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自分の強みは、自分では分からない

「たかちゃんの強みはさ、
『これがいい』と思ったら、素直に発信できることだと思うよ」

初夏の昼下がり、職場近くのカフェで、
冷たいミルクコーヒーを飲みながら、
上司から指摘してもらった一言に、驚いた。

それ!?それって強みなんですか?
素直に、良いものは良い!っていうことが?

そんな事を言われたこともなかったし、
自分でも全くノーマークだった。

◇◇◇

ちょうどこの時期、
あらゆることの調整が上手くいかずに、
苦しくなっていて、

「ああ・・ちゃんと人の話を聞いて、
人の気持ちも要点もくみ取って、
多様な人をつなげて仕事進められる人になりたい」

と、思っていた。
自己肯定感の低下が、鎖みたいに体と心に絡みついて、
身動きがとれない。

ところが、

”良いものを良い”って素直に発信できることが長所

と言ってもらえたことで、
調整圧力から一気に解放。

面談前の自分なら、「みっともないからやめておこうかな」と
思えるようなことも実行に移せ、
パタパタと物事が進んだ。

指摘いただいた強みが、
本当にそうであったかどうかは別にしても、
その時の私には、
がんじがらめになった気持ちの鎖を断ち切る魔法の言葉だった。

自分のことは、自分ひとりではなかなか分からない。
人と関わる中で、自分は何者か、を探していくのが、
人生の旅なのかも。



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