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「アファメーションしたら、なんだかチグハグに感じた」ということについて。

先だっての11/14(月)に、「言葉の力で自分を棚卸しする時間」というオンラインワークショップをやりました。
自分自身が2022の締めくくりのためにがやってることなので、どうせならシェアしようと開催したら、わりと好評で、その後、マンツーマンでがっつり棚卸しするセッションに申し込んでくださる方が相次ぎました。

その中のお一人、とあるセラピストの方から、どんなアファメーションを書いたか見せてもらったところ、こういう感想をいただきました。
繊細な内容なので、わたしの方で、ちょっと言葉を変えています。

・ほんとはセラピストを超えたところ、もっとスピリチュアルなところに踏み込んだ仕事だと思っているのに、どっちを肩書きにしたらいいかわからない。
・施術がすごいですね、他の人にもオススメしたいです、と言われると、引いている自分がいる。
・引いてる自分と口に出してるところのちぐはぐさ。思ってること、やってることが違う。
・こんな心境なのに、大きいことをアファメーションにしていいのかな。

アファメーションについては、大元のルー・タイス氏を始め、苫米地英人氏も多くの本を出して解説しています。わたしも実際のセミナーで、NLPやその他基本的な脳の仕組みと、それを行動にどう応用を学びました。

アファメーションは、ただ願い事を書いて、神頼みすることとは違います。
じゃあどういうふうにすればいいのか、コツや感覚をある程度つかんでいるので、それをお伝えして、やりたい方向へ進むために何がしかの役に立ったらいいなと思ってます。

ちぐはぐさを感じること。
それでいいんだよー、そっちの方がむしろアファメーションできてるよ!
と言いたい。

なぜなら、アファメーションは、現状の延長線上にはないものだからです。

想像してみてください。
家の中に紛れ込んで、窓ガラスの近くをブンブンと飛び回っている虫がいるとします。
彼が飛び立ちたいのは、外の広い空へ。

でも、どんなにそっちを目指しても、窓が邪魔をしています。
そして、虫には、窓が見えていません。
ずっと、出口ではない間違った線上で、ウロウロしています。

やりたいこと、必要なことって、本来は、無理なくできることが当たり前なんだと思います。
願っても叶わない、やってもうまくいかないことは、認識か方法か、どちらかが間違っています。

じゃあ認識や方法を誰かから教えてもらえたらうまくいくのか。
それでもおそらく、大半の人はうまくいかないでしょう。

見えない窓ガラスは内側にかけた色眼鏡のせいで見えないので、自分で過ちに気づいて外さないことには、現状の延長線上から出ることはありません。

アファメーションがちぐはぐに感じるとき、現状は、超えたいと思っているはずのセラピストの枠内にとどまっています。
秀でている自分ではなく、引け目のある自分にとどまっています。
学びを活かして人の役に立つことより、目立ちたくない、批判されたくない自分の保身に目が向いています。

アファメーションは、それを口にすることで、ぬるま湯に甘んじている自分、色眼鏡が見えずにいる自分、制限をかけている自分に気づいて、新たな認識や方法や出口が見えるようになるためのものです。

新しい方法というより、はじめからそこにあったのに、自分には見えていなかった世界が見える、という感じです。

引いてる自分と口に出してるところのちぐはぐさ。思ってること、やってることが違う。

そう感じたら、チャンス。

現状のコンフォートゾーンは、引いている自分のほうにあるので、これを意識的に変えていきます。
どうやって?
感覚を使って。
超えていった世界の方に、リアリティを移します。

そんな感じのことを、ワークショップやオンラインセッションでやっていました。

これは、通常のセッションとはまた別のセッションです。
最近の通常セッションでは、ホルモン系を扱うことが多いですね。いいシフトも起きています。
わたし自身が感覚的につかめるものも多くなって、確信が出てきたからかもしれません。

昨日は、鮫島未央ちゃんと高尾山へ行ってきました。
基本がおひとりさまの行動なので、人と行くのはとてもめずらしく。

結果、寒くもなく暑くもない薄い太陽の日差しのもと、ハラハラと落ちる色とりどりの紅葉を満喫し、めちゃんこ楽しい1日でした。

コーヒーカップを忘れて、おでんのために持っていった木椀を洗ってコーヒーを淹れたんだけど、それがもう、麺つゆか小豆の煮汁にしか見えなくて、そんなくだらないことで大笑いし。

歩きながらわたしがふと聞いたのは、上記のワークショップについて、わたしが後日、個人的に感じたこと。

未央ちゃんには、「コーチングと、自分が何か書くこと、エネルギーが違うけど、どうやって分けている?」と聞いてみた。

そしたら、「二つがうまくつながって回っているかな、家族や家事がいい息抜き」と言ってた。

わたしが今回、講座をやって思ったのは、参加してくれた方々はみんな喜んでくれたけど、わたし、なんでこれやってるのかな、ほんとにやりたい講座ってこれなのかな。と。

2022年は、舞台の活動をすることや創作することに、舵取りの割合を大きく増やした一年だったから、葛藤の多い一年でもありました。

ほんとにやりたい講座って、オイリュトミーだよね。と思ったのが、ついこの間。

そうすると、とたんにいろんな制限がかかる。
いろんな遠慮、場所の問題、何より、自分の覚悟。

自分自身の中に、外に飛び立てない虫のマインドを、まだまだ持っているなあと感じたのが最大の収穫でしたとさ。

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