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ノイズキャンセリングイヤホンの季節が終わった。

【選挙の季節はノイズキャンセリングイヤホンの季節】
選挙の季節が一応過ぎた。超強力ノイズキャンセリングイヤホンの時期が終わった。街頭演説のあの騒音はそれが野党であろうが与党であろうが泡沫政党であろうが、ただうるさいだけだ。ノイズキャンセリングヘッドホンはそんなときにかなり威力を発揮する。

【マイクの前を通り過ぎても聞こえない】
駅前の街頭演説の騒音は、マイクの真ん前を通っても蚊の鳴き声くらいにしか聞こえない。何を言っているのかもわからなくなる。少しだけイヤホンに音楽を流せば何も外音は入らない。

【選挙演説はメディアでやってほしい】
選挙演説はメディアでやれ、とぼくは思う。通り過ぎるだけの場所での街頭演説はうるさすぎる。候補者や政党の言い分は必要なときに見に行くから、街頭演説は必要のない場所での騒音でしかない。必要ないときにうるさい街頭演説は全く必要ない、と、個人的に思う。

【現代人は暇ではない】
結局、現代日本の都市生活者は暇ではない人がほとんどだろう。仕事を抱え生活を抱え、通り過ぎるだけの駅の騒音でのストレスはごめんだ。立ち止まって話を聞く余裕も普通はない。田舎のご老人でさえ、最近は忙しいことが多いのではないだろうか?ただでさえ諸外国より生産性が低いと言われている日本社会の生産性をさらに下げて、お前は日本の社会をどうしようとしているんだ、という憤りさえ演説をしている候補者に覚えることもなくはない。そんなときは「こいつには入れるもんか」と思うのだ。

【選挙の季節が終わると超強力ノイズキャンセリングイヤホンを外す】
選挙の季節が終わると、今度は安全のために、やっと超強力ノイズキャンセリングイヤホンを外す。あるいは、イヤホンの外音取り込みモードのスイッチをONにする。全く外音が入らないのも危険に気が付かないことがあるし、電車の車内アナウンスも聞こえなくなるからだ。

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