腸日記#19 腸を癒すとき、もう不要になったものへの執着も癒される。
痔。
ぢ。
セッションをしていると、心身の思いがけないつながりに、痔が登場することがある。
排泄は、それ自体が肛門の粘膜にとっては、毎日の免疫活動。
ちなみに、粘膜部は直腸で、痛みを感じない。
肛門は皮膚で、なんかあると痛い場所。
その間は歯状線というピロピロで区切られていて、肛門を閉じるのは、内括約筋、さらに外括約筋。
ぴったりと閉じられるよう、静脈叢がクッションの役割を果たしている。
生きたパッキンだね!
うんち君が滞留しすぎて粘膜の免疫活動が追いつかなくなったり、静脈叢がうっ血したりすると、痔になりやすくなる。
だから、消化器のトラブルというだけでなく、その人の免疫機能、免疫にかかわるストレスや自己認識、血流、代謝機能、骨盤底筋群のサポート、あらゆる体の働きが、痔に関わってくる。
排泄物を滞留させすぎてしまう、または老廃物を出し切れないというような機能の低下が起きているとき。
これを意識の側面からみると、「もう不要になったものに執着していますよ」という表現だったりする。
執着とは、一つのことに心をとらわれて、離れられないこと。
先日書いたOne-Heart(ひたむきさ)の、裏返しみたいな言葉だね〜。
例えば、なじみのある古い毛布。
忘れられない人。大切にしていた物。
そういうのは、わかりやすい。
体の機能に出てくる意識は、もっと複雑なものが多い。
例えばね。
「期待」に執着のある人。
わたしがよくしたら、相手もよくしてくれるはず。
いい子でいれば、愛してくれるはず。
期待した相手にしがみついているから、どう思われているかで気持ちがグラングランになるし、期待した反応が返ってこないと、自己否定に走る。
執着を手放すって、気にしなくなるとか、捨てればいいってものでもなく。
まずは、自分が大切にしているもの、失うのが怖いものに気づくことかなと思う。
何を失うのが怖いのか。
そこに気づく方法は、大きく二つの道があるかなと思う。
まず二つに分かれた道の前に立ってみて、こう問いかける。
「人のために生きることに疲れた」と感じているか。
「新しいこと何かやりたい」と感じているか。
「人のために生きることに疲れた」と感じている人へ。
人のために生きることに疲れた、つまり他人軸の自分にうんざりしてるときは、やっぱりどこかで相手に期待し、執着している。
その「相手」って、誰なんだろう?
会社?パートナー?家族?親?
何を、相手に投影しているんだろう。
他人軸に疲れているときは、実は見返りを返してくれない相手に執着しているから、自分を大切にしてくれている人のことが、見えていない。
自分の暮らしに関わっている命の数を数えてみよう。
ともに生きている家族、食べているもの、着ているもの、インフラ、それらに関わっているすべての命。
自分を生かしてくれているあらゆるものに目を開くと、期待へのとらわれが減っていく。
「新しいこと何かやりたい」と感じている人へ。
「自分がこれやりたい」ということと並んで、「人のために何かやる」をRunさせてみると、回り道みたいだけど、意外といい。
わたしは前、収入の10%寄付というのをやっていたことがある。
そのときは、執着を手放すため、なんていう意識はなく、すべての農作物の1割は神のもの、自分に入ってきた1割は、「おかげさま」へ返すっていうのを実践しようと思ったから。
正直、10%はきついよ(笑)。
所得税を払いはじめて、やめちゃったけどね。
今は、満願成就グループというのを無償運営している。
こっちも理由や下心はたいしてなくて、「新しいこと何かやりたい」って思ったから。
無償運営を1ヶ月弱まわしてみて、今日あらためて感じたことがあった。
「これって執着をめっちゃ減らしてくれる」って。
ふだんのセッション、これはプロフェッショナルとしてかけてきた経費や学んでいる専門性、ホスピタリティからしても有償でお金をいただくのを誇りに感じているし、エネルギー循環からしても、クライアントさんがご自身に向かう本気度からしても、お金を介在させたほうがスムースだと思っている。
けれど、わたしは有償か無償かに価値の優劣を置いてないから、無償運営でも本気でやっている。
そうすると、やっぱり出てくるんだよね、相手への期待が。
有償サービスでは、ソフトに包まれて、隠されていたような言葉。
なんていうか、陳列にお金をかけないコストコみたいな、ナマの言葉。
「こんくらいやれよ」とか、「こんだけ時間かけたのに」とかさ。
マインドから出てくるこうしたナマの感情、相手への期待、執着に気づいては手放していく。
執着も、直接探しにくいものの一つ。
軽くなりたいときは、二股にたってみて、自分を大切してくれている人の方へ目を向けるか、または何の義務もない人を、大切してみるか。
おもしろい発見があるなあと思うよ。
日替わりワード
これからもちゃんと対処できます。
"最悪だ"と恐れることのほとんどは起こりません
思った恐れがすぐ実現しないのは、土星の優しさ。
思った願いがすぐ実現しないのも、土星の優しさ。
時間の流れ。
一日一腸活
朝食を食べる。
わたしはふだん、アミノ酸をとる派。たまにどこかでモーニング。
食べないと出ない、ということはない。
だって、出るやつっていうのは、前の食事に属するもんでしょ?
食事内容
お伺いしたお宅で、美味しいカレーライスとサラダをご馳走になりました。
セッションの途中で、どら焼きを半分こ、アイスコーヒーでいただいたのも美味だった!
夜、帰りに高井戸に寄って泳ごうと思ったら、水泳道具の一部を忘れた。
サウナと温泉だけだったけど、超リフレッシュ。
自分のエネルギーを取り戻す時間も大事だね。
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