見出し画像

「本好きの下剋上」広報についての不満と要望

「本好きの下剋上」のコミカライズ版の広報は、新規入門者に対して少なからず不親切ではないかと思ったことなどについての覚え書き(感想は沢山ありすぎるので別の機会に)

2020,12,24現在、Webコミックで、第二部、第三部、第四部が下記のように同時連載中

無題246

自分で整理してみました

無題247
無題248

備考に……こちらは⬇️呪術廻戦の広告の引用ですが、こちらは親切にも「アニメ2クール目(は)単行本4巻後半~」と提示してあるじゃないですか

画像13
無題249

小説の「本好きの下剋上」は全て「小説家になろう」Web上に現在も掲載されている。(小説自体も本で出版されているので、てっきりネットからは全部下げられていると思ったが、全部「なろう」にそのまま残っていると知ったときは驚いた。ネットが出来る人なら誰でも無料で読めるじゃないか)。

ネットで全て読了した今では、コミカライズ第二部、第三部、第四部が同時進行なのは理解できる。

し か し 自分と同じように「遅れてきたファン」はそれを知るまでは戸惑うのではないだろうか。小説が「小説家になろう」で連載されている時分から物語を追いかけている「わかっている」ファンだけを、マンガやアニメの広報は想定しているように思えるのが不満なのである。

こういう遅れてきたファンの不満はコミカライズが完結すれば無くなるので(いつになるのか)、それまでの一時期?のことと放っておくのだろうか。それが原因で途中のまま読むのを手放してしまう読者がいたら大変もったいない。

「遅れてきた読者」のためにコミック二部,三部,四部の各部の最新巻(現在の末巻)に、ペーパーに軽く全体の進捗を俯瞰した案内を載せて、それを挟んでつけてもらえたらと思う。自分はそういうガイドがほしかった。コミック二部の残りのまだ描かれてないところは小説本で読めるよというふうに誘導もできるし、マンガも良いが、活字も面白いことをファンに知ってほしい。

⬇️自分が「本好きの下剋上」マンガと小説を読むまで

無題243
無題244

アニメを見て、マンガ本で出てるなら読もうかなと考えたファンにとっては、ネットの「本好き」情報は多すぎる上に中途半端(コミカライズは原作のここら辺まで進んでるという公式の説明がない)であるし、ネタバレにも当たりたくないので読みにくい。

無題245

自分のリソースを勘案し「読んでも(はまったとしも)まあ大丈夫かな、マンガ単行本で全14巻なら、なんとか…」と、コミカライズ単行本第一部第1巻から読み始める。面白いので本屋を歩きまわり、読んだら次の巻を買いに行く。けっこう探し回る。

第一部は読了した、面白い!次は第二部だ。

第二部 おおっ次のステージは神殿編か

第三部 あれ?? どうなってるの? 第二部の続きは?

…ここで小説版の本を買おうか図書館で探すか迷っている中で、Webで全部読めると知り「最後まで読みたい病」が発症し、修行僧のように毎日毎日読む日々に(まさかこんなに長いとは思わなかった)…こうなることが怖かった。怖れていた通りになった。

2020年10月28日の記
家族が視聴していたアニメ2期を中途半端に見てしまったので、本かマンガで読もうと思った。原作は完結していてマンガは第三部まで刊行してるというので、なんとか読めそう(自分のリソースへの侵食を勘案した結果)と思ったのが甘かった

例えるなら、時間と体力のない自分でも高尾山くらいならギリギリ登れそうと思っていた。ところが登ってみたら、高尾山どころか雲取山どころか富士山ではないか。第五部まであり、しかもSS (なんて懐かしいワードだ、パソコン通信の頃知ったSS という語彙がまだ使われてるとは)でWebで全部読めるのがわかると、「最後まで読みたい病」が発動してしまったヤバイ
Webで第四部の後半まできたところ。ぜいはあ
第437話/677話 ←イマココ
コミックについても、Webに載ってるよと家族に言われた。「紙の本」に敬意を表して購入した由もあるので後悔はないが、商業化した時点でいろいろ下げられてる(それがフツーだろうが!!)と思ったので非常に驚いた。(さすがにWebコミックは一定期間を過ぎると下げられていることなどを後で知る)

2020年10月30日 第475/677 イマココ
グレーティアの秘密とピクニックの回 このまま皆平和裏に進んでくれー((T_T))
2020年11月1日 第577/677 イマココ 一時停止する しなければ まずい 

2020年11月5日
677/677読了 涙涙涙
(満足感と同時に「終わった」「終わってしまった」「いや、これで、やっと自分は解放される」「しかし悲しい」「やっぱり嬉しい」などと複雑な思いが去来する)
(SS1話あたり平均15分~20分みたいな読み方で、とにかく最後まで読みたい病発症で、大変身体に悪い読み方をしていた)

無題251


無題252
無題253


無題254_20210504164109
無題255

という要望を書いた手紙(ファンレター)を、第四部1巻のコミックが発売される前の頃に出版社の「本好きの下剋上」編集部宛に送った。

もちろんそれを検討するか否かは編集部の勝手である。

おわり

感想を少し
2021年2月24日の記
本好きの下剋上は昨年読了したので、Webコミックは〈答え合わせ〉をするような感じで見ている。
「コミカライズはもう公式アンソロジーみたいなものだろ」というコメントを目にした。同じように感じてる人がいるのかと、ほっとする。
2月18日
コロナ禍というよりオリンピック禍の毎日、ツイッタランドにおかしなニュースばかり流れてきて精神的に疲弊するほどに、「本好きの下剋上」小説が全部ネットにあるのでしょっちゅう読み返す。

「本好き」はハイファンタジーで、その社会の条理や規則や身分や世界観などがきっちり完成されているので、それに則って登場人物らが情報の提示や理を持って、言葉と心を尽くし、相手や周囲に説明し、説得し、交渉し、理解し、納得し、妥協し、脅し、抵抗し、落としどころを探し、事態が進んでいくことが気持ちいい。安心感がある。

現在の心の拠りどころの一つになっている。作者様有難うございます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?