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原神 ナヒーダ 塗装レシピ
写真を含め全ての無断転載を禁止します。
原神 ナヒーダを彩色した際に使用したレシピやポイントなどをまとめました。以前Twitterの方で上げていましたが、そちらは現在削除しておりますので、こちらをご参照ください。
肌の色
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肌の色味は人それぞれの好みがありますので、設定に忠実でありたいか、オリジナルとしてのテイストを加えたいか、まず初めにその方向だけを決めておきます。でないと、いつまで経っても納得ないく色味には仕上がりません。それから、設定に忠実でありたい場合、制作環境や展示環境によって色味が違って見えることがままありますので、そこら辺も気を使いたいところです。
肌塗装におけるおまじないとは
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肌の陰影(ぼかしによる表現。グラデーションとも言う)を行う上で窪んだ所のみを濃い色味にしがちですが、肌には赤みの要素が加わるため、単に窪んだ部分だけを濃くすれば良い訳ではありません。また、それだけの表現は濃淡つきすぎるケースが多く、作業中は特に気にならなくても、全て組み上げて少し離れてみたときに大きな違和感となって現れることがあります。そう言うのを防ぐために、全体的に色味をなじませる意味でオーバーコートする作業が馴染ませ吹きの作業、いわゆるおまじないです。
しかし、おまじないも限度があります。せっかく薄い赤みだけを付けたいのにおまじないが強すぎたり、薄すぎて効果が得られない、なんてことがないようにしなくてはなりません。吹きつけた直後と乾燥過程、乾燥後でどの程度色味が変化するのか、そしてそれはどの下地でどの程度影響を受けるのか。一度や二度で習得できることではありませんから、地道にトライアンドエラーを繰り返して体と目に焼き付かせることが肝要です。
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細かい部位、細い線状の溝に関しては、エアブラシの細吹きはとても高度なテクニックが必要ですので、時には筆を用いて陰影塗装を補完します。肌の陰影用に使う塗料であれば馴染みもよく自然な陰影をつけることが可能です。ラッカー塗装ならラッカーで、わざわざエナメルでやる必要はありません。また、同種の材料なら、おまじないによりより馴染みやすく、エナメル塗装した後のラッカー塗装を重ねたことによる特有の縮みも起きません。
※エナメル塗装の上にラッカー塗装を行うと、一定の条件下でラッカー乾燥過程でエナメル塗料が引っ張られる症状。配合を変えたりドライ塗装(砂吹き)を行うことで回避できる。
服の塗装
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ナヒーダの服装はかなり煌びやかな部類かと思います。そして特徴的なのが、その服自体の色味です。全体的に白と緑を基調としながらも、各所に金の装飾をあしらわれてありとても見応えのする容姿を演出しています。
白は純白系のホワイトではなく、どちらかと言うと少し黄ばみがかっているウォームホワイト寄りです。私はパール顔良入りのウォームホワイトを隠蔽率の高いファンデーションホワイトで調整して服のベースとしました。シャドウに関しては分かるか分からないかくらいの色味で全体的に明るさを稼いでいます。可愛く明るい草の神を演出するためにシャドウは控えめです。
金の使い分けて質感を得る
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ゲームとイラストを見る限り、それぞれ2種類の金を使っていることが読み取れましたので、私の方でも使い分けることにしました。ただ、イラストとゲームではかなり感の色味が違いますので(そりゃそうだ)ここは少しだけオリジナルのテイストを入れていきます。大きく分けて
金物装飾的な金表現
衣服の装飾的な金表現
に整理しました。
頭の装飾、腕輪、足首の装飾をパターンA
背中のマントの装飾、服の縦ラインや肩、胸周りの装飾をパターンB
その他装飾をパターンC
と分類しました。
パターンAは金属感を得るために艶ありの輝度が高くやや赤みのあるゴールドをチョイスしましまた。
パターンBは、パターンAを艶消しにしたことで輝度を落とし質感を変化。
パターンCは繊維状のゴールドという認識を得るために輝度彩度共に少し落ち着いた色味を吹き付けています。
今回はここまで。
次回は残り部分についてまとめたいと思います。参考になったりよかったと思ったらご支援のほとよろしくお願いいたします。
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