日曜の朝、アイルランド音楽を聞く

Japanese with Noriko、イギリス在住オンライン日本語教師

コミュニティセンターのイベントに参加

日曜日にBelfastの近所のアートセンターで行われたSuper Sunday Big Breakfast Sessionというイベントに行ってきました。

友達がそこでパートタイマーで仕事をしていて、ぜひ面白いイベントだから来てみて、ということで、行ってみることにしたのです。

10時半ごろに到着したけれど、すでに混雑気味。カフェには長い列ができていました。そこで、朝ご飯とコーヒーを買って、すぐにライブミュージックのあるホールで席を確保。

このアートセンター兼コミュニティセンターは、北ベルファストにあって、エリアとしてはちょうどカソリックとプロテスタントの境目にあります。アートが異なるコミュニティ間の懸け橋になる、という考えで、ベルファストには、こういうコミュニティセンター的な場所が各所にあります。助成金や寄付金などで成り立っています。このセンターは昔教会で、外装も内装もその名残があって素敵。

イベントに来ていた人もコミュニティセンターで働く人も、ものすごくフレンドリーでした。老若男女、赤ちゃんもいっぱい。アイルランド音楽のライブを聞きながら朝ご飯とおいしいコーヒーをいただき、いつもと違う日曜の朝を過ごすことができました。

普段、子供がいない夫婦、なので、あんなにたくさんの赤ちゃんと幼児を見たのは久しぶりでした。ライブミュージックに合わせて、踊ってる子もいたり。ビデオをTwitterに投稿しているので、ぜひ以下からどうぞ。

Toyota Ceili Bandとは？

そして、隣に座っていた地元のおばさんグループに、突然、「あなた日本人？」と声を掛けられ、私が日本人であることを確認すると「Toyota Ceili Band」という日本のアイルランド音楽のバンド・グループを知っているかと聞かれました。

ん？そんなバンド知らない！

ものすごく薦められ、Youtubeで見てみろ、と言われたので、帰宅後さっそくチェック。

詳細はこちら：ホームページ、以下引用。

2016年、アイルランド伝統音楽最大の祭典、フラー・キョールFleadh Cheoilの、日本初の国内予選フェーレFeile ケーリーバンド部門で優勝。

同年8月にアイルランド本国で開催されたフラー・キョールのケーリーバンドコンペティションにアジア圏から初めて出場し、コンペティション史上初めてのスタンディングオベーションを受け、現地の聴衆、メディアから絶賛された。

なかなかすばらしい実績と活動をされているグループであることを知りました。す、すごい。教えてくれたおばちゃんたちに感謝。

まさか、北アイルランドのベルファストの北で、超マイナーなコミュニティセンターで出会ったおばちゃんたちに、日本のアイルランド音楽バンドについて教えてもらうとは。これまた素敵な偶然と出会いでした。

アイルランド音楽を聞くなら、アイルランド、と思われるでしょうが、北アイルランドのパブでも、アイリッシュパブなどに行けば、アイルランドの音楽がライブで演奏されていたりします。ダブリンまで来られたら、高速バスで約2時間半。（Brexit後は、もっと時間がかかるようになるかも。ボーダーコントロールが始まれば、ですが。）Belfastもとても面白いところですよ！

普段週末は引きこもりがちで、Netflixを見ているか、日本語を教えているか、外国語の勉強をしているか、の私ですが、たまにはいいですね。こうやって自分のコンフォートゾーンから出てみるのも。


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