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「よかったね」ではなく「やったー」

今の職場の採用面接のとき、「5年までは更新しますが延長はしません」と繰り返し言われた。
今年は5年目だった。
最後の年だ。
そのつもりで有給休暇もビシバシ消化し、長く利用してくれているなじみの学生やよく来る業者にはそんな話もしていた。

ところが夏期休暇目前に契約延長の打診があり、偉いかたがたの面接を経て、来年以降も(定年まで)働けることになった。
曰く、初めての試みらしい。
大変ありがたいことだ。
力を尽くしてくださった、関係の先生方にも感謝の気持ちでいっぱいだ。

正式に決まった後、なじみの学生たちに報告した。
「うれしい」とか「やったー」とかそんな反応をしてくれた。
私に対する「よかったね」ではなく、自分たちの喜ぶ気持ちを表現してくれたことが本当にうれしかった。

定年までと言っても、残りは数年。
数年でも、今ここに来ている彼らの卒業は見送れる。
体力も求められる仕事だけど、最後まで頑張ろう。
それが今年最後の私の誓いかな。

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