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真夜中に光る、玉の涙

良い季節になった。夜の風が気持ちよく、散歩がてら2㎞先の銭湯へ行った。ジェットバスで身体をほぐしたかった。 私はなんでも「やり過ぎる」たちで、案の定ジェットバスをやり過ぎて、のぼせそうになった。買っておいたミネラルウォーター1Lをほぼ一気飲みしてしまった。 そうすると、今度はお腹と手足がしびれ始めた。な、なんだ!?そしてそのしびれはどんどん上へ上へ範囲が広がってくる。心臓に来たらどうしよう、死ぬんじゃないか!? あとで調べたら、低ナトリウム血症だったのではないかと思う。

    • 浅学菲才、寄席で人生を探究する

      寄席にハマりはじめた。 ある休日、友人に新宿末廣亭へ連れて行かれたことがきっかけ。昼下がりの3時半に入り、8時半過ぎまで、なんと5時間も笑いっぱなしだった。 聴衆が巻き起こす爆笑はまるで爆弾。日常生活でこれほどの笑いの渦の中にいることってあるだろうか。 演者ひとりの話芸で、高座に江戸の街が浮かび上がる。ご隠居、与太郎、殿様、花魁、丁稚、あらゆる人物が現れ、おかしな物語を繰り広げる。時には現代の風景、オフィス、レストラン、時空を超えるのもお手の物。 先日浅草演芸ホールで

      • 熱は、味だったのだ。

        初めて真空断熱ボトルを持つことにした。360ml。スターバックスのトールサイズが入る容量だ。 きっかけは、ハンズで「ラスト1個」として叩き売りされていたこと。現行商品と機能は変わらず、カラーが違うだけ。限定カラーで売れ残ったのだろう。それで三分の一以下の価格。 私は仕事柄さまざまなモノづくりの現場を取材する。工業製品・大量生産品だからといって簡単にできるものではない。たくさんの人が「良いものを作る」という目的のもと、モノづくりの技術を磨き、品質管理に真摯に従事しているのを

      真夜中に光る、玉の涙