報道されずに済んだ
事件3日後に連絡を取りたかった元夫の同僚でもある友人から電話があった
その時に「来客のチャイムが鳴っても相手がだれかを確認するまでは絶対に出ない事!!」と釘をさしてくれた
「取材の記者に答えたことが報道されること」は一番避けたい現象だったので誰よりも一番的を得たアドバイスだった
それを守って「誰が来たのか?」を必ず確認してから来客の対応をするようになった
「冤罪かも」とアドバイスしてくれる人たちもいることを話すと
「そんな無責任なことようゆうわ!!」
と怒ってくれた
「逮捕された時点で解雇確定やし、だんなは給料なくなるからどうやっていきていくのか考えなあかんことは避けられへん、とりあえず事件の対応とマスコミに報道されへんようにするのが一番大事、やけど心配してんのは家族の健康、ちゃんと寝れてる?食べれてへんやろ?一度うちに遊びにおいで」
と誰よりも的確なアドバイスと配慮をくれた
自分を思って自分なりに助言をしてくださる人たち
私を苦しめようとしているわけではない、力になろうとして「出来ることはないか?」と考えてくれた結果の行動だ
苦しむ私を見て、友人は怒ってくれたことに少し救われる自分もいたが、それでも「出来ることはないか?」と思ってくださる1人1人の想いは大切にしようと思った。
そんなことを考えている間に、報道をされることはなく事実は進んでいった
任意の聴取の後に「調書の確認とハンコを押してほしいから署に来て欲しい」と刑事さんに言われたので警察署に出向いた。
調書には自分が話した事実が書かれており、署名捺印をした
その時に刑事さんと色々と話をしました。
うちの署長が奥さんのことを考えて話を表に出さんようにしたんやで
と言われた、が、それは友人が違う、と後で教えてくれた
事件直後に事件があった事実が警察から本社に伝わったらしい
社としては表に出ないように対処する方針をすぐに固めたらしく、元夫が働いていた職場に対応の指示がいったこと、被害者側に警察が確認したとこと「表沙汰にしないでほしい」という被害者側の意向があったから報道されない方向で進んでいったのが事実やで、と
加害行為をした関係者は、自分は誠実に生きていたとしても平気で嘘をつかれたり、周りの人の想いをぶつけられたりする。
そんな現実に自信がなくなり自己犠牲をより自分に課すようになってしまっていた、と振り返りながら綴っている今気が付いた
何はともあれ無事何とか報道されることなく事件が進んでいった
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