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鱼生を知っていますか

Happy Lunar New Year!!
新年快乐!寅年大吉!

…は、実はまだ来週のお話ですが(今年は2/1(火)&2/2(水))、2022年を迎えた途端に街中が真っ赤な装飾で埋め尽くされ、ショッピングモールでは所謂「中国っぽい」歌や音楽がそこここで聞こえるマレーシアです。

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いつ頃からなのか日本人にとって、春節は


中国人が大挙として押し寄せる世にもオソロシイ行事

というイメージが定着してしまいました。
でもマレーシアで幾度か過ごた日々を振り返るに、特に夜、思い出したかのように花火や爆竹の音が鳴り響くだけで、朝なんて静かなものです。

それもそのはず、毎朝お世話になっている中華系の朝ごはん屋台は軒並み閉まっているし、元気に営業しているのはママッストール(マレー系ファミレスのようなもの)、コピティアム(こっちのコメダ珈琲店のような…って東海3県しか通じんのか、これは?)、インド系のナシカンダー(≒カレー)屋さん、あとファミマやセブンといったコンビニ。

そもそもここ数年、COVID-19 によって大々的に祝うことはできないし、感染も怖いから、家族だけでのんびりお過ごしの方がほとんどなんでしょうね。


こんな感じで。

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目にも鮮やかな縁起物の食材を長い箸でかき混ぜながら(高さがあればある程いいそう)、新しい年の幸や健康、繁栄を大声で祝う、鱼生
カタカナで書くとイーサン。本場の拼音からすると、はるか遠くに来たもんだって感じの変貌っぷりですが笑


うちの日本本社には中国国籍の社員も多数いらして、弊社に研修生として派遣されることも多いのですが、「こんなの初めて見ました」とな…

Wikipedia先生によれば、Place of originにこそ”China”の文字が見ゆるものの、マレーシアとシンガポール独自の祝い方のようですね。


成れの果て

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「食べ物を粗末に扱っちゃいけません!」と、骨の髄まで叩き込まれた人からすると、心が痛む光景…一応これも、お祝い料理のひとつとして口にするのですが、やたらめったら甘くて箸が進まない。苦笑
そういうところはおせち料理っぽい。


今回の写真は、私がまだ研修生だった時代、社員のみんなと鱼生をやったときのものです。こういったイベント事、春節に限りませんが、会社もちもしくはPD(Project Director)もちで社員を招待することで、ねぎらうのが通例だったんですね。福利厚生の一環というやつです。
日本だと「かったりー」「残業代出るんですか?」ってなると思いますが、少なくとも弊社では「タダ飯食える♪」とみんな積極的に参加します。別に中華系に限らずマレー系もインド系も全員こぞって、わぁわぁ言いながら祝い合ったのがめちゃ懐かしいです。
いつかまた、こうやって笑い合える日が来るのかなぁ。


オミクロン株が猛威を振るっているとは言えど今のところ、日々の感染者数は3,000人前後で安定していて、去年前半に比べれば規制がゆるゆる。きっとまた春節後、感染者数が増えて規制強化、ってシナリオがみえなくもなし…




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