likely form of vaccine breakthrough.
And we see that because earlier neutralization studies show the South Africa B.1.351 has the worst neutralization from all the vaccine results. So, this natures of we saw previously in a lab now on the real world.
And I previously said B.1.1.7 is pretty good overall for the Pfizer vaccine, that’s true. And there was no the twitter, 2-doses B.1.1.7 was successful in blocking. The Pfizer vaccine was successful in blocking B.1.1.7. But with 1-dose, remember how I said 1-dose is always weaker than 2-doses, with 1-dose there was breakthrough. And as the breakthrough there was 2 and half times more B.1.1.7 with 1-dose breakthrough than with 1-dose opposite the old strain. So, all strain is B.1.1.7 and in 1-dose situation potion vaccinated B.1.1.7 was 2 to 2.6times more successful in breaking through the vaccine.
And this again shows that B.1.1.7 is mostly successful, because it’s successful with 2-doses, but was 1-dose you don’t have for protection. You need 2-doses for firm protection.
And for South Africa even with 2-doses you do have a lot of breakthrough of the vaccine by with infections.
So, this is why we have to be very careful of certain variants site South Africa.
And we expect this also a little bit the medium of green with is potentially the preserve variant this found earlier neutralization lab studies. So, we must still be careful of these variants.

【(通訳)】08:50:16
アストラゼネカ社なんですけれども、えぇその、効果はあるんですけれども、えぇその、こう、効果が、この、低めと、えぇこの、いうところが、この点が、えぇこの、これまで出ている、このデータでありまして。
えぇこの、「B.1.1.7」以外のところでは、有効性が81パーセント、えぇこの、「B.1.1.7」に関しましては、それが、61パーセントに下がり、で、そして、無症状の患者さんに対する有効性は29パーセント、えぇ、そのように、この、申し上げました。
えぇ、これをお伝えした理由、理由といたしましては、えぇ、「ワクチンがすべての感染を防げるわけではない」というところを、皆様にお伝えするためです。
えぇ、ファイザーのワクチンに関しまして、イスラエルで、えぇこの、調査が行われております。で、そして、2回の接種を終えていたとしても、再感染があるということが分かってきました。えぇ、こういった、この、ブレイクスルー感染に関しまして、調査を行ったところ、2回の接種も行った場合でも、えぇ、南アフリカ型の、この変異株であった場合に、えぇこの、ブレイクスルー感染の、この確率が8倍高いということが分かっております。この8倍というのは、従来型の、えぇこの、ウイルスと比べた場合に、ということです。
で、あの、先ほどもお話しいたしました、えぇこの、ラボの中で、えぇこの、実験をしたところで、えぇ、南アフリカ型の、南アフリカ型の変異株は、えぇ、ワクチンの、このブレイクスルーが、この一番高いということが分かった、ということを申し上げました。えぇ、中和化の能力が一番低くなっていたからです。
で、そして、えぇこの、こういった、この、イスラエルにおいて出された研究成果というのは、ラボで起きていたことが、実世界におきましても真であるということを証明した形になりました。
「B.1.1.7」の変異株に関しまして、えぇ、ファイザー社のワクチンは、全体として、えぇ、良い有効性を示していると思います。で、そして、2回の接種を行えば、えぇ、「B.1.1.7」の変異株に関しましては、えぇ、成功裏にブロックすることができるということが分かっています。で、ただ、1回の接種に関しましては、先ほど申し上げましたように、2回の接種をした場合と比べて、えぇこの、効力が弱まりますので、ブレイクスルー感染の確率も高くなります。「B.1.1.7」に関しまして、1回の接種しか、このワクチンをしていなかった場合、「B.1.1.7」株に関しましては、2倍から2.6倍の、えぇ、ブレイクスルー感染の可能性があります。
ですので、ここから言えることといたしましては、「B.1.1.7」変異株に関しましては、2回の接種をすれば、えぇこの、大体の場合は、えぇこの、成功裏に防ぐことができるということ。で、ただ、1回の接種だけでは、えぇ、完全に保護されるわけではないということです。
で、そして、南アフリカ型の変異株に関しましては、2回の接種をしていたとしても、ブレイクスルー感染の可能性が、えぇ、高まっているということです。
ですから、私たちは、変異株に関しましては、えぇこの、慎重に取り組まなければいけません。特に、南アフリカ型の変異株について、えぇ、それが言えますし、また、ブラジル型の変異株についても、えぇこの、もしかしたら、同じことが言えるかもしれません。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】08:53:37
OK. あの。

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】08:53:39
Thank you so much. That includes my presentation, I’m happy to take any questions if may you have about vaccines, about ventilation air, airborne virus or anything you’d like to ask.

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】08:53:36
本当にありがとうございます。もう訳はいいです。それで、えぇと、取扱温度やコールドチェーンがうまくいかないときの対処、米国では誰が打つことができるか。これ、事前に、私たちがやってますんで。そこで、皆さん、あの、オープンにしておきますので、それをご覧ください。で、あるいは、このステルス性、Long-COVID(後遺症)、あの、訳さなくていいです。(日本側の出席者の)皆さんに話してるんで。で、再感染の確率、それから、各種変異の抵抗性とワクチンの効果ということで、お話をいただきました。
それで、時間がないんで。厚労省の皆さんにもお聞きしたいことがありますので。
私の方から一つだけ。あの、子どもに対する感染性、これについて、あの、お尋ねしたいと思います。今日は、本当にありがとうございました。最後の、最後のとこだけ、あの(訳してください)。子供に対する感染性。

【(通訳)】08:54:36
あ、はい。
So, Dr. Feigl-Ding, thank you very much for your presentation. And I have one question from my side. And I’d like to ask about the infection that tendency towards children.

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】08:54:51
Hum. Yes. B.1.1.7 never got to mention. It’s the latest data shows that it infects children more than the old variant, not that children are more effective than adults. It just compared to the last year the relative increase of where B.1.1.7 infection children’s larger than the increase from for adults.
So, it’s more contagious in children relative to the old train by about 25% more in young children under 10, in about, about 15% more in teenagers. And we see that right now. In Germany, in Austria, in Sweden other cases wherever B.1.1.7 is dominant, it’s infecting a lot more children. And in Germany, right now 15 to 19 years old are now the highest incidence age group in Germany and similarly in Austria, it’s also that age group as well. So, B.1.1.7 is much more parliament for children than ever before.

【(通訳)】08:56:10
最新のデータを見ますと、「B.1.1.7」株に関しましては、子どもの感染が増えていることが分かっています。で、これは、子どもの方が、大人よりも感染しやすいということではないんですけれども。昨年のこの時期の、えぇこの、感染者の数を比べた場合に、えぇ、子どもの、えぇ、子どもの感染者の相対的な増加というものが高まっています。
えぇ、従来型の、えぇこの、コロナウイルスと比べて、えぇこの、「B.1.1.7」というのは、子どもで感染しやすいということが分かっており、10歳未満の子どもに関しましては、プラス25パーセント、そして10代のお子さんですと、えぇこの、15パーセントくらい高くなっている、従来型と比べて高くなっている、ということが分かっています。
えぇ、この状況は、ドイツ、オーストリア、スウェーデンなどで、すでに見られておりまして。で、それらの国では、「B.1.1.7」の変異株が支配的になっており、えぇ、子どもの感染が増えています。そして、えぇ、これらの、この3か国を見てみた場合に、えぇこの、一番高い、えぇこの、感染をしている、えぇこの、数のグループ、エイジ、あの、年齢層が、15歳から19歳の若者になっています。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】08:57:14
はい。ありがとうございます。

【(通訳)】08:57:16
Thank you very much.

【亀井亜紀子 衆議院議員】08:57:18
ありがとうございます。えぇあの、先週の打ち合わせにも参加しておりました亀井です。ちょっと確認をさせてください。
えぇ、変異株の感染のスピードですが。えぇ、この資料で4枚目になりますけれども。えぇ、UK株、イギリス株が、えぇ、40から60パーセント速い、と。それで、「P.1」、ブラジルの変異株に関しては、この英国株、その変異株より、さらに、100から150パーセント速いという、あの、理解なんですけれど。それでよろしいでしょうか。
それから、もう一点。あの、このえぇ、新型ウイルス、あの、飛沫感染ではなくて、空気感染もしますよ、ということを先週おっしゃったと思うんですけど。その点も、確認さしてください。

【(通訳)】08:58:04
Thank you very much. This is Kamei. I was in the other pre-meeting last week. And I would like to ask about the transmission speed of the variants. And on the page4, you write on the slides, the UK variant is transmitted 40%-60% faster than the original strain. And my understanding is that the P.1 strain and a transmitted 100%-150% faster than the UK strain. Is my understanding correct? That is my first question.
And my second point is that in the last week’s meeting I think that you also mentioned the potential of the other COVID are spreading airborne not just with these other through it. And I want to also confirm that point as well as that also airborne.

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】08:59:05
Yes, it is. This is indeed worrisome the B.1.1.7 of UK variant is about 50% faster transmission. But even worst, the P.1, and this is the brand-new paper from SCIENCE, from the top of UK imperial epidemiologist, imperial college of epidemiologist, that confirms it is twice as infectious as the old. So, one, at least 100%. And it has more reinfection, about a reinfection is about 25-40% reinfection. So, if you have previously some in unity from earlier infection, that is not fully protect you. And again, that nature is exactly well we see here that neutralization is your previous neutrally vaccination is much poor against P.1. And just so, you know, all of vaccine were original designed from the Wuhan virus, that is what all of vaccines are designed against. And so, this is P.1 is definitely some of more problematic in reinfection.
And for airborne. Airborne the virus is definitely airborne. And the CDC now reserves that the most of viruses not from touching, your hands or mine, not from that, it’s from airborne. Some people say it’s droplet, but what you see it is that so much less transmission from beyond 6 feet than indoors. And I can talk more about. It is definitely airborne for all the viruses.

【(通訳)】09:01:05
「B.1.1.7」に関しましては、えぇこの従来型の、この従来型の株と比べて、50パーセント、この感染の速度が速いということを申し上げました。
で、そして、えぇこの、「P.1」に関し、「P.1」に関しましては、えぇこの、イギリスの、この大変著名な、えぇこの、科学誌であります、サイエンス誌、えぇ、では、えぇその、従来型のウイルスと比べた場合に、少なくとも2倍、えぇこの、スピードが速いというふうに発表されております。
そして、再感染に関しましても、25パーセントから40パーセントあるということが発表されておりまして。すなわち、免疫が多少あったとしても、それが必ずしも完全に、えぇこの、防護してくれるわけではないということが示唆されております。
これは、先ほども話にありました、えぇこの、中和化の能力が、「P.1」に対しては低いということに起因しているということができるでしょう。すべてのワクチンは、えぇこの、元々の武漢から、えぇこの、発生したウイルスに対して設計されております。で、そして、えぇこの、「P.1」に関しましては、えぇこの、そういった、このえぇ、あの、「P.1」に対して、えぇその、中和化の能力が、えぇこの、低いということが、現在、問題になっております。
で、そして、2つ目のご質問であります「空気感染するのかどうか」ということに関しましては、えぇ、答えは、「はい。そのとおりです」。えぇこの、CDCも、「空気感染する」というふうに、はっきり言っておりますし、えぇこの、接触をして、えぇこの、感染をしたりするということよりは、えぇ、空気感染で、えぇこの、すべてのウイルスが、すべての型のウイルスが、広がっていると言うことができると思います。
えぇこの、「飛沫で広がる」というふうに言う方もいる、言う方もいらっしゃるんですけれども。まぁその、様々理由があって、それについて語り出すと、もっと、この、色々と話せるんですが。えぇこの、必ず、えぇ、これに関しましては、「絶対に空気感染をしている」と、「すべての型で、している」と申し上げたいと思います。

【亀井亜紀子 衆議院議員】09:03:00
はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】09:03:01
あの、博士、本当にありがとうございました。お約束の時間が過ぎました。また、たくさん聞きたいことがあったんですが、また、これからもよろしくお願いいたします。本当にありがとうございます。拍手で、御礼を申し上げたいと思います。

【(通訳)】09:03:12
So, thank you, Dr. Feigl-Ding. I’ll want to ask many more questions but a time has come. So, thank you so much and I ask for your continue support and corporation.

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】09:03:25
Thank you so much. I’m happy to be here. And best luck with everything in Japan. Let me know how I can help in anyway. Thank you, sir.

【(通訳)】09:03:38
どうもありがとうございました。今日は、この場にいることができて、本当にうれしく思っております。えぇこの、日本の皆様に「頑張ってください」とお伝えしたいと思います。えぇ、もし、私が何かできることがあったら、何でもおっしゃってください。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】09:03:53
本当にありがとうございました。
もうあと5分なんで、厚労省の皆さん、本当ありがとうございます。あの、質問票を、あの、山井さんから出していますが。
えぇ、今の博士のお話を聞いて、もっと私たちは戦略的にやっていかなきゃいけない、っていうことがよく分かりました。あの、目処がどう立ったのか。それから、どういうふうに、あの、国民にワクチンを配っていくのか、だけでなくてですね、いわゆるこの変異株をどう防いでいくのか、全体像が必要だということが、今のお話から分かりました。
えぇ、この中の、はい。

【山井和則 衆議院議員】09:04:30
あの、もう10分には終わりますので、シンプル・クエスチョンにしますが。
今日、これ、ペーパーで来てるんですけどね。これ読んでみて、皆さん、どう思われますか。昨日、白(眞勲)先生もね、(参議院本会議で)質問されましたけど。
ということはね、あの、厚労省と内閣官房の方を責めるわけじゃないんですよ。責めるわけじゃないんだけど。この回答を見ると、今回のファイザーCEOと菅総理の質問で、正式に何回分、追加供給できるかは「言えません」、そして、全市町村がいつ高齢者に接種を終わるか、全国民に接種を終わるかも「把握してません」ということなんですけれど。やっぱり、それは、ちょっとあんまりじゃないかと思うんですけど。やっぱり、せめて「何回分、追加で合意したのか」とか、「それが本当の合意なのか」とか、「全国、全市町村の把握は、いつになったら把握できるのか」ぐらいを、答えていただけませんかね。答えられないかな。まぁ、できる範囲で。

【亀井亜紀子 衆議院議員】09:05:48
Dr., Dr. Feigl-Ding, are you still there? You can leave.

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】09:05:53
Yes. Thank you. Thank you.

【亀井亜紀子 衆議院議員】09:05:54
Yeah. Thank you. For your time.

【エリック・フェイグルディン博士 米国科学者連盟シニア・フェロー(感染症専門家)】09:05:58
Thank you.

【宮腰奏子 厚生労働省健康局健康課健康対策企画官】09:06:02
えぇと、あの、すいません。お答えは、あのまぁ、すでに紙で、えぇ、ご提出しているとおりになるんですけれども。
あの、具体的に、まぁ、何回分かという話につきましては、まぁあの、まだ、えぇ、供給数、数量ですとか、調整状況、そうした具体的内容については、相手方との関係もございますので、えぇ、ちょっと、今の時点でお答えすることは差し控えたいというふうに思います。
で、えぇと、高齢者の接種、あるいは、その、全国民のワクチン接種が、まぁ、いつ完了するのかということでございましたけれども。あの、高齢者の接種については、あのまぁ、今、自治体を支援するという観点からですね、あの、今、どういった状況にあるのかということについては、まぁ、把握をしているところでございまして。
えぇ、ちょっと、あの、「いつ時点でどう」っていうことを、あの、ちょっと今の時点で申し上げることは、あの、ちょっと難しいということでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】09:07:00
把握しているのか、って聞いているんです。申し上げなくて結構ですから。発表しなくていいですから。内々に把握しているのか、いつまでに把握するのか、それを知りたいんです。

【宮腰奏子 厚生労働省健康局健康課健康対策企画官】09:07:15
あの、ですので、今、把握をしているところでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】09:07:18
している最中?

【宮腰奏子 厚生労働省健康局健康課健康対策企画官】09:07:20
はい。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】09:07:21
ね。正直にお答えいただいたんで。やっぱり、合意してないから。私、立派な態度だと思いますよ。だけど、その上の方、あなた方の後ろにおられる政治家には、本当に猛省してほしいと思うし。
今日、お話しいただいたように、これ、ワクチンっていうのは、まだ前段なんで。その前段のところで止まってる、っていうことを、あの、私たちは、あの、そこを踏まえた対策をやんなきゃいけないと思います。ありがとうございます。

【山井和則 衆議院議員】09:07:48
そしたら、これ、政府は、いつになれば全国の市区町村が高齢者の接種を終わるかという現状ですね、現状を把握されるのは、今週ですか、来週ですか。いつ頃になりそうですか。政府が把握していないのは、国民、分かるはずないんでね。それは、いつぐらいに把握をされますか。

【宮腰奏子 厚生労働省健康局健康課健康対策企画官】09:08:14
えぇと、あの、高齢者の分につきまして、今、把握をしているところでございまして。あの、ちょっと、今の時点で「いつ」というのを申し上げるのは、ちょっと難しい状況です。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】09:08:26
医療従事者(の接種完了時期)は、もう分かりますよね?「いつまで」っていうのは。

【宮腰奏子 厚生労働省健康局健康課健康対策企画官】09:08:39
あの、医療従事者についてはですね、あの、先日申し上げました、5月の、その、10日の週には、あの、全部行きわたる供給量っていうのは、あの、お送りはできるということになってございまして。あの、ちょっと「具体的にいつなのか」というのは、あの、ちょっとあの、自治体によっても異なりますので、ちょっと申し上げることが難しい、と。

【黒岩宇洋 衆議院議員】09:09:00
ちょっと待って。医療従事者は、把握するという作業はしてない、っていうことですか。高齢者はしてるけど。

【宮腰奏子 厚生労働省健康局健康課健康対策企画官】09:09:12
あの、もう、はい。順次進めていただいている、ということでございます。

【黒岩宇洋 衆議院議員】09:09:15
だから、提供するだけで、把握はしない、っていうことね?

【宮腰奏子 厚生労働省健康局健康課健康対策企画官】09:09:17
はい。

【山井和則 衆議院議員】09:09:19
はい。はい。そしたら、最後、奥野先生。それで終わらしていただきます。はい。

【奥野総一郎 衆議院議員】09:09:23
FNN(フジニュースネットワーク)で、えぇ、(菅首相とファイザー社が電話会談で合意した追加の供給量について)「追加5000万回分だ」という報道が流れていて。えぇ、「ファイザーから、16歳以上の9割に接種できるような供給を受けることになる」と報道されているんですが。これは、事実無根なのかどうか。

【宮腰奏子 厚生労働省健康局健康課健康対策企画官】09:09:41
えぇと、申し訳ありません。繰り返しになりますけども。ワクチンの、その、具体的な供給数量などについては、あの、相手方との関係もありますので、ちょっとお答えを差し控えたいと思います。

【奥野総一郎 衆議院議員】09:09:51
そしたら、それはそれで問題ですよね。こういう報道が流れちゃってるのは。

【宮腰奏子 厚生労働省健康局健康課健康対策企画官】09:09:56
あの、ちょっと、報道が、どういう形で、あの、流れたのか、我々は、あの、承知をしておりませんけども。

【奥野総一郎 衆議院議員】09:10:01
「承知してない」じゃなくて、しっかり確認しててください。

【山井和則 衆議院議員】09:10:03
あ、あの、もうね。10、10分ですから。白先生で最後。それで終わります。はい。

【白 眞勲 参議院議員】09:10:08
あの。あの、「協議を迅速に進める」っていうのは、「これから始める」っていうことですから。普通は、「協議」っていうのは、3つあると思うんですよね。あの、いわゆる「数量」と、「金額」と、「いつまで」っていう、この3つなんですけども。
ただ、あの、総理が言ってるのは、これ、「全国民にワクチンが供給できる目処が立った」って言うと、これ、全部確定しちゃってる話になっちゃって、「何の協議するんだろう」っていうのが分かんない。その協議の内容を教えてください。

【宮腰奏子 厚生労働省健康局健康課健康対策企画官】09:10:37
あの、ですので、ワクチンの供給数量ですとか、調整状況、そうした具体的な内容につきましては、相手方との関係もございますので、ちょっとお答えするのが難しいということでございます。

【原口一博 衆議院議員(立憲民主党・国会対策委員長代行)】09:08:47
だから、簡単に言うと、酷い上司の下で仕事すると、酷い答えしかできない、っていうことだと思いますよ。頑張りましょう。

【山井和則 衆議院議員】09:10:54
はい。そしたら、あの、早朝から1時間、本当、厚労省の方、内閣官房の方も、ありがとうございました。そして、とにかく、エリック先生の素晴らしい、あの、貴重な講演、本当ありがとうございました。終わらしていただきます。

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