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不登校新聞

小児言語聴覚士や保育士として、日々子ども達に関わっている小野寺です。

皆さん。『不登校新聞』なるものの存在をご存知でしょうか。

特定非営利活動法人 全国不登校新聞社さん発行の、1998年に日本で初めて創刊された不登校の専門誌です。月2回発行月額900円、web版も同額であります。
編集長の石井志昂さんも不登校経験者で、フリースクールに関する書籍
なども書かれています。

私は現在、言語聴覚士としてことばやコミュニケーションに関する個別療育、また、保育士として児童発達支援事業所と放課後等デイサービスで子ども達に関わっていますが、不登校になっている子ども達との関わりも少なからずあります。

子どもが不登校になった時どうすればよいのか、この不登校新聞は大きなヒントを与えてくれると思います。
ハンディキャップをもつお子さんの場合、不登校新聞に書かれているような対応に加え、環境調整や発達支援的な関わりが必要な場合も多いため、言語聴覚士や放課後等デイサービスを頼っていただけたらなと思います。

最後に。
現在の不登校支援は「学校への登校」という結果を目標にはしていません。2016年に不登校児が教育を受ける機会を失わないことを目的とし「教育機会確保法」が成立して、「児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的自立をめざす」ことを目標とすることを国が定めています。
つまり、不登校で問題となるのは「学校に通わないこと」ではなく「学びの機会を失うこと」なのです。

子どもは一人一人個性や特性があります。
子ども達が人生を思いきり楽しんで「ああ、僕(私)の人生楽しかった!」と思って人生を終えられるように、色々な学びの場の支援をしていける存在になりたいと思っています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。


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