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原神 ナヒーダ 塗装レシピ(2)
note内の全ての写真や文面の無断転載を禁止いたします。参考にしたい場合は必ず引用して作者が分かるようにしてください。
前回、服の色味までを説明させていただきました。
今回は面相を含めた他の部分を説明していきたいと思います。
種子の塗装
![](https://assets.st-note.com/img/1688273851697-GLozqWAXvu.jpg?width=800)
正直なところ、初めてこのイラストを目にしたとき洋菓子のタルトにしか見えませんでした(笑)しかしどうやらいくつか種類が存在しているのと、ナヒーダが草の神であることから何かの種ではないかとの意見があり、種子として塗装することにしました。まあ、仮に洋菓子であったとしても、そのように見えるように塗装しましたので結果オーライ!
種子の下側 ガイアノーツのライトカーキ
種子の上側 ゴールドの上からクリアオレンジ
種子の模様 エナメルの筆描き
オレンジは頂点に金色が感じられるくらいにグラデーションを施しました。しかし、撮影環境が十分でなかったことと模様を施したことで濃淡がスポイルされてしまいました(笑)上手な人なら濃淡表現がいきてくるポイントです。
髪留めの塗装
![](https://assets.st-note.com/img/1688274435118-sxuhFBdm8C.jpg?width=800)
葉っぱです。葉っぱなのですが、実はナヒーダのこの髪留めは光ります。また、光っていなくても常に内側から光を感じられる(と言うか内面に光を秘めている)髪留めです。これを表現するには、縁取りを濃く内面を明るくグラデーション塗装を施すことで表現をしています。ここはゲームよりイラストに近い表現です。
やり方としては、
1.ハイライトをベースカラーとして吹く
2.明るい部分を残すように中間色を縁取りに吹く
3.明るい色にかからないよう、中間色を残しつつ濃い色を縁取りに吹く
ことで表現しています。これを逆にすると所謂立ち上げ塗装になります。
どちらでも意図した結果が得られれば問題ありません。ただこの方法は、立ち上げ塗装と違って塗膜が薄くコントロールしやすく明るくきめ細かい表現ができる方法なので、この方法でできるとまた一味違った表現が可能になります。ポイントは、一気に仕上げずに様子を見ながら着色していくことです。
髪飾りの塗装
![](https://assets.st-note.com/img/1688275258224-N8jHMw4x3L.jpg?width=800)
ナヒーダは高貴な存在のためか装飾がとても多いです。中でも頭の鎌飾りは大中小3つもついていてとてもゴージャス。そして、この髪飾りも何かの力が宿っているのか神秘的なグラデーションが特徴的です。
この塗装については、上の項目で説明したグラデーション塗装の手法がとても有用ですので、ぜひぜひ参考にしてみてください。
髪の毛の塗装
![](https://assets.st-note.com/img/1688276053487-3vOsg1thLK.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1688276133515-utMCe1S4S4.jpg?width=800)
髪の毛はややラベンダー寄りの灰銀に緑のメッシュと言うものすごく特徴のあるナヒーダ。そのまま設定通り塗りたいところですが、実はキットの髪型はイラストの関係でゲームのそれと少し解釈が異なっています。なので、ゲームの三面図と違うために帳尻を合わせました。髪の毛は動きや風でいくらでも動いたり形が変わりますから、ここはなるべく設定を壊さないと言う程度の気持ちがあれば良いと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1688276507223-JMC2jUhoHo.jpg?width=800)
また、使っている照明下で色味は変わりますので、最終的にどの色で違和感がないのか、と言うことはとても大事なのかなと思います。塗装をしている作業者(つまりあなた)が思っている色味が、私や他の人が思っている色味と同じかどうかは照明によっていくらでも違ってきます。
私は、作業場所が特に明るいために、吹く都度作業場所から遠ざけて基準となる演色性の高い照明下で確認して、その後部屋の明るさで色味を確認しています。塗装する人は照明にとても気を使いますが、コレクションする人は必ずしも演色性に拘っている、と言うわけではありません。明るいだけの照明下だけの作業は実際に見る色と異なる、と言うことを知っておいてください。
今回の記事はここまでです。
次回は面相を含めたレシピをまとめていきます。
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