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消費するだけでは、

「来年3月で今の職場の契約が終わったら、もう仕事をするのをやめる」

昨日、次男にもそんな話をした。

「そのあとはもう自分の好きにする」

そんなふうに言うと次男が
「何するの」
と聞いてきた。
「うーん、考え中」
とお茶を濁す。

「漫画の編集者とかどう?」
確かに最近、私、まんがばかり読んでるからなぁ。
彼がそう思うのも無理ないか。
「まぁ、ひとり出版社の本とか読んでみたことはあるけどね」
ごにょごにょ言うと、急に彼が真顔になる。

「お母さん、わかってるとは思うけどね」
はい、なんでしょう。
「生産的なことでないとだめだよ」
うっ。
「消費するだけではだめだよ。それは僕だからね。僕は消費ばっかり」
いや、きみはそんなことはないと思うけど。
というか、私が最近まんがばっかり読んでいるから釘さしたんだよね。
きっと。

はるか昔、彼が小1のころを思い出した。
私が某Z会の添削者をしていたときのこと。
思うことがあって、もうやめようと会社に電話した。
そしたらそれを聞いていた彼に諭されたのだ。
「おかあさん、なんでも最後までやらないとだめだよ」って。

まぁとにかく、生産的なこと、がんばるか。

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