見出し画像

スマホはある日突然に壊れるものだから。

【いざスマホが壊れたときに、取り替えた新スマホで「使えない」アプリ】
いざスマホが壊れたとき、アカウントの引き継ぎが、壊れたスマホから新しいスマホにできない、あるいは壊れたスマホの中の過去の記録や、アプリで管理しているポイントや現金が引き出しも確認もできなくなる、というアプリがある。

【「スマホが壊れた」は「正常な機種変更」ではない】
単なる機種変更であれば、それまで使っていたスマホは「生きている」から、機種変更時には、旧スマホでの操作ができる。だから、新スマホへの引き継ぎができるが、旧スマホが壊れて動かない場合、アプリのアカウントやアプリで管理している情報の引き継ぎができない。

【一例を挙げると】
スタンプという財産が入ったLINEや、お金の貯まった状態のSuicaなどのおサイフ機能アプリが「スマホが壊れたときに引き継ぎに困る(できない)アプリ」だ。いちばんの問題はeSIMで、通信環境どころか壊れたスマホでは引き継ぎ前の操作もまるでできない。だからSIMはeSIMにしないほうがいい、と私は思う。もちろんこれらのアプリでも「故障する前にこれをしておけば、スマホが故障したときに引き継ぎができます」というものもあるにはあるのだが、実際にはそんな「なにもないときの事前の故障に備えた設定」なんて、やっている人は非常に少ない、というのが普通だろう。しかも大抵の場合「故障」「事故」は突然やってくる。予告はないから、事前準備する時間はない(当たり前だ)。そしてそういう場合は多い。でなければ、なぜこんなにも多くのスマホ修理業者がいて、それがビジネスとして成立しているのだろう?

【「スマホが壊れたから機種変更」に対応出来ていないアプリは問題】
スマホが壊れたので機種変更する、というのは少なからずあるはずだ。であれば、こういうアプリ等の作り方そのものに問題があるのは明白だろう。
普段、正常に使っているときは、こういうことは気にもとめないが、いざそうなったら、大変に困る。

【スマホ故障時の機種変更に対応しているのはこんなアプリ】
FacebookやGoogleの各種サービス、タクシーアプリのGoなどは、一度に複数のスマホで使えるものもあるし、新スマホでIDとパスワードさえ覚えていれば、壊れた旧スマホでの操作は一切なしで新スマホで使える。これは私は確認した範囲だが。なんだ、アプリの作り方を変えればできるんじゃないか。なんでそれをしていないアプリがあるのか?理解に苦しむ。

【故障時の対応が不完全なアプリは使わないこと】
普段から、スマホが突然壊れた時のことを考えていないアプリ等は、災害も多くなると言われているこれからは、できるだけ使わないに越したことはない。いざというとき、連絡手段がなにもない、アプリ内データが消えた、アプリ内のお金に瞬時に全くアクセスできない、ということだけは避けたい。

「平和ボケ」している場合ではない。
「非常時」は突然やってくるのだから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?